ロマンシング サ・ガ2

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ロマンシング サ・ガ2
ジャンル コンピュータRPG
対応機種 スーパーファミコン
開発元 スクウェア
発売元 スクウェア
人数 1人
メディア 16メガビットロムカセット
発売日 1993年12月10日
価格 9,900円
売上本数 117万本
  

ロマンシング サ・ガ2』 (Romancing Sa・Ga2) は1993年12月10日スクウェア(現スクウェア・エニックス)から発売されたSFCコンピュータRPG。「ロマサガ2」、「ロマツー」などの略称がある。

ロマンシング サ・ガに続くシリーズの第2作。サガシリーズとしては5作目にあたる。

目次

[編集] 概要

ストーリー面、戦闘面両方において自由度の高さを重視している。

「フリーシナリオ」というシステムと時間軸の設定により、自分なりのストーリー展開を作り出せる特徴がある。前作では最初に主人公キャラクターを選択することで大きくストーリー分岐を設定させていたが、ロマサガ2では皇位継承システム(後述)によって、核となるキャラクターが任意で(あるいは強制的に)交代していく。年月の経過による様々なイベント変化もあり、歴史群像のような物語性を持つ。

戦闘面では、戦闘用キャラクターや陣形の選択、技、術法の発展、武具の開発などで、戦略面の自由度が高くプレイヤーの好みを反映することができるようになっている。

自由度の高さゆえ、状況を打開できない「ハマリ」が発生する場合がある(厳密には、勝てない敵に隙間無く囲まれた状態でセーブしない限り打開策は存在する)。

ストーリーは、酒場で吟遊詩人がバレンヌ帝国の歴史を詠うところから始まる。プレイヤーはその一大叙事詩の中で、過去から現代へと続く歴史を創り上げる主役としての役目(すなわち、吟遊詩人が詠う物語を完成させる役目)を担うことになる。

[編集] システム

[編集] フリーシナリオ

前作に引き続き採用しており、既存の日本のRPGに見られる一本道の展開を排除してプレイヤーに多くの選択を用意した自由度の高いシステム。行き先やイベントをいくつかの候補の中から選ぶ事ができ、場合によっては途中で投げ出す事も可能。強力なボスにいきなり挑戦も可能であり、手も足も出ずに全滅といったことが起こりうる。

本作においては「帝国が国力をつけるために各地を制圧する」というストーリーで進んでいき、イベントをこなす事でその地域を制圧し、帝国の領土になる。領土の地域では「税収(後述)が増える」「地元のキャラクターを仲間として使用できる」など、様々な恩恵が受けられる。ただし必ずしも制圧できるとは限らず、絶対に制圧できない地域もある。

パーティキャラクターは、クラスを持ったキャラクターを帝国の城内などで自由に勧誘することができ、自分の戦略・趣味に合ったキャラクターを選び、最大5人のパーティーメンバーを決定する。選べるクラスの種類はゲームの進行と共に増加していく。

世界は16の地域に区切られ、それぞれ様々な町・ダンジョン・イベントが用意されている。地点間は前作同様、地図上から地名を選択して移動する。基本的には前作を踏襲しているが、地名だけでなく街やダンジョンのアイコンも表示されている。今作では世界全体の地図も表示可能で、領土の地域であれば遠く離れた場所にも直接移動できる。

[編集] エンカウント

前作に引き続き、シンボルエンカウントと戦闘回数による敵ランクの上昇が採用されている。MAP画面にプレイヤーと同じく敵がシンボル表示され、接触することで戦闘が開始される。敵のシンボルとの接触を避ければ戦闘そのものを回避できる。本作ではダッシュをすることができるが、ダッシュ中は視界がプレイヤーキャラの周囲の狭い範囲のみとなり、ダッシュ中に接触した場合は不利な陣形での戦闘を強いられる。

