「這いよれ! ニャル子さん」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
Tribot (会話 | 投稿記録)
「ウェブラジオ」節のInfoboxを定義文の上部に移動<references>を{{Reflist}}に変更
3行目: 3行目:
{{Infobox animanga/Header
{{Infobox animanga/Header
|タイトル= 這いよれ! ニャル子さん
|タイトル= 這いよれ! ニャル子さん
|ジャンル= [[コメディ]]
|ジャンル= [[喜劇|コメディ]]
}}
}}
{{Infobox animanga/Novel
{{Infobox animanga/Novel
9行目: 9行目:
|イラスト= [[狐印]]
|イラスト= [[狐印]]
|出版社= [[ソフトバンククリエイティブ]]
|出版社= [[ソフトバンククリエイティブ]]
|掲載誌= [[GAマガジン]]
|掲載誌= GAマガジン
|レーベル= [[GA文庫]]
|レーベル= [[GA文庫]]
|開始日= [[2009年]][[4月15日]]
|開始日= [[2009年]][[4月15日]]
15行目: 15行目:
}}
}}
{{Infobox animanga/OVA
{{Infobox animanga/OVA
|タイトル=這いよる! ニャルアニ
|タイトル= 這いよる! ニャルアニ
|原作=逢空万太
|原作= 逢空万太
|監督=[[谷東]]
|監督= 谷東
|シリーズ構成=
|シリーズ構成=
|キャラクターデザイン=
|キャラクターデザイン=
24行目: 24行目:
|製作=ソフトバンククリエイティブ
|製作=ソフトバンククリエイティブ
|発売日=
|発売日=
|開始=2009年[[10月23日]]
|開始= 2009年[[10月23日]]
|終了=[[2010年]][[3月15日]]
|終了= [[2010年]][[3月15日]]
|話数=全9話
|話数= 全9話
|その他=第1話は配信で初出
|その他= 第1話は配信で初出
}}
}}
{{Infobox animanga/TVAnime
{{Infobox animanga/TVAnime
|タイトル=這いよる! ニャルアニ {{small|リメンバー・マイ・ラブ (クラフト先生)}}
|タイトル= 這いよる! ニャルアニ {{small|リメンバー・マイ・ラブ (クラフト先生)}}
|原作=逢空万太
|原作= 逢空万太
|総監督=
|総監督=
|監督=谷東
|監督=谷東
|シリーズディレクター=
|シリーズディレクター=
|シリーズ構成=
|シリーズ構成=
|脚本=[[小早川すすむ]][[中野守]]、谷東、逢空万太
|脚本= 小早川すすむ、中野守、谷東、逢空万太
|キャラクターデザイン=
|キャラクターデザイン=
|メカニックデザイン=
|メカニックデザイン=
|音楽=[[SLF!!]]
|音楽= SLF!!
|アニメーション制作=DLE
|アニメーション制作=DLE
|製作=ソフトバンククリエイティブ
|製作=ソフトバンククリエイティブ
|放送局=[[日本BS放送|BS11]]
|放送局= [[日本BS放送|BS11]]
|放送開始=2010年[[12月10日]]
|放送開始= 2010年[[12月10日]]
|放送終了=[[2011年]][[2月25日]]
|放送終了= [[2011年]][[2月25日]]
|話数=11話+TV未放送1話 全12話
|話数= 11話+TV未放送1話 全12話
|その他=
|その他=
|インターネット=http://ga.sbcr.jp/bunko_blog/nyaruani/
|インターネット=http://ga.sbcr.jp/bunko_blog/nyaruani/
}}
}}
{{Infobox animanga/Manga
{{Infobox animanga/Manga
|タイトル=這いよれ! ニャル子さん
|タイトル= 這いよれ! ニャル子さん
|作者=逢空万太
|作者= 逢空万太
