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2011年1月25日 (火) 04:27時点における版

国際サッカー連盟
略称 FIFA
設立 1904年
種類 サッカー
本部 スイスの旗 スイス
チューリッヒ
会長 スイスの旗ゼップ・ブラッター
ウェブサイト http://www.fifa.com/
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国際サッカー連盟(こくさいサッカーれんめい、: Fédération Internationale de Football Association)は、サッカー(アソシエーション式フットボール)の国際統括団体。略称FIFAフランス語発音: [fifa] フィファ、英語発音: [ˈfiːfə] フィーファ)。本部はスイスチューリッヒにおかれている。

競技団体としては世界最大であり、FIFAワールドカップの主催がもっとも大きな任務となっている。

概要

FIFAの傘下には、以下の6つの大陸連盟がある。

各国のサッカー協会は、これらの大陸連盟を通じてFIFAに加盟している。

イギリスの本土4協会(イングランドスコットランドウェールズ北アイルランドの各協会)は、FIFAより早く発足していたことから、特権的な地位が与えられている。例えば、FIFA副会長(定数7)に1席が、この4協会のいずれかに保証されている。また、サッカーのルールや重要事項に関しては、FIFAとこの4協会で構成する国際サッカー評議会が決定することになっている。

歴史

1904年5月21日オランダスイススウェーデンスペインドイツデンマークフランスベルギーの8カ国で創立。初代会長は、ロベール・ゲラン(フランス)。欧州以外では南アフリカ1909年に加盟したのが最初で、その後加盟国を増やし、現在、世界で208協会が加盟する(主権を持った独立国だけでなく、地域(たとえば中国特別行政区である香港や、グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国(イギリス)を構成するイングランド北アイルランドスコットランドウェールズはそれぞれ別々にFIFAに加盟している)ごとの加盟が認められるため、国際連合加盟国数を上回る)。日本サッカー協会1929年に加盟。

FIFAが地域の協会も認可するようになった経緯は次の通りである。

1863年のイングランドサッカー協会 (FA)とロンドンの12クラブによる統一ルール作成により、近代サッカーが誕生し、イギリス各地に広がり、世界中に広がった。そして、近代サッカー誕生から41年後の1904年にFIFAが誕生。FIFAは当初、原則1国1協会としていた。が、既にイギリス本土4協会それぞれが独自に活動しており、さらに近代サッカーの母国としての優位性を主張したイギリスはFIFAに参加しなかった。

元々、サッカー単独の世界選手権(後のFIFAワールドカップ)を開催することが目的の一つだったFIFAは、近代サッカーの母国であり、自他共に認める近代サッカー初期の最強の国であるイギリスをFIFAに加盟させる為に、イギリス本土4協会それぞれを承認した。

以降、FIFAは一定の自治が行われている地域の協会も認可するようになった(例:イギリスは本土4協会の他に海外領土のモントセラトイギリス領ヴァージン諸島ケイマン諸島タークス・カイコス諸島バミューダ諸島アンギラ、中国は香港マカオアメリカ合衆国は海外領土のグアムアメリカ領サモアプエルトリコアメリカ領ヴァージン諸島オランダは海外領土のアンティルアルバなど、このようにFIFAから認可されている地域の協会はイギリスだけではない。また中華民国はチャイニーズ・タイペイ名義で加盟している)。

FIFAランキング

男子の場合、FIFAは毎月、各国の男子のAナショナルチーム(年齢制限のない最強の代表)のランキングであるFIFAランキングを発表している。これまでに二度の制度改正を経ており、主観的要素を完全に排した国際Aマッチ(Aナショナルチーム(A代表)同士の公式国際試合)の結果のみに基づいて編まれるランキングとしてはかなり公平なものになっている。外国人選手も所属できるクラブとは異なり、ナショナルチーム(代表)は同じ国籍の選手のみのチームであるため、FIFAランキングはその国のサッカーの強さを示す『目安』となっている。 FIFAワールドカップの各地域予選においては、実力差が極めて大きい対戦を避けるため予備予選を行うことがあり、その振り分けに使われたり(例えば、2010 FIFAワールドカップ・アジア地区予選ではFIFAランキングアジア上位5位以内の日本は3次予選からの出場)、AFCアジアカップ等の各地域連盟主催の各大陸別選手権の予選組み分け及び本大会のグループリーグの組み合わせ(ランキングが高いチームがシード等)に使われたりしている。

また、FIFAワールドカップ本大会においても、グループリーグのシード国決定に用いられる。2006 FIFAワールドカップ独大会までは過去から現在までのFIFAランキングと過去のワールドカップ本大会の成績を元に計算してシード国を決めていた(2006 FIFAワールドカップ独大会では過去3年間のFIFAランキングとワールドカップ本大会過去2大会の成績を元に計算[1])が、2010 FIFAワールドカップ南アフリカ大会ではグループリーグ抽選会前のFIFAランキング(2009年10月のFIFAランキング)のみでシード国を決定した。 このように、年々、FIFAランキングの重要性は増してきている。

女子の場合、男子と同様にFIFA女子ランキングがあり、こちらも各国の女子のAナショナルチーム(年齢制限のない最強の代表)のランキングであり、女子の国際Aマッチの結果のみで計算される。但し、公表は年4回であり、FIFAが初めて公認した女子代表の国際試合(フランス女子代表対オランダ女子代表:1971年4 月17日)以降の全試合を集計の対象とする(男子は直近4年間のみを対象)など男子と異なる点がある。

FIFAの主催する主な大会

男子ナショナルチーム

女子ナショナルチーム

クラブチーム

その他

2006年に「FIFAコンフェデレーションズカップ」を除く世界大会の名称が「FIFA ワールドカップ」に統一された。

クリーンスタジアム

FIFA主催大会の期間中は、FIFA管理エリア(スタジアム及び大会関連施設)内において公式パートナー・サプライヤー以外の企業名は全て排除される事となっている。そのため使用されるすべての会場は大会期間中のみ通常の広告看板は全て目隠しされ、FIFA管理エリア内は公式パートナーの広告のみに制限される。この状態を「クリーンスタジアム」という。またこのルールはネーミング・ライツを採用しているスタジアム名にも適用され、同じく一時的な名称変更が行われる。

例:

FIFAによる表彰

歴代会長一覧

脚注

関連項目

外部リンク