ネプチューンマン

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ネプチューンマンは、ゆでたまご漫画キン肉マン』およびその続編『キン肉マンII世』に登場する架空の人物。

主な特徴[編集]

イギリス出身の超人。怒りや憎しみ、友情といった感情を超越した精神と完璧なる強さを身に付けた最も神に近い存在であるという完璧超人(パーフェクトちょうじん)の首領として登場。超人硬度10を誇る左腕ダイヤモンド・アーム[1]などの肉体的な強さに加え、地球のエネルギーを磁力として放射する「マグネット・パワー」も使用する。顔に額から頬を覆うマスクを身に着け[2]、覆面(マスク)は真の実力者のみが装着を許されるという信念のもと、下等超人のマスクは軟弱な素顔を隠すためのアクセサリーに過ぎないと言い切り、部下のビッグ・ザ・武道とマスクを奪う覆面狩りを行っており、奪った物をコレクションしている。

外見のデザインは、読者応募超人である『イチバンマスク』と『ハルクマシーン』の合成であり、顔と下半身がイチバンマスク、胴体・腕がハルクマシーンのものである。イチバンマスクのイラストには「ハンセンホーガンブロディを合わせたような」とコメントが添えられており[3]、特に広い額と口髭はホーガンの特徴でもある。またハルクマシーンはホーガンの得意技・アックスボンバーの構えをとっており[3]、ネプチューンマンもアックスボンバーそのものの技「喧嘩(クォーラル)ボンバー」を得意とする。ネプチューンマンはほかにも、ホーガンの特徴的な決めポーズである、『イチバーン!』と叫び右手人差し指を高々と挙げる動作(多くは『ナンバー・ワーン!』という台詞)を行い、格闘シーンの描き方に関してもゆでたまごはホーガンを参考にしていると発言している[4]。また超人ごとの筋肉の描き分けを初めて意識した超人とも語っている[5]。原作ではマスクとチョッキの色は赤を基調としているが、アニメではマスクが銀色、チョッキは緑色に変更され、レッグウォーマーも白から黄色になっている。

漫画本編において悪魔超人との闘いに一段落が付いた後、新シリーズ「夢の超人タッグ編」における新たな悪役として投入されたネプチューンマンら完璧超人であるが、登場した当初はあまりに偉そうでエリートぶっているなどとして読者から酷く嫌われた。従来は悪役であってもある程度支持する声があったが、ネプチューンマンの場合はそのような声も少なく、それならばと作者のゆでたまごは開き直って徹底的に悪役を貫かせることにしたという[6]。その後、『夢の超人タッグ編』終盤に行われた第3回人気投票では10位に入っている[7]。こうした過程があっただけに、改心した時の反響も凄かったと発言している[5]

『キン肉マン』でのネプチューンマン[編集]

喧嘩男からネプチューンマンへ[編集]

ネプチューンマンはかつて喧嘩男(ケンカマン)という無名超人であり、人間と同じ姿の地味な外見と戦法ながら、鍛え上げた筋骨隆々の肉体を駆使し、全戦全勝の強さを誇っていた。しかし、勝利のみを追求した野性的なスタイルは観衆受けせず、また相手を妥協なく攻撃することから[8]、派手なファイトで人気を集めるロビンマスクとは対照的な存在で、常に罵声と嘲笑に晒されていた。第20回超人オリンピックのイギリス予選大会の決勝でロビンマスクと対戦するが、組み合った瞬間に自分の勝利を確信し、ロビンマスクの実力とそれをもてはやす超人レスリング界に失望し試合を放棄する[3]。失意の中にあった喧嘩男はテームズ川に身を投げ自殺を図ったが、死にきれぬまま沈んだ水底で数十万年もの間実力者を待ち続けていたというビッグ・ザ・武道と出会い、史上最強の覆面超人の象徴というネプチューン・マスクを受け取る。それから喧嘩男は完璧超人・ネプチューンマンとなり天上界で修行することになる[9]。アニメ版では不屈の闘志を持ったネプチューンマンをセメントス長老が真の正統派超人として育てるが、ネプチューン・キングに唆されて脱走したと設定されている。

夢の超人タッグ編[編集]

多数の覆面超人が参加する宇宙超人タッグ・トーナメントでは、ビッグ・ザ・武道とのタッグチーム『ヘル・ミッショネルズ』を結成。フードをかぶり正体を隠して出場した。完璧超人の先発隊として1回戦第2試合にスクリュー・キッドケンダマンを送り込むが、凶器を使用・敵に背中を見せる・敗北するという3つの禁を犯したことを理由に制裁として武道と共に二人を殺害する。続く第3試合では超人師弟コンビ(ロビンマスク、ウォーズマン)と対戦。ネプチューンマンの正体が喧嘩男であると疑うロビンマスクにより、自身の両腕をあえて傷つけることで攻撃を誘われ、組み合うことによって正体を暴かれる。だが正体暴きに夢中になったロビンマスクは体力を消耗してしまう。これによりまずウォーズマンを、その後はロビンをビッグ・ザ・武道との合体技クロス・ボンバーによってそれぞれKOし、二人のマスクを奪った[10]

