NEXT 未来のために

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NEXT 未来のために』(ネクスト みらいのために)は、NHK総合テレビジョン教養ドキュメンタリー番組である。

概要[編集]

2014年年末から2015年正月にかけて特別番組として2本放送されたのち、2015年4月改編から本格的にスタートした。同番組では、人、家族、地域、企業、社会、国、世界、地球といった様々な課題と向き合いながら、未来を切り拓こうとする様々な取り組みを、自由、かつ大胆で志の高いドキュメンタリーとして浮き彫りにする。

基本的には、2014年度で終了した『地方発 ドキュメンタリー』の流れを生かしているが、従前の地方各局発のものの他にNHK放送センター(東京の本部)が制作したものも放送されていた。

放送日時(レギュラー放送)[編集]

取り上げた内容[編集]

  • P(回数)=パイロット版
  • SP=「NEXTスペシャル」として放送
  • レギュラー放送の放送日は、タイムテーブル上の日付(実際の日付はこの翌日)
放送回 タイトル 初回放送日 製作局 ナレーター 備考
P1 走れ 泣くのはやめて シリア人難民キャンプ[1] 2014年
12月24日
放送センター
(東京)
宮﨑あおい 22:55 - 23:20放送
P2 笑う 過疎の島で 瀬戸内海 男木島[2] 2015年
1月4日
広島局 宮﨑あおい 23:30 - 24:00放送
SP
(P3)
“死の宣告”と闘う女性たち 〜名誉殺人の闇〜 3月31日 放送センター 吉田羊 22:00 - 22:50放送
出演・マララ・ユスフザイ(2014年度ノーベル平和賞受賞者)
SP
(P4)
戦火の故郷〜ウクライナ 避難家族の決断〜 4月7日 放送センター 渡邊佐和子(放送C) 22:00 - 22:50放送
1 チームパンダ 絶滅危惧種を育てる 4月15日 和歌山局 松下奈緒 この回よりレギュラー放送
2 18歳 旅立ちのとき 被災地 ある家族の春 4月22日 仙台局 小池栄子
3 対話は何を生んだのか 福知山線事故10年 4月29日 大阪局 ミムラ 安倍晋三首相アメリカ合衆国議会演説のため、当初は1:00 - 1:30の放送となっていたが、延長となり1:30 - 2:00に再変更された
4 小さき命のバトン 5月6日 熊本局 鹿島綾乃(放送C)
5 献花のその先に 川崎 中1男子殺害事件 5月13日 放送センター 長山藍子
6 “野生牛”にかける〜北海道 畜産農家の挑戦〜 5月20日 札幌局 杉本哲太
7 一人では生きられないから 札幌 生活困窮者支援の現場 5月27日 札幌局 糸井羊司(札幌)
8 アメリカ発 新産業革命の衝撃!岐路に立つ日本の製造業 6月3日 放送センター 豊原謙二郎(仙台)
9 おっちゃんは君らの未来をあきらめへん 6月10日 京都局 小雪
10 父の言葉 闘う息子 プロボクサー・村田諒太 6月17日 放送センター 宮迫博之
11 決裂の裏側で 核兵器禁止条約と一人の外交官 6月24日 広島局 滑川和男(広島)
12 戦いは終わらない なでしこW杯後の再出発 7月15日 放送センター 合原明子(放送C)
13 ぼくらの教室 東大・異才発掘プロジェクト 7月22日 放送センター 坂本慶介
14 虐殺の町で生きる スレブレニツァ 母たちの20年 7月29日 放送センター 中川緑(放送C)
15 ヒロシマに生まれて 被爆者と高校生たち 8月5日 広島局 滑川和男(広島)
SP 愛しい我が子が誘拐された〜中国“行方不明児20万人”の衝撃 8月22日 放送センター 國村隼 22:00 - 22:50放送
16 日航機墜落事故から30年 8月26日 放送センター 藤本隆宏
17 最後まで向き合う〜元電機メーカー・技術者の覚悟〜 9月2日 放送センター 木村多江
18 “一回生”つんく♂ 絶望からの再出発 9月9日
→9月13日
放送センター 久保田祐佳(放送C) 栃木県の集中豪雨被害のため、一度0:30 - 1:00に延期することを決めていたが、特別警報となったため休止し、13日 13:05 - 13:35に変更した[注釈 2]
19 シリーズ大阪中1殺害事件(1)子どもたちの世界に何が 9月23日 大阪局 登坂淳一(大阪)
※レポーター兼任
20 シリーズ大阪中1殺害事件(2)防犯カメラは問いかける 9月30日 大阪局 兼清麻美(放送C)
21 密着・ヒューマノイド世界大会 10月15日 放送センター 中山準之助(放送C) 本来は9月17日放送予定だったが、第2次安倍改造内閣組閣に伴う報道記者会見放送などがあったため4週延期
22 会えるはずなかった 私の子供へ 10月20日 放送センター 清野菜名 出演:牧村朝子スプツニ子!長谷川愛
23 ジャパンウェー ラグビー日本代表・戦いの舞台裏 10月28日 放送センター 大沢たかお
24 初めての対面 引き裂かれた家族の70年 11月4日 放送センター 久保田祐佳(放送C)
