湯の里知内信号場

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湯の里知内信号場
ゆのさとしりうち - Yunosato-Shiriuchi
所在地 北海道上磯郡知内町字湯の里[1]
所属事業者 JR logo (hokkaido).svg北海道旅客鉄道(JR北海道)
電報略号 ユサ
駅構造 地上
ホーム (信号場)
開業年月日 1988年(昭和63年)3月13日(海峡線・信号場)
2016年(平成28年)3月26日(新幹線・信号場)
乗入路線 2 路線
所属路線 北海道新幹線
キロ程 101.5km(新青森起点)
(11.8km) 木古内
所属路線 海峡線
キロ程 76.0km(中小国起点)
奥津軽いまべつ (63.0km)
(11.8km) 木古内
備考 *1988年、新湯の里信号場として開設。
*1990年、知内駅として開業。
*2014年、知内信号場に格下げ。
*2016年、湯の里知内信号場に改称。
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湯の里知内信号場(ゆのさとしりうちしんごうじょう)は、北海道上磯郡知内町字湯の里にある北海道旅客鉄道(JR北海道)北海道新幹線海峡線信号場である。

本項では便宜上、2014年(平成26年)3月15日をもって旅客営業を廃止した海峡線の知内駅(しりうちえき)についても言及する。

概要[編集]

1988年昭和63年)3月13日青函トンネルにおける北海道側の保守基地の役割を担う新湯の里信号場(しんゆのさとしんごうじょう)として開設されたが、同年2月1日松前線廃止を受けての地元自治体請願により、1990年平成2年)7月1日知内駅となり、旅客駅として開業した。 しかし北海道新幹線の建設工事と及び当駅の乗降客数の減少に伴って、知内駅は2014年(平成26年)3月15日のダイヤ改正をもって旅客扱いを廃止し[2][3]知内信号場(しりうちしんごうじょう)となった[4][5]。その後2016年(平成28年)3月の北海道新幹線開業に伴い、湯の里知内信号場として整備された[1]

歴史[編集]

信号場構造[編集]

構内配線図

北海道新幹線の事業計画には、海峡線知内駅所在地への新幹線駅設置は含まれなかったが[9]、信号場としての利用は想定されており、名称については当初「湯の里信号場・信号所(仮称)」[5]とする資料も存在した。2014年(平成26年)6月11日に行われたJR北海道の定例記者会見において、知内駅跡地に信号場が設置されることと、正式名称が「湯の里知内信号場」に決定したことが発表された[1]

本線の三線軌条標準軌1,435 mm、狭軌1,067 mm)が2線、その外側に副本線の狭軌が4線の合計6線を有する。副本線は列車の待避のほか、青函トンネルが通行不能になった場合に列車を留置する目的で設置されている。分岐器を雪から守るスノーシェッドが設置されている。

将来構想[編集]

青函トンネルの供用前より同トンネル活用法の一つとして挙げられているカートレイン構想に関し、同町は当駅に発着基地を設置し、新たなまちづくりの核とすべく、行政やJRに対して陳情活動を行っている[10]

旧知内駅[編集]

知内駅
旧知内駅舎(2010年10月)
旧知内駅舎(2010年10月)
しりうち - Shiriuchi
所在地 北海道上磯郡知内町字湯ノ里[6]
所属事業者 JR logo (hokkaido).svg北海道旅客鉄道(JR北海道)
電報略号 リウ
駅構造 地上駅
ホーム 2面4線[6]
乗車人員
-統計年度-
1人/日(降車客含まず)
-2012年-
開業年月日 1988年昭和63年)3月13日(海峡線・信号場)
1990年平成2年)7月1日(海峡線・旅客駅
廃止年月日 2014年(平成26年)3月15日(海峡線・旅客駅)
乗入路線 1 路線
所属路線 海峡線
キロ程 76.0km(中小国起点)
(11.8km) 木古内
備考 *1988年、新湯の里信号場として開設。
*1990年、知内駅として開業。
*2014年、知内信号場に格下げ。
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1990年平成2年)7月1日に、旅客駅として開業した。島式ホーム2面4線(すべて狭軌)を有する地上駅であったが、ホームの副本線側に欄干が設置されていたため、旅客の乗降は本線側でのみ行われていた。ホーム有効長は7両だったため、快速「海峡」は前部6両のドアのみ客扱い(ドアカット)を行っていた。また、通常は6両編成で運転される特急「白鳥」・「スーパー白鳥」が8両編成に増結されている場合は、最後尾車両のドアを締切扱いとしていた。2002年(平成14年)12月1日のダイヤ改正で快速海峡」が廃止され、海峡線を通過する普通列車がなくなった後は、特急「白鳥」・「スーパー白鳥」が朝夕2往復停車するのみとなっていた。

知内駅だった当時は、道内における最南端の地上駅であった。知内駅の廃止後は渡島鶴岡駅が道内最南端の地上駅となったが、2014年(平成26年)5月12日に渡島鶴岡駅を含む江差線木古内駅 - 江差駅間が廃止されたため、現在は木古内駅が道内最南端の地上駅となっている。知内駅廃止後、新幹線車両の走行の妨げとなるため[11]、跨線橋や在来線用のプラットホームはすべて撤去された。旧知内駅舎は「道の駅しりうち」の物産館と併設していた[6]。なお、同施設の営業時間外は左隣に設置された出入口を使用することが可能であった。

旅客営業における特記事項[編集]