|作画=[[岡崎圭]]
|作画= [[岡崎圭]]
|出版社=[[集英社]]
|出版社= [[集英社]]
|掲載誌=[[ミラクルジャンプ]]
|掲載誌=[[ミラクルジャンプ]]
|レーベル=
|レーベル=
59行目: 59行目:
|開始号=
|開始号=
|終了号=
|終了号=
|開始日=[[2011年]][[5月6日]]
|開始日= [[2011年]][[5月6日]]
|終了日=
|終了日=
|発表期間=
|発表期間=
66行目: 66行目:
|その他=
|その他=
|インターネット=
|インターネット=
}}
{{Infobox animanga/Radio
|タイトル=にゃるラジ
|愛称=
|放送開始=2009年[[8月20日]]
|放送終了=(単発)
|放送局=[[HOBiRECORDS]]公式サイト
|放送時間=
|放送回数=全1回
|放送形式=[[ダウンロード]]
|スタジオ=
|ネット局=
|ネットワーク=
|パーソナリティ=[[阿澄佳奈]]、[[松来未祐]]
|DJ=
|アシスタント=
|構成作家=
|ディレクター=
|プロデューサー=
|ミキサー=
|脚本=
|演出=
|その他のスタッフ=
|提供=
|その他=
|インターネット=1
}}
{{Infobox animanga/Radio
|タイトル=這いよるにゃるラジ-OMEGA-
|愛称=
|放送開始=2010年[[4月6日]]
|放送終了=2010年[[6月24日]]
|放送局=HOBiRECORDS公式サイト
|放送時間=月2回
|放送回数=全6回
|放送形式=ダウンロード
|スタジオ=
|ネット局=
|ネットワーク=
|パーソナリティ=阿澄佳奈、松来未祐
|DJ=
|アシスタント=
|構成作家=
|ディレクター=
|プロデューサー=
|ミキサー=
|脚本=
|演出=
|その他のスタッフ=
|提供=
|その他=
|インターネット=1
}}
{{Infobox animanga/Radio
|タイトル=這いよるにゃるラジ だっしゅ!
|愛称=
|放送開始=2010年[[9月24日]]
|放送終了=2010年[[12月13日]]
|放送局=HOBiRECORDS公式サイト
|放送時間=不定期
|放送回数=全5回
|放送形式=ダウンロード
|スタジオ=
|ネット局=
|ネットワーク=
|パーソナリティ=阿澄佳奈、松来未祐
|DJ=
|アシスタント=
|構成作家=
|ディレクター=
|プロデューサー=
|ミキサー=
|脚本=
|演出=
|その他のスタッフ=
|提供=
|その他=
|インターネット=1
}}
{{Infobox animanga/Radio
|タイトル=這いよる!にゃるラジ THE MOVIE
|愛称=
|放送開始=2011年[[3月18日]]
|放送終了=2011年[[5月25日]]
|放送局=HOBiRECORDS公式サイト
|放送時間=不定期
|放送回数=全5回
|放送形式=ダウンロード
|スタジオ=
|ネット局=
|ネットワーク=
|パーソナリティ= 阿澄佳奈、松来未祐
|DJ=
|アシスタント=
|構成作家=
|ディレクター=
|プロデューサー=
|ミキサー=
|脚本=
|演出=
|その他のスタッフ=
|提供=
|その他=
|インターネット=1
}}
{{Infobox animanga/Radio
|タイトル=にゃるラジ featuring帯刀帯
|愛称=
|放送開始=2011年[[6月13日]]
|放送終了=2011年[[7月25日]]
|放送局=HOBiRECORDS公式サイト
|放送時間=不定期
|放送回数=全4回
|放送形式=ダウンロード
|スタジオ=
|ネット局=
|ネットワーク=
|パーソナリティ= 阿澄佳奈、松来未祐
|DJ=
|アシスタント=
|構成作家=
|ディレクター=
|プロデューサー=
|ミキサー=
|脚本=
|演出=
|その他のスタッフ=
|提供=
|その他=
|インターネット=1
}}
}}
{{Infobox animanga/Footer}}
{{Infobox animanga/Footer}}
{{ライトノベル}}
{{ライトノベル}}

