ジョニー・ゴンサレス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
ジョニー・ゴンサレス
基本情報
本名 ジョニー・ゴンサレス
通称 Bombardero(爆撃機)
階級 フェザー級
身長 170cm[1]
リーチ 177cm[1]
国籍 メキシコの旗 メキシコ
誕生日 1981年9月15日(33歳)
出身地 イダルゴ州パチューカ
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 65
勝ち 57
KO勝ち 48
敗け 8
テンプレートを表示

ジョニー・ゴンサレスJhonny González、男性、1981年9月15日 - )は、メキシコプロボクサーイダルゴ州パチューカ出身。元WBO世界バンタム級王者。第43代・第46代WBC世界フェザー級王者。長身で、長いリーチから左ジャブを多く繰り出して試合を支配していき、時には打ちつ打たれつの激闘を繰り広げるハードパンチャーであり人気も高い。特にイスラエル・バスケスとの試合は激闘として知られている。

人物[編集]

2011年4月8日に行われた長谷川穂積との試合の1か月前に東北地方太平洋沖地震が起こったが、3月23日には「スポーツ報知」が、「長谷川と戦って日本の人達を元気づけたい。いつものように試合を行えば『日本は大丈夫』という正しいメッセージが世界に伝わるだろう」というゴンサレスの言葉を伝えていた[2]。この発言は試合をプロモートした本田明彦(帝拳プロモーション)によって公表されたものだが、同じエピソードはESPN.comでも紹介されており、そちらには、「私は豚インフルエンザがメキシコを完全に荒廃させていた時、西岡利晃が防衛戦のためにメキシコを訪れ、私と戦ったことを決して忘れないだろう。私も同じようにモチベーションと誇りをもって戦う」といった言葉も掲載されている[3]

この年のWBC年間賞でゴンサレスは、Exemplary Boxer of the Year(模範的なチャンピオン)として選出された[4]。WBCはこの授賞について、「(ジョニー・ゴンサレスは)リングの内外において模範的なマナーでボクシングを表現する、謙虚で礼儀正しくひたむきな格別のチャンピオン」と説明している[5]

来歴[編集]

アマチュア戦績164勝14敗を引っ提げ、1999年8月14日にプロデビューするも4回判定負け。続く11月6日の2戦目も4回判定負け。

プロ初勝利を収めたのは2000年1月29日の3戦目(4回判定)。その後12連勝を果たしその内11がKO勝利というハードパンチャー振りを発揮した。

2001年10月26日、16戦目で自身初タイトルに挑戦、 アブロー・ソワー(ガーナ)とNABF北米バンタム級決定戦に出場し10回TKO勝利によって王座を獲得した。

2002年2月8日、リカルド・バルガス(メキシコ)とノンタイトル戦を行い、10回判定負けを喫した。約2ヵ月後の4月7日、NABF王座の初防衛戦の相手としてバルガスと再戦を行うも7回負傷判定負けで同じ相手に2連敗する結果となりNABF王座からも陥落した。

2002年12月14日、フランシスコ・マテオス(メキシコ)とWBCアメリカ大陸バンタム級王座決定戦を行い初回KO勝ちで王座獲得に成功した。

2003年6月13日、ラモン・レイテとメキシコバンタム級王座決定戦を行い4回TKO勝利で王座奪取に成功すると、同年10月10日に防衛を行い初回KO勝ちで初防衛に成功した。

2004年2月27日、モイゼス・サムディオ(メキシコ)を5回TKO勝利で下し、アメリカ大陸王座の初防衛に成功した。

2004年3月25日、23戦無敗のロジャー・ゴンザレス(アメリカ)とノンタイトル10回戦を行い、6回TKO勝利した。

2004年5月13日、フェルナンド・モンティエルの兄アレハンドロ・モンティエル(メキシコ)とNABO北米バンタム級王座決定戦を行い、6回TKO勝利で王座を獲得した。

2004年11月18日、ガブリエル・エリゾンド(アメリカ)とNABO王座の初防衛戦を行い、2回TKO勝利で初防衛に成功したと同時にエリゾンドに初黒星を付けた。

2005年2月17日、元世界2階級制覇王者のアドニス・リバスニカラグア)とかつて自身が保持していたアメリカ大陸バンタム級王座決定戦とWBC世界バンタム級王座挑戦者決定戦を兼ねた試合が行われ、大差判定で勝利し、アメリカ大陸王座の再獲得とトップコンデンター(指名挑戦者)の権利を手に入れた。

2005年9月1日、ウィリアム・ゴンザレス(ニカラグア)とNABO北米バンタム級タイトルマッチ行い、3回KO勝利で2度目の防衛に成功した。

2005年10月29日、35戦目で世界初挑戦。WBO世界バンタム級王者ラタナチャイ・ソーウォラピンタイ)に挑み、3回に2度6回に1度の計3度のダウンを奪い7回TKO勝ちで世界王者となった。