今作では敵シンボルは接近時に迫ってくるものの、動きはある程度ランダムであり、ダンジョン突入時から主人公目がけて追いかけてこないため、戦闘を回避しやすい。

前作同様、敵のシンボルは種族ごとに違うため、シンボルの外見から敵の内容をある程度判断することができる。

フリーシナリオシステムを採用している都合上、エンカウント時に出てくる敵の強さは「戦闘回数」に応じて上昇していく「敵ランク」で決まる。ただし戦闘から退却しても戦闘回数がカウントされる為に、敵から退却を繰り返すと、味方が強くならないまま敵だけが強くなっていく。

[編集] 戦闘システム

HPに加えてLP(ライフポイント)の概念が設定されている。LPはキャラの生命力を表す数値で、HPが0=戦闘不能になったり、戦闘不能状態で追撃を受けるとLPが1ずつ減少する。もしLPが0になるとそのキャラは死亡してしまい、パーティから消滅(ロスト)する。LPは回復手段に乏しい。なお、本作以降はHPが戦闘終了後に全回復するという仕様であり、全体的にダメージ量が多い。戦闘に常にボス戦のようなダイナミズムを与えると同時に、LPによって戦闘不能になるリスクを持たせた形となっている。

戦闘はターン制で、ターンの初めに所持しているアイテム、もしくはアイテムに応じた各キャラが覚えている技・術を選択し、素早い順に行動していく。基本的に、技はWPを、術はJPを消費する。敵が技や術を使用してくることもあるが、それに対して「見切り」を持っていた場合は、その技を100%回避することができる。序盤での「ソウルスティール」など、特定の見切りを必要とするボスも存在する。

行動前に受けてしまうとそのターンで行動をしなくなる「スタン」、武器によって敵の攻撃を受け流す「パリィ」「ディフレクト」(技の一つとして用意)などのシステムも本作で初登場している。

今作でもパーティが陣形を組んで戦闘するシステムは導入されているが、内容は変更されており、それぞれに特徴を持った陣形の中からあらかじめ選択する。陣形には様々な特徴があり「絶対に先手が取れる」「1人に敵の攻撃を集中させる」等、多々存在する。新しい陣形を覚えるには、その陣形に対応したクラスのキャラを皇帝にする必要がある。