2回戦第1試合の、マッスル・ブラザーズ(キン肉マンキン肉マングレート)対はぐれ悪魔超人コンビ(アシュラマンサンシャイン)では、2000万パワーズ(モンゴルマンバッファローマン)と共にランバージャック・デスマッチの囲みに加わる。試合後、敗北したアシュラマンの三面マスクを奪い、マスクを持たないサンシャインは殺害した。第2試合は2000万パワーズと金網・有刺鉄線デスマッチで戦い、磁力を操る「マグネット・パワー」を繰り出す。友情を失った正義超人に流れる鉄の汗「アイアン・スエット」が有利に働き、2000万パワーズを圧倒した。雷を投げつける技「サンダー・サーベル」でバッファローマンを倒し、モンゴルマンのマスクを奪い、助けに乱入したキン肉マンの左腕をも切断する。

決勝戦の3本勝負では、1本目でキン肉マングレートのマスクを10分で狩ることを予告し、これを達成する。しかし2本目、キン肉マンのマスク狩り予告を外した上、ビッグ・ザ・武道の正体が完璧超人の真の首領・ネプチューン・キングであったことが判明すると、他者を下等超人と呼んではばからないネプチューンマンの傲慢さは鳴りを潜め、試合中に動揺や焦り、悩みを多く見せるようになる。完璧超人の掟を恣意的に扱い凶器攻撃をも辞さないネプチューン・キングに対しネプチューンマンは二度目の失望を味わったことで、チームワークの乱れたヘル・ミッショネルズは頼みのマグネット・パワーも奪われ、マッスル・ドッキングによって敗北した。この時点で1-1だったが、3本目はこれまでのダメージの蓄積のため10カウント・ノックアウト負けとなり、1-2で敗れた。

敗北後、ヘル・ミッショネルズの優勝と共に地球を制圧するべく来訪したネプチューン・キングの弟子である1000人の完璧超人たちを止めるため[11]爆薬を飲み、『この世に完璧なものは正義超人の友情である』と言い残し、自ら敗北を知らせる人狼煙となってこれを食い止めた。

キン肉星王位争奪編[編集]

ネプチューンマンの志の高さに共感した完璧超人のうち3人(グレートハリケーン、フィッシングマン、キャッチマン)が、自爆したネプチューンマンの肉体の破片を集め蘇生させた[12]。アニメ版では超人預言者により蘇生され、「私に代わって超人界の歴史と未来を見守れ」との命を受けていた[13]。キン肉星王位継承サバイバルマッチの準決勝戦終了後に会場近くへ現れて、キン肉アタルの「運命のページ」を燃やされた灰を回収する。決勝前のキン肉マンチームの特訓を陰から助け、決勝戦の対フェニックスチームでは、キン肉マンチームを回収した灰を使い援護している。さらには残り人数が2対3となった最終局面では、正体を隠しザ・サムライとして劣勢となったキン肉マンチームに参加する。

3対3の6人タッグでロビンマスクとマンモスマンが消滅した後は、正体を明かしキン肉マンと共に『巌流島コンビ』として戦った。全身にオメガマンの高圧電流を浴びながらも、世界中の超人に向け『次世代の超人のために、自分たちが捨て石になってでもフェニックスたち凶悪超人を倒そう』と訴えるネプチューン・メッセージ(アニメではネプチューンマン・メッセージ)を発する。超人たちはこれに感動し、決勝の地に集結する。最期はオメガマンのΩカタストロフ・ドロップにかかったキン肉マンを救い身代わりとなり、超人預言書の「運命のページ」を燃やされ消滅した。真の王位継承者はキン肉マンと支持していた。消滅後はキン肉アタル、ロビンマスク、ジェロニモと共に邪悪大神殿に侵入し封印されたキン肉マンの火事場のクソ力を復活させる。王位争奪サバイバル・マッチ終了後で、キン肉アタルやロビンマスクなど同様に消滅させられた超人たちと共にキン肉マンのフェイス・フラッシュで蘇った。

完璧・無量大数軍編[編集]

