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'''{{by|2017年}}'''、イースタン・リーグ公式戦には109試合に出場。打率.234ながら、18本塁打、66打点という好成績で、リーグ[[本塁打王]]・[[打点王]]のタイトルを獲得した。レギュラーシーズンの終盤に一軍へ昇格すると、代打やスタメンで公式戦6試合に起用されたが、シーズン初打席から20打席目までは無安打(9三振)と不振。一軍のレギュラーシーズン最終戦であった[[10月10日]]の対ロッテ戦([[楽天koboスタジアム宮城|koboパーク宮城]])で、[[ゼローズ・ウィーラー|ゼラス・ウィーラー]]に代わって途中から三塁の守備に就くと、後に臨んだ打席で一軍公式戦唯一の安打を放った。
'''{{by|2017年}}'''、イースタン・リーグ公式戦には109試合に出場。打率.234ながら、18本塁打、66打点という好成績で、リーグ[[本塁打王]]・[[打点王]]のタイトルを獲得した。レギュラーシーズンの終盤に一軍へ昇格すると、代打やスタメンで公式戦6試合に起用されたが、シーズン初打席から20打席目までは無安打(9三振)と不振。一軍のレギュラーシーズン最終戦であった[[10月10日]]の対ロッテ戦([[楽天koboスタジアム宮城|koboパーク宮城]])で、[[ゼローズ・ウィーラー|ゼラス・ウィーラー]]に代わって途中から三塁の守備に就くと、後に臨んだ打席で一軍公式戦唯一の安打を放った。


'''{{by|2018年}}'''、主に[[一塁手]]として[[オープン戦]]16試合に出場すると、[[NPB]]全12球団の[[規定打席]]到達者で単独1位の打率.386と、チームトップの4本塁打をマーク。このような好成績を背景に、プロ入り後初めての開幕一軍入りを果たした<ref>{{cite news | title = オープン戦戦首位打者、楽天・内田 初の開幕一軍決定 梨田監督「そだねー」 | publisher = スポーツニッポン | date = 2018-03-29 | url = https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2018/03/28/kiji/20180327s00001173327000c.html | accessdate = 2018-03-30}}</ref>。
'''{{by|2018年}}'''、主に[[一塁手]]として[[オープン戦]]16試合に出場すると、[[NPB]]全12球団の[[規定打席]]到達者で単独1位の打率.386と、チームトップの4本塁打をマーク。このような好成績を背景に、プロ入り後初めての開幕一軍入りを果たした<ref>{{cite news | title = オープン戦戦首位打者、楽天・内田 初の開幕一軍決定 梨田監督「そだねー」 | publisher = スポーツニッポン | date = 2018-03-29 | url = https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2018/03/28/kiji/20180327s00001173327000c.html | accessdate = 2018-03-30}}</ref>。[[3月30日]]には、[[千葉ロッテマリーンズ]]とのレギュラーシーズン開幕戦([[ZOZOマリンスタジアム]])で、「6番・一塁手」としてスタメンに起用。以降も一軍公式戦2試合に出場したが、打撃フォームを崩した影響で通算9打数無安打と振るわず、[[4月5日]]付で出場選手登録を抹消された<ref>{{cite news | title = 楽天内田スタメンから降格で分析「前かがみ」の意味 | publisher = 日刊スポーツ | date = 2018-04-15 | url = https://www.nikkansports.com/baseball/column/bankisha/news/201804150000892.html| accessdate = 2018-04-21}}</ref>。

== 詳細情報 ==
== 詳細情報 ==
=== 年度別打撃成績 ===
=== 年度別打撃成績 ===

2018年4月21日 (土) 07:33時点における版

内田 靖人
東北楽天ゴールデンイーグルス #36
さいたま市営浦和球場にて(2016年)
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 福島県いわき市
生年月日 (1995-05-30) 1995年5月30日(28歳)
身長
体重
185 cm
86 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 三塁手
プロ入り 2013年 ドラフト2位
初出場 2014年9月18日
年俸 700万円(2017年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