パラメータ
サガシリーズの特徴として、キャラクターの成長はレベル制ではなく、戦闘終了後にHP等の各種パラメータが個々に上昇する。ただし今作では特定の能力値が各キャラ固定となっていて、装備品での補強以外では強化不能。
  • HP - 耐久力。0になると気絶し、LPが1減る。戦闘終了後に成長し、ダメージを受けた分は全回復する。
  • LP - 生命力。通常はHP0(気絶)・気絶中に攻撃を受けるとそれぞれ1減るが、LP自体にダメージを与える特殊な攻撃もある。0になると死亡してパーティから離脱(皇帝だと戦闘敗北)。
  • WP - 技力。技の使用で消費する。武器や体術を使うと成長する。
  • JP - 術力。術法(後述)の使用で消費する。使うと成長する。WPとJPは、武器や術の技能レベルが高いほどより多く成長する。
  • 腕力 - 武器(小剣・弓以外)の威力に関わる。キャラクターごとに固定。
  • 器用さ - 小剣・弓の威力に関わる。キャラクターごとに固定。
  • 素早さ - 行動順、回避率、体術の威力に関わる。防具に設定されている重量によって下がる。キャラクターごとに固定。
  • 体力 - 再生状態でのHP回復量、毒のダメージ、状態異常の自然回復力に関わる。キャラクターごとに固定。
  • 魔力 -術法の威力に関わる。キャラクターごとに固定。
  • 防御 - 装備した防具性能の合計。受けるダメージを軽減する。
  • 技能レベル - 技・術の熟練度であり、高いほど効果が上昇する。また、技や術を使用するときに消費するWPとJPは、武器や術の技能レベルが高いほどより多く成長する。武器や術の系統ごとにそれぞれ技能レベルが存在しており、戦闘終了後に得る「技術点」が戦闘で使った技能に充てられて成長し、技能レベルを上げることで強化していく。
武器
攻撃用の装備で、片手用・両手用がある。4つまで装備可能。盾の効果は両手用武器では発生しない。
各キャラには得意武器が設定されており、技の閃きの可否に影響する(素手での格闘である「体術」を含む)。
  • - 片手用。威力は標準的で技のバリエーションが豊富。大剣と技能レベルを共用する。
  • 大剣 - 両手用。敵単体に高威力の攻撃を行う技が多い。剣と技能レベルを共用する。
  • - 片手用。高威力だが命中率に難がある。遠距離攻撃が多い。棍棒と技能レベルを共用する。
  • 棍棒 - 片手用。威力はそこそこで、補助に役立つ追加効果が豊富にある。斧と技能レベルを共用する。
  • - 両手用。威力の高さと豊富なタイプの技を併せ持つ。小剣と技能レベルを共用する。
  • 小剣 - 片手用。威力は低いが命中確率が高く、盾で回避されない。槍と技能レベルを共用する。
  • - 両手用。全てが遠距離攻撃であり多数の敵を攻撃する技が多い。
  • 体術 - 両手用。武器の威力に依存せず、本人の成長にしたがって威力が大きく上がる。爪と技能レベルを共用する。
  • - 特定の条件を満たすと爪を伸ばして武器にする事ができる。体術と技能レベルを共用する。
防具
防御用の装備。通常は3つまで装備可能だが、4つ目に専用装備を身につけたキャラもいる。基本的に1種類1つしか装備できない。
  • - 特定の攻撃のダメージを一定確率で抑える。
  • ガーダー - 盾と似ており、回避率は低いが発動すれば攻撃自体を無効化できる。盾とガーダーはどちらか1つしか装備できない。
  • 身体 - 胴体用防具。物理防御重視の「重鎧」、打撃に強く軽い「軽鎧」、魔法防御重視の「ローブ」がある。
  • - 頭用防具。物理防御重視の「兜」、軽量の「帽子」がある。
  • - 腕用防具。主に腕力や器用さを補強する。
  • - 足用防具。主に素早さを補強する。
  • 全身鎧 - 身体・頭・腕・足の防具がセットになったもの。部位が重複する他の防具とは併用できない。
  • - 鎧の下に着るため、全身鎧とも併用が可能。
  • 指輪 - アクセサリー。主に魔法防御や耐性重視で、装備欄の許す限りいくつでも装備できる。
多くのRPGで言う所の「魔法」にあたるもの。攻撃・回復・防御面で強力なためゲーム全般で重要な要素。
修得には、政策によって術法研究所を建設する必要がある。上位の術はその系統の技能レベルが低いと覚えられない。最初から術を覚えているクラスもある。
術には相反する系統が設定され、それらを1人が同時に覚えることは不可能。
  • 水術 - 回復に優れ、水だけではなく時の流れまで操る術。火術と相反する。
  • 火術 - 攻撃や生命に関する補助効果を操る術。水術と相反する。
  • 地術 - 主に防御的な補助要素の高い術。風術と相反する。
  • 風術 - 攻撃方面の補助に優れている術。地術と相反する。
  • 天術 - 光や熱を操る攻撃的な要素の強い術。冥術と相反する。
  • 冥術 - 負の力を操ることができる術。特定のイベントを経ることで使用可能。天術と相反する。
合成術
術の技能レベルを高めることで、複数の系統を掛け合わせた新たな術を覚えられるようになる。
合成のための系統を全て覚えていないと、新たな合成術を覚えることは出来ない。
相反する術を覚えることで合成術の系統との食い違いが起きた場合、その合成術を忘れてしまう。

[編集] 閃きについて

今作からは、戦闘中に攻撃を行ったキャラクターの頭上で突然豆電球が光ることがある。これを閃きと呼び、その瞬間に新たな技・見切りを覚える。技は武器の系統毎に様々な技があるだけでなく、特定の技を使うことでさらに覚えられる技や、特定の武器でしか使えない技も存在する。見切りは技を受けたときにその技の「見切り」を習得する。閃くタイミングはランダムだが、技に見合った強さの敵と戦うことで閃きやすくなる。ただし各キャラクター毎(クラスではない)に閃く技が限定されている。習得した「技」と「見切り」は年代ジャンプが行われることで技道場に登録され、どのキャラクターでも習得できるようになる(一部例外有り)。覚えた技・見切りは共通の装備欄にセットし、同時にセットできるのは8つまで。8つ全て埋まっていると閃きが発生しないため、新たに閃くには不要な技を封印する必要がある。