特急料金不要の特例
快速「海峡」が廃止されてから、当駅を含む海峡線の蟹田駅[注釈 2] - 木古内駅間には普通列車が設定されていないため、この区間に含まれる各駅相互間で特急の普通車自由席に乗車する場合には、特急料金が不要となる特例が設けられていた。
かよエールの設定
2011年(平成23年)3月16日から、通学用に限り当駅と函館駅の区間が「かよエール」の設定範囲となっていた。
特別企画乗車券の委託販売
かつて当駅と函館駅の区間に「Sきっぷ」(特急自由席利用の往復乗車券)が設定されていた頃は、併設されている「道の駅しりうち」に同きっぷの販売を委託していた。なお、2009年(平成21年)3月31日をもって同区間のSきっぷの設定がなくなった[12]ことから、これ以後は乗車券などの発売委託は行っていなかった。そのため、乗車券などは発売されず、乗車駅証明書発行機が設置されているのみだった。

利用状況[編集]

乗車人員推移
年度 一日平均乗車人員
2011 1
2012 1

駅周辺[編集]

松前線の駅で当駅から最も近くに設けられていたのは湯ノ里駅であり、当駅と類似する名称をもつ渡島知内駅(知内町中心部に所在)からはやや遠かった。

隣の駅[編集]

北海道旅客鉄道(JR北海道)
北海道新幹線[8]・海峡線(津軽海峡線)
奥津軽いまべつ駅 - (竜飛定点) - (吉岡定点) - (湯の里知内信号場) - 木古内駅
  • 1988年(昭和63年)3月13日から2014年(平成26年)3月15日までは、津軽今別駅 - 当信号場(当時は知内駅)間に竜飛海底駅中小国駅起点32.5km地点、2013年(平成25年)11月11日休止)、吉岡海底駅(中小国駅起点55.5km地点、2006年(平成18年)8月28日休止)が存在した。

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ き電区分所(交交セクション)はそれぞれ、木古内駅の函館方、新中小国信号場の青森方(中小国駅三厩方)にある。
  2. ^ 海峡線の本来の起点は中小国駅(JR北海道・JR東日本両社の境界は新中小国信号場)だが、同駅には三厩駅へ向かう津軽線の列車のみが停車し、北海道へ向かう列車は全て通過するため、蟹田駅が実質的な分岐駅となっている。なお、蟹田駅で三厩行き津軽線列車に乗り換えて中小国駅以北で下車する場合の運賃は、中小国駅乗り換えで計算する特例が設けられているため、蟹田駅で改札を出ない限り蟹田駅 - 中小国駅間の運賃は不要となる。

出典[編集]

  1. ^ a b c d “北海道新幹線 新駅の駅名について” (PDF) (プレスリリース), 北海道旅客鉄道, (2014年6月11日), http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2014/140611-1.pdf 2014年6月18日閲覧。 
  2. ^ a b “駅の営業終了について” (PDF) (プレスリリース), 北海道旅客鉄道, (2013年9月13日), http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2013/130913-1.pdf 2014年6月18日閲覧。 
  3. ^ a b “平成26年3月ダイヤ改正について” (PDF) (プレスリリース), 北海道旅客鉄道, (2013年12月20日), http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2013/131220-1.pdf 2014年6月18日閲覧。 
  4. ^ a b “特急スーパー白鳥34号車両から白煙が出た事象について” (PDF) (プレスリリース), 北海道旅客鉄道, (2015年4月4日), http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2015/150404-1.pdf 2015年4月4日閲覧。 
  5. ^ a b “青函トンネル区間における新幹線と貨物列車の共用走行について” (PDF) (プレスリリース), 北海道旅客鉄道, (2012年2月27日), http://www.mlit.go.jp/common/000192889.pdf 2013年8月4日閲覧。 
  6. ^ a b c d e 『週刊 JR全駅・全車両基地』31号 青森駅・弘前駅・深浦駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年3月17日、24頁。
  7. ^ “平成14年12月ダイヤ改正について” (プレスリリース), 北海道旅客鉄道, (2002年9月20日), オリジナル2002年10月10日時点によるアーカイブ。, http://web.archive.org/web/20021010072608/http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2002/1412daiya.html 2014年6月19日閲覧。 
  8. ^ a b “北海道新幹線 冬期対策設備の概要について” (PDF) (プレスリリース), 北海道旅客鉄道, (2015年1月15日), http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2015/150115-4.pdf 2015年1月15日閲覧。 
  9. ^ 北海道新幹線の概要”. 北海道. 2013年7月20日閲覧。
  10. ^ 平成23年第1回知内町議会定例会(2日目) (PDF)”. 知内町(議事録) (2011年3月9日). 2013年7月20日閲覧。
  11. ^ “海峡線の3駅廃止 JR北海道、新幹線運行に備え”. 産経新聞MSN産経ニュース) (産業経済新聞社). (2014年3月15日). オリジナル2014年3月15日時点によるアーカイブ。. http://web.archive.org/web/20140314213850/http://sankei.jp.msn.com/life/news/140315/trd14031500440001-n1.htm 2014年3月15日閲覧。 
  12. ^ “「お得なきっぷ」の一部見直し等について” (PDF) (プレスリリース), 北海道旅客鉄道, (2009年2月12日), http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2009/090212-1.pdf 2014年6月19日閲覧。 
  13. ^ 道南のロマンを秘めた松前半島連絡路 - 松前街道 (PDF)”. 情報誌『北の交差点』第4号(1998年秋冬号). 北海道道路管理技術センター. pp. 32-33 (1998年11月). 2007年10月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年8月4日閲覧。

関連項目[編集]