『'''這いよれ! ニャル子さん'''』(はいよれ! ニャルこさん)は、[[逢空万太]]による[[日本]]の[[ライトノベル]]。[[イラストレーション|イラスト]]は[[狐印]]が担当している。[[GA文庫]]([[ソフトバンククリエイティブ]])より、[[2009年]][[4月]]から既刊8巻([[2011年]][[10月16日]]現在)が刊行されている。
『'''這いよれ! ニャル子さん'''』(はいよれ! ニャルこさん)は、[[逢空万太]]による[[日本]]の[[ライトノベル]]。[[イラストレーション|イラスト]]は[[狐印]]が担当している。[[GA文庫]]([[ソフトバンククリエイティブ]])より、[[2009年]][[4月]]から既刊8巻([[2011年]][[10月16日]]現在)が刊行されている。


79行目: 208行目:
また作中には、既存のアニメ・漫画作品などのネタ<ref group="注">とくに[[仮面ライダー電王|電王]]、[[仮面ライダーディケイド|ディケイド]]などの「平成仮面ライダーシリーズ」の類や漫画「[[ジョジョの奇妙な冒険]]」のネタが多い。</ref>が散りばめられている。これは、作者によると本作品の根幹が「元ネタありき」であるため、首尾一貫して[[パロディ]]的な作品にしたかったからだという<ref>[http://ga.sbcr.jp/novel/newface/interview10.html GA文庫 「這いよれ! ニャル子さん」著者インタビュー](2009年5月30日閲覧)</ref>。
また作中には、既存のアニメ・漫画作品などのネタ<ref group="注">とくに[[仮面ライダー電王|電王]]、[[仮面ライダーディケイド|ディケイド]]などの「平成仮面ライダーシリーズ」の類や漫画「[[ジョジョの奇妙な冒険]]」のネタが多い。</ref>が散りばめられている。これは、作者によると本作品の根幹が「元ネタありき」であるため、首尾一貫して[[パロディ]]的な作品にしたかったからだという<ref>[http://ga.sbcr.jp/novel/newface/interview10.html GA文庫 「這いよれ! ニャル子さん」著者インタビュー](2009年5月30日閲覧)</ref>。


[[GAマガジン]]』Vol.2(2009年5月刊行)から Vol.4(2010年8月刊行)にかけて番外編が掲載された。これらは単行本第7巻にまとめられている。2009年10月には[[ドラマCD]]化がなされ、2011年4月現在第3弾まで発表されている。2009年10月からは[[Adobe Flash|FLASH]]アニメを用いた[[OVA]]化が進められ、2010年12月には[[衛星放送|BS放送]]の5分枠だがテレビ放映も行われた。2011年5月発売の『[[ミラクルジャンプ]]』第3号、[[岡崎圭]]作画で[[漫画化|コミカライズ]]が連載されている<ref>[http://www.miraclejump.net/ 週刊ヤングジャンプ増刊・ミラクルジャンプ N°03]</ref>。また、同年10月よりスピンアウト4コマ漫画『這いよれ!スーパーニャル子ちゃんタイム』が[[九品そういん|星野蒼一朗]]の作画にて『[[FlexComixブラッド]]』で連載開始。<ref>[http://flex-comix.jp/titles/nyaruko.html FlexComix ブラッド](2011年9月16日閲覧)</ref><ref>[http://ga.sbcr.jp/bunko_blog/2011/09/16/ GA文庫ブログ9月16日]</ref>
『GAマガジン』Vol.2(2009年5月刊行)から Vol.4(2010年8月刊行)にかけて番外編が掲載された。これらは単行本第7巻にまとめられている。2009年10月には[[ドラマCD]]化がなされ、2011年4月現在第3弾まで発表されている。2009年10月からは[[Adobe Flash|FLASH]]アニメを用いた[[OVA]]化が進められ、2010年12月には[[衛星放送|BS放送]]の5分枠だがテレビ放映も行われた。2011年5月発売の『[[ミラクルジャンプ]]』第3号、[[岡崎圭]]作画で[[漫画化|コミカライズ]]が連載されている<ref>[http://www.miraclejump.net/ 週刊ヤングジャンプ増刊・ミラクルジャンプ N°03]</ref>。また、同年10月よりスピンアウト4コマ漫画『這いよれ!スーパーニャル子ちゃんタイム』が[[九品そういん|星野蒼一朗]]の作画にて『[[FlexComixブラッド]]』で連載開始。<ref>[http://flex-comix.jp/titles/nyaruko.html FlexComix ブラッド](2011年9月16日閲覧)</ref><ref>[http://ga.sbcr.jp/bunko_blog/2011/09/16/ GA文庫ブログ9月16日]</ref>


