地サイダー
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地サイダー(じサイダー)は、日本各地で主に中小・零細企業が独自に製造・販売しているサイダー類を称する。地酒や地ビールに呼応した名称。全国規模で流通している製品との違いを明確にするため、ご当地や地域、地元といった意味を含んで「地サイダー」と呼んでいる。
[編集] 種類
地サイダーには、現在の所、大きく2つのタイプに分けられる。
- 物流の都合などで昔から地域限定で販売されているタイプ
- 特徴としては、
- などがあげられる。
- このタイプは、後継者問題やリサイクルビンの確保が難しいなどということから、製造を中止する例も少なくない(なお、前述の三ツ矢サイダーはアサヒ飲料が全国規模で流通・販売している製品であり、当該商品が地サイダーというわけではない)。
- 希少性や懐古趣味的なブーム、町おこしを目的に地域限定で販売されているタイプ
- 特徴としては、
- 基本的に地元でしか販売していない(希少性や町おこしのため)が、各種サイトの開設やインターネット販売で「地域限定」として販売されている。
- 地元の業者が生産しているパターンもあるが、その地域外の業者がOEMや生産委託したものを販売しているパターンが多い。
- 地元特産物などを使用している。
- ペットボトルやラムネ風のビンを使用していることが多い。
- などがあげられる。
- このタイプが、最近「地サイダー」と称して販売されている場合が多い。
[編集] 主な地サイダー
- 北海道「銀星シトロン」(株式会社小原)、「ハスカップサイダー」(株式会社小原)、「日本最北端の塩サイダー」(宗谷海峡の海水から精製した塩と、羅臼町沖の海洋深層水で作られている。株式会社小原)
- 青森「朝日サイダー」「小関サイダー」「三島シトロン」「三島バナナサイダー」「キングサイダー」「津軽さくらサイダー」「さとうくんサイダー」「NKAサイダー」
- 秋田「仁手古サイダー」(1902年からニテコシトロンの名であり、ニテコ清水という湧水を用いる。2003年に名前を変えた)
- 岩手「光泉サイダー」(久慈市 株式会社佐幸本店)、「マスカットサイダー」(陸前高田市 神田葡萄園製造)、「昭和サイダー」(宮古市 小笠原商事)
- 山形「パインサイダー」(「パイン」と付いていても、多くは無果汁)
- 宮城「金華サイダー」(明治から1955年頃まであった金華山サイダーを2005年に復刻させる)
- 福島「元祖磐梯サイダー」(1934年から1981年まであった磐梯サイダーを2003年に復刻させる。株式会社鈴長椎野)
- 茨城「黄門サイダー」
- 埼玉「蔵の街さいだぁ」(山本商店)「大宮盆栽だー!!」(株式会社ハーベスKS)
- 千葉「北総サイダー」(信水舎)
- 新潟「鯨泉(げいせん)」(「日本海側海水浴場発祥の地」のサイダーとして2011年に発売される。鯨泉製作委員会)
- 富山「ラボンサイダー」(1930年に販売していたサイダーを2011年に復刻させる。トンボ飲料)
- 神奈川「オリツルサイダー」「湘南サイダー」「横浜サイダー」(川崎飲料)
- 岐阜「養老サイダー」
- 大阪「桜川サイダー」(能勢酒造株式会社)
- 和歌山「熊野サイダー」(有限会社熊野鼓動)、「ゆあさいだぁ」(株式会社小原久吉商店)
- 兵庫「ありまサイダー」「須磨水ぷくぷくサイダー」「六甲サイダー」「明石サイダー」
- 愛知「オリオンサイダー」(沖縄でオリオンビールが発売した同名商品とは異なる)
- 福井「さわやかサイダー」(中小メーカーの統一商標「さわやか」を今でも使う)。
- 石川「金沢湯涌サイダー 柚子小町」(金沢の湯涌温泉の天然水と柚子果汁、砂糖のみを使用。株式会社Ante)、「しおサイダー」(珠洲市産の塩を使用。株式会社Ante)
- 広島「マルゴサイダー」
- 山口「長州地サイダー」(日本果実工業株式会社)、「柳井しらかべサイダー」
- 佐賀「スワンサイダー」(株式会社友桝飲料。当会社は他地域の地サイダーの生産委託を請け負っている会社でもある)
- 長崎「BANZAIサイダー」(1904年から大正期まで大量生産されたBANZAIを2006年に復刻させる。株式会社長崎県酒販)
- 大分「かぼすスカッシュ」
- 熊本「三菱サイダー」(株式会社弘乳舎)
- 宮崎「はちみつ日向夏ドリンク」
- 沖縄「UCCHIN SODA(ウッチンソーダ)」
ほか多数
[編集] 参考文献
- レトロモダン飲料愛好会『地サイダー読本』春日出版