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チェイス・アンダーソン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
チェイス・アンダーソン
Chase Anderson
ボストン・レッドソックス #48
ミルウォーキー・ブルワーズ時代
(2018年7月14日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 テキサス州ウィチタ郡ウィチタフォールズ
生年月日 (1987-11-30) 1987年11月30日(36歳)
身長
体重
6' 0" =約182.9 cm
190 lb =約86.2 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2009年 MLBドラフト9巡目(全体276位)
初出場 2014年5月11日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ロバート・チェイス・アンダーソンRobert Chase Anderson, 1987年11月30日 - )は、アメリカ合衆国テキサス州ウィチタ郡ウィチタフォールズ出身のプロ野球選手投手)。MLBボストン・レッドソックス所属。右投右打。愛称はテキサスTexas[1]

経歴

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プロ入り前

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2006年MLBドラフト42巡目(全体1266位)でミネソタ・ツインズから指名されたが、ノース・セントラル・テキサス大学英語版へ進学した。

2007年MLBドラフト40巡目(全体1216位)で再びツインズから指名されたが、オクラホマ大学へ編入した。

プロ入りとダイヤモンドバックス時代

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2009年MLBドラフト9巡目(全体276位)でアリゾナ・ダイヤモンドバックスから指名され、プロ入り。契約後、傘下のパイオニアリーグのルーキー級ミズーラ・オスプレイ英語版でプロデビュー。18試合(先発4試合)に登板して3勝1敗、防御率2.38、48奪三振を記録した。

2010年はまずA級サウスベンド・シルバーホークス英語版でプレーし、7試合に先発登板して2勝4敗、防御率2.82、31奪三振を記録した。5月にA+級バイセイリア・ローハイドへ昇格。19試合(先発4試合)に登板して5勝3敗3セーブ、防御率3.60、83奪三振を記録した。

2011年はA+級バイセイリアでプレーし、3試合に先発登板して1勝1敗、防御率5.40、20奪三振を記録した。

2012年はAA級モービル・ベイベアーズでプレーし、21試合に先発登板して5勝4敗、防御率2.86、97奪三振を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、ソルトリバー・ラフターズ英語版に所属した。11月19日にはダイヤモンドバックスとメジャー契約を結び、40人枠入りを果たした。

2013年3月2日にダイヤモンドバックスと1年契約に合意し[2]、3月14日にAAA級リノ・エーシズへ異動した[3]。この年はAAA級リノでプレーし、26試合(先発13試合)に登板して4勝7敗、防御率5.73、80奪三振を記録した。

2014年3月3日にダイヤモンドバックスと1年契約に合意[4]。翌4日にAAA級リノへ異動し、AA級モービルで開幕を迎えた。AA級モービルでは6試合に登板して4勝2敗・防御率0.69と好投。5月6日にメジャーへ昇格し[5]、11日のシカゴ・ホワイトソックス戦で先発起用されメジャーデビュー。5.1回を2安打無失点6奪三振に抑え、メジャー初勝利を挙げた[6]。最終的には21試合に先発登板して9勝7敗、防御率4.01、WHIP1.37、105奪三振という成績を記録した。シーズン終了後のルーキー・オブ・ザ・イヤーの投票では、1ポイントを獲得して10位に入った[7]

2015年は27試合に先発登板して6勝6敗、防御率4.30、WHIP1.30という成績を記録した。防御率が前年より悪化し、勝敗が同数になる等、やや低調な面もあったが、一方でWHIPやFIPは改善され、必ずしも不調のシーズンではなかった。

ブルワーズ時代

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2016年1月30日にジーン・セグラタイラー・ワグナー英語版とのトレードで、アーロン・ヒルイーサン・ディアスと共にミルウォーキー・ブルワーズへ移籍した[8]。この年、ブルワーズでは先発ローテーションに定着して31試合に登板、うち30試合が先発登板だった。またしても規定投球回には届かず、9勝11敗、防御率4.39、WHIP1.37という数字だった。また、投球イニングは前年とほぼ同等ながら、前年比で+10となる28本のアーチを被弾した。

ブルージェイズ時代

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2019年11月4日にチャド・スパンバーガーとのトレードで、トロント・ブルージェイズへ移籍した[9]

2020年オフの10月30日にFAとなった[10]

フィリーズ時代

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2021年2月8日にフィラデルフィア・フィリーズと400万ドルの1年契約を結んだ[11]

レッズ時代

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2022年8月27日にシンシナティ・レッズとマイナー契約を結んだ。その後、メジャーに昇格し、8月29日にレッズ移籍後初出場を果たした。11月6日にFAとなった[12]が、2023年2月18日にレッズとマイナー契約を結んだ[13]

レイズ時代

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2023年5月3日に金銭トレードでタンパベイ・レイズへ移籍し、即日アクティブ・ロースターに登録された[14]。さらに同日のピッツバーグ・パイレーツ戦でキャリア初となるセーブを記録した[15]。5月10日にジェイク・ディークマンの加入に伴いDFAとなった[16]

ロッキーズ時代

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2023年5月12日にウェイバー公示を経てコロラド・ロッキーズへ移籍した[17]。オフの11月3日にFAとなった[18]

レッドソックス時代

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2024年2月18日にピッツバーグ・パイレーツとマイナー契約を結んだ[19]が、これを破棄[20]し、3月25日にボストン・レッドソックスと125万ドルで契約を結んだ[21]。オプションとして50万ドルの出来高が含まれる[21]