== あらすじ ==
== あらすじ ==
399行目: 528行目:
* アニメーション制作 - [[ジーベック (アニメ制作会社)|XEBEC]]
* アニメーション制作 - [[ジーベック (アニメ制作会社)|XEBEC]]


===DVD付き書籍===
=== DVD付き書籍 ===
[[DVD]]付き[[書籍]]『這いよる! ニャルアニ1&2パーフェクトボックス』が[[2011年]][[3月15日]]、[[ソフトバンク クリエイティブ]]より発売。
[[DVD]]付き[[書籍]]『這いよる! ニャルアニ1&2パーフェクトボックス』が[[2011年]][[3月15日]]、[[ソフトバンク クリエイティブ]]より発売。


408行目: 537行目:
初回分のみ、第1期エンディングテーマ「好き、好き、大好き。」フルバージョン収録の非売品CDが付属。
初回分のみ、第1期エンディングテーマ「好き、好き、大好き。」フルバージョン収録の非売品CDが付属。


==ドラマCD==
== ドラマCD ==
[[HOBiRECORDS]]から発売。
[[HOBiRECORDS]]から発売。
* 2009年[[10月23日]] 第1弾『ドラマCD 這いよれ! ニャル子さん』
* 2009年[[10月23日]] 第1弾『ドラマCD 這いよれ! ニャル子さん』
427行目: 556行目:
各巻の[[ホビボックス|CLUBHOBi]]予約特典として、[[#ウェブラジオ|ウェブラジオ『にゃるラジ』]]の非売品[[DJCD]]『にゃるラジCD』が頒布された。
各巻の[[ホビボックス|CLUBHOBi]]予約特典として、[[#ウェブラジオ|ウェブラジオ『にゃるラジ』]]の非売品[[DJCD]]『にゃるラジCD』が頒布された。


== ウェブラジオ ==
== Webラジオ ==
{{Infobox animanga/Header
|タイトル=にゃるラジ
|画像=
|サイズ=
|説明=
|ジャンル=
}}
{{Infobox animanga/Radio
|タイトル=にゃるラジ
|愛称=
|放送開始=2009年[[8月20日]]
|放送終了=(単発)
|放送局=[[HOBiRECORDS]]公式サイト
|放送時間=
|放送回数=全1回
|放送形式=[[ダウンロード]]
|スタジオ=
|ネット局=
|ネットワーク=
|パーソナリティ=[[阿澄佳奈]]、[[松来未祐]]
|DJ=
|アシスタント=
|構成作家=
|ディレクター=
|プロデューサー=
|ミキサー=
|脚本=
|演出=
|その他のスタッフ=
|提供=
|その他=
|インターネット=1
}}
{{Infobox animanga/Radio
|タイトル=這いよるにゃるラジ-OMEGA-
|愛称=
|放送開始=2010年[[4月6日]]
|放送終了=2010年[[6月24日]]
|放送局=HOBiRECORDS公式サイト
|放送時間=月2回
|放送回数=全6回
|放送形式=ダウンロード
|スタジオ=
|ネット局=
|ネットワーク=
|パーソナリティ=阿澄佳奈、松来未祐
|DJ=
|アシスタント=
|構成作家=
|ディレクター=
|プロデューサー=
|ミキサー=
|脚本=
|演出=
|その他のスタッフ=
|提供=
|その他=
|インターネット=1
}}
{{Infobox animanga/Radio
|タイトル=這いよるにゃるラジ だっしゅ!
|愛称=
|放送開始=2010年[[9月24日]]
|放送終了=2010年[[12月13日]]
|放送局=HOBiRECORDS公式サイト
|放送時間=不定期
|放送回数=全5回
|放送形式=ダウンロード
|スタジオ=
|ネット局=
|ネットワーク=
|パーソナリティ=阿澄佳奈、松来未祐
|DJ=
|アシスタント=
|構成作家=
|ディレクター=
|プロデューサー=
|ミキサー=
|脚本=
|演出=
|その他のスタッフ=
|提供=
|その他=
|インターネット=1
}}
{{Infobox animanga/Radio
|タイトル=這いよる!にゃるラジ THE MOVIE
|愛称=
|放送開始=2011年[[3月18日]]
|放送終了=2011年[[5月25日]]
|放送局=HOBiRECORDS公式サイト
|放送時間=不定期
|放送回数=全5回
|放送形式=ダウンロード
|スタジオ=
|ネット局=
|ネットワーク=
|パーソナリティ=阿澄佳奈、松来未祐
|DJ=
|アシスタント=
|構成作家=
|ディレクター=
|プロデューサー=
|ミキサー=
|脚本=
|演出=
|その他のスタッフ=
|提供=
|その他=
|インターネット=1
}}
{{Infobox animanga/Radio
|タイトル=にゃるラジ featuring帯刀帯
|愛称=
|放送開始=2011年[[6月13日]]
|放送終了=2011年[[7月25日]]
|放送局=HOBiRECORDS公式サイト
|放送時間=不定期
|放送回数=全4回
|放送形式=ダウンロード
|スタジオ=
|ネット局=
|ネットワーク=
|パーソナリティ=阿澄佳奈、松来未祐
|DJ=
|アシスタント=
|構成作家=
|ディレクター=
|プロデューサー=
|ミキサー=
|脚本=
|演出=
|その他のスタッフ=
|提供=
|その他=
|インターネット=1
}}
{{Infobox animanga/Footer
|ウィキプロジェクト=
|ウィキポータル=
}}