キン肉マンが第58代キン肉星大王に即位し、平和を取り戻した地球を見届けた後、キン肉星に帰還。正義超人・悪魔超人・完璧超人の間に三属性不可侵条約に完璧超人代表として条約に署名する。しかし正義超人に加勢し完璧超人の『種に交われば種にあらず』の掟を破ったため、代表権の無い越権行為だとする制裁を受けたと思われる描写がある。数日後、完璧超人の本体である真・完璧超人軍率いる完璧・無量大数軍が条約を撤回させるために地球に襲来する。

以前は“完狩”の称号を持つ完璧・無量大数軍の一員だったが、理由があって離脱した[14]

主要対戦成績[編集]

  • シングルマッチ
    • 喧嘩男としてのシングルマッチ対戦記録は541戦541勝541KO。
    • ×ロビンマスク(試合放棄)
  • タッグマッチ(ヘル・ミッショネルズ)
  • タッグマッチ(キン肉マンチーム - キン肉マン / ロビンマスク / ザ・サムライ→ネプチューンマン)
  • 団体戦
    • ○知性チーム(2勝1敗1引き分け)

『キン肉マンII世』でのネプチューンマン[編集]

キン肉マンII世 究極の超人タッグ編』にて再登場。本編以外では連載250回記念の第1回超人コスチューム大賞に登場[15]。爆死からの復活について設定に変更・追加がされている。復活に携わる完璧超人に2人(ザ・ターボマン、アモイマン)が加わり、5人が全ての超人パワーを使って完璧超人に伝わる「超人再生術」を20週と8日間をかけて施した[16]

キン肉マンの王位継承と結婚を見届けた後、ロビンマスクと共にイギリスへ帰国。ロビンは間も無く女王直属の部下となったが、ネプチューンマンは長年の戦いの疲れを癒す為マスクを外し、正義超人・喧嘩男として田舎で隠居生活を始める。穏やかな生活を送りながらも、新たな悪行超人の出現と闘いに備えて日々鍛錬を続けていたため、54歳となった時でも全盛期と変わらぬ肉体を保っており、また経験や年輪から老獪さも兼ね添えている[17]。しかし、妻子を持たずに一人鍛錬に明け暮れる年月の中、より完璧な強さを求めたことで完璧超人界を再興したい気持ちが芽生えていく。時間超人ライトニングとサンダーによる歴史改変を防ぐため新世代超人たちが過去に向かう際、密航という形で時間船に乗り込む。当初は打倒時間超人のために万太郎ら新世代超人を援護する目的であったが、タイムスリップした先が己の最も光り輝いていた宇宙超人タッグ時代であると知り、タッグの優勝と完璧超人再興を目指し、トロフィー球根(コンプリートバルブ)を手にする野望を抱く。その身体能力の高さからセイウチンを勧誘し洗脳。眠っていた獣性を引き出すことで完璧超人にするが、セイウチンを心配して後を追いかけてきたチェック・メイトを倒し、チェック・メイトの顔の皮を剥ぐ。翌日『究極の超人タッグ』に参加、ヘル・イクスパンションズを名乗る。

マグネットパワーに変わり、光ファイバーを埋め込んだ腕で使用する合体技『オプティカルファイバー・クロス・ボンバー』で対戦相手の顔の皮を剥がしコレクションするなど、以前に比べ冷徹さが増し、手段を選ばない行動をとる。試合外では若さによる甘さがなくなり、暴れるセイウチンを腕力で抑えるなど豪快な姿も見せた。予選の間引きバトルロイヤル戦では万太郎達マッスルブラザーズ・ヌーボーを庇った火の玉・火爺隊(バリアフリーマンイリューヒン)を倒し、1回戦ではスーパー・トリニティーズ(ジェイドスカーフェイス)を破り、ジェイド以外の顔の皮を剥ぐ[18]

2回戦ではヘルズ・ベアーズ(ウォーズマン、マイケル)と対戦。戦いの中、マイケルの正体は後の時代に登場するマンモスマンであることが判明。さらにはパートナーであるセイウチンが試合の途中で自我を取り戻したため、ウォーズマンに倒される。その直後、マンモスマンが反逆を起こしネプチューンマン側に寝返ったことでセイウチンを見捨てて、ウォーズマンをかばうセイウチンをマンモスマンとのクロスボンバーで倒し、その後ツープラトン技でウォーズマンも倒す。その時、ウォーズマンの父親ミハイルマンの最期(『ウォーズマンビギンズ』でその経緯が描かれている)を知っているような発言をしていた。試合後、納得のいかない観客のブーイングの中、新星(ノヴァ)・ヘル・イクスパンションズを結成する。2回戦終了後は、突如現れた大魔王サタンの『黒後家蜘蛛の呪い』に世界五大厄(ライトニング、サンダーの時間超人組)、マンモスマンと共に参加しキン肉マンを呪いにかけ、準決勝前夜は訓練を偵察していたミートから「宇宙超人大全」を奪い取りその内容をマンモスマンに吸収させるなど非道ぶりを加速させる。しかし準決勝第1試合では、キン肉マンとテリーマン、万太郎とカオスを、それぞれ要所要所で叱咤激励、心配するような表情を見せるなど、一貫しない行動を見せる。

