藪助治

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藪助治 / 薮助治
宇宙戦艦ヤマトシリーズのキャラクター
登場(最初) 宇宙戦艦ヤマト』第10話「さらば太陽圏!銀河より愛をこめて!!」
作者 松本零士、小泉謙三
声優 緒方賢一[1]
池水通洋[1]
チョー(『2199』)[2]
俳優 水上潤
プロフィール
性別
種類 地球人
国籍 地球連邦
地球(〜『2199』第21話)→大ガミラス帝星(『2199』第25話〜)
肩書き 宇宙戦艦ヤマト機関員
宇宙戦艦ヤマト機関科員(〜『2199』第21話)→次元潜航艦UX-01機関士(『2199』第25話〜)
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藪 助治(やぶ すけはる) / 薮 助治(やぶ すけじ)は、アニメ『宇宙戦艦ヤマト』『宇宙戦艦ヤマト2199』の登場人物。

ヤマト機関室勤務の乗組員。小太りの体形にやや長めで右目が隠れがちな前髪の容貌を持つ青年。機関長の徳川彦左衛門にとっては片腕的存在である。

名前の表記は、オリジナルでは「助治」[3][4][5][6][7]だが、『2199』では「助治」に変更されている。

宇宙戦艦ヤマト[編集]

副機関士。身長は160センチメートル[8]。当初は目立つ活躍はなかったが、次第に地球への帰還が人類の滅亡前に間に合わない可能性に不安を覚え始め、徳川にその気持ちを吐露していく。

デザインは松本零士のラフ稿をもとに、作画監督の小泉謙三が設定を起こしている。松本のラフ稿では顔だけが描かれており、両目を露出してほうれい線もあるが、小泉の決定稿では右目が前髪で隠れており、ほうれい線もなくなっている。ラフ稿でも決定稿でも身長は150センチメートルと、変化はない[9]

企画段階では、反乱の首謀者は真田佐助(真田志郎の初期設定)の予定だったが、脚本家が反乱予定人物を徳川と誤認し、その伏線に彼を焚きつける人物として藪を置いた。結果的には間違いに気付いたものの、徳川は反乱の首謀者としては性格上無理があるということで、先の伏線を「叛意の前兆」と読み替えて活かし、藪が反乱の首謀者という設定になった。詳細は宇宙戦艦ヤマト#未使用設定を参照。

劇中での登場[編集]

名前のみは第5話で呼ばれるが、実際に本人が初登場したのは第10話であり、オクトパス原始星団で長期に足止めされている最中に徳川へ航海の中止を進言する。やがて、イスカンダル星滞在中には12人の同志とともに「人類の子孫を残す」という口実を掲げて森雪を人質にヤマトから脱走したうえ、ダイヤモンドで構成された島への残留を宣言し、古代進の命令や警告も嘲笑かつ無視するという反乱を起こす。しかし、その直後にこの島は地殻変動津波に襲われたため、藪たち反乱者の全員が死亡して雪だけが助かる。この反乱は、古代たちに地球への移住を薦められたスターシャから、移住拒否の理由(好ましくない種類の人が地球に存在する)に挙げられてしまう。

劇場版
尺の都合から出番はほぼなく、反乱エピソードもすべてカットされた。物語終盤、地球を前にして歓喜するヤマト乗組員の中に藪の姿があるが、その後の作品には一切登場していない[7]。続編の『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』では総作画監督の湖川友謙によるラフ稿が描かれたものの、テレビシリーズでは死亡していることからラフ稿は×印で抹消され、出番もなくなった[10]
ラジオドラマ版
反乱まではテレビ版とほぼ同様であるが、反乱後は雪をヤマトへ送り届けた後で死んでいく好人物に描かれている。
漫画版(松本零士)
登場は1コマのみ。ヤマトのワープ後の波動エンジン暴走によるエンジン異常を機関室から伝える乗組員の1人として登場するが、作業用マスクをかぶっているため顔は見えない[11]
漫画版(藤川桂介ひおあきら
火星上空でヤマトの波動エンジンの不調を徳川に訴える機関室スタッフとして3ページの登場[12]。表記は漢字ではなく「ヤブ」となっており、顔もアニメ版とは大きく異なり、松本零士のラフ稿に近い。
小説版(若桜木虔
イスカンダルでの反乱エピソードが省略されており、藪の登場は皆無。
熱血小説 宇宙戦艦ヤマト(高垣眸
名前は薮甚九郎、小鳥好きの青年という設定。ユロパ星で捕獲した鳥に似た生物をヤマト艦内に持ち込むが、艦長命令によりしぶしぶ放す。イスカンダル到着後は11人の仲間と共謀して反乱を起こし、雪を誘拐して立てこもった人工浮島を誤って水中に没させてしまった結果、彼女を除く全員がピラニヤの餌食になる。

宇宙戦艦ヤマト2199[編集]

『宇宙戦艦ヤマト』のリメイク作である本作では三重県出身で、年齢は33歳と設定された。また、上述の通り苗字の漢字が「薮」に変更され、下の名前の読みも「すけじ」に変更された。肥満体型になり、顔つきは若干弱々しくなっているほか、頭にはアホ毛が生えている。リデザイン担当は結城信輝[13]

階級は一曹(一等宙曹)。徳川の愛弟子であり、メ号作戦(冥王星沖海戦)では徳川とともに戦艦キリシマに乗艦していた。ヤマト計画発動後はヤマトの機関科へ配属され、徳川や山崎奨の下で機関士を務める。

機関士としては一流だが、懐疑的な性格で[13]、ことあるごとに不安や疑問の声を上げる。また、第12話では「エリートは意外と脆い」と考えを述べている。

家族がいない身のため、第7話の太陽系赤道祭では盛り上がることもできず、仮装してはしゃぐ女子乗組員たちとすれ違った際には「何が楽しいんだか」と悪態をついている。

劇中での登場 (2199)[編集]

