サイダー
サイダー(英: cider)は、国や地域によって定義が様々であるが、日本および韓国では、甘味と酸味で味付けされた、アルコールを含まない、無色透明の炭酸飲料である。通常は柑橘類の香味が付く。
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歴史 [編集]
日本のサイダーの発祥の地は横浜で、1868年、外国人居留地でイギリス人ノースレーが製造販売を始めたリンゴ風味の炭酸飲料である「シャンペン・サイダー」が日本で最初のサイダーとされ、またその商品名を略してサイダーと呼ぶようになったとされる。1899年には、横浜扇町の秋本己之助が作った「金線サイダー」が、王冠をつけたサイダーとして本格的に流通し、横浜から日本中へ広まっていった[1]。一方、日本初とされるサイダーには三ツ矢サイダーおよび養老サイダーがある[2]。戦時中は敵性語ということで「噴出水」(ふんしゅつすい)と呼ばれていた[要出典]。
日本のサイダー [編集]
近年は[いつ?]飲料の多様化、また茶など無糖飲料の人気が高まっていることから、飲料全体の販売量に占めるサイダーの割合は低下傾向にある[要出典]。日本における各地の小規模製造者の製造するサイダーは「地サイダー」あるいは「ご当地サイダー」のように呼ばれる。
各国のサイダー [編集]
イギリスのサイダー(英語: cider, cyder)およびフランスのシードル(仏語: cidre)は「リンゴ酒」である。イギリスでは発泡性がある場合が多いが、フランスでは発泡性がない場合が多い。
アメリカ合衆国やカナダでは、サイダー(英語: cider)は「精製、熱加工していないリンゴ果汁」を指す。
大韓民国では日本と同じノンアルコール・無色透明・甘味の炭酸飲料を指す。日本統治時代に日本から輸入されて広まり、後に現地の業者による製造も始まった。代表的な銘柄に「七星サイダー(ロッテ七星飲料)」と「DKサイダー(韓国コカ・コーラ社、キン・サイダーから改名)」がある。七星サイダーは1950年、朝鮮戦争開戦の直前から製造されており、現存する韓国の清涼飲料で最長の歴史を持つ。
一覧 [編集]
| 国 | 名称 | 読み | アルコール |
炭酸 |
色 | 備考 | 画像 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| フランス | cidre | シードル | ○ | × | 琥珀色 | 透明 | |
| ドイツ | Apfelwein | アプフェルヴァイン | ○ | × | 琥珀色 | 透明 | |
| スペイン | sidra | シードラ | ○ | ○ | 琥珀色 | 透明 | |
| イギリス | cider, cyder |
サイダー | ○ | ○ | 琥珀色 | 透明 | |
| アメリカ カナダ |
cider, apple cider, soft cider, sweet cider |
サイダー アップルサイダー |
× | × | 赤色 | 混濁 | |
| 日本 | サイダー | - | × | ○ | 無色 | 透明 |
脚注 [編集]
- ^ エクスポート、昭和初期の味「横浜ポートサイダー」を発売 - 日経デザイン - 日経BP社
- ^ 日刊工業新聞MOOK編集部『身近なモノの履歴書を知る事典』、串間努・町田忍『ザ・ジュース大図鑑』扶桑社