[[HOBiRECORDS]]のドラマCD公式サイトより、各巻リリース前にそれぞれ『'''にゃるラジ'''』『'''這いよるにゃるラジ-OMEGA-'''』『'''這いよるにゃるラジ だっしゅ!'''』『'''這いよる!にゃるラジ THE MOVIE'''』が配信された。
[[HOBiRECORDS]]のドラマCD公式サイトより、各巻リリース前にそれぞれ『'''にゃるラジ'''』『'''這いよるにゃるラジ-OMEGA-'''』『'''這いよるにゃるラジ だっしゅ!'''』『'''這いよる!にゃるラジ THE MOVIE'''』が配信された。


正式タイトルは4シーズンとも『'''ドラマCD「這いよれニャル子さん」を10倍楽しく聴く方法!?'''』<ref>表記は『にゃるラジ』(無印) [[メタデータ]]、『這いよるにゃるラジ-OMEGA-』配信ページより</ref>で、番組内では「ドラマCD「這いよれニャル子さん」を10倍楽しく聴く方法!? 略して、[シリーズごとのタイトル]」とタイトルコールされる。ドラマCDのページからのメニューでは2nd・3rdシーズンも『にゃるラジ』で統一されている。1stシーズンの配信ページには『ドラマCD ニャル子さんを10倍楽しく聴くラジオ?』と書かれている。
正式タイトルは4シーズンとも『'''ドラマCD「這いよれニャル子さん」を10倍楽しく聴く方法!?'''』<ref>表記は『にゃるラジ』(無印) [[メタデータ]]、『這いよるにゃるラジ-OMEGA-』配信ページより</ref>で、番組内では「ドラマCD「這いよれニャル子さん」を10倍楽しく聴く方法!? 略して、[シリーズごとのタイトル]」とタイトルコールされる。ドラマCDのページからのメニューでは2nd・3rdシーズンも『にゃるラジ』で統一されている。1stシーズンの配信ページには『ドラマCD ニャル子さんを10倍楽しく聴くラジオ?』と書かれている。パーソナリティは[[阿澄佳奈]](ニャル子役)と[[松来未祐]](クー子役)

パーソナリティは[[阿澄佳奈]](ニャル子役)と[[松来未祐]](クー子役)。

[[ダウンロード]]方式。全話[[バックナンバー]]がダウンロード可能。


番組専用の[[メールアドレス]]を持たず、[[ふつおた]]を[[twitter]]のみで募集しており、「ふついったー」<ref>表記不明</ref>と称している。
[[ダウンロード]]方式。全話[[バックナンバー]]がダウンロード可能。番組専用の[[メールアドレス]]を持たず、[[ふつおた]]を[[twitter]]のみで募集しており、「ふついったー」<ref>表記不明</ref>と称している。