[編集] 王位継承

ゲーム内には時間軸が設定され、イベントをこなす事で場合によっては大きく年月が流れ、選抜される4人の候補者から選択した次期皇帝が代替わりする。これは「年代ジャンプ」と呼ばれ、時によってはイベントの内容が変化・消滅したり、新イベントが発生する事もある。また主要ボスとなる七英雄の一部はゲームの進行によって強化されていく。修得した技が「技道場」に登録されて誰でも使えるようになったり、開発した武器・防具が量産されたり、新たな術が完成したりするため、年代ジャンプはゲーム中の大きな節目となっている。

なお、年代ジャンプ前に皇帝のLPが0になって死亡した場合、残った4人のパーティメンバーの中から皇帝を選択し、その時代を再び進めていく。また、年代ジャンプには限りがあり、最終皇帝が出現した後は年代ジャンプによる王位継承は発生しない。

[編集] 政策・開発

帝国の主な収入源は税金であり、領土の増加などによって増額する。1回の戦闘ごとに(退却してもよい)、この額が収入として国庫に入る。また、宝箱などから財宝として資金を得る事もある。

皇帝として行う政策には帝国の資金が必要。そのほとんどは高額で、装備品・術の開発はもちろん、術法研究所や帝国大学などの建設事業には特に莫大な費用がかかる。しかし税金を得るために無闇に戦闘を繰り返すと、敵のランクが上がるため強敵が出現し、本作の難易度を上げる要因の1つとなっている。

ただし普通に道具を購入する場合、領土内の店であれば原則無料。ただし本作では、購入できるアイテムは装備品に限られ、薬品などの消耗品は原則非売品。


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。 [記述をスキップ]


[編集] ストーリー

かつて世界には、現代人よりも遥かに寿命の長い古代人が繁栄していた。古代人は長命であるが故に死を恐れ、彼らにとって自らの命を脅かすモンスターの存在は最大の脅威であった。

そんな中、世界に7人の勇者が現れる。彼らは魔物に立ち向かい勝利を遂げ、「七英雄」と称えられるようになった。しかし、モンスター達との戦いが終わりを告げると、七英雄はいずこかに消え去ってしまい、世界には“いつの日か彼ら七英雄は戻ってきて、再び世界を救う”という伝説だけが残った。

時は流れ、天変地異により古代人がいなくなった世界では、かつて短命種と呼ばれ古代人の奴隷となっていた現代人が繁栄していた。バレンヌ帝国レオン皇帝の時代、世界は活発化したモンスターの脅威に晒され、人々は伝説の七英雄にすがるようになった。

そんな折、突如として七英雄が現れた。しかし、かつて英雄と呼ばれていたころの面影はなく、ただの凶悪な7匹のモンスターへと変貌していた。

小国であるバレンヌ帝国の皇帝に、古代人の生き残りから七英雄に対抗するための力として自らが認めた跡継ぎにその能力を受け継がせる能力「伝承法」が与えられる。世界を七英雄の脅威から救うため、バレンヌ帝国と七英雄との時代を越えた長きに渡る戦いが始まる。

[編集] 登場人物

[編集] バレンヌ帝国皇帝

レオン
物語開始時のバレンヌ帝国皇帝。皇帝でありながら、日々自ら先頭に立ってモンスターとの戦いに臨み、帝国を護っている。ジェラールにとっては厳しくも優しい父であり、経験のために彼を連れてモンスターの退治に当たることもある。
ジェラール
物語開始時のバレンヌ帝国第二皇子。武勇を誇る父レオンや兄ヴィクトールとは違い、争いを好まない大人しい性格。それが災いしてか、一部の臣下からは頼りなく思われている。

