ウォーズマン
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ウォーズマンは、ゆでたまごの漫画『キン肉マン』及びその続編『キン肉マンII世』に登場する架空の人物。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。
目次 |
[編集] 人物
初登場は、超人オリンピック ザ・ビッグファイト編『富士の最終予選の巻』。超人とロボットのハーフであるロボ超人。全身黒ずくめのボディを持ち、素顔を隠すためのマスクを付けている。「コーホー」という機械的な呼吸音を発し、常に無口かつ無表情だが、強敵と出会った際には「ウォーズマンスマイル」と呼ばれる笑顔を見せる。性格は意外とシャイで照れ屋。
非常に優秀な人工知能を持ち、相手の弱点を一瞬で見抜くロボ超人ならではの的確な判断力と、腕に装備したベアークローによる残虐ファイトで対戦相手を必ず30分以内に葬ってきた。しかしその弊害で、体内コンピュータが30分しか戦えないようプログラムをインプットしたため、35分を過ぎると全身がショートを起こし、機能が低下する特異体質となってしまっている。
その出自と醜い素顔のため周りから疎外される幼少時代を送っている。そのため自分の素顔に強い劣等感をもっており、試合中に観客からの嘲笑を浴びた際には、幼少時代の辛い思い出がフラッシュバックし激昂する一面も見られた。
食うものも食えず、着る物もロクに無いような荒んだ生活を送っていたところをロビンマスクに見出され弟子となり、以降一流超人の仲間入りを果たす。その為ロビンとの絆は師弟関係を超えて非常に深いものとなっている。
[編集] 『キン肉マン』におけるウォーズマン
[編集] 生い立ち
永遠の肉体を求め機械超人となった父親・ミハイル・ボルコフと人間の母親・ナターシャから生まれたロボ超人・ニコライとして誕生(この設定は後述の『ウォーズマンビギンズ』が初出)。超人・人間・ロボットの三者と共通点がありながら、純粋にはどれにも当て嵌まらない「ロボ超人」という出自と、その醜い素顔のため、皆からのけ者にされ虐められる辛い幼少時代を送っている。なお、幼少時代は現在のマスクではなく、ズダ袋をかぶり素顔を隠していた。
成長したウォーズマンは素顔をマスクで覆い隠し、辛い幼少時代の鬱憤を晴らすかのように、超人格闘技のリングで対戦相手を血祭りに上げる事を唯一の楽しみとしていた。そうした生活を送っていたところを、打倒キン肉マンに燃えるバラクーダ(ロビンマスク)が自身代々の伝家の宝刀とされる「パロ・スペシャル」をウォーズマンが敵に技をかけている所を見出されて弟子入りさせる。優しさなどの感情を捨て去り、ロビン仕込みの格闘テクニックと冷酷・冷徹・冷血の「氷の精神」を身に付けた。
アニメ版ではロビンマスクと会うまではやられ専門レスラー養成機関「蛇の穴」にいたが、闘う本能が負ける事を許せず相手を打ちのめし脱走したという経歴を持っている。
[編集] 第21回超人オリンピック ザ・ビッグファイト編
打倒キン肉マンを目指すバラクーダの命により第21回超人オリンピックに参加。当初は超人未開の地と言われるソビエト代表だったため全くのノーマークであったが、最終予選の50km耐久ローラーゲームを1位通過。決勝トーナメントではまず1回戦でティーパックマンをスクリュードライバーにより惨殺。続く2回戦でも強豪超人ペンタゴンをベアークローで重傷を負わせたことにより注目を浴びる存在となった。準決勝では同じく残虐超人のラーメンマンと棺桶デスマッチで対決すると、前大会4位の実力者ラーメンマンを全く寄せ付けないほどの強さで圧倒。最後にはスクリュードライバーによりラーメンマンの脳天を抉って植物状態に追い込んでいる。