25 虐待の過去を越えて〜児童養護施設 生い立ちと向き合う 11月11日 熊本局 國村隼 国会中継未放送分の録画中継のため0:24-0:54に放送
26 よみがえる記憶〜戦艦武蔵 知られざる悲劇〜 11月18日 長崎局 兼清麻美(放送C) ATPツアーファイナル中継のため当初0:50 - 1:20の予定だったが、試合延長のため0:58 - 1:28に放送
27 私の“子どもたち”へ 宮城まり子88歳のメッセージ 11月25日 静岡局 柴田祐規子(静岡) 出演:宮城まり子ねむの木学園園長)
28 どこまでも遠くへ〜義足のジャンパー 限界への挑戦〜 12月2日 藤本隆宏 出演:マルクス・レーム (en
29 少女たちの再出発 ヘイトスピーチを乗り越えて 12月9日 大阪局 一柳亜矢子
30 鬼怒川決壊・救出劇の真実 12月16日 水戸局 大杉漣
31 自立の芽を育てる〜カンボジア地雷原からの報告〜 2016年
1月7日
向井理
32 社員たちの原発事故/東京電力 復興本社 1月14日 高瀬耕造
33 大人になりたかった少年 作家・野坂昭如の“戦争 2月3日 大阪局 一柳亜矢子・登坂淳一(朗読) この回を最後に NHKの男性アナウンサーのナレーション担当が全く無い状態が続いている。
34 無様でいい もっと自由に ダンサー大前光市 2月10日 高橋克典
35 奨学金 夢の実現なるか 2月17日 名古屋局 柴田祐規子(静岡)
35 バスドライバー 長野スキーバス事故から1か月 2月25日 長野局 杉本哲太
36 人生を取り戻してほしい 手の医者と患者の日々 3月3日 木村多江
37 学校へ行きたい 子宮頸がんワクチンと少女たち 3月10日 大阪局 杉浦圭子(大阪)
38 科学者65歳研究室を出る 広島原爆 残された謎を追って 3月17日 渡邊佐和子(放送C)
39 “いのちの交差点”に立つ ある救急医の闘い 3月24日 ayako HaLo ここまで木曜0:10 - 0:40での放送
5月16日深夜(17日未明)に再放送を実施[注釈 3]
40 沖縄 “移設先”の町で ある親子の選択 4月9日 沖縄局 大沼ひろみ ここから初回放送が土曜17:30 - 18:00に移動
41 さらば砂防会館 権力と公共事業のはざまで 4月23日 田中泯 本来は4月16日に放送する予定だったが、当日未明に熊本で発生した地震に関する特別編成で休止したため1週延期となった
熊本地震に関するニュースのため17:31 - 18:00に1分縮小して放送
42 28歳 ちえみの“孫ターン” 4月30日 徳島局 北乃きい
43 桜守 心をつなぐ 佐野藤右衛門 88歳の春 5月7日 井上あさひ(京都)
44 中国人社長がやってきた 伊豆修善寺 “温泉ホテル”の9か月 5月28日 静岡局 吹越満
45 希望を歌った少女たち チェルノブイリ 合唱団の30年 6月4日 塩田朋子 7月11日深夜(12日未明)に再放送あり。[注釈 3]
46 熊本地震2か月「密着 日赤こころのケアチーム」 6月11日 渡邊佐和子 2日連続放送
【キャスター】井上二郎
47 熊本地震2か月「災害ボランティア 手探りの支援」 6月12日[注釈 4]
48 不屈の“人間力”で人工知能に挑む 山崎隆之八段 6月18日 東出昌大 再放送は大雨関連ニュースに伴っての「グッと!スポーツ」の1:25 - 2:00への繰り下げ放送及び直後の関連ニュースに伴い休止。
49 “医療的ケア児” 見過ごされた子どもたちを救え 6月25日 柴田祐規子
50 岡田監督が社長になった 7月2日 ジョン・カビラ 7月18日深夜(19日未明)に再放送を実施。[注釈 3]
51 それでも学びたい 中国・農民工の子どもたち 7月30日 渡邊佐和子 当初は7月9日に放送する予定だったが、プロ野球中継が延長したため休止となり、この日に延期となった。
52 オバマと会った被爆者 8月6日 伊東敏恵
53 光と影で描く戦争の記憶 8月20日 ミムラ
54 子どもたちに希望を “破綻のまち”夕張の挑戦 8月27日 山根基世
55 奪われる故郷の墓 福島“加速化”する復興の陰で 9月3日 福島局 礒野佑子 熊本放送局のみ特別編成による休止の為、この回は2日後の再放送を本放送扱いとして放送。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 大相撲および高校野球期間中は休止。
  2. ^ 本来であれば16日深夜に延期予定だったが、本来12日初回・13日再放送の予定だった『ブラタモリ』が、豪雨関連をテーマにした『NHKスペシャル』を急きょ放送した都合上休止となったため、穴埋めとして13日に放送された。16日深夜にも改めて再放送された。
  3. ^ a b c 2日前(放送日付上は3日前)の放送が大相撲中継で休止となったため。
  4. ^ この日は日曜日。

出典[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]