ジェラール以降の皇帝は、プレイヤーが任意で選択していくこととなるが、終盤までゲームを進めると、ゲーム開始時に名前と性別を決定したキャラクターが皇帝となる(クラスは最終皇帝)。

[編集] 職業(クラス)・種族

プレイヤーのパーティキャラクターおよび歴代皇帝となるキャラクター。

特別な背景を持ったキャラクターは基本的になく、それぞれ独自の職能集団/種族として扱われる(クラスと呼ぶ)。例えば重装歩兵ならば「防御力に優れ、剣を得意」とし、シティシーフならば「素早さに優れ、小剣を得意」とする等である。ただし、この「得意」というのは技能レベルの面であり、必ずしもその武器が最適であるということではない。また前述の閃きの適性とは一致しない場合も多々である。

1クラスに8名キャラクターが存在し、また、同じ職業(クラス)でも男女や人物によって性能が異なるが、クラス毎の大まかな特徴は原則共通。

帝国重装歩兵(男)
名前の由来:大型の動物。「ベア」など。
初期から仲間にでき、体力に優れる。
帝国軽装歩兵(男/女)
名前の由来:アメリカ人の大統領女優の名前から。「ジェイムズ」「ライーザ」など。
初期から仲間にでき、あらゆる系統の武器の扱いに長けている。
帝国猟兵(男/女)
名前の由来:イギリスの王と女王の名前から。「ヘンリー」「テレーズ」など。
初期から仲間にでき、弓を得意とする。
宮廷魔術師(男/女)
名前の由来:男性は星座、女性は宝石から。「アリエス」「エメラルド」など。
初期から仲間にでき、男は水・風、女は火・風の術法を得意とする。
フリーファイター(男/女)
名前の由来:ギリシャ神話の登場人物の名前から。「ヘクター」「アンドロマケー」など。
傭兵。初期からいるが、仲間にできるのは特定のイベント後。男女共に攻撃力に優れる。
フリーメイジ(男/女)
名前の由来:男性は、女性はから。「レグルス」「ローズ」など。
フリーで術法を研究している老練の術法使い。術法研究所を設立すると出現。男性は水・土、女性は火・土の術法を得意とする。
シティシーフ(男/女)
名前の由来:動きの素早い小動物から。「スパロー」「キャット」など。
アバロンで闇稼業を営む盗賊。素早さに優れ、男性は剣、女性は小剣に長ける。
軍師(男)
名前の由来:三国志に登場した軍師や知将の字(あざな)から。「シゲン」など。※一部例外あり
帝国大学の学生で、設立後学生を集めると現れる。一見すると怠け者だが知識は本物。魔力が高いうえに初期から3種類の術法が使用でき、術法攻撃の大家。
インペリアルガード(男/女)
名前の由来:男性は歴史上の将軍、女性はローマ神話の女神から。「ワレンシュタイン」「ミネルバ」など。
帝国防衛のために新設された屈強の兵士。槍を得意とする。
格闘家(男)
名前の由来:プロレスラーから。「カール」など。
南バレンヌの格闘集団「龍の穴」の総帥。鍛え上げられた肉体を誇り、体術を得意とする。スライム系のモンスターなど、体術が効かない敵は苦手。
サイゴ族(男)
名前の由来:北欧神話の登場人物の名前から。「エイリーク」など。
ナゼール地方と氷海地方を行き来する遊牧民族。棍棒を得意とする。
武装商船団(男)
名前の由来:歴史上の提督の名前から。「エンリケ」など。
海賊やモンスターに対抗するために武装された船団の頭。斧を得意とする他、船の扱いにも長ける。
ホーリーオーダー(男/女)
名前の由来:聖書の登場人物から。「ゲオルグ」「ソフィア」など。
カンバーランドで結成された聖騎士団。男性は剣に、女性は術法に優れる。男女共に固定装備として「聖騎士の盾」を持つ。
ノーマッド(男/女)
名前の由来:遊牧民の王と千夜一夜物語に登場した女性の名前から。「アルタン」「ファティマ」など。
ステップを行き来する遊牧民族。斧・弓を得意とする。
デザートガード(男)
名前の由来:千夜一夜物語に登場した王や大臣の名前(読み方はマルドリュス版による)から。「シャールカーン」など。
テレルテバを守る砂漠の剣士。大剣を得意とする。
イーストガード(男)
名前の由来:日本の剣豪や侍の名前から。「ジュウベイ」など。
ヤウダ地方を守る侍。大剣を得意とする。8人目に登場するソウジ(沖田総司がモデル)は最強の戦闘能力を持つがLPが1
アマゾネス(女)
名前の由来:歴史上の女傑から。「ジャンヌ」など。
サラマットで生活する女戦士。村の男たちがロックブーケの虜になっているのに嫌気がさし村を出て行っていた。槍を得意とする。
ハンター(男)
名前の由来:アフリカの部族名。「ハムバ」など。
サバンナの猟師。弓を得意とする。動物についても詳しいが、突然地下から現れるタームには困り果てている。
海女(女)
名前の由来:アメリカの女性歌手から。「ナタリー」など。
トバの住民たちの生活を支える漁師。天・風の術法を得意とする。
サラマンダー
名前の由来:ポリネシア火山から。「ケルート」など。
コムルーン島に生息するトカゲのような風貌の種族。斧・体術と火の術法が得意で、熱属性に対して無敵。無骨者に見えるが歌を愛する心がある。
モール
名前の由来:土壌の名前から。「シエロ」など。
モグラのような姿をした種族。小剣と地の術法が得意で、精神攻撃に耐性がある。タームによって絶滅寸前にまで追いやられていた。大変手先が器用な為、指輪などの工芸品を製作するのも得意。
ネレイド
名前の由来:ギリシャ神話に登場する水の妖精から。「テティス」など
ルドン高原のアクア湖に生息する淡水性の人魚。潔癖症。一見、女性のように見えるが性別不明(作中には彼女らとは別に人魚が登場する)。水の術法が得意で、冷属性に対して無敵。
イーリス
名前の由来:風を意味する単語から。「ウィンディ」など。
ヤウダ地方の辺境、チカバ山の高地に生息する鳥のような羽や鉤爪を持った妖精。人間とはあまり関わらないが、音楽を愛し心を開く事もある。人間と古代人の架け橋となる存在。弓と風の術法が得意で、冷属性に対して無敵。