; にゃるラジ
; にゃるラジ
660行目: 643行目:
* ドラマCD 這いよれ! ニャル子さん{{ルビ|DX|デラックス}} 〜ウィンターウォーズ〜(HOBiRECORDS、2010年12月24日発売)
* ドラマCD 這いよれ! ニャル子さん{{ルビ|DX|デラックス}} 〜ウィンターウォーズ〜(HOBiRECORDS、2010年12月24日発売)
* ドラマCD 這いよれ! ニャル子さん{{ルビ|GX|ジェネックス}} 〜フェイタルアトラクション〜 (HOBiRECORDS、2011年5月25日発売)
* ドラマCD 這いよれ! ニャル子さん{{ルビ|GX|ジェネックス}} 〜フェイタルアトラクション〜 (HOBiRECORDS、2011年5月25日発売)

==注釈==
{{脚注ヘルプ}}
<references group="注"/>


== 脚注 ==
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{脚注ヘルプ}}

{{reflist|3}}
=== 注釈 ===
{{Reflist|group=注}}

=== 出典 ===
{{Reflist}}


== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
699行目: 683行目:
}}
}}


{{デフォルトソート:はいよれにやるこさん}}
{{DEFAULTSORT:はいよれにやるこさん}}

[[Category:GA文庫]]
[[Category:GA文庫]]
[[Category:2009年の小説]]
[[Category:2009年の小説]]

2012年3月5日 (月) 11:57時点における版

Template:継続中の作品

這いよれ! ニャル子さん
ジャンル コメディ
小説
著者 逢空万太
イラスト 狐印
出版社 ソフトバンククリエイティブ
掲載誌 GAマガジン
レーベル GA文庫
刊行期間 2009年4月15日 -
巻数 既刊8巻
OVA:這いよる! ニャルアニ
原作 逢空万太
監督 谷東
アニメーション制作 DLE
製作 ソフトバンククリエイティブ
発表期間 2009年10月23日 - 2010年3月15日
話数 全9話
その他 第1話は配信で初出
アニメ:這いよる! ニャルアニ リメンバー・マイ・ラブ (クラフト先生)
原作 逢空万太
監督 谷東
脚本 小早川すすむ、中野守、谷東、逢空万太
音楽 SLF!!
アニメーション制作 DLE
製作 ソフトバンククリエイティブ
配信サイト BS11
配信期間 2010年12月10日 - 2011年2月25日
話数 11話+TV未放送1話 全12話
漫画:這いよれ! ニャル子さん
原作・原案など 逢空万太
作画 岡崎圭
出版社 集英社
掲載誌 ミラクルジャンプ
発表期間 2011年5月6日 -
ラジオ:にゃるラジ
配信期間 2009年8月20日 - (単発)
配信サイト HOBiRECORDS公式サイト
配信回数 全1回
配信形式 ダウンロード
パーソナリティ 阿澄佳奈松来未祐
ラジオ:這いよるにゃるラジ-OMEGA-
配信期間 2010年4月6日 - 2010年6月24日
配信サイト HOBiRECORDS公式サイト
配信日 月2回
配信回数 全6回
配信形式 ダウンロード
パーソナリティ 阿澄佳奈、松来未祐
ラジオ:這いよるにゃるラジ だっしゅ!
配信期間 2010年9月24日 - 2010年12月13日
配信サイト HOBiRECORDS公式サイト
配信日 不定期
配信回数 全5回
配信形式 ダウンロード
パーソナリティ 阿澄佳奈、松来未祐
ラジオ:這いよる!にゃるラジ THE MOVIE
配信期間 2011年3月18日 - 2011年5月25日
配信サイト HOBiRECORDS公式サイト
配信日 不定期
配信回数 全5回
配信形式 ダウンロード
パーソナリティ 阿澄佳奈、松来未祐
ラジオ:にゃるラジ featuring帯刀帯
配信期間 2011年6月13日 - 2011年7月25日
配信サイト HOBiRECORDS公式サイト
配信日 不定期
配信回数 全4回
配信形式 ダウンロード
パーソナリティ 阿澄佳奈、松来未祐
テンプレート - ノート

