豊田巧

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豊田 巧(とよだ たくみ、1967年[1] - )は、日本小説家

日本コンピュータゲームメーカー・タイトー広報担当(プロモーションチームディレクター[2])。奈良県出身[1]

執筆スタイル[編集]

豊田巧はかなりの速筆家であり多作家である。小説家デビュー2年目の2013年~2015年にかけては毎年『12冊』、そして、2016年には本人も「最高記録」と称する年間『14冊』を達成し、デビューからたった五年で著作が『60冊』を突破し、2017年末発売の「ぽんしゅでGO!」は『70冊目』となった[3]

また、小説ジャンルにこだわることなく多種多様な執筆を行っている。児童文学小説、ライトノベルはもとより、一般書、新書、推理小説、歴史小説、SF小説、紀行文、雑誌コラムなどを、得意とする鉄道、宇宙、ミリタリーを三本柱として多様な作品を生み出してきた。

「もしも、こんな世界(人)があったら?」というような仮定の世界をリアルなものとして描写することを得意としており、その一つとして「もしも国鉄が分割民営化されていなかったら?」という仮定世界を、『RAILWARS!日本國有鉄道公安隊』で描き出している。

小説執筆だけにもこだわらず、現在朝日小学生新聞で毎週掲載されている「きっぷでGO!」にはおいてはコミック原作を行い、他にもアニメ原作のみを担当している作品もある。豊田巧が新作を提案する場合、必ず三本以上の企画書を提案するため、小説アイデアのストックは減ることなく増え続けていると言っている。また、一冊を一週間程度で書き上げてしまえるため、プロットの返事を待っている間に著者初校を書きあげてしまい、待っていることも多いとのこと[4]

来歴[編集]

1967年大阪府に生まれる。中学時代に親が離婚。母子家庭か父子家庭かは不明。奈良県立志貴高校(現:奈良県立奈良情報商業高等学校)卒業。久留米工業大学卒業。平成2年タイトーに入社。以後、業務用開発部を経てタイトーの家庭用・業務用ゲームの広告宣伝部門責任者になる。現在は小説家。

主な広報宣伝活動を行ったものとして『電車でGO!』シリーズ、『サイキックフォース』シリーズなど多数ある。また、ゲームプロデュースも手がけており『ローゼンメイデン』シリーズや『エレメンタル ジェレイド』といった平成に入ってタイトーが作ったアニメーションに関係するゲームは全てプロデュースを担当している[5]

兄が鉄道模型を趣味としていたことから自分も鉄道に興味を持ち[6]1997年に第1作をリリースした『電車でGO!』シリーズや『鉄道ゼミナール』を始め、タイトーが発売している作品の大半で広報・宣伝に関わっている。その趣味が取り持った縁で菊池直恵漫画鉄子の旅』のエピソード「『彗星』に乗って高千穂鉄道へ」に実名でゲスト出演した[7]。その際の取材体験を基に2009年8月、小学館101新書より『鉄子のDNA』を上梓。また、同書の刊行に際して原作・水越保、作画・たかはしまもるの漫画『新新宿駅企画課 あるぷすひろば』で裏話を披露している[8]

また、テレ朝チャンネルの番組『拝啓!!鉄道人』に出演した際、千葉県第三セクター鉄道会社・いすみ鉄道2007年12月より行っていた社長公募に応募し、書類審査で落選したことを明らかにしている。出演に際しては「書類選考落選」と書かれたたすきを着用し、番組レギュラーの南田裕介と共にいすみ線を探訪した。

2009年、タイトーを退社。2010年8月、徳間書店コミックリュウ付録の『はやぶさ帰還記念本』で小惑星探査機はやぶさの技術解説を行った。その後、2010年11月、同じく徳間書店より大人のプラモランドの『vol3.はやぶさ』において構成・執筆を担当。

2010年12月20日、更に徳間書店よりはやぶさ (探査機)のファンブック『はやぶさLOVE講座』の講師を担当しはやぶさ (探査機)コスプレイヤー秋の「」さんとの対談の中で「鉄道以外にも宇宙も詳しい」と書いている[9]

2011年3月1日集英社みらい文庫より小説家としてデビュー、『電車で行こう!』シリーズを開始[10]

2011年11月18日小学館ガガガ文庫より『僕は君たちほどうまく時刻表がめくれない』でライトノベルデビュー。2012年2月15日より創芸社クリア文庫より『RAIL WARS! -日本國有鉄道公安隊-』シリーズも始まっている。

2013年マッグガーデンより『小説・宇宙戦艦ヤマト2199』上下巻、2014年『小説・宇宙戦艦ヤマト2199』星巡る方舟を発売。

2013年12月下旬には『RAIL WARS! -日本國有鉄道公安隊-』のアニメ化が決定したと発表された[11][12]。創芸社クリア文庫の作品および自身の著作がアニメ化されるのは今回が初となる。