感情を捨て去ったはずのウォーズマンであったが、ビビンバ(アニメでは翔野ナツコ)に手を上げるバラクーダやキン肉マンを制止したり、決勝前のデモンストレーションでは孫に会いたいと願う老死刑囚をあえて見逃したり、転んだ子供に手を差し伸べたりと本来の優しさが見え隠れすることもあった。
決勝戦の相手は師ロビンマスクの因縁の相手であるキン肉マンであった。同じ覆面超人ということでバラクーダが提案した覆面はぎデスマッチで対決する事になる。試合開始当初はロビンマスクのファイトスタイルのコピーに過ぎないとキン肉マンに攻撃を読まれていたが、自分本来のスタイルに戻ると一転、キン肉マンの策を次々に破り一気に優勢となる。しかし本能で放つ火事場のクソ力だけは読み取る事は出来なかった。またその試合の最中、クリーンファイトを望むキン肉マンに応えるようにバラクーダに反逆。自らのベアークローを削ぎ落とすと以降はクリーンファイトで闘っている。激戦の末、最後にはパロ・スペシャルによりキン肉マンをギブアップ寸前まで追い詰めたが、30分以上闘えないという弱点を突かれ本邦初公開のキン肉バスターにより逆転負けを喫している。ルールによりマスクを取ろうとするキン肉マンに「その必要はない」と初めて言葉を発した。そして、自らマスクを外して、今まで知られることの無かった素顔を全観客に向けてさらしている。同時に、自分の生い立ちについてと、負けはしたが清々しい気持ちになり、クリーンファイトの素晴らしさに目覚めたことを語っている。
[編集] 正義超人として
7人の悪魔超人編では、ファン感謝デーに乱入してきた7人の悪魔超人の内の一人、ステカセキングに油断をして倒されてしまう。アニメ版ではステカセキングの秘技・三分殺しにより地獄のシンフォニーの耳鳴りが響く後遺症に見舞われたが、ステカセキングとの試合の後同じ症状に見舞われたキン肉マンと耳を合わせることにより耳鳴りが反響させ治療している。
その後、キン肉マンとミート君のピンチを救うため、テリーマン等と共にアイドル超人として正式に7人の悪魔超人と闘うことになる。田園コロシアムで7人の悪魔超人の首領格であるバッファローマンと対戦。自身の超人強度の10倍の超人強度1000万パワーを誇るバッファローマンの前になす術も無くパロ・スペシャル、スクリュードライバーといった自身の必殺技を破られ、戦意喪失状態に陥ってしまう(アニメ版ではこの時人間としての心がよみがえり、バッファローマンに対し恐怖心を抱き、戦意を喪失してしまったが子供たちの声援により克服している)。キン肉マンの檄を受け、彼の専売特許である火事場のクソ力を使い猛反撃に出たが、多大なパワーの濫用でスタミナ切れを起こしてしまう。最後の手段として、ベアークローを両手に装備して、100万+100万で200万パワー、2倍のジャンプで400万パワー、さらに3倍の回転で1200万パワーのスクリュードライバーを繰り出す。しかし、危険を感じたバッファローマンがかろうじてその攻撃をかわし、左のロングホーンを折っただけとなってしまった。反撃のハリケーンミキサーを受けてもなお不屈の超人魂で起き上がるも、そのまま動く事は出来ず、立ったままKO負けという結果に終わった。死亡により、超人戦士遺体安置所に眠っていたが、キン肉マンとの試合に敗れたバッファローマンのパワーを受け取り蘇っている。