[編集] 七英雄

かつて魔物の手から人々を救い英雄と呼ばれ、現在では人々を襲う魔物と化した7人の古代人の勇者たち。七英雄を完全に倒すことが本作におけるプレイヤーの最大の目標となる。古代人がその寿命を延ばすために用いていた「同化の法」を改良し、モンスターと同化していく能力を得ており、異形の姿に変貌し通常のモンスターとは比較にならない強大な戦闘力を持っている。

七英雄が人間界を襲う理由は「古代人への復讐」である。かつて古代人はモンスター達との戦いが終わりを告げると、古代人達は次第に強大な力を持つ七英雄を恐れるようになり、この頃世界では大規模な天変地異が起ころうとしていた。天変地異から逃れるため、古代人達はその卓越した技術力によって次元移動装置を開発し、異次元への移住を決定する。そして次元移動のその日、古代人達は次元移動装置による事故を装い、七英雄を異次元へと追放してしまう。同胞に裏切られた七英雄は、古代人達への復讐心を秘め、異次元からの帰還を誓うのだった。かつて自分達を裏切った古代人の多くが異世界へと逃れたことに気づいた七英雄は、古代人に復讐するために古代人が使用した転送装置の捜索を開始し、モンスターを従えて世界各地を荒らし始めた。七英雄はこうしたバックボーンを持っているが、中には復讐に興味を示さず自らの欲望のままに動く者もいる。

