イギリスの国旗

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イギリスの国旗
イギリスの国旗
用途及び属性 市民・政府陸上?
縦横比 1:2
制定日 1606年4月12日(イングランド・スコットランド同君連合時代)
1801年1月1日(グレートブリテンおよびアイルランド連合王国成立時)
使用色

グレートブリテン及び北アイルランド連合王国は、国旗としてユニオンフラッグUnion Flag)あるいはユニオンジャックUnion Jack)として知られる王室旗を使用する(ユニオンジャックは「船の国籍を示す旗」を意味するという俗説にもかかわらず、専門的にはどちらの名称も正しい[1])。

概要[編集]

イングランドの国旗(白地に赤い十字のセント・ジョージ・クロス)と、スコットランドの国旗(青地に白い斜め十字のセント・アンドリュー・クロス)が、イングランドスコットランド同君連合時代に組み合わされて作られた。さらにアイルランド王国との合同でグレートブリテン及びアイルランド連合王国が成立した際、アイルランドの国旗と称してアイルランドの有力諸侯だったキルデア伯フィッツジェラルド家)の旗(白地に赤い斜め十字、セント・パトリック・クロス)が組み合わされた。

セント・アンドリュー・クロス旗の青地は、スコットランド国旗ではブルーだが、ユニオンフラッグではダークブルーになる。またセント・アンドリュー・クロスとセント・パトリック・クロスが重なり合ってしまわないように、ユニオンフラッグではセント・パトリック・クロスの斜線が反時計回りに若干ずらしてある(カウンターチェンジ)。このためイギリスの国旗は上下左右で非対称となり、表裏の区別がある。

ユニオン・フラッグの変遷

ウェールズの意匠[編集]

ウェールズの旗

イギリスを構成する4つの非独立国のうち、ウェールズは13世紀末という早い時期にイングランドに服属し国権の一体化が進んでいたため、国旗の中にウェールズの国旗の意匠が取り入られることがなかった。その後、政府と議会の成立にまで至ったウェールズの国民意識の復興に伴い、イギリスの国民統合の観点からウェールズのシンボルとなっている「赤い竜」の意匠を取り込むべきとの主張が一部から提起されている[2]

この主張に対し、ユニオンフラッグがあまりにも定着しすぎていること、他国の国旗の意匠に入っており影響がイギリスのみならず他国に及ぶこと、何よりも3つの十字架と赤い竜ではデザインがあまりにもかけ離れ過ぎているので整合性の取れた国旗を作るのは難しいこと、などが指摘されている。

2007年、『デイリー・テレグラフ』がウェールズの意匠を取り入れた旗の試案を募集したところ、当時の首相ゴードン・ブラウンの顔と竜とを組み合わせたり、欧州連合の旗を組み合わせたりと、英国民からブラックユーモアに富んだ作品が多く投稿された[3]。英国内だけでなく、日本からも複数の作品が投稿され他の意匠とともに掲載された[4]。その後の投票によると、1位はノルウェー人からの投稿作品、2位は日本からの投稿作品となったが、そのどちらもが日本のアニメーションを題材(1位の作品には天元突破グレンラガンの「グレン団」の意匠が、2位の作品にはゼロの使い魔の「ルイズ」が描かれている)とした作品だった[5]

使用例[編集]

ユニオン・フラッグの意匠は、イギリスの国旗としてだけではなく他の旗にも使用されている。また、オーストラリアニュージーランドなど英連邦所属で親英的な国では、ブルー・エンサインやレッド・エンサインをベースとして国旗を作っていることもある。

脚注[編集]

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  1. ^ Cdr Bruce Nicolls OBE RN. “The Union Jack or The Union Flag?”. Flag Institute. 2014年2月24日閲覧。
  2. ^ 代表例としては、2007年11月27日のイギリス庶民院での庶民院議員イアン・ルーカス(ウェールズ選出・労働党)と文化担当閣外相マーガレット・ホッジとのやり取りが挙げられる。
  3. ^ Richard Holt, "Japan offers to solve 'Union Jack problem'", The Daily Telegraph, December 6, 2007.
  4. ^ 「2ちゃんねらー提案の『新イギリス国旗』、英大手新聞サイトに」『2ちゃんねらー提案の「新イギリス国旗」、英大手新聞サイトに - ITmedia Newsアイティメディア2007年12月2日
  5. ^ 「新英国旗デザイン案募集――『2ちゃん』作品が人気投票2位」『J-CASTニュース : 新英国旗デザイン案募集 「2ちゃん」作品が人気投票2位ジェイ・キャスト2007年12月13日

関連項目[編集]