黄金のマスク編で悪魔騎士の策略により、超人強度を吸い取られ、その後、悪魔騎士の1人・プラネットマンの人面プラネットにより人質状態にされてしまう。しかし、キン肉マンにプラネットマンの心臓部に位置する己の顔面を貫かせ、倒させるという捨て身の友情を見せている。そして瀕死状態のウォーズマンの体内に残りの悪魔騎士が入りこみ、それを追って正義超人達も侵入。ウォーズマンの体内を舞台に黄金のマスク争奪戦が繰り広げられる事になる。正義超人達の活躍で一命を取りとめたウォーズマンは、病み上がりの身体で悪魔騎士の生き残りであるアシュラマンに挑みかかるも、軽くあしらわれている。作者・ゆでたまごによると映画『トロン』と『ミクロの決死圏』からウォーズマンの体内で戦うアイデアを思いつき、これは面白くなると思いウォーズマンをプラネットマンの心臓に配置したという[1]。
夢の超人タッグ編では、師であるロビンマスクとタッグを組み、超人師弟コンビとして宇宙超人タッグトーナメントに出場している。優勝候補の最有力と目されており、大会前には全米タッグ王者の宇宙一凶悪コンビ(スカル・ボーズ、デビルマジシャン)を華麗にKOしている。大会では一回戦第3試合でヘル・ミッショネルズ(ネプチューンマン、ビッグ・ザ・武道)と対戦。ネプチューンマンの正体暴きに執着するロビンマスクの身代わりとなる形で、ウォーズマンはダブル・レッグ・スープレックスを食らって失明、クロスボンバーの最初の犠牲者となりマスクを剥がされて絶命する結果となった(最期の瞬間まで、観客が自分の素顔を見て笑っていないか気にしており、ロビンに「誰も笑っていない」と聞かされて安心して息を引き取る、アニメ版では気を失うものの死亡せず、次の試合を観戦、その後入院した模様)。その後には、ヘル・ミッショネルズに奪われたウォーズマンのマスクからベアークローが飛び出して、金網恐怖症に怯えるモンゴルマンを救っている。
キン肉星王位争奪編では超人墓場での強制労働に従事していた。同じく邪悪の神たちの策略により超人墓場に送りこまれたキン肉マンに、自分の命の玉を分け与えて脱出させている。その後ドクターボンベの手助けにより生命のある岩から人工心臓を埋め込まれ、超人墓場から脱走、ゼブラチームに苦戦するキン肉マンチームの先鋒として復活を果たす。しかし、復活の際のミスにより、長年培ってきた戦闘技術の全てを忘れてしまっており、格闘技の基本である受身すらまともに取れない素人超人になってしまっていた。これにロビンマスクが昔の姿であるバラクーダに変装、試合中に再教育を施すという対処をとり、再び氷の精神をもつ残虐超人として戦闘技術をインプットさせた。素人ファイトから一転、相手を痛めつける事を目的とした残虐ファイトを始めたが、キン肉マンの身体を張った友情により再び正義超人としての感情を取り戻すと、ゼブラチーム先鋒ザ・マンリキを起死回生のパロ・スペシャルにより逆転KO勝ちしている。 奈良の竹林で、決勝戦、対フェニックスチームのために行った特訓後、決勝会場である大阪城へと向かっていたところをマンモスマンに奇襲される。ビッグタスク・ドリルにより重傷を負い決勝前にリタイヤとなった。その後、偶然通りかかったジェロニモに助けられ近くの超人病院に運び込まれている。当時ウォーズマンは人気投票であまり上位に入らなかった(単行本未収録の人気投票では9位)ためにあんまり好きな人はいないのではないかと思い、退場させたとゆでたまごは語るが、読者からの反響は大きく、活躍を楽しみにしていた人には悪いことをしたと述べている[2]。
[編集] 主要対戦戦積
- シングルマッチ
- タッグマッチ
[編集] 『キン肉マンII世』におけるウォーズマン
悪行超人との闘いに敗れ、その後の正義超人の会議には参加していた(会議中に居眠りしていたスグルの鼻提灯をベアー・クローで割るなどコミカルな描写も視られた)が、それ以降クロエとして姿を現すまでの消息は不明。
ロボ超人ゆえ老いがないために、長年鍛錬を続けており、その肉体は全身傷だらけとなっている。アレキサンドリア・ミートの回想によるキン肉スグルVSテリーマンではテリーマン側に付きバッファローマンと共にテリーマンのスパーリングパートナーを買って出た。