2006年2月25日、アメリカラスベガスマンダレイベイ・イベントセンターで、元世界2階級制覇王者マーク・ジョンソン(アメリカ)とノンタイトルで対戦し、4回と8回にダウンを奪いKO勝ちを収めジョンソンに引導を渡した[6]

2006年5月27日、WBO世界スーパーフライ級王者フェルナンド・モンティエル(メキシコ)を12回2-1(118-111、116-112、113-115)の判定に降し、初防衛に成功した[7]

2006年9月16日、ラスベガスのMGMグランド・ガーデンアリーナで、WBO世界バンタム級王座を保持したままWBC世界スーパーバンタム級王者イスラエル・バスケス(メキシコ)に挑戦。ダウン応酬の大激戦の末、10回TKO負け。2階級制覇とはならなかった[8]

2007年3月30日、元IBF世界フライ級王者イレーネ・パチェココロンビア)を9回TKOに降し、WBOバンタム級王座2度目の防衛に成功した。

2007年8月11日、3度目の防衛戦。元WBC世界スーパーフライ級王者ジェリー・ペニャロサフィリピン)に7回TKO負けを喫し、王座陥落となった。

2009年5月23日、2階級制覇再挑戦。メキシコ・モンテレイモンテレーアリーナでWBC世界スーパーバンタム級王者西岡利晃帝拳)に同級2位として挑戦。初回にダウンを奪うも、3回に王者の左ストレートでダウンを奪い返されそのままTKO負け。またしても2階級制覇を阻まれた[9]

その後フェザー級に転向。また、トレーナーに名伯楽イグナシオ・ベリスタインを雇った。

2009年12月16日、地元メキシコシティにてマーロン・アギラル(ニカラグア)と対戦し、4回TKO勝ちを収めた[10]

2010年5月15日、ジャン・ハビエル・ソテロ(コロンビア)を倒しFECARBOXフェザー級王座を獲得した。7月24日にはアリスティデス・ペレス(コロンビア)を2回TKOで倒し初防衛に成功した。

2010年9月15日、ジャクソン・アシク(ウガンダ)を6回TKOで降しIBOフェザー級王座を獲得した[11]。フェザー級転向後、2010年11月までに7連続KO勝利を収めた。

2011年4月8日、神戸ワールド記念ホールにてWBC世界フェザー級王者長谷川穂積真正)に同級1位として挑戦。4回に右フックでTKO勝ちを収めて王座獲得に成功し、2階級制覇を果たした[12]

2011年7月9日、アメリカ・アトランティックシティボードウォークホールで、同級14位トマス・ビジャ(メキシコ)と対戦し、ボディショットで悶絶させ4回49秒TKO勝ちで初防衛に成功した[13]

2011年9月15日、アメリカ・テキサス州エルパソで同級14位ロジャース・ムタグワタンザニア)と対戦し、ファン・マヌエル・ロペスをダウン寸前まで苦しめた経験があるムタグワを右ショートフックでぐらつかせ、最後は連打でストップがかかり2回2分15秒TKO勝ちで2度目の防衛に成功した[14]

2011年12月3日、メキシコ・メキシコシティで同級10位ロイネット・カバジェロ(パナマ)と対戦し、左ロングフックのボディショットがさく裂し2回KO勝ちで3度目の防衛に成功した[15]

2012年4月28日、メキシコ・カンクンで行われたWBC世界フェザー級王座統一戦で、休養王者エリオ・ロハスドミニカ)と対戦し、12回3-0(117-111、116-110、116-112)の判定勝ちで王座統一、4度目の防衛に成功した[16]

2012年9月15日、MGMグランド・ガーデンアリーナで、同級6位で元WBO世界スーパーバンタム級王者ダニエル・ポンセ・デ・レオン(メキシコ)と対戦し、8回負傷判定負け(74-77、72-79が2者)で5度目の防衛に失敗し王座から陥落した[17]

2013年4月27日、メキシコシティのアレナ・メヒコで片桐秋彦(川崎新田)と対戦し、4回TKO勝ちでWBCインターナショナルフェザー級王座を獲得した[18]

2013年8月24日、カリフォルニア州ロサンゼルス郡カーソンスタブハブ・センターにてWBC世界フェザー級王者アブネル・マレス(メキシコ)と対戦。かつてはゴンサレスのスパーリングパートナーだったマレスが圧倒的有利との下馬評であったが、それを覆して、1回にいきなり左ロングフックでマレスから初ダウンを奪い、最後は連打をまとめてダウンを奪い、レフェリーがカウントを途中で止めて1回2分55秒KO勝ちを収め王座返り咲きに成功した[19]