第1話でキリシマ機関士として初登場。その後、第2話でヤマトに乗艦する。

徳川や山崎の下で働く一方、第7話における太陽系赤道祭の頃から新見薫のことを若干気にしている描写があり、後には彼女のカウンセリングを受けている。カウンセリングの中で自らのことだけでなく、周りの不平不満も報告していた節もある[14]。その後、第16話の惑星ビーメラ4停泊時に、同じ機関科の早乙女友治崎山克典とともに反乱に加担し、震えながら徳川と山崎に銃を向けて機関室に軟禁する。

反乱の失敗後には営倉へ収監され、第20話の七色星団海戦の最中に営倉が被弾したことにより死亡扱いとされていたが、実際には生き延びており、伊東真也とともにコスモシーガルへ身を隠していた。そして、第21話で古代が薮と伊東に気づかないまま収容所惑星レプタポーダの偵察にシーガルで出撃した際に、機体を占拠しようとするも自らの銃の暴発によって失敗し、古代らとともにガミラスの捕虜となる。収容所への移送直後に発生した囚人たちの反乱の中で古代たちとはぐれ、1人怯えていたところを囚人たちに発見されるが、手錠をかけられていたことから同じ囚人と判断され、武器を渡されて状況も理解できないまま仲間入りすることになる。収容所解放後はヤマトへ戻らず、レプタポーダに残留する。

その後はフラーケンに拾われ、第25話で次元潜航艦 UX-01の新入り機関士「ヤーブ・スケルジ」として再登場する。荒くれ者揃いの乗組員たちにはザルツ人と思われており、ゲール艦隊との交戦中に機関異常で潜航不能となったUX-01の窮地を救う活躍を見せて褒められるなど、周囲とは良好な関係を築いている。

小説版(豊田巧
七色星団海戦での営倉爆撃時に伊東に助けられ、ともにコスモシーガルへ潜伏する[15]。レプタポーダでの暴動によって古代らとはぐれた後は伊東と同行し、撃たれそうになったところを助けられ、彼の最期を看取る。その後、伊東の最期の言葉「地球のことは忘れろ。生まれ変わって明日から別の人生を生きるんだ」に触発され、ザルツ人に成り済まして収容所に残留する[16]。その後、「俺は2人分生きなきゃいけないんだ」の口癖をフラーケンに気に入られ、UX-01にザルツ人の機関員として乗艦したことが示唆されている[17]

担当キャスト[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ a b c d 『宇宙戦艦ヤマト画報 ロマン宇宙戦記二十五年の歩み』竹書房、2001年、p. 202。ISBN 978-4-8124-0700-4
  2. ^ a b 『宇宙戦艦ヤマト2199 COMPLETE WORKS-全記録集-脚本集』(マッグガーデン、2015年、ISBN 9784800004697)pp. 294-316。
  3. ^ 第1作第10話EDクレジットより。
  4. ^ 「宇宙戦艦ヤマト TV DVD-BOX」(バンダイビジュアル、2008年2月22日、BCBA-3167)付録解説冊子『宇宙戦艦ヤマト TV DVD-BOX 記録ファイル』p. 7, 15ほか。
  5. ^ 「週刊宇宙戦艦ヤマト OFFICIAL FACTFILE」(ディアゴスティーニ・ジャパン・2010-2011)第46号。
  6. ^ 登場人物|YAMATO CREW、ヤマトクルー、最終閲覧日2014年9月15日。なお、個別ページの閲覧は会員登録が必要。
  7. ^ a b 藪助治 - 宇宙戦艦ヤマト発信!(インターネットアーカイブ2009年3月10日分キャッシュ)
  8. ^ 「宇宙戦艦ヤマト TV DVD-BOX」(バンダイビジュアル、2008年2月22日、BCBA-3167)付録解説冊子『宇宙戦艦ヤマト TV DVD-BOX 記録ファイル』p. 7。
  9. ^ ロマンアルバム編集部編『ロマンアルバムエクセレント53 宇宙戦艦ヤマト PERFECT MANUAL 1』徳間書店、1983年、p. 56。
  10. ^ ロマンアルバム編集部編『ロマンアルバムエクセレント53 宇宙戦艦ヤマト PERFECT MANUAL 1』徳間書店、1983年、p. 121。
  11. ^ 松本零士『宇宙戦艦ヤマト (1) イスカンダル遥か』秋田書店秋田文庫)、1994年、p. 88。ISBN 4-253-17017-X
  12. ^ 藤川桂介(作)、ひおあきら(画)『宇宙戦艦ヤマト (1)』メディアファクトリーMFコミックス)、2009年、pp. 124-125, 131。ISBN 978-4-8401-2932-9
  13. ^ a b 『宇宙戦艦ヤマト2199 公式設定資料集[EARTH]』マッグガーデン、2013年、p. 221。ISBN 978-4-8000-0192-4
  14. ^ 『宇宙戦艦ヤマト2199 第五章 望郷の銀河間空間』劇場パンフレット、松竹、2013年、p. 11。
  15. ^ 「第十二章 向かうべき星」豊田巧『宇宙戦艦ヤマト2199 下』マッグガーデン、2014年、pp. 242-243。ISBN 978-4-8000-0246-4
  16. ^ 「第十二章 向かうべき星」豊田巧『宇宙戦艦ヤマト2199 下』マッグガーデン、2014年、pp. 259-262, 264。ISBN 978-4-8000-0246-4
  17. ^ 「第十四章 そして艦は行く」豊田巧『宇宙戦艦ヤマト2199 下』マッグガーデン、2014年、pp. 338-339。ISBN 978-4-8000-0246-4

外部リンク[編集]