人気投票では常に上位にランクインするようにもなり、第1回では「もっと出番を増やせばよかった」と語るゆでたまご両名にスクリュー・ドライバーを見舞った[3]。
[編集] クロエとして
ロビンマスクへ恩を返す為、祖国ロシアを捨てイギリスに帰化し、姿を変えクロエと名乗り、超人オリンピックを前にトレーニングに励むロビンの息子・ケビンマスクの前に現れると、彼のコーチ兼セコンドとなった。ケビンが唯一信頼するセコンドであり、ケビンマスクに「OLAP」を始めとした強力な技や戦術の数々を教え込んだ。
超人オリンピック ザ・レザレクション編の予選最終競技「二人三脚でZEI!ZEI!」で初登場。ケビンとコンビを組んで一位で通過しており、その後の本選ではケビンのセコンドとして的確な指示を送っているが、同じロシア出身のロボ超人であるイリューヒンとの対戦の際には動揺し、アドバイスを送れずにいた。また、ロビンマスクが詰めの甘さによりキン肉マンに敗れたのを教訓とし、ケビンには徹底的なまでに相手を追い込んでの完全勝利を強調。決勝戦でのキン肉万太郎との対戦の際には、万太郎のマスク剥がしを指示するなど、無慈悲なまでの残虐な一面も見られた。そして超人オリンピックでケビンが万太郎を破り優勝したのを機に正体を明かし、ケビンの元を去っている。
悪魔の種子編では打倒ボルトマンの特訓により倒れたケビンマスクを看病し、またアドバイスを送るために仏師に変装し登場している。
[編集] 究極の超人タッグ編
ロビンマスクの死により、消滅の危機にあるケビンマスクを救う為に時空船に鉄塔から飛びついて密航。その後、パートナーを求めてアラスカでマンモスマンを発見、彼をパートナーにしヘルズ・ベアーズNo.2ベルモンドに扮して究極の超人タッグに出場。予選のバトルロイヤルではジャングル・ブックスを間引いたり、万太郎を救ったりなどの活躍をしていた。
1回戦にて正体を現しチーム・コースマス(スプートニックマン、メテオマン)を撃破、2回戦にて打倒時間超人よりもネプチューンマンに洗脳されているセイウチンを元の正義超人に戻すためにヘル・イクスパンションズと対戦。試合中、説得に失敗するが偶然にも観客席にいたセイウチンの母親や顔を剥がされた新世代超人達の説得のおかげでセイウチンの洗脳が解かれる。その後はセイウチンと正々堂々ファイトで闘い、彼の正義超人への再生の為にパロ・スペシャルで制裁を加えK.Oする。その直後、ネプチューンマンとの一騎打ちになると思われたその時、ファイトスタイルの違いからマンモスマンが突然の反逆を起こし、彼に裏切られてしまう。ヘルズ・ベアーズから離反したマンモスマンとネプチューンマンにより仮面狩りが行われたが、改心したセイウチンに助けられ仮面狩りは免れる。その直後、試合時間が30分オーバーしてしまい機能低下に陥る。最後の抵抗をするものの、新生(ノヴァ)・ヘル・イクスパンションズの猛攻を受け、体力が限界に達し変則的な形で惜敗した。自らも死を覚悟し、周囲からももはや最期かと危ぶまれるも、長年の修練の賜物か命を失うまでには至らなかった。その後、気を失う直前、今後の対策にと体内から何かの文字が描かれたチップを外に投げているが、「がきんちょハウス」の孤児・ゲンタに持ち逃げされている。担架で病院へ運ばれて治療のために入院中。
ちなみに彼がマイケルの正体を明かさなかったり、指笛を吹いてマンモスマンを制止していたのはマンモスマンに必要以上の残虐ファイトをさせないためである。しかし、セイウチンを正義超人に戻す事にウォーズマンの意識が集中して、何度もマンモスマンを制止しすぎたために、この事がマンモスマンに裏切られる要因になってしまった。
[編集] 主要対戦戦積
- タッグマッチ
