コンテンツにスキップ

肇慶市

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
中華人民共和国 広東省 肇慶市
星湖と七星岩
星湖と七星岩
星湖と七星岩
略称:


広東省中の肇慶市の位置
広東省中の肇慶市の位置
広東省中の肇慶市の位置
中心座標 北緯23度03分00秒 東経112度27分00秒 / 北緯23.05000度 東経112.45000度 / 23.05000; 112.45000
簡体字 肇庆
繁体字 肇慶
拼音 Zhàoqìng
国家 中華人民共和国の旗 中華人民共和国
広東
行政級別 地級市
建市 1975年
市委書記 張愛軍
市長 許暁雄
面積
総面積 15,056 km²
人口
総人口(2002) 390.76 万人
経済
GDP(2005) 141 億元
一人あたりGDP 27,165元
電話番号 0758
郵便番号 526000
ナンバープレート 粤H
行政区画代碼 441200
公式ウェブサイト http://www.zhaoqing.gov.cn/

肇慶市(ちょうけい-し)は中華人民共和国広東省に位置する地級市

歴史

[編集]
牌坊広場
新世界花園団地

以前の肇慶は百越の居住地であり、秦代紀元前214年始皇帝の百越討伐後は肇慶は新設された南海郡四会県の管轄とされた。その後南越国が成立すると、趙佗により蒼梧国が設置され、南越国の属国とされた。

前漢が南越国を滅亡させると、現在の肇慶市中心部及び高要市地区に高要県を設置、蒼梧郡の管轄とされた。589年開皇9年)、隋朝端州を設置、高要県端渓県などの9県を管轄した。607年大業3年)、州制の廃止に伴い信安郡と改称されたが、唐初武徳年間には再び端州に戻されている。742年天宝元年)、現に一旦高要郡とされたが758年乾元元年)に再び端州とされた。1101年元符3年)、宋朝は端州に興慶節度使を設置、1113年政和3年)には端州は興慶府に改編、更に1118年重和元年)には肇慶府と改称されている。

1564年嘉靖43年)、明朝は両広総督府を広西省梧州より移転、1746年乾隆11年)に清朝により広州に移転するまでの182年間、嶺南の政治的中心として発展した。

明末の1646年隆武2年)、朱由榔が肇慶府署を行宮として南明皇帝として即位し、反清運動の拠点とされたことがある。清代では省と府の中間行政組織として道制が施行され、肇慶地区には分巡肇羅道、分巡肇陽羅道、分巡広肇羅道などが設置されたが、道台は肇慶とされた。

1911年宣統3年)、辛亥革命が発生すると、肇羅郡政分府、肇陽羅鎮守使署、西北郡綏靖委員行署などが肇慶に設置された。1936年民国25年)、広東省第二行政督察専員公署が設置され12県を管轄した。

中華人民共和国が成立すると肇慶市人民政府及び肇慶地区行政公署の駐在地とされた。1988年3月、肇慶市が省管市に昇格すると、端州、鼎湖の2区、高要、広寧、四会、新興、羅定、雲浮、徳慶、鬱南、封開、懐集の10県を管轄した。1995年、雲浮、羅定、鬱南、新興の4県は肇慶市より分割され、雲浮市が新設された。

地理

[編集]

広東省の中西部に位置し、清遠市仏山市雲浮市広西チワン族自治区に接する。

行政区画

[編集]

3市轄区・1県級市・4県を管轄する。

肇慶市の地図

年表

[編集]

この節の出典[1][2]

西江専区

[編集]

高要専区

[編集]
  • 1956年1月4日 - 粤中行政区高要県新興県雲浮県羅定県鬱南県開建県封川県懐集県広寧県四会県徳慶県を編入。高要専区が成立。(11県)
  • 1958年4月8日 - 高要県の一部が分立し、肇慶市が発足。(1市11県)
  • 1959年3月22日 (6県)
    • 広寧県・四会県が合併し、広四県が発足。
    • 開建県が懐集県に編入。
    • 徳慶県・封川県が合併し、徳封県が発足。
    • 雲浮県が新興県に編入。
    • 鬱南県が羅定県に編入。
    • 肇慶市が高要県に編入。
  • 1959年3月31日 - 高要専区が江門専区に改称。

肇慶地区

[編集]
  • 1961年10月7日 - 江門専区が肇慶専区に改称。(2市15県)
  • 1963年6月8日 - 江門市高鶴県新会県台山県開平県恩平県仏山専区に編入。(1市10県)
  • 1970年 - 肇慶専区が肇慶地区に改称。(1市10県)
  • 1988年1月7日
    • 肇慶市が地級市の肇慶市に昇格。
    • 高要県・四会県・広寧県・懐集県・封開県・徳慶県・雲浮県・新興県・鬱南県・羅定県が肇慶市に編入。

肇慶市

[編集]
  • 1988年1月7日 - 肇慶地区肇慶市が地級市の肇慶市に昇格。端州区鼎湖区を設置。(2区10県)
  • 1992年9月3日 - 雲浮県が市制施行し、雲浮市となる。(2区1市9県)
  • 1993年4月8日 - 羅定県が市制施行し、羅定市となる。(2区2市8県)
  • 1993年9月28日 - 高要県が市制施行し、高要市となる。(2区3市7県)
  • 1993年11月25日 - 四会県が市制施行し、四会市となる。(2区4市6県)
  • 1994年4月5日 (2区2市4県)
    • 雲浮市が地級市の雲浮市に昇格。
    • 羅定市・新興県・鬱南県が雲浮市に編入。
  • 2015年4月28日 - 高要市が区制施行し、高要区となる。(3区1市4県)

交通

[編集]

鉄道

道路

  • 広肇高速道路
  • 広梧高速道路

観光

[編集]

脚注

[編集]

外部リンク

[編集]