abnステーション

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abnステーション
ジャンル 報道番組
出演者 稲垣貴大(月 - 木)
中野希友未(月・火・金)
上室夏鈴(水 - 金)
製作
制作 長野朝日放送ANN
放送
音声形式モノラル放送
ステレオ放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送時間月曜 - 金曜 17:33 - 18:55
放送分57分
『abnステーション』公式サイト

特記事項:
17:50 - 18:15は『スーパーJチャンネル』(ANN枠)放送のため、一時中断。
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abnステーション』(エービーエヌ・ステーション)は、長野県ANN系列である長野朝日放送で平日に生放送されている夕方のローカルワイドニュース長寿番組である。なお、番組のロゴでは「abn station」と表記する場合もある(HP・スタジオセットなど)。

概要[編集]

  • 1991年4月1日の長野朝日放送開局と共に開始した夕方のローカルニュースであり、当時テレビ朝日系列を代表する報道番組『ニュースステーション』と同じステーションの名を持つ。同日からはANN系列夕方の全国ニュース番組でも『ステーションEYE(ANN STATION EYE)』がスタートしている。
  • 現存するテレビ朝日系列の夕方のローカルニュースのタイトルでは最も長い歴史を持つ。県内のテレビ局で放送する夕方のローカルニュースのタイトルでも最も長い歴史を持つ。[1]
  • 長野朝日放送が開局される以前は、テレビ信州 (TSB) がNNN・ANNの均等なクロスネット編成に基づき、夕方にANN制作のニュース番組をネットしていた[2]
  • 2006年8月28日のリニューアルでは、同年10月1日に長野県での地上デジタル放送開始を目前にしていたことからハイビジョン制作となり、番組のロゴ・テロップ・スタジオセットが一新された。
  • 同時に音声モードもモノラルからステレオに変更。スタジオ映像の他、長野市周辺と松本市周辺の取材および一部ニュース特集など、取材映像のほとんどがハイビジョン化する。2010年7月5日から地上アナログ放送終了まで、アナログ放送ではレターボックス放送だった。
  • 2016年3月28日から4月1日までは、開局25周年の記念特番として、時間枠を拡大して放送した。
  • 2017年4月3日から放送枠を拡大し、17:36からの放送となった。
  • 2022年1月現在は17:33-18:55に放送されており自社放送枠(ローカルニュース枠)は17:33-17:50と18:15-18:55となっている。

現在の出演者[編集]

キャスター[編集]

いずれも、長野朝日放送アナウンサー。

  • 稲垣貴大(2019年10月 - 2020年9月、2021年10月1日 - 、月曜→月曜 - 木曜)
  • 中野希友未(2019年10月 -2020年9月、2021年4月2日 - 、木曜・金曜お天気キャスター→金曜→月曜・金曜→月曜・火曜・金曜)
  • 上室夏鈴(2022年4月8日 - 、木曜・金曜→水曜 - 金曜)

過去の出演者[編集]

  • 松坂彰久(当時長野朝日放送アナウンサー)
  • 江村裕子(当時長野朝日放送アナウンサー)
  • 斎藤陽子(当時長野朝日放送アナウンサー)
  • 武井優紀(当時長野朝日放送アナウンサー、スポーツ部記者
  • 蔵田玲子(長野朝日放送アナウンサー、1994年9月 - 2011年9月30日)
  • 青池玲奈(当時長野朝日放送アナウンサー、 - 2011年9月、お天気キャスター月・火曜)
  • 冨岡美希(フリーアナウンサー、 - 2011年9月、お天気キャスター水曜)
  • 平沢幸子(長野朝日放送アナウンサー、 - 2011年9月、お天気キャスター金曜)
  • 草田敏彦(長野朝日放送アナウンサー、1994年9月 - 2017年3月)
  • 萩原早紀子(長野朝日放送アナウンサー、2017年4月3日 - 2021年9月30日、火曜 - 金曜)
  • 吉田一平(長野朝日放送アナウンサー、2017年4月7日 - 2021年9月30日、金曜→記者)
  • 山岡秀喜(2017年4月3日 - 2019年9月30日、 2020年10月5日 - 2022年4月1日、月曜-木曜 → 月曜→火曜-金曜)
  • 楠原由祐子(長野朝日放送アナウンサー、2011年10月3日 - 2022年6月29日、月曜 - 木曜→火・水曜)

