ジョバ・チェンバレン

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ジョバ・チェンバレン
Joba Chamberlain
デトロイト・タイガース #44
Joba Chamberlain 2014.jpg
2014年
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ネブラスカ州リンカーン
生年月日 1985年9月23日(29歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
250 lb =約113.4 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2006年 ドラフト1巡目補完(全体41位)でニューヨーク・ヤンキースから指名
初出場 2007年8月7日 トロント・ブルージェイズ
年俸 $2,500,000(2014年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ジョバ・チェンバレン(Justin Louis "Joba" Chamberlain, 1985年9月23日 - )は、アメリカ合衆国ネブラスカ州リンカーン出身のプロ野球選手投手)。右投右打。現在はデトロイト・タイガースに所属。登録名のJobaは、ジョバではなくジャバと読むのが正しい(発音記号:JA-ba[2]

経歴[編集]

アマチュア時代[編集]

父親は米国先住民、ウィンネバーゴ族インディアン。1歳の時に両親が離婚し、姉と共に父に引き取られた。生活が苦しかったため高校時代は市役所で肉体労働などのアルバイトでスポーツをやる費用や大学進学費用を稼ぎ[3]ネブラスカ大学カーニー校へ進学。その後ネブラスカ大学リンカーン校へ転校し、2005年のカレッジワールドシリーズ出場へ導いた。

プロ入りとマイナー時代とヤンキース時代[編集]

2006年のドラフトでヤンキースから全体41番目(トム・ゴードンのFA補償で得た指名権)で指名され契約。その年はハワイ・ウィンターリーグに参加し、防御率2.63の成績を残した。

2007年開幕は1Aタンパで迎え、7試合で4勝0敗、防御率2.03の成績で2Aトレントンに昇格。2Aでは7試合で4勝2敗、防御率3.43の成績を残した。7月8日にはフューチャーズゲームに出場した。7月24日に3Aスクラントンに昇格。翌日に先発し5回10奪三振で3A初勝利を挙げた。 8月7日にメジャー初昇格。ブルージェイズ戦の8回に3番手として初登板し2回を無失点に抑えた。9月5日に初勝利、9月23日に初セーブを挙げ、自責点は9月16日に1点ついたのみでレギュラーシーズンを終え[4]、チェンバレンはポストシーズンを勝ち抜く上での牽引車になることが期待された[3]クリーブランド・インディアンスとのディビジョンシリーズ第2戦、7回途中1対0でヤンキースがリードした場面で登板。7回は無失点に抑えたが、8回ころから球場に羽ありが大量発生し、チェンバレンにも襲いかかり集中力が途切れ2度の暴投で同点となり、延長11回にヤンキースはサヨナラ負けを喫した[5][6]。ポストシーズン2回の登板となった第3戦では2回を投げ自責点1を記録し、チームは1勝3敗で敗れた。 シーズン終了後にヨハン・サンタナ獲得の交換要員にすることを拒んだ。

ヤンキース時代(2011年)

2008年は、150イニングと言われる投球制限を設け、前半をセットアッパー、後半は先発ローテーションに入れるという構想でシーズンを迎えた[7]。ローテションの一角として期待されたフィル・ヒューズは4月30日に故障者リスト入り、イアン・ケネディは5月4日にマイナー降格に対しチェンバレンは順調な投球と続け、先発待望論が噴出するようになった[7]。6月3日、初めて先発として登板し、その後も先発として登板していたが、8月4日のレンジャーズ戦で右肩を故障し、戦線離脱[8]。9月2日に復帰以降はリリーフとして登板。

2009年はメンタル面が問題視され、ポストシーズンのロースターから外れる予定だったが、ワールドシリーズに出場し、第3戦の7回から登板し三者凡退に抑えた。第4戦では8回から中継ぎとして登板。ペドロ・フェリスに本塁打を打たれ同点に追いつかれたが、直後の9回にヤンキースが3点を追加し勝ち越したため、チェンバレンが勝利投手となった。第6戦では6回2死から登板し、1回を無失点に抑え優勝に貢献した。