2014年2月15日、ステイプルズ・センターにて前王者アブネル・マレスとダイレクトリマッチを行う予定であったがマレスがスパーリング中に肋骨を痛め試合が延期となった[20]

2014年5月24日、アカプルコのコンベンション・センターでWBC世界フェザー級12位のクリブ・アトウェルと対戦。2回にバンティングでゴンザレスが左目をカットし、この傷が原因で10回に試合続行が不可能となり3-0(99-89、96-92、98-90)の10回負傷判定勝ちで王座返り咲き後初防衛に成功した[21]

2014年10月4日、シナロア州ロスモチスにて元世界5階級制覇王者でWBC世界フェザー級10位のホルヘ・アルセと対戦。3回、5回、9回とダウンを奪い圧倒、最後はアルセが距離を取って逃げ回ったところでレフェリーが戦意喪失とみなし試合をストップ、11回TKO勝利で2度目の防衛に成功した[22]

戦績[編集]

  • アマチュアボクシング: 178戦164勝14敗
  • プロボクシング: 65戦57勝(47KO)8敗

獲得タイトル[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b トリプル戦予備検診結果 ボクシングニュース「Box-on!」 2011年4月6日
  2. ^ “ジョニゴン、2年前の恩返し! 「長谷川と戦う。日本に行く」…WBC世界フェザー級戦”. スポーツ報知. (2011年3月23日). オリジナル2011年3月23日時点によるアーカイブ。. http://megalodon.jp/2011-0323-1310-33/hochi.yomiuri.co.jp/sports/box/news/20110322-OHT1T00251.htm 2012年4月2日閲覧。 
  3. ^ Dan Rafael (2011年4月2日). “Judah in champion Marquez's sights – Quick hits” (英語). ESPN. 2012年1月21日閲覧。
  4. ^ 2011 WBC Awards announced” (英語). Fightnews.com (2012年1月18日). 2012年1月21日閲覧。
  5. ^ Best WBC boxers and boxing bouts of the year” (英語). 世界ボクシング評議会公式Facebook (2012年1月). 2012年9月21日閲覧。
  6. ^ ゴンサレス、ジョンソンに8RKO勝利 AFPBB News 2006年2月26日
  7. ^ ゴンサレス 初防衛に成功 - 米国 AFPBB News 2006年5月28日
  8. ^ バスケス 10ラウンドTKOでWBC世界Sバンタム級タイトルを防衛 - 米国 AFPBB News 2006年9月17日
  9. ^ 西岡が海外で防衛成功 WBCスーパーバンタム級 47NEWS 2009年5月24日
  10. ^ ジョニゴン再起2連勝 ボクシングニュース「Box-on!」 2009年12月18日
  11. ^ ジョニゴン、IBO王座獲得 サルガドはドタキャン ボクシングニュース「Box-on!」 2010年9月16日
  12. ^ 長谷川まさか…TKO負けで王座陥落 スポニチアネックス 2011年4月8日
  13. ^ ゴンサレス9連続KO初防衛 日刊スポーツ 2011年7月10日
  14. ^ ジョニゴン、ムタグワ一蹴 WBCフェザー級戦 ボクシングニュース「Box-on!」 2011年9月16日
  15. ^ ジョニゴン2回KO勝ち WBCフェザー級戦 ボクシングニュース「Box-on!」 2011年12月5日
  16. ^ ジョニゴン、ロハスに3-0判定 WBCフェザー級統一 ボクシングニュース「Box-on!」 2012年4月29日
  17. ^ ジョニゴン陥落! ポンセ=デレオンに負傷判定敗 ボクシングニュース「Box-on!」 2012年9月18日
  18. ^ 日本1勝3敗も東郷初回TKO勝ちの殊勲 ボクシングニュース「Box-on!」 2013年4月28日
  19. ^ ジョニゴン劇的復活 無敗マレスを初回KO! ボクシングニュース「Box-on!」 2013年8月25日
  20. ^ Abner Mares hurts rib, match on hold”. ESPN.com (2013年12月30日). 2014年1月1日閲覧。
  21. ^ ジョニゴンは10回負傷判定で初防衛成功 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年5月25日
  22. ^ ジョニゴンがアルセを終盤ストップ、カバジェロ完敗 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年10月5日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

前王者
ラタナチャイ・ソーウォラピン
第13代WBO世界バンタム級王者

2005年10月29日 - 2007年8月11日

次王者
ジェリー・ペニャロサ
前王者
長谷川穂積
第43代WBC世界フェザー級王者

2011年4月8日 - 2012年9月15日

次王者
ダニエル・ポンセ・デ・レオン
前王者
アブネル・マレス
第46代WBC世界フェザー級王者

2013年8月24日 - 現在

次王者
N/A