七英雄はたとえ倒されたとしても、永い眠りを経て復活することが出来る。この永遠の鎖を断ち切るためには、七英雄の本体を倒さなければならない。

なお、七英雄の名前はJR山手線の駅名に由来している。上から順に、品川上野池袋恵比寿五反田新大久保新宿をひっくり返してもじったもの。

ワグナス
七英雄のリーダー。親友のノエルと共に同化の法を改良した。空を飛ぶ要塞「浮遊城」を所有。男性であるが、同化の法により性別を超越したのか女性的な姿をしている(ただし場合によって外見が変化)。この世界に残った古代人が居ると知って、探し出すためにヤウダを支配しようとする。
ノエル
ワグナスの親友で、ワグナスと共に同化の法を改良した。常に敬語で冷静沈着、そして紳士的であるため話し合いで解決できることもある(七英雄の中で唯一話の通じる人物)。妹であるロックブーケを大切に思っている。色黒で、非常に引き締まった筋肉の鎧を持ち、体術と剣技に非常に秀でている。
ロックブーケ
ノエルの妹。七英雄の紅一点。男を手玉に取る術を知り尽くした魔性の女。他人の力を利用して敵を倒す能力に長けている。異次元への転移装置があった塔を探すために神殿を調査している。
スービエ
ワグナスの従兄弟。「海の主」の娘との融合を目論む。また、手先のギャロンを使い、武装商船団に介入しようとする。
ダンターグ
古代から暴れ者として知られていた。復讐にはまるで興味がなく、ナゼール地方で1000年以上に渡って強力なモンスターを吸収し続けるなど、ただ強さにのみ異常な執着を示す猛者。肉弾戦を得意とする。
ボクオーン
人間を操り人形のように操作するマリオネットが得意技。草原のステップを走る船、地上戦艦を所有する。非常に狡猾な人物で復讐よりも麻薬などを用いた金儲けを目的とする。古代からズル賢いことで知られていた。
クジンシー
ソーモンの町を占拠して帝国と七英雄の対立の歴史を作った張本人。復讐よりも世界征服を目的とする。古代では嫌われ者として知られていた。

[編集] その他の登場人物

ヴィクトール
物語開始時のバレンヌ帝国第一皇子。ジェラールの兄。ジェラールが争いを好まないことを責めず、いつも支えてくれる弟思いの良き兄である。
オアイーブ
異世界に行かずに残った古代人のひとり。占い師に扮して、クジンシーの存在を忠告しに訪れ、レオンに伝承法を伝える。
ヒラガ○○世
天才発明家。代々天才発明家を自称する風変わりな一族で、年代ジャンプごとに彼らも世代交代していく。名前の由来は平賀源内
コッペリア
人形。仲間にできるが行動選択は不能。LPは全キャラ中最大の99。皇位継承させることも可能で、皇帝になると「命と自我」を持つようになり、行動選択も可能になる。
ギャロン
海賊のリーダー。武装商船団を乗っ取る。バックには七英雄スービエがいる。
ハロルド王
カンバーランドの国王。継承者を誰にするかで悩む。末っ子のトーマがお気に入り。
トーマ
ハロルド王の息子で、末っ子。子供ながらなかなか聡明である。
サイフリート
カンバーランドの宰相。カンバーランドを陥れ七英雄に取り入ろうと目論む。
タームのクイーン
古代において七英雄でさえ恐れさせたと言う、ターム族(シロアリのようなモンスター)の女王。
アト王
ヤウダ地方を治める王だが、無能。七英雄の一人ワグナスと手を結ぼうとする。劉禅の幼名に由来。
セキシュウサイ
忠義に厚いアト王の側近。どんな武器攻撃をも無効にする「無刀取り」という技を持つ。柳生宗厳に由来。
コムルーン島の魔道士
コルムーン島に現れた魔道士で、火山の噴火を止める研究をしている。
サグザー
移動湖に居る古代人。ノエルの旧友。名前は浅草をひっくり返したものに由来。
海の主
イッカクのような巨大な白い海獣。スービエに対抗できる程の力を持っているが、娘はまだそれ程の力を持っていない。
踊り子
マーメイドの酒場で人気を博している。
魔女
マーメイドの近くにあるほこらに住んでいる魔女。貴重な薬品を作ってくれる。