- ○ジャングル・ブックス(ゴリマックス / サバンナ、テディー・クラッシャー)
- ○チーム・コースマス(スプートニックマン / メテオマン、テディー・クラッシャー)
- ×新星・ヘル・イクスパンションズ(ネプチューンマン / マンモスマン、地獄の氷結落とし)
[編集] 番外編・読切作品でのウォーズマン
「ロビン・メモの巻」。ハイドラ・ブートンに攫われたロビンマスクとロビンメモ奪回の為に、他の正義超人達とウィーク・ポイント星に行く。合体技・超人サザンクロスでブートンを撃破。
「マッスル・リターンズ」では、第1回超人究極チャンピオンシップに出場。1回戦でスカイマンを破るが、二回戦でBUKIボーイに敗れている。
29周年特別読切「キン肉マンの結婚式!!」ではキン肉マンとのガチンコスパーリングにて4番手を務め、パロ・スペシャルでキン肉マンをギブアップに追い込む。
[編集] 29周年描き下ろし『ウォーズマンビギンズ』におけるウォーズマン
サブタイトルは「仮面の告白!の巻」。出生の設定がもっとも詳しく描かれている。
父親の名前はミハイル・ボルコフ。彼は超人レスリング東欧チャンピオン「ミハイルマン」として絶大な強さと人気を誇り、妻ナターシャと共に幸せな生活を送っていた。しかしある時永遠の強さと若さを得るため、ナターシャの制止を振り切りチェコの医者で機械超人研究の第一人者「ユーリ・コピィロフ」を訪ね、半年掛かりで機械超人として改造され、変わり果てた姿でナターシャの元へ帰ってくる。それでも彼ら夫婦の愛は変わらず、遠征生活のさなか「ニコライ」という子供を授かる。
だがある日の試合中機械が暴走(オーバーロード)して、無意識のまま対戦相手とレフェリーを虐殺してしまい、その事を自ら「神に背いた報いを受ける為」とし、自爆装置を起動しリングの上で自殺してしまう。
残されたナターシャとニコライは貧しい生活を送っていたが、やがてナターシャも病死し、ニコライは孤児となる(死期を悟ったナターシャは、ニコライにそれまで隠していた父ミハイルの秘密を語る)。
それから10年経ち青年となったニコライは、彼に流れる機械超人の力に目をつけたソビエト連邦の超人育成組織「SKGB(超人レスラー国家保安委員会)」にスカウトされ、そこで黒いマスクとプロテクター、「ベアークロー」、そしてその出で立ちに相応しい超人名「ヴァイナー・ムシーヌイ(英語名「ウォーズマン」)」を与えられた。
SKGBでの想像を絶する過酷な訓練にも拘らず、暖かい毛布で寝られ、飢える事もなく訓練に打ち込める生活に喜びを感じており、ロビンマスクの隠し技「パロ・スペシャル」をソビエトの開発した遠隔感知能力によって体得するなど、充実した日々を送っていた。だが、ソビエトの真の目的は戦争用のロボ超人兵士の量産だった。
自分は戦争目的のロボ超人兵器のための実験台でしかない、という事実を知ってしまったウォーズマンは…。
[編集] その他(ゆでたまご作品によるカメオ出演)
『SCRAP三太夫』にて、ロボ警官バトルマンとして登場。かつての正義超人達が宇宙に旅立ち宇宙開拓に向かったが、ロボ超人である自分は、完全な超人であるキン肉マン達と上手くやっていく自信が無くなったという理由で、単身地球に残り飲んだくれの荒んだ生活を送っていた。そんな時ロボット警察官募集の求人広告を見て、最も危険率の高い部署に志願した経緯がある(任務中に危険な目に遭いながらも危機一髪の所で三太夫達に助けられ「また死に損ねてしまった」と発言)。そんな時、超人博物館よりベルトが盗まれる事件が発生。三太夫に自分の正体を明かし奮起、封印したベアークローを使い犯人逮捕に成功した。
