広尾学園中学校・高等学校
広尾学園中学校・高等学校 | |
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北緯35度39分15.9秒 東経139度43分21.1秒 / 北緯35.654417度 東経139.722528度座標: 北緯35度39分15.9秒 東経139度43分21.1秒 / 北緯35.654417度 東経139.722528度 | |
過去の名称 |
順心女学校 順心高等女学校 順心女子学園中学校・高等学校 |
国公私立の別 | 私立学校 |
設置者 | 学校法人順心広尾学園 |
理念 | 自律と共生 |
設立年月日 | 1918年(大正7年)5月30日 |
創立者 |
板垣退助(自由民権運動の主導者) 板垣絹子(板垣退助の後妻) |
共学・別学 | 男女共学 |
中高一貫教育 | 併設型(外部混合有) |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 | 普通科 |
学科内専門コース |
本科コース 医進・サイエンスコース インターナショナルコース |
学期 | 3学期制 |
学校コード |
C113310300053 中学校) D113310300042 (高等学校) | (
高校コード | 13526H |
所在地 | 〒106-0047 |
外部リンク |
広尾学園中学校・高等学校 公式サイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
広尾学園中学校・高等学校(ひろおがくえんちゅうがっこう・こうとうがっこう、英:Hiroo Gakuen Junior & Senior High School)は、東京都港区南麻布5丁目に所在する日本の私立中学校・高等学校。
開校以来2007年(平成19年)までは、「順心女子学園」という女子校であった。設置・運営は、学校法人順心広尾学園。
概要
1918年(大正7年)に開校し、2021年(令和3年)現在は学校法人順心広尾学園が運営する中高一貫校。教育方針は「自律と共生」である。
校舎は東京メトロ日比谷線広尾駅4番出口すぐの外苑西通り沿いにあり、広尾の名前を冠しているものの、所在地は東京都渋谷区広尾ではなく、東京都港区南麻布である。
体育施設としては、三階に、人工芝のグラウンド、室内のメインアリーナ,サブアリーナと5階のテニスコートがある。
2003年(平成15年)には生徒数が400人台まで減少し、廃校の危機に瀕したことから学校改革を模索。2007年(平成19年)に女子校から共学化。副校長である金子暁が通常の改革では未来がないとの指摘。この指摘により、2009年(平成21年)から各分野のプロを招いて生徒に学ばせるキャリア教育をスタート。
2011年(平成23年)度に中央の校舎が、2012年(平成24年)10月には第三新校舎が完成。その教育を受けた生徒が3年生になった2014年(平成26年)ごろから進学実績は飛躍的な向上を果たした[1]。
新改革後はインターナショナルコースがあり、帰国子女の受け入れを進めている。かつてはひとクラス定員15名までだったが、2011年(平成23年)度から40名になった。文部科学省から「スーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクール」に指定され、積極的な英語教育を行っている。校舎は9階建てで六本木ヒルズや真後にオマーン大使館がある。
ICT教育に力を入れており、2013年(平成25年)にはGoogleの日本のコンピューターサイエンス教育を支援するプロジェクト「コンピュータに親しもう」での第一採択校となった。iPad・MacBook・Chromebook等のデバイスのone to one(1人1台)環境でも知られる[2]
沿革
- 1917年(大正6年) - 板垣退助の妻、板垣絹子によって大日本婦人慈善会が作られ、この慈善会に財団法人設立を認可される。
- 1918年(大正7年) - 板垣絹子によって順心女学校が創設される。(校長・下田歌子)
- 1924年(大正13年) - 財団法人大日本婦人慈善会を財団法人大日本婦人共愛会に改称する。順心高等女学校を設立する。
- 1947年(昭和22年) - 学校教育法による新制中学の順心中学校を設立する。港区立順心中学校を併設する。
- 1948年(昭和23年) - 新学制による順心女子高等学校を設立する。
- 1951年(昭和26年) - 財団法人大日本婦人共愛会を改組し、学校法人順心女子学園を発足させる。
- 1952年(昭和27年) - 港区立順心中学校を廃止する。
- 1973年(昭和48年) - 文部省が全国初となる「海外帰国子女教育研究協力指定校」に指定。帰国子女の受け入れを開始。
- 1989年(昭和64年/平成元年) - 第20回全国高等学校バレーボール選抜優勝大会で女子バレー部が優勝する。
- 1991年(平成3年) - 校外施設、富士見スコレー完成。