準決勝で組み合わせ変更により時間超人組との対戦が決定し、ソードデスマッチで戦う。試合の最中、時間超人の猛攻を受けるマンモスマンを、完璧超人の信念に背き2度に渡って救う行動に出た上に、悪になり切れない心境を露呈する。結果として、その姿に失望したマンモスマンが再度裏切り(ダブルクロス)を実行し、クロス・ボンバーを誤爆させられ利き腕を完全破壊された上に、試合放棄[19]。孤立無援となったネプチューンマンは再び正義と友情の心を自覚し、目的達成のために利用していた元パートナーのセイウチンをはじめ、今まで顔の皮を剥いだ新世代超人たちに謝罪するも、時間超人の死時計の刻印を受けて敗北した。心肺停止後、見せしめに火山口に放り込まれるが、カオスの捨て身の行動とウォーズマンのデバイスで蘇生した[20]。カオスから21世紀での後進正義超人の指導を託され、復活が近い20世紀ネプチューンマンとの対消滅も避けるために、カオスのエキゾチック物質により現代世界へと帰った。その際に『この世にひとつだけ完璧なものがあるとすれば、それは正義超人界の友情だ』と再度言い残す(なおこの行動の犠牲としてカオスは死亡し、決勝戦に出場できない事態となる[21])。

II世でのネプチューンマンは全体的に迷走しており、作中の行動だけでなく旧来の設定にも矛盾が生じている。作者自身も自著で原因として自分自身の老いと焦りがネプチューンマンに如実に反映されてしまい、またネプチューンマンの迷走がキン肉マン、ウォーズマン、マンモスマン、カオスといった主要キャラを巻き込み、足を引っ張る展開になったことで、結果としてこのシリーズ全体の低迷に繋がったと反省の意を述べている[22]

主要対戦成績[編集]

  • タッグマッチ
    • ○スーパー・トリニティーズ(スカーフェイス / ジェイド、オプティカル・ファイバー・クロスボンバー)
    • ○ヘルズ・ベアーズ(ウォーズマン、地獄の氷結落とし)※この試合でセイウチンマンモスマンとパートナー途中交代
    • ×世界五大厄(ライトニング / サンダー、死時計の刻印)※マンモスマンは途中で試合放棄

劇場版でのネプチューンマン[編集]

第7作『正義超人vs戦士超人』にて登場。かつては南シナ海に浮かぶ未知の島インモラ島の七重の塔を守る戦士超人だったが、邪悪な心で宇宙征服を夢見る総大将のビッグ・シンジョウに耐えられなくなり脱退したという設定が付加されている。

夢の超人タッグ編の終盤自爆した後、爆発の瞬間に出来たエアポケットに飲み込まれた彼は奇跡的に生き延びる。生きがいを失った彼は身を崩し、街で暴れ回っていたために超人警察の手により逮捕され、フランス超人刑務所に囚人4771号として収監されていた。 死刑判決を受けるが、執行寸前にキン肉マンにより救出されインモラ島への道案内として同行する。道中をテリーマンらアイドル超人に任せ、キン肉マンと共に七重の塔最上階にてビッグ・シンジョウと対峙。キン肉マンにビッグ・シンジョウが倒された後、現れた戦士超人軍団のゲオルグ博士の話により、彼が発明した宇宙の最終兵器の設計図がビッグ・シンジョウに奪われたため、ミートを人質にキン肉マンに取り返させようとした事実が発覚する。直後にビッグ・シンジョウが立ち上がり設計図を奪うが、ネプチューンマンはマグネット・パワーで相手の動きを封じ、キン肉マンとのクロス・ボンバーでビッグ・シンジョウとゲオルグ博士をKO。2人を道連れに空中で再び人狼煙の爆薬により自爆する。なお本作においては囚人番号の4771番から「4771(死なない)から助かると思っていた」と発言したり、三頭身になって解説するなどコミカルな姿が見られる。

得意技[編集]

シングル技[編集]

