羅漢齋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
羅漢齋
Boeddha's Delight.jpg
別名 羅漢斎
フルコース 主菜
発祥地 香港の旗 香港
主な材料 様々な野菜醤油
テンプレートを表示
羅漢齋
繁体字 羅漢齋もしくは齋
簡体字 罗汉斋もしくは斋
英文表記
(意味)
Luohan vegetarian food

羅漢齋(らかんさい、羅漢斎とも表記、拼音: Luóhàn zhāi / lo han jai / lo hon jai英語: Buddha's delight)は主に中国で作られている精進料理である。中国国内では時に、羅漢菜(簡体字: 罗汉菜; 繁体字: 羅漢菜拼音: Luóhàn cài)と表記されることがある。

羅漢齋は伝統的に仏教僧の間で食されてきた料理であったが、現代では世界中の中華料理店におけるベジタリアンの食事の選択肢として人気のある料理となっている。羅漢齋の材料は様々な野菜であるが、時にを用いることもある。野菜を、醤油をベースとして様々な調味料を加えたソースとともに炒めて作る。羅漢齋を特徴づける食材はアジア内部とアジア外で大きく異なる。

語源[編集]

羅漢齋の「羅漢」とは、阿羅漢簡体字: 阿罗汉; 繁体字: 阿羅漢; ピン音: Ā LuóHàn)の省略形である。「齋」(簡体字: ; 繁体字: ; ピン音: zhāi)は「菜食」を意味する。

羅漢齋には通常最低でも10種類以上の野菜を用いるが、中には18~35種類の野菜を用いて作る必要がある場合もある[1]。18種類の野菜を使用する場合、料理は羅漢全齋(簡体字:罗汉全斋、繁体字:羅漢全齋)と呼ばれる。

中国香港カナダトロントでは、腐乳や豆花のような風味付きで瓶詰めされた野菜を多く用いた料理があり、これは「甜酸齋」(簡体字: 甜酸斋; 繁体字: 甜酸齋; ピン音: tian2 suan1 zhai1、字義通りには甘酸っぱい野菜料理を表す)として知られている。

伝統[編集]

料理名からも分かる通り、伝統的に仏教僧により親しまれてきた料理であるが、現代では世界中の中華料理店におけるベジタリアンの食事の選択肢として人気のある料理となっている。また、羅漢齋は伝統的に春節(旧正月)に中国の家庭で食されてきた料理でもあり、これは新年の最初の5日はとして、菜食のみ行うという伝統的な仏教の習慣に根ざしている。髪菜クワイのような普段用いることのない食材は春節の時期にのみ食することが一般的である。

材料[編集]

以下は羅漢齋に用いることが多い食材の一覧である。日本の正月料理と同じく、各々の野菜は吉兆を示す食材となっている。羅漢齋は家庭や作り手により作り方が異なり、以下の食材をすべて用いるわけではない。

主な食材[編集]

使用頻度の高い食材[編集]

使用頻度の低い食材[編集]

調味料[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d Internet Archive Wayback Machine”. Web.archive.org (2008年2月10日). 2012年8月22日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i Honolulu Star-Bulletin Features”. Archives.starbulletin.com. 2009年4月30日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h Lin, Florence (1976). Florence Lin's Chinese Vegetarian Cookbook. Shambhala. p. 104. ISBN 978-0-87773-252-5. http://books.google.com/books?id=DNw9AAAAIAAJ&pg=PA104 2013年7月29日閲覧。 
  4. ^ a b c d Young, Grace (1999-05-05). The Wisdom of the Chinese Kitchen: Classic Family Recipes for Celebration and Healing. Simon & Schuster. p. 126. ISBN 978-0-684-84739-9. http://books.google.com/books?id=yOTVwyCfccEC&pg=PA126 2013年7月29日閲覧。 
  5. ^ a b The Ginkgo Pages Forum - Blog: Jai a delight in the Chinese new year”. Ginkgopages.blogspot.com (2006年1月26日). 2009年4月30日閲覧。
  6. ^ a b c Hsiung, Deh-Ta; Simonds, Nina (2005-06-01). Food of China. Murdoch Books. p. 204. ISBN 978-1-74045-463-6. http://books.google.com/books?id=-9XWQrpbLAgC&pg=PA204 2013年7月29日閲覧。 
  7. ^ Buddha's Delight Recipe”. Taste.com.au. 2009年4月30日閲覧。
  8. ^ a b Hsiung, Deh-Ta (2002-02-19). The Chinese Kitchen: A Book of Essential Ingredients with Over 200 Easy and Authentic Recipes. St. Martin's Press. p. 193. ISBN 978-0-312-28894-5. http://books.google.com/books?id=fsJvn_9qctwC&pg=PA193 2013年7月29日閲覧。 
  9. ^ a b c d e f Hu, Shiu-Ying (2005). Food Plants of China. Chinese University Press. p. 1. ISBN 978-962-996-229-6. http://books.google.com/books?id=2OiYydyrsygC&pg=RA1-PA69 2013年7月29日閲覧。 
  10. ^ Buddha's Delight Recipe at”. Epicurious.com. 2009年4月30日閲覧。
  11. ^ Lin, Florence (1976). Florence Lin's Chinese Vegetarian Cookbook. Shambhala. p. 104. ISBN 978-0-87773-252-5. http://books.google.com/books?id=DNw9AAAAIAAJ&pg=PA104 2013年7月29日閲覧。 

外部リンク[編集]