- 2006年(平成18年) - 文部科学省が「スーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクール (SELHi)」に指定。
- 2007年(平成19年) - 学校法人順心女子学園を学校法人順心広尾学園と改称する。同時に順心女子中学校・高等学校を男女共学化し、広尾学園中学校・高等学校に改称する。インターナショナルコースを設置する。
- 2011年(平成23年) - 高校に医進・サイエンスコースを設置する。
- 2012年(平成24年) - 新校舎完成。
- 2015年(平成27年) - 中学に医進・サイエンスコースを設置する。
- 2018年(平成30年) - 創立100周年を迎える。
交通アクセス
部活動
運動部
- バスケットボール部(男女で分かれている)
- バレーボール部
- 合気道部
- 新体操部
- テニス部(男女で分かれている)
- ダンス部 - 日本中学校ダンス部選手権全国大会において、2014年(平成26年)3位。春の日本高校ダンス部選手権東日本大会において、2017年(平成29年)入賞。
- サッカー部(男女で分かれている)
- 陸上部 - 国立競技場で東京ライジングスター陸上2022において中学3年生徒が100m男子8位に入賞。第75回東京都高等学校陸上競技選手権大会女子400mハードルにて高校3年生徒が8位に入賞。
- 剣道部 - 全国高等学校剣道大会東京都予選において、2021年(令和3年)高校女子剣道部が敢闘賞(ベスト8、総合7位)を受賞。[3]東京都中学校秋季剣道新人大会予選第1ブロックにおいて、2021年(令和3年)女子剣道部が優勝(3連覇)。[4] 令和4年度東京都剣道連盟会長杯争奪中学校剣道大会第一地区予選で中学女子優勝(2連覇)、男子ベスト8。
- チアリーディング部 - 中高共に全国出場の強豪。強化部。高校は2017年(平成29年)、2019年(平成31年/令和元年) 東京都大会 優勝。2019年(平成31年/令和元年) 関東大会 準優勝。2022年第24回関東チアリーディング選手権入賞自由演技競技DIVISION.1 高等学校の部 準優勝自由演技競技 DIVISION.2 高等学校の部 第4位 自由演技競技DIVISION.1 中学校の部 準優勝 など
- バドミントン部
- 卓球部
- 軟式野球部
- 硬式野球部
文化部
- 文芸・イラスト部
- 写真部
- 茶道部
- 華道部
- 書道部
- クッキング&クラフト部
- 英会話部
- 情報技術研究部
- 演劇部
- ブラスバンド(吹奏楽)部 - 多くの金賞受賞。
- 箏曲部
- 美術部
- 合唱部 -
- ボランティア部
- ディベート部 - 中高ともに強豪校。第23回関東甲信越地区中学・高校春季ディベート大会において、高校チームが優勝。また、高校1年生徒(大会時:中学3年生徒)がベストディベータ―(MVP)に選出。
- 軽音楽部 - 2013年度部活動に昇格。高校のみ。
- 情報技術研究部(STEM) - 鉄道研究、理科、ロボット制作等を行う。
- アナウンス部
- Inter Press Club - インター生のみ
- Film Club - コンクール優勝。インター生メイン。
- Coding Club - インター生のみ。
関係者
出身者
- 中山麻里(女優)
- 五十嵐いづみ(元女優)
- 菅原麗子(実業家)
- 凰稀かなめ(元宝塚歌劇団宙組トップスター)
- 未来優希(元宝塚歌劇団雪組男役)
- 華耀きらり(元宝塚歌劇団花組娘役)
- 花野じゅりあ (元宝塚歌劇団花組娘役)
- MADOKA(ものまねタレントコロッケの娘)
- 串田えみ(女優)
- 江國香織[5](作家)
- 小野早稀(声優)
- 増澤璃凜子(モデル)
- 宮本侑芽(女優・声優・タレント)
- 細山貴嶺(元タレント)
- 古川奈穂(JRA所属騎手)
- 團遥香[6](女優・タレント)
教職員
ゆかりある人物
脚注および参照
- ^ Yahoo!ニュース? [リンク切れ] - 廃校の危機から人気校へ 伝統校を救った「教育改革」の内容 (AERA)
- ^ https://resemom.jp/article/2013/10/29/15781.html
- ^ “全国高等学校剣道大会東京都予選にて敢闘賞(ベスト8) :: 広尾学園ブログ”. 2022年1月11日閲覧。
- ^ “全国高等学校剣道大会東京都予選にて敢闘賞(ベスト8) :: 広尾学園ブログ”. 2022年1月11日閲覧。
- ^ 『週刊文春』2016年(平成28年)3月10日号 p.99 新・家の履歴書 江國香織 文藝春秋 JANコード 4910204020369
- ^ “「広尾学園」卒業生と理事長が語る、高校生活の学びと後悔 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)”. forbesjapan.com. 2023年5月11日閲覧。