喧嘩(クォーラル)ボンバー
左腕から繰り出す強烈なラリアート
ザ・サムライの時には居合い斬りボンバーの名で使用した。またモンゴリアンチョップのように両腕で相手を挟む派生技クォーラルプレスもある。
ソード・ボンバー
『夢の超人タッグ編』決勝のソード・デスマッチにて使用。マグネットパワーでソードボードを左腕に吸着させて放つ。
『II世』ではクォーラル・ソード・ボンバーの名で使用した。
喧嘩(クォーラル)スペシャル
卍固めの変形[23]ロビンマスクは『喧嘩男にしかできない技』としており[24]、ケンダマン相手に見せたこの技でネプチューンマンの正体に気付いた。アニメではケンカスペシャル。
ダブル・レッグ・スープレックス
相手をロープに振り、戻って来た所をコスチュームの巨大な棘に突き刺し捕らえ、ひざ裏から両太股を抱えて身体全体を持ち上げスープレックスを繰り出す。
『キン肉マン』ではクロス・ボンバーへの繋ぎ技として使用されてきたが、『II世』では必殺技としての威力まで上がったと設定された[25]
掟破りのロビン・スペシャル
元々はロビンマスクの技。超人師弟コンビ戦の終盤、落下中のロビンの鎧を奪い取り、重みを移すことにより使用。2000万パワーズ戦では落下中のモンゴルマンに使用している。
パーフェクトドロップ
『マッスルグランプリ』で命名。アトミックドロップからバックドロップにつなげる技。
磁気スープレックス
電磁力で相手を引き寄せ、ジャーマンスープレックスを決める。『マッスルグランプリ2』では磁気嵐スープレックス。
磁気嵐ドライバー
磁気スープレックスと同様の原理でツームストンドライバーを決める。
魔の直滑降(まのちょかっこう)
相手の突進してくる勢いを利用して、自分の腕を前に出して後方へ相手を投げ飛ばす技。相手をリング下に叩き落とす『魔の直滑降スペシャル』も存在。
地獄の三重刑
マスクマン相手に生み出した技。スリーパーホールドの体勢でスープレックスを決め(ゲーム『マッスルグランプリ2』ではスリーパースープレックスと命名)、相手の覆面を後ろ前にすることにより一時的に相手の声帯・視覚・聴覚を封じる。
審判のロックアップ
組み合うだけで相手の実力を知ることができる特殊能力。超能力の類ではなく、喧嘩男がロビンマスク相手に見せた百戦錬磨の経験による鋭い洞察力がII世でこのように名付けられた。ただし、力自慢で鳴らすネプチューンマンもマンモスマン相手にはロックアップを切られ力負けした。
喧嘩(クォーラル)ライド
ショルダーネックブリーカーの体勢から、さらに相手の両足首を自分の太ももでロック、高くジャンプして衝撃を加える技。
イグニッション・クラッシュ
喧嘩ボンバーに見せかけ相手に突進し、腕を背後から相手の腰に巻きつけ相手を抱え上げ脳天をキャンパスに落とす。
超人絞殺刑(ちょうじんこうさつけい)
ロープを挟んで相手の背後から両手をつかみ、両足で相手の首を絞める全体重をかけた絞め技。元はキン肉マンの技であったが、本人は『若い時は他人の技は使いたくないが、年を取ると勝つ為に手段を選ばない』との理由から使用した[26]
アイアンバット・スクィーズ
マグネット・パワーにより左腕に鉄柱を2本装着し、そのまま回転し相手に突撃する。作中では時間超人の死時計の刻印よりマンモスマンを救うために使用した。

タッグ技[編集]

