イスラエル・バスケス

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イスラエル・バスケス
基本情報
本名 イスラエル・バスケス
通称 Magniffico(魔術師)
階級 フェザー級
身長 164cm
リーチ 169cm
国籍 メキシコの旗 メキシコ
誕生日 1977年12月25日(36歳)
出身地 メキシコメキシコシティ
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 49
勝ち 44
KO勝ち 32
敗け 5
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イスラエル・バスケスIsrael Vázquez、男性、1977年12月25日 - )は、メキシコの元プロボクサーメキシコシティ出身。元WBCIBF統一世界スーパーバンタム級王者。

ファイトスタイル[編集]

パワーと破壊力溢れるハードパンチャーであり、攻守にわたって多彩なテクニックを見せるため「Magnifico(マグニフィコ、魔術師)」の異名を持つ。インファイトを得意とする。常に打ちつ打たれつの激闘を繰り広げ、人気も高い。特にラファエル・マルケスとの3連戦は激闘であった。劣勢な状況からでも、一瞬の踏み込みから、強烈なショートパンチでダウンを奪い、一気に形勢を逆転してしまうシーンも多い。

来歴[編集]

1995年3月29日、18歳でプロデビュー。1997年4月12日のプロ13戦目では後に世界チャンピオンになるオスカー・ラリオスに3回KO勝利で勝っている。

デビュー当時はメキシコ国内で試合をしていたが1998年アメリカ合衆国に進出した。1999年3月27日、マルコス・リコナとNABOスーパーバンタム級王座決定戦を行うも、12回判定負けで敗戦を喫した。

2000年5月6日にIBAコンチネンタルスーパーバンタム級タイトルを獲得、2001年1月7日に空位のNABF北米スーパーバンタム級タイトルを獲得した。NABF王座は一度防衛後返上した。

2002年5月17日にオスカー・ラリオスとWBC世界スーパーバンタム級暫定タイトルを争うが12回TKOで敗れかつての雪辱を許すこととなった。 その後、ノンタイトル戦を挟み2004年3月25日にホセ・ルイス・バルブエナを12回TKOで破り、空位のIBF世界スーパーバンタム級タイトルを獲得した。同タイトルを2度防衛した後、2005年12月3日に再度オスカー・ラリオスと対戦し、3回TKOで破りWBC・IBFのスーパーバンタム級タイトルを統一した[1][2]

2006年6月10日、イバン・エルナンデスの挑戦を受け、エルナンデスが鼻骨を骨折し4回終了時TKO勝ちで初防衛に成功した[3]

2006年9月16日、WBO世界バンタム級チャンピオンのジョニー・ゴンザレスの挑戦[4]を受けた。この試合では前半は一方的にジョニー・ゴンザレスが支配し、2度もダウンを奪われるなど苦しい展開だったが、バスケスは逆転の10回TKOで勝利しタイトルを防衛した[5]

2007年3月3日にバンタム級から階級を上げたラファエル・マルケスの挑戦を受け、試合開始早々から壮絶な殴り合いを繰り広げ、両者共に顔面が腫れ上がってボロボロになり、ボクシング史に残る激闘となった。7回に負傷のため試合続行不能となり、王座から陥落。

2007年8月4日に、ラファエル・マルケスとのリベンジマッチが行われ、またしても初回から打ちつ打たれつの殴り合いが続き、初対戦時をさらに上回る激闘となった。6回に一気に攻め立てたバスケスがレフェリーストップTKO勝ちでリベンジとタイトル奪回に成功。しかし、マルケス側は「レフェリーストップが早かった。まだ戦えた」と主張した[6]。この試合はリングマガジンの2007年ファイト・オブ・ザ・イヤーに選出された。

2008年3月1日、ラファエル・マルケスとのラバーマッチに臨み、またしても初回から壮絶な試合となり、両者共にダウンを喫するなど3度目の対戦もまた激闘となった。11ラウンド終了時点でポイントではマルケスがわずかにリードしていたが、最終12ラウンドにバスケスがダウンを奪い、判定2-1で判定勝ちし、王座の防衛に成功した。この試合は2年連続のリングマガジン ファイト・オブ・ザ・イヤーに選出された。

2008年12月20日、網膜剥離によって王座防衛戦を行えないことに対して、WBCがバスケスの実績を考慮して、バスケスを名誉王者に認定した。

2009年10月10日、1年7か月ぶりの復帰戦でアンヘル・プリオロと対戦し、9回KO勝ちを収めた[7]

2010年5月22日、4度目の対戦となったラファエル・マルケスとWBCシルバー・スーパーバンタム級王座決定戦で対戦し、3回KO負けを喫しマルケスとの対戦成績は2勝2敗となった[8]。試合後マルケスはファンがやってほしいなら5戦目をやりたいと話すも、バスケスはいいパンチをもらった。目の治療に専念したいと話している。

治療後自身のオフィシャルページで減量がきついと話しフェザー級に転向して2階級制覇をしたいと話すも、今度は網膜剥離が再発し、転向戦を行う予定もキャンセルすることになった。その後2011年7月16日ラファエル・マルケスファン・マヌエル・マルケスの兄弟テストマッチで引退を発表した。

獲得タイトル[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 当初WBC・IBF王座統一戦の予定であったこの試合は、オスカー・ラリオスがIBF規定の当日計量を拒否したため、WBCのみのタイトルマッチとなった。また、バスケスはこの試合の後IBFタイトルを返上した。
  2. ^ <ボクシング>イスラエル・バスケスが統一王座に輝く! AFPBB News 2005年12月6日
  3. ^ <ボクシング>バスケス 4R終了TKOで初防衛に成功 - 米国 AFPBB News 2006年6月11日
  4. ^ ゴンザレスは自身のバンタム級タイトルを保持したまま、階級を上げてバスケスに挑戦した。
  5. ^ <ボクシング>バスケス 10ラウンドTKOでWBC世界Sバンタム級タイトルを防衛 - 米国 AFPBB News 2006年9月17日
  6. ^ バスケス、TKOでベルト奪回 ボクシング総合ポータル「Box-on!」 2007年8月9日
  7. ^ バスケス復帰戦にKO勝ち ボクシングニュース「Box-on!」 2009年10月11日
  8. ^ マルケス痛烈リベンジ バスケスを3回TKO ボクシングニュース「Box-on!」 2010年5月23日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

空位
前タイトル保持者
マニー・パッキャオ
第12代IBF世界スーパーバンタム級王者

2004年3月25日 - 2005年(返上)

空位
次タイトル獲得者
スティーブ・モリター
前王者
オスカー・ラリオス
第22代WBC世界スーパーバンタム級王者

2005年12月3日 - 2007年3月3日

次王者
ラファエル・マルケス
前王者
ラファエル・マルケス
第24代WBC世界スーパーバンタム級王者

2007年8月4日 - 2008年12月20日(名誉王座認定)

空位
次タイトル獲得者
西岡利晃