馬龍

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
馬龍 Table tennis pictogram.svg
Mondial Ping - Men's Singles - Round 4 - Ma Long-Koki Niwa - 11.jpg
基本情報
生年月日 (1988-10-20) 1988年10月20日(29歳)
身長 176cm (5 ft 9 in)cm
体重 70 kg (154 lb)kg
選手情報
最高世界ランク 1位
利き腕
グリップ シェークハンド
ラケット 狂飈龍W968-FL
フォア面ラバー 国狂NEO3ブルースポンジ
バック面ラバー 国狂NEO3オレンジスポンジ
戦型 ドライブ主戦型
 
獲得メダル
中華人民共和国の旗 中華人民共和国
男子卓球


大会 1 2 3
オリンピック 3 0 0
世界卓球選手権 9 1 3
ワールドカップ 7 1 2
合計 19 2 5
オリンピック
2012 ロンドン 男子団体
2016 リオデジャネイロ 男子シングルス
2016 リオデジャネイロ 男子団体
世界卓球選手権
2006 ブレーメン 男子団体
2008 広州 男子団体
2009 横浜 男子シングルス
2009 横浜 男子ダブルス
2010 モスクワ 男子団体
2011 ロッテルダム 男子シングルス
2011 ロッテルダム 男子ダブルス
2012 ドルトムント 男子団体
2013 パリ 男子シングルス
2014 東京 男子団体
2015 蘇州 男子シングルス
2016 クアラルンプール 男子団体
2017 デュッセルドルフ 男子シングルス
ワールドカップ
2008年 リエージュ 男子シングルス
2009年 モスクワ 男子シングルス
2009年 リンツ 男子団体
2010年 ドバイ 男子団体
2011年 マクデブルク 男子団体
2012年 リヴァプール 男子シングルス
2013年 広州 男子団体
2014年 デュッセルドルフ 男子シングルス
2015年 ドバイ 男子団体
2015年 ハルムスタッド 男子シングルス
アジア競技大会
2006 ドーハ 男子ダブルス
2006 ドーハ 混合ダブルス
2006 ドーハ 男子団体
2010 広州 男子シングルス
2010 広州 男子団体
2014 仁川 男子ダブルス
2014 仁川 男子団体
アジア卓球選手権
2007 揚州 男子シングルス
2007 揚州 男子ダブルス
2007 揚州 男子団体
2009 ラクナウ 男子シングルス
2009 ラクナウ 男子ダブルス
2009 ラクナウ 混合ダブルス
2009 ラクナウ 男子団体
2012 マカオ 男子シングルス
2012 マカオ 男子団体
2013 釜山 男子シングルス
2013 釜山 男子団体
アジアカップ
2008 札幌 男子シングルス
2009 杭州 男子シングルス
2011 長沙 男子シングルス
2014 武漢 男子シングルス
グランドファイナル
2006 香港 男子ダブルス
2007 北京 男子シングルス
2007 北京 男子ダブルス
2008 マカオ 男子シングルス
2009 マカオ 男子シングルス
2011 ロンドン 男子シングルス
2011 ロンドン 男子ダブルス
2013 ドバイ 男子シングルス
2015 リスボン 男子シングルス
2016 ドーハ 男子シングルス
■テンプレート■ノート ■解説プロジェクト:卓球

馬龍(ば りゅう、Ma Long、マー・ロン 1988年10月20日- )は、中国遼寧省出身の卓球選手。身長176cm。2017年7月時点での世界ランキングは1位。

2015年、2017年世界選手権の男子シングルスで優勝した世界チャンピオンで、2016年リオデジャネイロオリンピックの男子シングルス金メダリストで、フルグランドスラムを達成している。

略歴[編集]

2004年

世界ジュニア選手権神戸大会男子シングルス優勝を皮切りに、ジュニアだけでなくシニアの大会でも好成績を収め、若手ながら中国の主力選手とし活躍している。

2011年

怪我や戦術の転換などもあり世界ランクも5位まで落ちたが夏を境に好調になり、中国(蘇州)オープン、オーストリアオープン、スウェーデンオープンとプロツアー3連勝。さらにアジアカップと全中国選手権でも優勝した。グランドファイナル決勝では当時、世界チャンピオンの張継科を下した。

2012年

ロンドンオリンピック (2012年) ではシングルスへの出場はなかったものの、男子団体における金メダルの獲得に貢献した。

2014年

第52回世界選手権東京大会では1ゲームも失うことなく全勝し、中国の男子7連覇に貢献した。

2015年

第53回世界選手権蘇州大会では、男子シングルスで悲願の初優勝を果たした。

2016年

第53回世界選手権クアラルンプール大会で男子団体で金メダルを獲得。リオデジャネイロオリンピックではロンドンで逃した男子シングルスの中国代表に内定。準決勝で日本水谷隼、決勝で中国の張継科との対決を制し、五輪では初めてシングルスで金メダルを獲得した。団体戦ではシングルス全試合で勝利し、金メダルの獲得に貢献した。

2017年

第54回世界選手権デュッセルドルフ大会では、決勝で樊振東を破り見事2連覇を達成した。

プレースタイル[編集]

馬龍はシェークハンドの選手で肩甲骨打法から放つ両ハンドドライブ、台上バックドライブ、チキータ等を武器としており、後陣からでも両ハンドドライブを連打することが出来る。しかもフォームが非常に安定しており軸がぶれることがない。特にフォアハンドドライブは、水谷がブロックで止められないほどの破壊力を有する。

また、フォアサービスを中心にゲームを組み立てることが多い中国選手にあって、フォアサービスのみならず、バックサービスやバック裏面サービスも使用するので、サービスのバリエーションが非常に多い。

以前は、課題としては戦術的柔軟性や状況判断力の乏しさ改善があげられていた。しかし近年はパワーで圧倒するようになり、前述のようにサービスのバリエーションが豊富なので、いざという時の状況でも戦術面で対処することが可能になっている。

また、かつては世界選手権などの重要な大会になるほど勝ち上がるごとに緊張からプレイを乱す事があり、長らく男子シングルスでは3位止まりで精神的な脆さが指摘されていた。しかし2015年での世界大会シングルス優勝で金メダルを手にして以降はこれも克服し、2016年にはリオデジャネイロオリンピックのシングルスで優勝を果たし、五輪、世界選手権、ワールドカップの3大大会のシングルスで全て優勝経験を持ついわゆる大満貫の達成者となった。また団体戦でもシングルで2勝し、金メダルに貢献した。

エピソード[編集]

  • 同年代の張継科とはジュニア時代からの友人であってライバル関係でもあり、国内外の様々な大会の決勝戦で馬龍対張継科の顔合わせがあった事から中国メディアではこれを「科龙大战(科龍大戦)」と呼んでいた。通算では12勝6敗と馬龍が勝ち越している[1]
  • 五輪、世界選手権、ワールドカップを制覇した大満貫を達成したのは中国男子では孔令輝、劉国梁、張継科に次いで4人目であるが、3大タイトルに加えてITTFプロツアーグランドファイナル、アジア競技大会アジア選手権、アジアカップ、中華人民共和国全国運動会、全中国卓球選手権という中国国内・アジア・世界の各所で催された主要大会全てで優勝する「9冠」を成し遂げているのは馬龍のみである。いわゆる、全満貫を唯一達成した人である。

主な戦績[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 马龙虽强当世对手唯有他 科龙大战留下多少经典(中国語リンク)”. 新浪体育 (2016年8月12日). 2016年8月22日閲覧。
  2. ^ ESPN World Fame 100 ESPN.com 2017年6月10日閲覧。

外部リンク[編集]