RAIL WARS! -日本國有鉄道公安隊-』は2014年8月時点でシリーズ累計60万部を突破と発表された[13]

 同シリーズはアニメ化後更に部数を伸ばし、2018年現在累計80万部を突破と発表されている。[14]

2015年5月27日発売の『レールライド』(少し不思議文庫)をもって、一般書へのデビューを果たす。

2015年12月1日受付開始、2016年1月30日応募締め切りの「第5回集英社みらい文庫大賞」審査員に抜擢[15]

電車で行こう!』シリーズは、2019年2月22日時点で62万部を突破した[16]

作品[編集]

ゲーム[編集]

モン★スタートラベラーゲームボーイアドバンス2002年3月8日発売)
RPG。作曲服部克久、パッケージ画生頼範義が担当。
タイトー唯一の社内制作原作によるモンスター育成RPG。原作・プロデュース・宣伝を担当。
エレメンタル ジェレイド -纏え、翠風の剣-
PlayStation 22005年6月30日発売)
格闘対戦ゲーム。原作東まゆみ
アニメ原作エレメンタル ジェレイドの格闘対戦ゲーム。プロデュース・宣伝を担当。
ローゼンメイデン ドゥエルヴァルツァ(Rozen Maiden duellwalzer)
(PlayStation 2、2006年4月27日発売)
アニメ原作ローゼンメイデンのアドベンチャーゲーム。プロデュース・宣伝を担当。
ローゼンメイデン ゲベートガルテン(Rozen Maiden gebetgarten)
(PlayStation 2、2007年3月22日発売)
アニメ原作ローゼンメイデンの3D格闘対戦ゲーム。プロデュース・宣伝を担当。

書籍[編集]

単巻[編集]

『鉄子のDNA』
小学館2009年8月6日発売)執筆。
『おとなのプラモランドvol3小惑星探査機はやぶさ』
徳間書店2010年11月30日発売)執筆・構成。
『はやぶさLOVE講座』
(徳間書店、2010年12月20日発売)講師。
『おとなのプラモランドvol5金星探査機あかつき&宇宙帆船イカロス<蓄光版>』
(徳間書店、2011年7月4日発売)執筆・構成。
『君とのりたいっ!』(創芸社クリア文庫版)
(クリア文庫、2014年11月発売)執筆。イラスト:NAO.
『ヤタガラス』
(創芸社、2014年12月24日発売)執筆。イラスト:カズキヨネ
『レールライド 上り列車に見知らぬトランク』(すこし不思議文庫)
(主婦の友社、2015年5月27日発売)執筆。イラスト:ケィティ
『ガンバト! ガンガン水鉄砲バトル!!』(角川つばさ文庫)
株式会社KADOKAWA2016年3月15日発売)執筆。イラスト:坂本憲司郎 編集:タモリはタル
『群青旅団[BLUE ARMORED TRAIN]-悪魔の巨大列車砲-』(マッグガーデン)
マッグガーデン2016年6月30日発売)執筆。メカニックデザイン:玉盛順一朗 キャラクターデザイン住川惠
『鉄血の警視 警視庁鉄道捜査班』(講談社ノベルズ)
講談社2016年12月8日発売)執筆。
『鉄路の牢獄 警視庁鉄道捜査班』(講談社ノベルズ)
講談社2017年10月5日発売)執筆。
『異世界横断鉄道ルート66』(ファンタジア文庫)
KADOKAWA2016年12月20日発売)執筆。イラスト:真早
『ぽんしゅでGO!~僕らの巫女とほろ酔い列車旅~ 』(ダッシュエックス文庫)
集英社2017年12月22日発売)執筆。イラスト:カット

『鉄警ガール 』(角川文庫)[編集]

集英社2019年3月23日発売)執筆。イラスト:未定

シリーズ[編集]

電子書籍専用[編集]

君とのりたいっ!
(サクセスSuperLite文庫、2013年11月30日発売)執筆。イラスト:NAO.
UNDER THE SEA~女神たちと鋼鉄の預言~
エブリスタ、2016年11月~配信開始)執筆。イラスト:ぽよよんろっく

新聞連載[編集]

『電車で行こう! 走る! 湾岸捜査大作戦』
朝日小学生新聞2013年4月1日7月31日) 執筆。絵:裕龍ながれ
『電車で行こう! GO! GO! 九州新幹線!!』
朝日小学生新聞2014年4月1日5月31日) 執筆。絵:裕龍ながれ
『電車で行こう! 乗客が消えた!? 南国トレイン・ミステリー』
朝日小学生新聞2014年5月31日7月31日) 執筆。絵:裕龍ながれ
『電車で行こう! 約束の列車を探せ!真岡鐵道とひみつのSL』
朝日小学生新聞2016年7月1日8月15日) 執筆。絵:裕龍ながれ
『きっぷでGO!』
朝日小学生新聞2017年4月1日~ 原作。絵:田伊りょうき