クロス・ボンバー
ヘル・ミッショネルズのツープラトン。ひとりの超人に対し前後から喧嘩ボンバーで挟むように打撃を加える技。マグネット・パワーで両者が引き合うことで高い威力を生み出し、逆に力をセーブしないとマスクだけでなく首ごと切断してしまう(別名、荒技フェイス・ボンバー)。
基本的にマグネットパワー無しでは発動しないが、II世ではセイウチンやマンモスマンをパートナーとし、光ファイバーで代用した「オプティカル・ファイバー・クロスボンバー」として使用した[27]。その威力は以前のクロスボンバーよりも上がっており、マスクどころか顔の皮を剥がしてしまう。このほかに光ファイバーを得た直後、単体で行うロンリー・クロス・ボンバーも存在。
ネプチューンマン曰く『完璧超人界の"至宝(トレジャー)"』[28]
磁気嵐クラッシュ
ヘル・ミッショネルズのツープラトン。片方の相手を地上でベアハッグに捕らえると同時に、もう片方の相手を空中でパイルドライバーに捕らえ、その頭部同士をマグネットパワーの作用により激突させる技。
マスク・ジ・エンド
ヘル・ミッショネルズ、及びヘル・イクスパンションズのツープラトン。相手の頭を両足で挟みこみ、その頭を軸に回転することにより徐々に相手のマスクを削り取っていく技。その様子がリンゴの皮むきのように見えるため、『アップル・シェイバー』とも呼ばれる[29]
サンダーサーベル
ヘル・ミッショネルズのツープラトン。コーナーポストにリングロープを巻きつけて作り上げた即席電磁石をマグネットパワーで高速回転させ、磁気嵐により雷雲を生み出す。そこで発生した稲妻を手に取り、巨大なエネルギーを秘めた武器として用いる。サンダーサーベルを十字に組んで相手に突撃する際は『死の十字架』と呼ぶ。
クロス延髄
巌流島コンビのツープラトン。2人で相手に延髄蹴りを繰り出す。
巌流島ドロップ
巌流島コンビのツープラトン。キン肉マンが空中で相手の両腕をロックした状態で、それにネプチューンマンが加わり相手の両足をロックしそのまま2人の体重を乗せて地面に叩きつける
レインボーブリッジスープレックス
巌流島コンビのツープラトン。キン肉マンとネプチューンマンがそれぞれスープレックスで相手タッグの脳天を激突させ、さらにボディプレスで止めを刺す。
イクスパンション・タービン
ヘル・イクスパンションズのツープラトン。セイウチンが相手に噛みついた状態で相手を回転させたところに、相手の首めがけてギロチンドロップを決める。
フライング・セイウチ
ヘル・イクスパンションズのツープラトン。セイウチンの牙にリバースフルネルソンに取り、そのまま相手に投げつける。
ランペイジ・ホイール
ヘル・イクスパンションズのツープラトン。セイウチンが相手にジャーマンスープレックスで投げ、ネプチューンマンがさらに相手にフライングヘッドシザースで地面に叩きつける。
へジホッグボール
ヘル・イクスパンションズのツープラトン。ニードルファーによりハリネズミのようになり丸まったセイウチンを左腕に絡み付け、相手に投げつける。
地獄の氷結落とし
新星(ノヴァ)・ヘル・イクスパンションズのツープラトン。対戦相手の腹部にチョッキの針を突き刺すと同時に、さらにマンモスマンがネプチューンマンを抱きかかえ、相手の背中をビッグ・タスクで刺すことにより完全に動きを封じ、2人で協力してジャーマン・スープレックスの体勢で投げ捨てる。

プロフィール[編集]

異名[編集]

  • 無冠の帝王[34]
  • 最強の完璧超人[36]
  • 地獄の錬金術師[37]
  • 完全無欠の完璧超人[38]

主な肩書き[編集]

  • 元完璧・無量大数軍“完狩”[14]
  • 悪の協調(コンチェルト)(サタン、ネプチューンマン、マンモスマン、ライトニング、サンダー)[39]

個人タイトル歴[編集]

「タイトルは弱者のシンボルである」というネプチューン・キングの教えに従っているため無冠[30]だが、『II世』では複数のタイトルが追加されている。

  • 第20回超人オリンピックイギリス国内予選準優勝
  • 英国超人プレミアリーグチャンピオン ('77)[40]
  • 宇宙超人グリマ選手権覇者 ('73)[40]

声優[編集]

テーマソング[編集]

無冠の帝王
歌 - 山中のりまさ / セリフ - 岸野一彦(ネプチューンマン) / 作詞 - 吉田健美 / 作曲 - 芹澤廣明 / 編曲 - 松井忠重

コンピュータゲーム[編集]

キン肉マン キン肉星王位争奪戦』では5人のステージキャラクターの内の1人として登場。ステージ3にてキン肉アタルがフェニックスを倒しており、ステージ4にてキン肉マンチームのメンバーが全員倒された場合にのみ登場。必殺技は相手と一定の距離をとってから放つ喧嘩ボンバー。

キン肉マンII世 超人聖戦史』では主人公が正悪を示す属性ゲージが一定以上であれば仲間にできる、またイギリス出身もしくは打撃タイプであり特定の条件を満たしてあれば弟子入りすることも可能、「喧嘩ボンバー」[41]を習得できる。主人公が選んだルートにより扱いが分かれる。以下にそれを示す。

  • 正義ルート
原作同様。2000万パワーズが主人公のチームに倒されているため、準決勝で戦うことになる。キン肉星王位争奪戦では主人公が他の王子のチームに加入していると、キン肉マンチームと対峙した際、戦うことになる。
  • 中立ルート
主人公が乱入していた場合、マッスル・ブラザーズが主人公のチームに倒されているため、決勝戦で戦うことになる。
  • 悪行ルート
部下を引きつれ地球に襲来。ヘル・ミッショネルズとして主人公のチームと戦う。