詳細情報

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年度別投手成績

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W
H
I
P
2014 ARI 21 21 0 0 0 9 7 0 0 .563 486 114.1 117 16 40 2 2 105 4 0 14 14 3.71 1.38
2015 27 27 0 0 0 6 6 0 0 .500 640 152.2 158 18 40 2 7 111 3 0 75 73 4.30 1.30
2016 MIL 31 30 0 0 0 9 11 0 0 .450 647 151.2 155 28 53 0 4 120 4 0 83 74 4.39 1.37
2017 25 25 0 0 0 12 4 0 0 .750 569 141.1 113 14 41 1 7 133 0 0 47 43 2.74 1.09
2018 30 30 0 0 0 9 8 0 0 .529 644 158.0 131 30 57 0 7 128 1 0 71 69 3.91 1.19
2019 32 27 0 0 0 8 4 0 0 .667 592 139.0 126 23 50 2 8 124 1 1 67 65 4.21 1.27
2020 TOR 10 7 0 0 0 1 2 0 0 .333 154 33.2 45 11 10 0 1 38 1 0 29 27 7.22 1.63
2021 PHI 14 9 0 0 0 2 4 0 0 .333 215 48.0 51 10 20 1 3 35 0 0 36 36 6.75 1.48
2022 CIN 9 7 0 0 0 2 4 0 0 .333 103 24.0 17 3 15 0 3 23 0 0 18 17 6.38 1.33
2023 TB 2 0 0 0 0 0 0 1 0 ---- 18 5.0 2 0 1 0 0 2 0 0 0 0 0.00 0.60
COL 17 17 0 0 0 1 6 0 0 .143 354 81.1 88 17 32 0 7 62 1 0 53 52 5.75 1.48
'23計 19 17 0 0 0 1 6 1 0 .143 372 86.1 90 17 33 0 7 64 1 0 53 52 5.42 1.42
MLB:10年 218 200 0 0 0 59 56 1 0 .513 4422 1049.0 1003 170 359 8 49 881 15 1 535 507 4.35 1.30
  • 2023年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績

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投手(P)












背番号

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  • 57(2014年 - 2019年、2021年)
  • 22(2020年)
  • 48(2022年 - 2023年途中、2024年 - )
  • 45(2023年途中 - 同年終了)

脚注

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  1. ^ Explaining Crew Players Weekend nicknames MLB.com (英語) (2017年8月25日) 2017年9月17日閲覧
  2. ^ D-backs agree to terms with 20 players; renew contract for Wade Miley”. MLB.com D-backs Press Release (March 2, 2013). May 12, 2014閲覧。
  3. ^ D-backs make 15 roster moves”. MLB.com D-backs Press Release (March 14, 2013). May 12, 2014閲覧。
  4. ^ D-backs agree to terms with 22 players”. MLB.com D-backs Press Release (March 3, 2014). May 12, 2014閲覧。
  5. ^ D-backs place Putz on 15-day disabled list, select Marshall from Triple-A Reno, recall Anderson from Double-A Mobile & Option Bolsinger to Reno”. MLB.com D-backs Press Release (May 6, 2014). May 12, 2014閲覧。
  6. ^ Scores for May 11, 2014”. ESPN MLB (May 11, 2014). May 12, 2014閲覧。
  7. ^ 2014 Awards Voting - NL Rookie of the Year Voting - Baseball-Reference.com (英語) . 2016年2月9日閲覧。
  8. ^ Chase Anderson Statistics - Transactions - Baseball-Reference.com (英語) . 2016年2月9日閲覧。
  9. ^ Keegan Matheson (2019年11月4日). “Blue Jays trade for Brewers' Chase Anderson” (英語). MLB.com. 2019年11月6日閲覧。
  10. ^ Manny Randhawa and Paul Casella (2020年11月7日). “2020-21 free agents, position by position” (英語). MLB.com. 2020年11月8日閲覧。
  11. ^ Phillies Sign Chase Anderson” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年2月8日閲覧。
  12. ^ 131 Players Become XX(B) Free Agents” (英語). mlbplayers.com (November 6, 2022). November 14, 2022閲覧。
  13. ^ Reds' Chase Anderson: Reunites with Reds” (英語). cbssports.com (2023年2月18日). 2023年9月4日閲覧。
  14. ^ Rays' Chase Anderson: Dealt to Tampa Bay” (英語). cbssports.com (2023年5月3日). 2023年9月4日閲覧。
  15. ^ Rays' Chase Anderson: Added to MLB roster” (英語). cbssports.com (2023年5月3日). 2023年9月4日閲覧。
  16. ^ Rays' Chase Anderson: Removed from 40-man roster” (英語). cbssports.com (May 10, 2023). 2023年9月4日閲覧。
  17. ^ Rockies' Chase Anderson: Claimed by Colorado” (英語). cbssports.com (May 12, 2023). 2023年9月4日閲覧。
  18. ^ 130 Players Become XX(B) Free Agents” (英語). Home (November 3, 2023). November 8, 2023閲覧。
  19. ^ Pirates Sign Chase Anderson To Minor League Deal” (英語). MLB Trade Rumors. 2024年3月25日閲覧。
  20. ^ Pirates Release Chase Anderson” (英語). MLB Trade Rumors. 2024年3月25日閲覧。
  21. ^ a b Red Sox Sign Chase Anderson” (英語). MLB Trade Rumors. 2024年3月25日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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