秋本治との合作である『超こち亀』「正義超人亀有大集結!!の巻」においては、ベアークローを展開したまま、葛飾区内の商店街を徘徊していたため、銃刀法違反で大原大次郎と寺井洋一により亀有公園前派出所まで連行されている。最後には秋本麗子に自身の技であるパロ・スペシャルをかけられた。
[編集] 必殺技
- スクリュードライバー
- ウォーズマンの代名詞とも言える技。ベアークローを突き出した状態で錐揉み回転しながら相手に突っ込む。この技で数々の超人達を再起不能にし、ラーメンマンにもトラウマや後遺症を植え付けた。真っ向から立ち向かって打ち勝ったのはバッファローマンのロングホーンだけで、それでも二刀流で繰り出す「1200万パワー」版では片方のロングホーンをへし折り、バッファローマンに忌まわしい過去として回想されている。
- 技名は同名のカクテル(スクリュー・ドライバー)から[4]。
- パロ・スペシャル
- 相手の背後から両足を内側から引っ掛け、両手をチキンウイングで絞り上げる関節技。脱出不可能とされているが、バッファローマンやネプチューンマンには力ずくで外されている(ネプチューンマンの時は片手が取れていたため、外されたとアニメでは解説されていた)。通称「アリ地獄ホールド」「ツンドラの墓石」。
- ロビンマスクはこの技を見てウォーズマンをスカウトしたが、アニメではロビンが更に改良を加えたという設定、また『II世』ではロビンがウォーズマンに伝授したという設定に変更されていた。
- なお、実在のプロレスラー、ジャッキー・パロ本来の「パロ・スペシャル」とはかける側の身体が前後逆である[1]。正しくは変型型の「リバース・パロ・スペシャル」である。ウォーズマンは、語源はよくわからないとコメントしている[5]。
- ウォーズ・レッグ・ブリーカー
- ザ・マンリキ戦で披露。仰向けにした相手の両脚を垂直に上げさせ、両脚をへし折る関節技。
- ストームエルボー(ウォーズ・ピストンエルボー)
- 名前は『II世』にて設定。相手の上に肩車の形で乗り、そのまま頭部へと肘打ちの連打を叩き込む技。後に弟子のケビンにも習得させた。
- シベリアの地吹雪
- いわゆるコサックダンス。アニメ版オリジナルの「地獄の極悪超人編」の5対3の変則デスマッチで、ブルドッキーとビッグマグナムを道連れにこの技で谷底へ落下していった。
[編集] ファイトスタイル及び性格
- ロボ超人ではあるが、一時期でも父母の愛情を受けて育っており、正常な感情も持っている。がその醜い素顔から迫害を受けていた。
- バラクーダ(ロビンマスク)に支持する事になるが、妥協を許さないファイトを叩きこまれ一流超人の道へ進む事になる。バラクーダは全てが厳格だった訳ではなく、ウォーズマンに対する愛情も度々回想でみられる。しかし、対戦相手への妥協は一切許さない方針であった。
- 彼に心情の変化が視られたのは超人オリンピック決勝戦での対キン肉スグルであった。スグルのフェア精神、博愛主義が大きく彼の心を成長させ、結果的に正義超人入りさせる事になった。
- 正義超人入りしてからの彼は仲間の為には自らの死をも厭わないほど犠牲心が強く結果的に正義超人結束に大きく貢献する事になる。
- バラクーダからロビン戦法のテクニックの全てを学び、加えて相手に対して攻撃を緩めない妥協なきファイを徹底的に仕込まれている。目的は残虐ファイトではなく「相手完膚無きまで叩きのめす」為の完勝である。結果的にそれが残虐ファイトに成ってしまった。
- 正義超人入りしてからは殆どのシリーズでラスボス的存在の超人と対戦するも戦績は振るわず敗北している。しかし、彼の敗北は常に他の正義超人を奮い立たせる要因になっていた。
- コーチとしても優秀で『Ⅱ世』ではケビンマスクを見事、超人オリンピック優勝に導いた。長年の経験より「ロビン戦法の長所」、「正義超人の在り方」をケビンに教授し精心的にも成長させている。