キン肉マン ジェネレーションズ』など『キン肉マンII世』以後のゲームでは、タッグチームを組むキャラクターによっては特定のチーム名が付けられる。以下にそれを示す。

ヘル・ミッショネルズ、巌流島コンビを除いてはゲーム独自の名称である。

アーケードゲームキン肉マン マッスルグランプリ2』では2007年7月31日より解禁され使用可能となった。また、PS2版『キン肉マン マッスルグランプリ2 特盛』では最初から登場する。

ファミコンジャンプ 英雄列伝』では敵キャラクターとして登場。バッファローマンと共に占いババの用意した2超人として主人公と対戦し、クォーラルボンバーを使用する。

アーケードゲーム戦国大戦』では2014年2月20日より稼動の「1477 破府、六十六州の欠片へ」に柴田勝家としてカード化された。

脚注[編集]

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  1. ^ ゆでたまご「仮面の秘密!!の巻」『キン肉マン 第18巻』集英社〈ジャンプコミックス〉、1984年12月15日、ISBN 978-4-08-851148-1、181頁。
  2. ^ このマスクは相手の攻撃で発生するパワーをマグネット・パワーとして取り込む能力を持つ。
  3. ^ a b c ゆでたまご「死の制裁!!の巻」『キン肉マン 第18巻』集英社〈ジャンプコミックス〉、1984年12月15日、ISBN 978-4-08-851148-1、114-126頁。
  4. ^ ゆでたまご『キン肉マン 第23巻』集英社〈ジャンプコミックス〉、1985年12月15日、ISBN 978-4-08-851803-9、カバー折り返し・作者コメント。
  5. ^ a b ゆでたまご「JC背表紙超人コレクション FILE NO.23 ネプチューンマン」『キン肉マン 第23巻(復刻版)』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2013年7月6日、ISBN 978-4-08-870747-1、202-203頁。
  6. ^ ゆでたまご「これがゆで流創作術!キン肉マン―運命の選択肢― 〜夢の超人タッグ編〜」『キン肉マン 夢の超人タッグ (3) 決着!!栄光のトロフィー編』集英社〈ジャンプリミックス ワイド版〉、2006年9月30日、ISBN 978-4-08-109270-3、166頁。
  7. ^ ゆでたまご『完璧の秘密!!の巻』『キン肉マン 第23巻』26-27頁。
  8. ^ 後のロビンマスクの証言で、本人は純粋に格闘家として試合に臨んでいたに過ぎず、実際は対戦相手を殺害はせずに再起不能1歩手前で抑えていた。
  9. ^ 『仮面の秘密!!の巻』『キン肉マン 第18巻』167-184頁。
  10. ^ ウォーズマンはこれにより絶命。
  11. ^ ゆでたまご「孤独の戦士!!の巻」『キン肉マン 第23巻』47-65頁。
  12. ^ ゆでたまご「水中の死闘!!の巻」『キン肉マン キン肉星王位争奪戦 (5) 最強助っ人サムライの美学!編』集英社〈ジャンプリミックス ワイド版〉、2007年1月20日、ISBN 978-4-08-109331-1、47-65頁。
  13. ^ テレビアニメ『キン肉マン キン肉星王位争奪編』第39話Aパート「探せ!偽王子の証拠!!の巻」
  14. ^ a b ゆでたまご「属性別超人名鑑 零 完璧超人編 ネプチューンマン」『キン肉マン 公式ファンブック 超人閻魔帳』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2014年8月9日、ISBN 978-4-08-880249-7、40-41頁。
  15. ^ ゆでたまご「進化のタッグで悪魔に臨め!!」『キン肉マンII世 25』集英社〈スーパー・プレイボーイ・コミックス〉、2004年3月24日、ISBN 978-4-08-857432-5、44頁。読者投稿のおでかけスタイルを披露
  16. ^ a b ゆでたまご「選ばれし"越境タッグ"!?」『キン肉マンII世 究極の超人タッグ編 02』集英社〈週刊プレイボーイ・コミックス〉、2006年2月22日、ISBN 978-4-08-857453-0、203-222頁。
  17. ^ ただし、年齢以上の肉体の酷使と、食事の過剰な節制が原因で内臓(特に心臓)は深刻なダメージを負っており、作中で何度か吐血する描写があった。
  18. ^ ジェイドに関してはセイウチンが手加減したため顔の皮は剥げなかったもののヘルメットを弾き飛ばした。
  19. ^ マンモスマンは『アブソリュート・フェニックス(絶対的な知性)』を提唱するフード姿の謎の人物(キン肉マンスーパー・フェニックスらしき示唆描写あり)と共に去っていった。
