渡島知内駅

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渡島知内駅
おしましりうち
Oshima-Shiriuchi
森越 (3.0 km)
(3.1 km) 重内
地図
所在地 北海道上磯郡知内町字重内
北緯41度36分21秒 東経140度25分27.7秒 / 北緯41.60583度 東経140.424361度 / 41.60583; 140.424361座標: 北緯41度36分21秒 東経140度25分27.7秒 / 北緯41.60583度 東経140.424361度 / 41.60583; 140.424361
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 松前線
キロ程 8.2 km(木古内起点)
電報略号 シウ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1937年昭和12年)10月12日[1]
廃止年月日 1988年(昭和63年)2月1日[1]
備考 松前線廃線に伴い廃駅
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1976年の渡島知内駅と周囲約500 m範囲。左が松前方面。島式ホーム1面2線の他に駅舎とホーム間にもう1線貨物積卸線が敷かれていた。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

渡島知内駅(おしましりうちえき)は、北海道上磯郡知内町字重内(おもない)にかつて設置されていた、北海道旅客鉄道(JR北海道)松前線廃駅)である。電報略号シウ事務管理コードは▲141502[2]

歴史[編集]

年表[編集]

駅名の由来[編集]

町名に旧国名の「渡島」を冠する。旧国名を冠したのは開業時、東北本線に同音の尻内駅(現在の八戸駅)が存在したためである[5]

駅構造[編集]

廃止時点で、島式ホーム片面使用の1面1線を有する地上駅であった。ホームは、線路の東側(松前方面に向かって左手側)に存在した。駅舎側の1線は撤去されていたが、かつては島式ホーム1面2線を有する列車交換可能な職員配置駅であった。1983年(昭和58年)時点では、使われなくなった駅舎側の1線は交換設備運用廃止後も両側の転轍機が撤去された状態で側線として残っていた[6]。そのほか両側の転轍機が撤去された、駅舎隣の短い貨物ホームに接した貨物側線を1本有していた。

無人駅簡易委託駅)となっていたが、有人駅時代の駅舎が残っていた。駅舎はホームの東側に位置し、構内踏切で連絡した[6]

利用状況[編集]

  • 1981年度の1日乗降客数は281人[6]

駅周辺[編集]

駅跡地[編集]

2010年(平成22年)時点で、旧構内は函館バス知内出張所となっている[7]。 ターミナルの前には駅名標のレプリカがある。

隣の駅[編集]

北海道旅客鉄道(JR北海道)
松前線
森越駅 - 渡島知内駅 - 重内駅

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、829頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、219頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  3. ^ 「12日から江差・松前線も営業新体制に移行」『交通新聞』交通協力会、1970年12月12日、1面。
  4. ^ 「通報 ●飯田線三河川合駅ほか186駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報号外』日本国有鉄道総裁室文書課、1986年10月30日、12面。
  5. ^ 札幌鉄道局編 編『駅名の起源』北彊民族研究会、1939年、24頁。NDLJP:1029473 
  6. ^ a b c d 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館1983年7月発行)61ページより。
  7. ^ 書籍『新 鉄道廃線跡を歩く1 北海道・北東北編』(JTBパブリッシング2010年4月発行)168-169ページより。

関連項目[編集]