2010年は先発ローテーションの5番手の座をフィル・ヒューズに奪われ、リリーフに専念。自己最多の73試合に登板し、3セーブを挙げた。

2011年は先発からリリーフに転向。6月8日に右肘を故障したため故障者リスト入りし、6月16日トミー・ジョン手術を行った。

2012年5月22日、タンパ・ジャンプセンターのトランポリンではねていた際、右足関節開放性脱臼骨折したため、60日間の故障者リスト入りした。足首とトミー・ジョン手術を行った右肘が完治したため、8月1日ボルチモア・オリオールズ戦で復帰。7回から1.2回を投げたが、J・J・ハーディから本塁打を打たれるなどして2失点を献上した。アメリカンリーグディビジョンシリーズの第4戦では延長12回から登板したが、マット・ウィータースの折れたバットが肘に直撃し負傷し降板した。

2013年5月2日、右内腹斜筋の張りで15日間の故障者リスト入りをした。5月30日に復帰。オフの10月31日にFAとなった。

タイガース時代[編集]

2013年12月12日デトロイト・タイガースと1年250万ドルの契約に合意したことを報道され[9]12月13日に球団が正式発表した[10]

2014年は、タイガースのリリーフ陣の一角として自己2位となる69試合にリリーフ登板。2011年以来となる防御率4.00未満及びWHIP1.50未満の成績を残し、チームのプレイオフ進出に一定の貢献をした。

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2007 NYY 19 0 0 0 0 2 0 1 8 1.000 91 24.0 12 1 6 0 1 34 1 0 2 1 0.38 0.75
2008 42 12 0 0 0 4 3 0 19 .571 417 100.1 87 5 39 3 2 118 4 2 32 29 2.60 1.26
2009 32 31 0 0 0 9 6 0 0 .600 709 157.1 167 21 76 2 12 133 5 2 94 83 4.75 1.54
2010 73 0 0 0 0 3 4 3 26 .429 305 71.2 71 6 22 2 1 77 5 1 37 35 4.40 1.30
2011 27 0 0 0 0 2 0 0 12 1.000 110 28.2 23 3 7 0 1 24 1 0 10 9 2.83 1.05
2012 22 0 0 0 0 1 0 0 4 1.000 95 20.2 26 3 6 2 2 22 0 0 11 10 4.35 1.55
2013 45 0 0 0 0 2 1 1 5 .667 198 42.0 47 8 26 1 1 38 3 0 23 23 4.93 1.74
通算:7年 260 43 0 0 0 23 14 5 74 .622 1925 444.2 433 47 182 10 20 446 19 5 209 190 3.85 1.38
  • 2013年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

脚注[編集]

  1. ^ Joba Chamberlain Contracts, Salaries, Cap Hits, & Transactions” (英語). Spotrac.com. 2014年1月2日閲覧。
  2. ^ Joba Chamberlain BASEBALL-REFERENCE.com
  3. ^ a b 友成那智、村上雅則 『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2008』 廣済堂出版、2008年、58項。ISBN 978-4-331-51300-2
  4. ^ Joba Chamberlain 2007 Pitching Gamelogs” (英語). Baseball-Reference.com. 2008年11月19日閲覧。
  5. ^ October 5, 2007 American League Division Series (ALDS) Game 2 at Jacobs Field Box Score and Play by Play” (英語). Baseball-Reference.com. 2008年11月19日閲覧。
  6. ^ 澤田敏典 「ALDS ア・リーグ・ディビジョンシリーズ ワンが2度序盤にKOされヤンキースが勝機を掴めず」『スラッガー』2008年1月号、日本スポーツ企画出版社、2008年、雑誌 15509-1、22 - 23項
  7. ^ a b 杉浦大介 「チェンバレンはどう起用されるのか?「先発待望論」の裏側」『スラッガー』2008年7月号、日本スポーツ企画出版社、2008年、雑誌 15509-7、56 - 57項
  8. ^ ESPN.com news services (2008年8月6日). “Joba diagnosed with rotator cuff tendinitis, placed on DL” (英語). ESPN.com. 2008年11月19日閲覧。
  9. ^ Tigers, ex-Yankee reliever Joba Chamberlain agree to terms CBS Sports
  10. ^ Tigers agree to terms with Joba Chamberlain

外部リンク[編集]