はやとの風
| はやとの風 | |
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はやとの風(2009年6月)
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| 運行鉄道事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
| 列車種別 | 特急列車 |
| 運転区間 | 吉松駅 - 鹿児島中央駅 |
| 経由線区 | 肥薩線・日豊本線・鹿児島本線 |
| 使用車両 (所属区所) |
キハ140形・キハ147形・キハ47形8000番台気動車(鹿児島総合車両所) |
| 運転開始日 | 2004年3月13日 |
| 備考 | 2010年3月13日現在 |
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この表について
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はやとの風(はやとのかぜ)は、九州旅客鉄道(JR九州)が吉松駅 - 鹿児島中央駅間を肥薩線・日豊本線・鹿児島本線経由で運行する特急列車である。
本項では、「はやとの風」と併結運転し、吉松駅で増解結を行って人吉駅まで乗り入れていた臨時特急「人吉はやとの風」についても記述する。
目次 |
[編集] 概要
特急「はやとの風」は、2004年3月13日に九州新幹線鹿児島ルートが部分開業した際、九州新幹線に接続する霧島方面への観光列車として運行を開始した。当初は専用車に予備がなかったため臨時列車として運転されていたが、予備車が1両確保された2006年3月に定期列車となった。近年JR九州は南九州に多くの観光列車を走らせているが、その端緒となった列車である。
熊本市と宮崎市を結ぶ最短ルートの一部である肥薩線の吉松駅以北と吉都線には2000年まで急行「えびの」が運行されていたが(八代駅 - 人吉駅間は現在も特急「くまがわ」「九州横断特急」が運行されている)、吉松駅以南の肥薩線は1978年に急行「やたけ」が快速に格下げされて以来優等列車の運行がなかった。「はやとの風」は吉松駅以南の肥薩線にとっては26年ぶりの優等列車となった。
また「人吉はやとの風」は2006年10月 - 2007年3月に行われた「長崎 vs 熊本キャンペーン」の一環として、2006年12月13日から人吉駅 - 鹿児島中央駅間で運行を開始した。2日で1往復するダイヤで1日目に人吉駅行き、2日目に鹿児島中央駅行きが運行され、吉松駅 - 鹿児島中央駅間は定期列車の「はやとの風」に併結して運行していた。キャンペーン終了後も時折運行されていたが、2007年11月に運行予定だった列車が「はやとの風」が踏切事故を起こした影響で運行中止となり[1]、それ以降は設定がない。
[編集] 運行概況
吉松駅 - 鹿児島中央駅間に1日2往復が運行されている。「はやとの風」と同時に運行開始した「九州横断特急」と同様、特急列車ながらワンマン運転を行っており、通常の車内改札は客室乗務員2名が行う。ただし多客期に3両に増結された場合は車掌が乗務する。吉松駅発の列車が下りで、列車番号は720+号数Dとなっている。
運行ダイヤは、下記の通り速達性よりも観光面をより重視したものとなっている。
- 20世紀初頭に建築された木造駅舎の残っている大隅横川駅・嘉例川駅で、全列車が約5分間停車する。
- 車窓から桜島が一望できる竜ヶ水駅に4分程度停車する列車がある(乗降扱いなしの運転停車)。
- 隼人駅 - 鹿児島駅間は同区間を運行している特急「きりしま」がこまめに停車するのと異なり、この区間の途中駅では旅客扱いの停車を行わない。
なお「人吉はやとの風」は「はやとの風2・3号」に連結して運行されていた。
[編集] 停車駅
吉松駅 - 栗野駅 - 大隅横川駅 - 霧島温泉駅 - 嘉例川駅 - 隼人駅 - 鹿児島駅 - 鹿児島中央駅
- 「人吉はやとの風」の人吉駅 - 吉松駅間は特急列車扱いながら各駅に停車していた。
[編集] 使用車両・編成
| はやとの風 | ||||
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← 鹿児島中央
