阿寺の七滝

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阿寺の七滝
阿寺の七滝(2014年平成26年)8月)
所在地 愛知県新城市下吉田
位置 北緯34度56分49.8秒 東経137度38分54.4秒 / 北緯34.947167度 東経137.648444度 / 34.947167; 137.648444 (阿寺の七滝)座標: 北緯34度56分49.8秒 東経137度38分54.4秒 / 北緯34.947167度 東経137.648444度 / 34.947167; 137.648444 (阿寺の七滝)
落差 62 m
水系 豊川
地図
プロジェクト 地形
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阿寺の七滝(あてらのななたき)は、愛知県新城市阿寺川にある[1][2]

概要[編集]

合計落差62メートル[2]。滝および周辺は国の名勝および天然記念物に指定されている[1]日本の滝100選の一つ[1]

自然林内の礫岩断層にかかる7段の滝となっている事から、七滝と名付けられた[1]。この礫岩は子抱石といわれ、祀ることで子宝に恵まれるとの伝承がある[1]。なお、滝の竜神は雨乞の神として信仰されている。上から2番目・5番目の滝壺には深さ7メートルにおよぶ甌穴がある。また陰陽師安倍晴明が若年期に滝で修行したという伝説があり、晴明が使ったという井戸が現存する。

各段の滝について[編集]

阿寺の七滝の七段の各滝にはそれぞれ固有名が付けられている。

霹靂滝[編集]

霹靂(へきれき)滝は最下段の滝。落差9メートル[2]

虎嘯滝[編集]

虎嘯(こしょう)滝は下から2段目の滝。落差13メートル。滝壺の深さは4メートルある[2]

龍攘滝[編集]

龍攘(りゅうじょう)滝は下から3段目の滝で、落差は7メートル[2]

長霓滝[編集]

長霓(ちょうげい)滝は下から4段目の滝で、落差は25メートル[2]

雄飛滝[編集]

雄飛(ゆうひ)滝は下から5段目の滝で、落差は2メートルあり、滝壺の深さは7メートルもある[2]

素練滝[編集]

素練(それん)滝は下から6段目の滝。落差は4メートル[2]

敲壺滝[編集]

敲壺(こうこ)滝は最上段の滝。落差は2メートル[2]

アクセス[編集]

公共交通機関[編集]

自家用車[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e 新城市 阿寺の七滝”. Aichi Now. 2024年2月22日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i 阿寺の七滝”. 新城市. 2024年2月22日閲覧。

外部リンク[編集]

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • 日本歴史地名大系(オンライン版) 小学館 (『日本歴史地名大系』 平凡社、1979年〜2002年 を基にしたデータベース)