- 『究極の超人タッグ』編では敗北は喫するもセイウチンを正義超人に戻す事に成功し、技の年輪も若かりし頃のスグル、ロビンなどの伝説超人、新世代超人を感嘆、驚愕させた。
[編集] プロフィール
- 本名: ニコライ・ボルコフ[6]
- 種別: 残虐超人→正義超人
- 出身地: 旧ソ連[7]
- 身長体重: 210cm 150kg[7]
- 超人強度: 100万パワー[8]
- 年齢: 24歳[7]
- 好物: バラクーダが作ったボルシチ[9]
- 好きな事: バラライカを弾く事[10]
[編集] 異名
[編集] 個人タイトル歴
[編集] 声優
ロボ超人であるためか作品によっては声にエフェクトがかけられている媒体もある。
- 田中亮一
- テレビアニメ『キン肉マン』47 - 58話、テレビスペシャル
- CRぱちんこキン肉マン
- 堀秀行
- テレビアニメ『キン肉マン』59話 - 最終話
- 劇場版アニメ第1作『キン肉マン 奪われたチャンピオンベルト』 - 第7作『キン肉マン 正義超人vs戦士超人』
- テーマソング、各種コンピューターゲーム
- 掛川裕彦、中友子(少年時代)
- テレビアニメ『キン肉マン キン肉星王位争奪編』
- 田中秀幸
- テレビアニメ『キン肉マンII世』44話
- 竹本英史
- テレビアニメ『キン肉マンII世 ULTIMATE MUSCLE』
- テレビアニメ『キン肉マンII世 ULTIMATE MUSCLE2』
[編集] テーマソング
[編集] コンピュータゲーム
『キン肉マン』の最初のゲーム化作品である『キン肉マン マッスルタッグマッチ』では、8体のプレイヤーキャラクターの内の1人としてウォーズマンが登場している。足が速いキャラクターとしてデザインされている。必殺技は爪を出して突進する「ベアークロー」。
『キン肉マン キン肉星王位争奪戦』では5人のステージキャラクターの内の1人として登場。ステージ1で生命の石を入手することにより、ステージ2から使用可能となる。必殺技は相手を上空に打ち上げて突進する「スクリュー・ドライバー」。
『マッスルタッグマッチ』のリメイク作品に当たる『キン肉マンII世 ドリームタッグマッチ』にも登場。「ベアークロー」がレベル1技の「スクリュー・ドライバー」に受け継がれ、レベル2技「パロ・スペシャル」、レベル3技「スクリュー・ドライバースペシャル」が追加されている。
『キン肉マンII世 新世代超人VS伝説超人』など『キン肉マンII世』以後のゲームでは、タッグチームを組むキャラクターによっては特定のチーム名が付けられる(同一人物であるクロエでも可)。以下にそれを示す。
超人師弟コンビを除いてはゲーム独自の名称である。
『キン肉マンII世 超人聖戦史』では超人オリンピック編のストーリー終了後属性ゲージが一定以上なら仲間にできる。また主人公が選んだルートにより扱いが分かれる。以下にそれを示す。
- 共通・正義ルート
- 原作と同様。主人公が超人オリンピックに出場、もしくはキン肉星王位争奪編にてキン肉マン以外のチームに付くと戦闘可能。
- 中立ルート
- 「7人の悪魔超人編」における対抗戦で悪魔超人側に付くと戦闘可能。
- 悪行ルート
- 「7人の悪魔超人編」における対抗戦にて死亡。以後ゲームに登場しない。
『キン肉マン マッスルグランプリ』シリーズでは、ウォーズマンの2Pカラー(同じキャラクター同士で対戦するための「色違い」キャラクター)としてクロエが登場。『2』ではアニメカラーが追加されている。
[編集] 補足
- 当初、マスクの内フレームには2本のラインが描かれていたが、7人の悪魔超人編以降省略、『II世』での再登場時には再び描かれるようになった。