吉松 →
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普通列車用のキハ40形気動車を特急仕様に改造したキハ140 2066・キハ147 1045・キハ47 8092の計3両が専用車両で、通常はキハ47 8092が1号車、キハ147 1045を2号車とする2両編成で運行している。多客期には予備車のキハ140 2066も連結した3両編成で運行する。キハ140 2066は単行運転が可能のため、「人吉はやとの風」にも使われた。車両は全て普通車である。改造にあたり内燃機関や台車などは変更されておらず、最高運転速度も95km/hのままだが、種車には高出力エンジン装備車両が選定されている。
運行開始当初はキハ147 1045(1号車)・キハ140 2066(2号車)の2両しか専用編成がなく検査や故障時は運休となっていたこともあり、ほぼ毎日運転していたが臨時列車の扱いであった。2006年にキハ47 8092が加わるとこれを1号車とし、従来1号車だったキハ147 1045は方向転換の上で2号車に変更。2号車だったキハ140 2066は予備車となったため「はやとの風」の臨時列車扱いは解除された。ただし前述の「人吉はやとの風」が運休になった事故の際には「はやとの風」の専用車両が1両しか運行できなくなったため、2号車(自由席)に普通列車用のキハ40系を充当し、2号車には乗車券のみで乗車可能とする措置を取っていた[2]。
2011年3月12日から指宿枕崎線で運行を開始した特急「指宿のたまて箱」(2両編成)も予備車がないため、検査時には「指宿のたまて箱」の車両を1日1両ずつ検査に出し、残った1両と「はやとの風」の予備車を連結した2両編成で「指宿のたまて箱」を運行している[3]。
[編集] 外観・内装
旅客用車両としては珍しくロイヤルブラック一色に塗装されている。キハ40系気動車の暖地型の改造であるため、デッキはなく、ほかの近郊形気動車同様に、窓は開閉可能である。内装は難燃木材を使用し、肥薩線を走る観光列車「いさぶろう」「しんぺい」同様の暖かみのある内装となっている。追加改造車(キハ47 8092)の内装は、登場時から運用されている車両に比べ明るい材質を使用している。
車内は、既存の座席をすべて撤去しリクライニングシートを設置。トイレの新設、エアコンの変更(独立型のバス用クーラーから、屋上集中型への変更)なども行われている。コモンスペースとして車両中央に展望席を設置している。「いさぶろう」「しんぺい」「なのはなDX」にも、同様の設備を持つ車両がある。サービスコーナーもあり、オリジナル記念品や沿線の名産品などが車内で販売されている。またこの特急列車の誕生を記念して発売開始された駅弁「百年の旅物語かれい川」も販売されている(乗車前に事前予約が必要)。
ゴミ箱は金属製ではなく、手編みの木の籠が使われている。
[編集] 沿革
- 2004年(平成16年)3月13日:九州新幹線鹿児島ルート」全線開業に合わせて運行開始。この時点では専用編成が2両(キハ147 1045・キハ140 2066)しかなかったため、ほぼ毎日運転ながら臨時列車の扱いだった。
- 2006年(平成18年)
- 2007年(平成19年)10月29日:肥薩線での踏切事故の影響により専用車両が1両しか走行できなくなったため、11月に運行予定だった「人吉はやとの風」は運行中止。以降「人吉はやとの風」の設定はない。また定期列車の「はやとの風」は車両の修理が完了するまで、残った専用車1両を1号車(指定席)、普通列車用の車両を2号車(自由席)とし、2号車には乗車券のみで乗車可能の措置が取られた。
[編集] 脚注
- ^ 特急「人吉はやとの風」運休について
- ^ 特急「はやとの風」の編成変更について
- ^ 平成23年度の観光列車の運転について - 九州旅客鉄道ニュースリリース 2011年1月21日
[編集] 関連項目
- やたけ:西鹿児島駅 - 吉松駅間を運行していた急行・快速列車。
[編集] 外部リンク
- JR九州列車ガイド はやとの風 - 九州旅客鉄道
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