[編集] 地域

北バレンヌ地方
バレンヌ帝国の首都であるアバロンがあり、その他には封印の地、ウォッチマンの巣、ゴブリンの穴、ソーモンがある。
南バレンヌ地方
格闘家達の修行場である龍の穴の他、ニーベル、モンスターの巣がある。オレオン海とロンギット海を結ぶヴィクトール運河があり交通の要衝となっていたが、何者かが運河要塞を築いたため、自由な通行ができなくなっている。
ルドン地方
宝石鉱山とかつて鉱山によって栄えていた町ティファールのほか、ルドン高原がある。また、ハリア半島経由でのヌオノへの侵入路の起点がある。
カンバーランド
王と3人の子が治める国。ダグラス、フォーファー、ネラック城とサイフリートの砦がある。また、ステップとの境界には、モンスターの侵入を防ぐため長城が築かれている。
ステップ
背の高い草の生い茂る草原が広がり、遊牧民族のノーマッドが移住生活を営んでいる。オレオン海沿岸にはマイルズがある。メルー砂漠との境界にはワイリンガ湖が広がる。
サバンナ
草原で、西と東と南に集落がある。北西でステップ、南東でサラマットに接している。タームの脅威にさらされており、既に一部の集落はタームによって壊滅している。
メルー地方
メルー砂漠が広がる地方。北のワイリンガ湖湖畔にビハラ、東のイロリナ川沿岸にテレルテバがあるほか、砂漠をさまよう移動湖がある。
サラマット地方
サラマットと呼ばれる熱帯雨林が広がる地方。ムリエ、エイルネップ、アマゾネスの村、そしてサラマットの奥に沈んだ塔がある。
コムルーン島
サラマットの北に位置する火山島。中央部にコムルーン火山がそびえる。町はツキジマとゼミオ、他に魔術師の砦がある。サラマットのムリエからツキジマへの船が出ている。
北ロンギット地方
武装商船団が幅を利かせている地方。モーベルム、メッシナ鉱山がある。ロンギット海に伸びるハリア半島の先端は水路・陸路ともに侵入困難な天然の要害となっており、武装商船団はここに本拠地ヌオノを構えている。
南ロンギット地方
海女の住む村トバと人魚伝説の村マーメイド、魔女のほこらがある。
ナゼール地方
荒地と雪原の広がる地方。この地方に住むサイゴ族の村やムーの越冬地、東のダンジョン、南のダンジョン、子供と子ムー、詩人のどうくつがある。
ヤウダ地方
和風の国。ユウヤン、リャンシャン、チョントウ城、ハクロ城がある。後にワグナスによってハクロ城の一部が浮遊城となり、上空から町を襲撃するようになる。イーリスの住むチカパ山もある。
アウストラス
メルー砂漠の南に広がる極寒地方。雪の遺跡、砂の遺跡がある。
トーレンス
ヤウダ地方の東、チカパ山を越えた所にある地方。ヤウダ地方を制圧する事で行く事が出来る。オアイーブなどの異世界に行かずに残った古代人が隠れ住む「忘れられた町」がある。
氷海地方
ナゼール海峡の南に広がる極寒地方。ムーの住みかと氷の遺跡、そしてムーでも住むことができない大氷原がある。

以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。


[編集] 主な制作スタッフ

  • 河津秋敏 - 開発指揮、ゲームデザイン、シナリオ
  • 伊藤賢治 - 音楽
  • 小林智美 - キャラクターデザイン
  • 小泉今日治 - バトルデザイン
  • 篠宮淳一 - メニューデザイン
  • 高井浩 - バトルエフェクト、バトル背景、モンスター、タイトル
  • 穴澤友樹 - チーフプログラマー

[編集] 関連商品

[編集] 漫画版について

徳間書店インターメディアより本作の漫画版が発売。同社発行の『ファミリーコンピュータMagazine』に連載されていた。全3巻で1巻の原作者は森本洋、2,3巻の原作者は葉月まゆみ。作画は面堂かずき。巻数の都合上省略されている部分は多いが、描かれたイベントは原作のゲームに比較的忠実である。

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