  20. ^ ウォーズマンはネプチューンマンと再戦した際に、その堕落ぶりを批判したが、密かにネプチューンマンも無自覚だった悪になり切れない心境と身体の異常を見抜き、アリサだけでなくネプチューンマンも救うためのデバイスを残した。
  21. ^ タッグ編最終回にて奇跡の球根(トロフィー球根)を万太郎から与えられ復活はした
  22. ^ ゆでたまご・嶋田隆司「第二章 火事場の友情パワー 自分が生み出した超人の力もまた信じる」『火事場の仕事力』ワニブックス 、2012年4月25日、ISBN 978-4-8470-6531-6、96-97頁。
  23. ^ ゆでたまご『超人必殺技シリーズ (11) 喧嘩スペシャル』『キン肉マン 第21巻』集英社〈ジャンプコミックス〉、1985年7月15日、ISBN 978-4-08-851801-5、26頁。
  24. ^ 「因縁試合!!の巻」『キン肉マン 第18巻』127-145頁。理由の一つには使用者にある程度腕力と脚力がないと効果はあまり期待できないからでもある。
  25. ^ ゆでたまご『理性を凌駕する魔の獣性!!』『キン肉マンII世 究極の超人タッグ編 04』集英社〈週刊プレイボーイ・コミックス〉、2006年7月24日、ISBN 978-4-08-857460-8、205頁
  26. ^ ゆでたまご『覚醒!"眠れる暴獣"マンモスマン!?』『キン肉マンII世 究極の超人タッグ編 22』集英社〈週刊プレイボーイ・コミックス〉、2010年6月18日、ISBN 978-4-08-857505-6、135頁。
  27. ^ マグネットパワーが復活した際にはマンモスマンとも使用している。
  28. ^ ゆでたまご『禁断の掟破り!!』『キン肉マンII世 究極の超人タッグ編 20』集英社〈週刊プレイボーイ・コミックス〉、2009年12月18日、ISBN 978-4-08-857499-8、36頁。
  29. ^ ゆでたまご「覆面狩り予告達成!?の巻」『キン肉マン 第23巻』集英社〈ジャンプコミックス〉、1985年12月15日、ISBN 978-4-08-851803-9、9頁。
  30. ^ a b 週刊少年ジャンプ特別編集『キン肉マン熱闘スペシャル』集英社、1984年8月25日、雑誌29936-8/25、11-12頁。
  31. ^ 後藤広喜編「永久保存版!! JUMPオールキャラクター総勢148名!! 名鑑」『週刊少年ジャンプ 1986年37号』集英社、1986年8月25日、雑誌29934-8/25、6頁。
  32. ^ ゆでたまご「今、明かされる“マイケル”の正体」『キン肉マンII世 究極の超人タッグ編 16』集英社〈週刊プレイボーイ・コミックス〉、2008年12月24日、ISBN 978-4-08-857488-2 、69頁。
  33. ^ TEAM MUSCLE編「キン肉大辞典」『キン肉マン 特盛』集英社〈ジャンプコミックスセレクション〉、1999年8月24日、ISBN 978-4-8342-1679-0、184頁。
  34. ^ a b 「無冠の帝王(ネプチューンマンのテーマ)」CD『キン肉マン超人大全集』収録。「(夢の超人タッグに)優勝したら10頭食うぞ」と発言。
  35. ^ ゆでたまご「正義超人の覚悟!!」『キン肉マンII世 究極の超人タッグ編 10』集英社〈週刊プレイボーイ・コミックス〉、2007年12月24日、ISBN 978-4-08-857474-5、176頁。
  36. ^ TEAM MUSCLE編「カラーイラスト集」『キン肉マン超人大全』集英社〈ジャンプコミックスセレクション〉、1998年7月22日、ISBN 978-4-8342-1677-6、26頁。
  37. ^ ゆでたまご「万太郎タッグの危機、再び!? 」『キン肉マンII世 究極の超人タッグ編 05』集英社〈週刊プレイボーイ・コミックス〉、2006年9月24日、ISBN 978-4-08-857461-5、73頁。
  38. ^ キン肉マン マッスルグランプリ2
  39. ^ ゆでたまご「死の時限装置!!」『キン肉マンII世 究極の超人タッグ編 17』集英社〈週刊プレイボーイ・コミックス〉、2009年3月19日、ISBN 978-4-08-857491-2、143頁。
  40. ^ a b ゆでたまご「プラモが繰り出す想定外の強豪!?」『キン肉マンII世 究極の超人タッグ編 6』集英社〈週刊プレイボーイ・コミックス〉、2006年12月24日、ISBN 978-4-08-857463-9、123頁。
  41. ^ ゲーム中ではクォーラル・ボンバーと表記される。

関連項目[編集]