内田 靖人(うちだ やすひと、1995年5月30日 - )は、東北楽天ゴールデンイーグルスに所属する福島県いわき市出身のプロ野球選手内野手)。右投右打。

経歴

プロ入り前

小学校2年の時に常磐軟式野球スポーツ少年団で野球を始めた。中学時代はいわき松風クラブで4番を務め、園部聡とともにクリーンナップを形成。

常総学院では1年春からベンチ入りし、捕手としてだけでなく打撃を活かして三塁手として出場することが多かった。2年夏に3番三塁手として甲子園に出場し、2回戦で桐光学園松井裕樹から2安打を放ったが、チームは松井に19奪三振を記録され、2回戦敗退となった。2年秋では右太ももの肉離れの影響で一塁手として出場し、主将・4番としてチームを率いて県大会優勝・関東大会ベスト4に貢献した。4番捕手として3年春の選抜大会に出場したが大竹耕太郎擁する済々黌高校に自身は2安打放ったが、0-2で初戦敗退。3年夏の県大会では大会タイ記録となる4本のホームランを放った。県大会決勝戦でライト中段席に飛び込むサヨナラホームランを放ち、夏の甲子園大会出場を決めた。3年夏の甲子園大会では初戦の吉田雄人擁する北照高校戦で3ランホームランを放つと、2回戦では捕手として出場し、上林誠知擁する仙台育英と対戦した際に座ったままで二塁に牽制球を投げ強肩を披露した。3回戦でも福井商業戦で今大会2本目のホームランを放った。準々決勝で高橋光成擁する前橋育英に逆転負けを喫した。甲子園通算、29打数10安打、打率.345、2本塁打の成績を残した。3年秋には4番指名打者として第26回AAA世界野球選手権大会日本代表準優勝に貢献した。

2013年のNPBドラフト会議で、捕手として東北楽天ゴールデンイーグルスから2巡目で指名[2]。契約金6,000万円、年俸600万円(金額は推定)という条件で入団した[3]。入団当初の背番号8[4]

楽天時代

2014年、捕手登録だったが、「シーズンを通じて二軍で経験を積ませる」という大久保博元二軍監督の方針で、春季キャンプから三塁手に専念[5]イースタン・リーグの公式戦では、開幕戦から7試合連続安打を記録した[6]。シーズン終盤に一軍に登録されると、10月4日の対オリックスバファローズ戦(楽天koboスタジアム宮城)で、一軍公式戦での初安打を放った[7]

2015年、春季キャンプ直前の1月21日に、ポジション登録を捕手から内野手へ正式に変更[8]。シーズン中には、イースタン・リーグ公式戦での通算打率が.194にとどまるほど低調で、一軍公式戦への出場機会はなかった。シーズン終了後のみやざきフェニックス・リーグでは、5本塁打をマーク[9]。その一方で、千葉ロッテマリーンズ時代に長らく背番号8を着用していた今江敏晃国内FA権の行使によって同球団から移籍したことに伴って、背番号を36に変更した[10]

2016年、公式戦の開幕を二軍で迎えたが、イースタン・リーグ公式戦で序盤から好調を維持したことから、6月9日の対東京ヤクルトスワローズ戦(koboスタ宮城)で2年振りに一軍公式戦へ出場。「7番・三塁手」としてスタメンで起用されると、2安打と一軍公式戦初打点を記録した[11]。さらに、16日の対読売ジャイアンツ(巨人)戦(東京ドーム)では、田原誠次から一軍公式戦初本塁打を放った。結局、一軍公式戦での通算本塁打は2本にとどまったが、イースタン・リーグ公式戦ではチーム2位の13本を記録した。

2017年、イースタン・リーグ公式戦には109試合に出場。打率.234ながら、18本塁打、66打点という好成績で、リーグ本塁打王打点王のタイトルを獲得した。レギュラーシーズンの終盤に一軍へ昇格すると、代打やスタメンで公式戦6試合に起用されたが、シーズン初打席から20打席目までは無安打(9三振)と不振。一軍のレギュラーシーズン最終戦であった10月10日の対ロッテ戦(koboパーク宮城)で、ゼラス・ウィーラーに代わって途中から三塁の守備に就くと、後に臨んだ打席で一軍公式戦唯一の安打を放った。