雑誌連載[編集]

『電車で行こう! 連結!!~つばさ事件簿~』
鉄おも!2015年7月1日2015年12月1日) 執筆。絵:裕龍ながれ

共著[編集]

『5分で夢中! サイコーに熱くなる話』
集英社みらい文庫2017年10月27日) 執筆。絵:裕龍ながれ

コミック原作[編集]

『きっぷでGo! あの新幹線を追え! 』(鉄道コミック 1)
ポプラ社2016年2月19日発売)原作。絵:木野 コトラ
『きっぷでGo! 青春18きっぷ 東京~出雲の旅 』(鉄道コミック 2)
ポプラ社2016年2月19日発売)原作。絵:田伊 りょうき
『きっぷでGo! 北海道・東北4大新幹線 乗りつぶしの旅 』(鉄道コミック 3)
ポプラ社2016年12月23日発売)原作。絵:田伊 りょうき
『きっぷでGo! ドクターイエローに会う方法』(ポプラポケット文庫)
ポプラ社2017年8月19日発売)原作。絵:田伊 りょうき
『きっぷでGo! 日本一のモグラ駅』(ポプラポケット文庫)
ポプラ社2017年12月26日発売)原作。絵:田伊 りょうき

『きっぷでGo! きっぷでGo! 北へ向かえ! 私鉄のりつぎ大作戦!!』(ポプラポケット文庫)[編集]

ポプラ社2018年4月26日発売)原作。絵:田伊 りょうき

『きっぷでGo! 普通列車で行く東北600キロの旅』(ポプラポケット文庫)[編集]

ポプラ社2019年1月8日発売)原作。絵:田伊 りょうき

登場人物[編集]

山口悠真(やまぐち ゆうま)
鉄道が大好きで「撮り鉄」の小学生5年生
加藤葵(かとう あおい)
悠真と同じ小学校に通う、鉄道初心者だけど鉄道に乗るのが大好きな「乗り鉄」
ゆい
葵の親友で、鳥取へ転入。悠真、葵、翔は彼女に会いに来た。
林翔(はやし しょう)
悠真、葵と同じ小学校に通う、鉄道の音を聴いたり録ったりして楽しむ「音鉄」

出演[編集]

テレビ[編集]

  • G-station(MXテレビ - )
  • G-station2(MXテレビ - )

ラジオ[編集]

  • 電車でおでかけのコーナー(FMサルース:2008年10月 - )
  • 豊田巧と今野宏美の鉄子のDNA(HiBiKi Radio Station:2009年12月1日 - 2010年1月19日[17]
  • ピコピコステーション(中央FM:2013年1月27日 - 2013年2月10日[18]

新聞[編集]

  • 朝日小学生新聞(2011年7月16日発売号)ドキドキ書店へようこそ(電車で行こう!について小学生取材による一面特集記事)
  • 朝日小学生新聞(2013年4月19日発売号)朝小と私(インタビュー記事)
  • 日本海新聞(2015年3月25日発売号)山陰の鉄道の魅力語る 「電車で行こう!」豊田巧さん(インタビュー記事)

雑誌[編集]

  • 月刊 J-novel (ジェイ・ノベル) 2014年 02月号(『鉄童の旅』刊行の佐川光晴氏と対談記事)
  • 旅と鉄道 2013年11月号(発売日:2013年9月21日)(稚内から国鉄車両のみに乗って大阪までの旅行記)
  • 小説現代2015年6月号(発売日:2015年6月22日)(「北陸新幹線に乗らぬ旅」旅行記)

ネット[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 「鉄子のDNA」掲載のプロフィール。
  2. ^ レトロゲーム大賞に「スーパーマリオブラザーズ」――「レトロゲーム・アワード2007」ITmedia・2007年9月22日)
  3. ^ 著者のFBより
  4. ^ 著者インタビュー記事より
  5. ^ R25
  6. ^ 『あるぷすひろば』第2巻131ページ
  7. ^ 単行本第5集に収録。
  8. ^ 第30停車駅「鉄子のDNA」(単行本第2巻収録)。
  9. ^ はやぶさLOVE講座
  10. ^ 朝日小学生新聞7/16発売
  11. ^ クリア文庫HP [1]
  12. ^ “国鉄の鉄道公安隊アニメ「RAIL WARS!」、7月スタート! メインキャラ4人を描いたキービジュアル第1弾も公開”. アキバ総研. (2014年3月22日). http://akiba-souken.com/article/anime/19595/ 2014年5月4日閲覧。 
  13. ^ RAIL WARS!‐日本國有鉄道公安隊‐公式ファンブック 帯に表記
  14. ^ 東洋経済ONLINE 奇想天外「国鉄が現在も続く」小説の誕生秘話より
  15. ^ 集英社みらい文庫大賞HP [2]
  16. ^ 既存作品帯より
  17. ^ 全8回。
  18. ^ 全2回。

外部リンク[編集]