かりんとう饅頭

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かりんとう饅頭の一例

かりんとう饅頭(かりんとうまんじゅう)は、主に福島県で販売されている饅頭菓子。

黒糖を練り込んだ生地で、甘さ控えめのこしあんを包んだ饅頭をで揚げることで作られる。特殊な製法で揚げることにより表面がカリッとした食感になり、かりんとうに似た風味になるのが特徴。 福島県内ではローカル番組などで紹介され たことから、広く知られるようになった。 田村市のものが有名[1]。後に郡山市会津若松市、隣県の群馬県などでも類似品が販売[2]されるようになり、人気を博している[3]

全国に定番化しつつある「かりんとう饅頭」

2014年6月に世界遺産登録された富岡製糸場近隣でも複数の店舗で販売されているが、元来富岡市の食文化ではなく、外来か模倣のいずれかである。

遠い九州にも影響を与え、大分県、熊本県、宮崎県や鹿児島県でも製造販売されている
九州でもかりんとう饅頭は一過性のブームではなく、定番の饅頭として定着しつつある。


現在、栃木県にある『高林堂』のかりんとう饅頭『かりまん』が、2011年6月に「テレビ朝日」『シルシルミシルさんデー』のお菓子グランプリで1位を獲得し、メディアに多く取り上げられている。2013年12月には「TBS」『愛されお取り寄せグルメ』にも紹介され、全国的にも有名。 日本橋三越本店・銀座三越でも、この『かりまん』が販売されている。

脚注[編集]

  1. ^ 和洋菓子店あくつ屋の「かりんとう饅頭」が知られる。2001年に、「かりんとう饅頭」の商品名で初めて発売を開始した。『東京新聞(TOKYO Web)』中日新聞東京本社、2010年5月28日、「かりんとう饅頭 菓子工房 あくつ屋(福島)」の記事参照。また、饅頭の皮にエゴマを練りこんである点も特徴。『Mon mo(モンモ)2007年春号』株式会社エス・シー・シーモンモ編集部、2007年3月2日発行、26、27頁参照。
  2. ^ 群馬県高崎市下室田町の和菓子店おおみやが、2008年4月に「かりんとうまんじゅう」の発売を開始している。『高崎前橋経済新聞』株式会社フェイス高崎前橋経済新聞編集部、2009年01月22日、「日本一固い「まんじゅう」求め、開店前から行列も-高崎・おおみや」の記事参照。読売テレビの『秘密のケンミンSHOW』2010年8月12日放送回でも取り上げられた。
  3. ^ 「かりんとう饅頭」や「かりんとうまんじゅう」等に類する商品名ではないものの、食感・風味がかりんとう饅頭と同様である、福島県二本松市の和洋菓子店花月堂花屋が販売する饅頭菓子が存在する。こちらは「あだたら山の揚げまんじゅう」の名で、かりんとう饅頭ブームの10年近くも前(2001年前後)から地元民に親しまれている。福島県内のメディアでかりんとう饅頭の元祖として紹介されるのはここのものである。2007年には、第7回福島特産品コンクールで最高賞の福島特選品大賞を受賞。2008年には第25回全国菓子大博覧会で、最高賞の名誉総裁賞を受賞している。