- 『キン肉マンII世〜オール超人大進撃〜』では、本編での登場はなくゲームで登場したために人気投票枠に入ったが、結果は9位と伝説超人内では上位にランクインした。
[編集] 註
- ^ Vジャンプ編集部「ゆでたまご先生が語るストーリー製作秘話!黄金のマスク」『キン肉マン マッスルグランプリMAX 超人格闘奥義大全』135頁。
- ^ ゆでたまご「これがゆで流創作術!キン肉マン―運命の選択肢― ~キン肉星王位争奪編~」『キン肉マン キン肉星王位争奪戦 (4) 3つの必殺技編』集英社〈ジャンプリミックス ワイド版〉、2006年12月23日、ISBN 978-4-08-109323-6、388-389頁。
- ^ ゆでたまご「番外編 超人人気投票発表!! 」『キン肉マンII世 11』集英社〈スーパー・プレイボーイ・コミックス〉、2000年11月22日、ISBN 978-4-08-857376-2、212頁。
- ^ 「全超人ファイル 007 ウォーズマン」『キン肉マン超人大全集』集英社インターナショナル、2004年7月31日、ISBN 978-4-7976-1003-1、32-33頁。
- ^ ゆでたまご「超人必殺技シリーズ (1) パロ・スペシャル」『キン肉マン 第13巻』集英社〈ジャンプコミックス〉、1983年9月15日、ISBN 978-4-08-851143-6、24頁。
- ^ この名は、実在した同名のプロレスラー(WWEに所属する人物一覧参照)からとられている。
- ^ a b c ゆでたまご「全超人ファイル 09 ウォーズマン」『キン肉マン超人大全』集英社〈ジャンプコミックスセレクション〉、1998年7月22日、ISBN 978-4-8342-1677-6、60頁。
- ^ ゆでたまご「超人強度!!の巻」『キン肉マン 第11巻』71頁。「地球でナンバー1」と表現。
- ^ 「人気超人10問10答 ウォーズマン」『キン肉マン 77の謎』集英社〈ジャンプコミックスセレクション〉、1998年12月16日、ISBN 4-83-421678-0、123頁。
- ^ 劇場アニメ『キン肉マン 逆襲!宇宙かくれ超人』、ロビン・メモに記載
- ^ ゆでたまご「コンピューター超人の巻 」『キン肉マン 第8巻』集英社〈ジャンプコミックス〉、1982年2月15日、ISBN 978-4-08-851138-2、177頁。
- ^ ゆでたまご「パノラマトーナメント表の巻」『キン肉マン 第8巻』集英社〈ジャンプコミックス〉、1982年2月15日、ISBN 978-4-08-851138-2、23頁。
- ^ ゆでたまご「コピー超人…!?の巻」『キン肉マン 第9巻』集英社〈ジャンプコミックス〉、1982年7月15日、ISBN 978-4-08-851139-9、87頁。
- ^ ゆでたまご「勝利をわが手に!!の巻」『キン肉マン 第9巻』集英社〈ジャンプコミックス〉169頁。
- ^ ゆでたまご「審判を下す悪の釜!?」『キン肉マンII世 24』集英社〈スーパー・プレイボーイ・コミックス〉、2003年12月23日、ISBN 978-4-08-857429-4、32頁。
- ^ ゆでたまご「万太郎には"赤ちゃんプレイ"!?」『キン肉マンII世 20』集英社〈スーパー・プレイボーイ・コミックス〉、2002年12月16日、ISBN 978-4-08-857398-4、168頁。
- ^ a b ゆでたまご「テリーマンの決意!!の巻」『キン肉マン 第17巻』集英社〈ジャンプコミックス〉、1984年9月15日、ISBN 978-4-08-851147-4、123頁。
[編集] 関連項目
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