安倍の大滝
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安倍の大滝 | |
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所在地 | 静岡県静岡市葵区 |
位置 | 北緯35度17分59秒 東経138度21分06秒 / 北緯35.29972度 東経138.35167度 |
落差 | 80 m |
滝幅 | 4(諸説あり) m |
水系 | 安倍川 |
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安倍の大滝(あべのおおたき)は、静岡県静岡市葵区にある滝。安倍川の上流、梅ヶ島温泉の近くに位置し、日本の滝百選に数えられている他、日本三大名瀑に数えられることもある。「駿河大滝」「乙女の滝」とも言われる。
概要[編集]
落差80m、幅4m(諸説あり)の直瀑で水量の多いときは、豪快な景色を見ることができる。
アプローチ[編集]
自家用車利用の場合[編集]
山梨県側から国道52号の身延町大城の交差点から豊岡梅ヶ島林道に入り、安倍峠を越えて、梅ヶ島温泉に至るコースと、静岡県側から県道29号で安倍川を遡り、梅ヶ島温泉に至るコースとがある。
豊岡梅ヶ島林道は元々悪路であり、近年全舗装されたが依然細い道が延々と続きマイクロバスより大きな車の乗り入れは禁止されている。また、落石、土砂崩れも多くしばしば通行止めになるため、通行時には事前の確認が必要である。道路からの入り口は梅ヶ島温泉から県道29号を少し下った所と豊岡梅ヶ島林道で安倍峠と梅ヶ島温泉の中間点と2箇所ある。 距離、時間的には後者の方が有利であるが、登山道が急で、あまり整備されていない。前者の方は途中少し怖い吊り橋があるが、比較的整備されており、こちらのコースが一般的である。 入り口は少々分かりにくいが、「安倍の大滝入口」のバス停があり、注意していれば見逃す事は無い。片道30分程度のコースである。登山道は、滝壺直下まで続いているため滝の飛沫を浴びる事もできる。
バス利用の場合[編集]
静岡駅・新静岡駅からバス(しずてつジャストライン梅ヶ島温泉行)で「安倍の大滝入口」下車、徒歩約30分。
周辺[編集]
安倍川水系には滝が多く、他に鯉ヶ滝、温泉湯滝、三段の滝、赤水の滝、不動の滝等があり、滝めぐりをする事もできる。特に赤水の滝は少々遠望となるが、安倍の大滝に勝るとも劣らぬ規模を誇る。こちらの方は簡易な駐車場もあり迷う事はなく、駐車場から2,3分で展望台に辿りつく。また、梅ヶ島温泉街に、食堂売店の湯元屋が経営する源泉掛け流しの日帰り温泉施設「虹の湯」があり、安倍の大滝入り口と赤水の滝駐車場の中間点、梅ヶ島新田には日帰り温泉施設である黄金の湯がある。梅ヶ島温泉には古くから温泉街の安倍川対岸に簡易な温泉施設があったが、落石の危険により閉鎖されたため、現在日帰り入浴するには、湯元屋の虹の湯(時間制限なし700円)か、温泉街の各旅館民宿に直接申し込む。温泉街から南に下った新田温泉(黄金の湯)は梅ヶ島温泉とは源泉も泉質も異なる。さらに下ったところにコンヤ温泉もあり、ここの旅館でも日帰り入浴が可能。