2018年、主に一塁手としてオープン戦16試合に出場すると、NPB全12球団の規定打席到達者で単独1位の打率.386と、チームトップの4本塁打をマーク。このような好成績を背景に、プロ入り後初めての開幕一軍入りを果たした[12]3月30日には、千葉ロッテマリーンズとのレギュラーシーズン開幕戦(ZOZOマリンスタジアム)で、「6番・一塁手」としてスタメンに起用。以降も一軍公式戦2試合に出場したが、打撃フォームを崩した影響で通算9打数無安打と振るわず、4月5日付で出場選手登録を抹消された[13]

詳細情報

年度別打撃成績

















































O
P
S
2014 楽天 7 17 17 0 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 7 1 .059 .059 .059 .118
2016 17 58 54 3 11 4 0 2 21 7 0 0 0 0 4 0 0 27 0 .204 .259 .389 .648
2017 7 21 21 0 1 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 9 1 .048 .048 .048 .095
NPB:3年 31 96 92 3 13 4 0 2 23 8 0 0 0 0 4 0 0 43 2 .141 .177 .250 .427
  • 2017年度シーズン終了時

年度別守備成績



一塁 三塁
























2014 楽天 - 4 4 5 1 1 .900
2016 8 69 2 0 5 1.000 9 6 11 1 3 .944
2017 2 11 0 1 0 .917 5 6 8 1 0 .933
通算 10 80 2 1 5 .987 18 16 24 3 4 .930
  • 2017年度シーズン終了時[14]

記録

初記録

背番号

  • 8 (2014年 - 2015年)
  • 36 (2016年 - )

代表歴

脚注

  1. ^ 楽天 - 契約更改 - プロ野球.日刊スポーツ.2016年11月6日閲覧。
  2. ^ “常総学院・内田は楽天が2位指名”. nikkansports.com. (2013年10月24日). http://www.nikkansports.com/baseball/professional/draft/2013/news/f-bb-tp0-20131024-1207805.html 2013年12月12日閲覧。 
  3. ^ “「東北元気づけたい」 内田選手が楽天と入団合意”. 福島民友ニュース (福島民友新聞社). (2013年11月26日). http://www.minyu-net.com/news/news/1126/news8.html 2013年12月12日閲覧。 
  4. ^ “松井「目標は田中投手」=楽天が新入団発表-プロ野球”. 時事ドットコム (時事通信社). (2013年12月9日). http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2013120900369 2013年12月12日閲覧。 
  5. ^ 内田と同じく茨城県内の高校出身の大久保も、捕手として1985年西武ライオンズ(当時)へ入団した後に、持ち前の打力を生かすべく内野手(一塁手)へのコンバートを経験している。
  6. ^ “楽天内田がイースタンで開幕7戦連続安打”. nikkansports.com (日刊スポーツ). (2014年4月2日). http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20140402-1279215.html 2014年4月2日閲覧。 
  7. ^ “楽天内田プロ初安打「気持ちは楽に」”. 日刊スポーツ. (2014年10月4日). http://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20141004-1377588.html 2015年11月7日閲覧。 
  8. ^ “楽天、松井稼と内田の今季ポジション変更”. 日刊スポーツ. (2015年1月21日). http://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20150121-1424598.html 2015年11月7日閲覧。 
  9. ^ “【楽天】内田、納得の現状維持でサイン”. スポーツ報知. (2015年10月27日). http://www.hochi.co.jp/baseball/npb/20151027-OHT1T50044.html 2015年11月7日閲覧。 
  10. ^ 背番号変更について 東北楽天ゴールデンイーグルス公式サイト(2015年11月29日)
  11. ^ 楽天内田プロ初適時打「最高」2年ぶり1軍で即結果 日刊スポーツ 2016年6月10日配信
  12. ^ “オープン戦戦首位打者、楽天・内田 初の開幕一軍決定 梨田監督「そだねー」”. スポーツニッポン. (2018年3月29日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2018/03/28/kiji/20180327s00001173327000c.html 2018年3月30日閲覧。 
  13. ^ “楽天内田スタメンから降格で分析「前かがみ」の意味”. 日刊スポーツ. (2018年4月15日). https://www.nikkansports.com/baseball/column/bankisha/news/201804150000892.html 2018年4月21日閲覧。 
  14. ^ 2014年度 東北楽天ゴールデンイーグルス 個人守備成績(パシフィック・リーグ)”. 日本野球機構オフィシャルサイト. 2014年12月8日閲覧。

関連項目

外部リンク