放送時間[編集]

  • 2020年3月30日 - / 月曜日 - 金曜日 17:33 - 18:55(JST)(17:50 - 18:15:スーパーJチャンネル(ANN枠)放送のため一時中断)
過去
備考
  • 番組開始当初は放送終了時間が18:55で、その後は放送時間が5分拡大されて19:00までの放送であったが、再び現行の終了時間に戻り、18:55 - 19:00までは日替わりのミニ番組を放送している。
  • おぉ!信州人』が18:54から放送される日は、本番組を18:54で終了し、ステブレレスでの接続となる。
  • 2020年は12月24日で年内の放送を終了。その後、12月25日・同月28日 - 2021年1月1日は年末年始特別編成のため放送休止し、このうち12月25日・28日・29日は16:30 - 16:40に『abnニュース&天気予報』を放送した後、16:40 - 18:00は短縮版の『スーパーJチャンネル』を臨時フルネットで放送した。
  • 2021年は12月23日で年内の放送を終了。その後、同月24日・27日 - 31日、2022年1月3日 - 4日は年末年始特別編成のため放送休止し、このうち12月24日・27日 - 29日は17:33 - 17:45に『abnニュース&天気予報』を放送した後、17:45 - 17:50のミニ番組を挟んで17:50 - 19:00には『スーパーJチャンネル』18時台を関東ローカル枠を含めた臨時フルネットで放送した。
  • 2017年4月に放送枠を拡大した当初は番組表上スーパーJチャンネル(ANN枠)を内包する形を取っていたが、2019年4月1日からはスーパーJチャンネル(ANN枠)の前までを1部、後を2部に分割した。

選挙報道に関する事例[編集]

2010年7月11日に行われた第22回参議院議員通常選挙に関連して、同年6月22日に放送された『abnステーション』で比例代表のニュースを伝える際に特定候補だけを取り上げる報道が行われたとして、放送倫理・番組向上機構 (BPO) の放送倫理検証委員会は「選挙への公平性への配慮が足りない」とし、2010年9月10日に委員会での審議入りを決定した[3][4]。なお、BPOの放送倫理検証委員会は、信越放送の『SBCニュースワイド』でも同様の事例があったため、『abnステーション』同様に審議入りを決定した。

同年12月2日、放送倫理検証委員会は「比例代表制度を正しく理解しないままに番組を制作し、公平・公正性を欠いた点で放送倫理違反があった」とし、公平・公正性への配慮や再発防止の対応を求める意見を決定した[5][6][7]

イベント[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 信越放送テレビの『SBCニュースワイド』も第1・2期を合わせて2022年現在で累計42年放送されているが、途中夕方の情報番組枠に夕方のワイドニュースを内包していた中断期があった。
  2. ^ クロスネット時代のTSBでは、朝と深夜がNNN・昼と夕方はANNのニュースネットを順守していた。
  3. ^ 参院選配慮ないと審議入り BPO、TBSなど4番組 - 47NEWS 2010年9月10日
  4. ^ BPO、TBS「東京フレンドパークII」など審議へ 参院選で候補者の名前連呼 - MSN産経ニュース 2010年9月10日
  5. ^ 第44回放送倫理検証委員会 - 放送倫理・番組向上機構 2010年12月2日
  6. ^ BPO年次報告書 2010年度 (PDF) - 放送倫理・番組向上機構 22・23ページ
  7. ^ TBSなど4局の番組に問題 夏の参院選でBPO - 47NEWS 2010年12月2日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

長野朝日放送 (ANN) 平日夕方のABNニュース→abnニュース
前番組 番組名 次番組
(開局前につきなし)
abnステーション
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