這いよれ! ニャル子さん』(はいよれ! ニャルこさん)は、逢空万太による日本ライトノベルイラスト狐印が担当している。GA文庫ソフトバンククリエイティブ)より、2009年4月から既刊8巻(2011年10月16日現在)が刊行されている。

概要

筆者のデビュー作であり、第1回GA文庫大賞優秀賞を受賞した『夢見るままに待ちいたり』を改題し書籍化、のちにシリーズ化したものである[1]

物語の内容は、クトゥルー神話元ネタにしたスラップスティックコメディの色合いが強いが、あとがきによると「ラブコメ」。ただし作者曰くラブクラフトコメディの略。公式のアオリ文などでは「ハイテンション混沌コメディ」とされている。

また作中には、既存のアニメ・漫画作品などのネタ[注 1]が散りばめられている。これは、作者によると本作品の根幹が「元ネタありき」であるため、首尾一貫してパロディ的な作品にしたかったからだという[2]

『GAマガジン』Vol.2(2009年5月刊行)から Vol.4(2010年8月刊行)にかけて番外編が掲載された。これらは単行本第7巻にまとめられている。2009年10月にはドラマCD化がなされ、2011年4月現在第3弾まで発表されている。2009年10月からはFLASHアニメを用いたOVA化が進められ、2010年12月にはBS放送の5分枠だがテレビ放映も行われた。2011年5月発売の『ミラクルジャンプ』第3号、岡崎圭作画でコミカライズが連載されている[3]。また、同年10月よりスピンアウト4コマ漫画『這いよれ!スーパーニャル子ちゃんタイム』が星野蒼一朗の作画にて『FlexComixブラッド』で連載開始。[4][5]

あらすじ

高校生、八坂真尋はある日、夜道で怪物に襲われるも突如現れた謎の少女に救われる。その少女は、自身がクトゥルー神話に登場するニャルラトホテプそのものであると語り、また自身が宇宙人であること、真尋が他の宇宙人に狙われており、自分が護衛として派遣されたことなどを告げるのだった。


注意:以降の記述には這いよれ! ニャル子さんに関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


登場人物

声優はドラマCD・アニメ第1期・アニメ第2期 / テレビアニメの順。

主な人物

ニャルラトホテプ / ニャル子(ニャルこ)
- 阿澄佳奈
残忍で破壊的な性格がチャームポイントな本作の主人公[6]で、もう1人の主人公「八坂真尋」に恋している。
見かけは銀髪の美少女だが、クトゥルー神話に登場する「無貌の神」ニャルラトホテプ[注 2]であり、種族特性として容姿の変化は自由自在。 頭部のアホ毛触手がモチーフとなっており、敵を感知する「邪神レーダー」となっているほか、イラストではニャル子本人の感情によって形を変える(驚いたときに立ったり、ハート型になったりなど)描写がある。
真尋やクー子からは「ニャル子」と呼ばれる。本名はあるが地球人には発音しにくい上、それを知る事は男女のお付き合いを深める意味をもつという。
「宇宙連合/惑星保護機構」に所属しており、最初は人身売買組織に狙われた真尋の保護、及び取引ルート解明のため地球に来訪[注 3]する。事件解決後に惑星保護機構へ帰還した筈が、300年分の有給消化を理由に真尋宅に居付く。(護衛という名目で)真尋の学校に転入までして下心アリアリのアプローチを真尋にかけているものの、真尋にはその気が全く無いため相手にされていない。地球では「八坂ニャルラトホテプ」を名乗っている。
地球のアニメゲーム漫画を非常に好み、地球到着後、任務名目で真っ先にアニメショップに駆けつけ、オタクグッズを買い漁っていた[注 4]。また、無駄にオタク知識が豊富でアニメ以外に古い映画の造詣も深い。作中ではこれらの知識をフル活用して(?)ボケに消費する。また、自分が言った単語を英語に言い直す癖[注 5]がある。
変身に並ぶ種族特性として、邪神級の戦闘能力を持つ。一応「正義の味方」だが、彼女が使用する「宇宙CQC」と称される必殺技は、内容は無慈悲かつ非道であり、真尋曰く「僕にはお前が犯罪組織側の人間に見える」ほどえげつない。作中の佳境では、仲間を「戦闘モード」に覚醒させて状況を打開することが多いが、毎回「ちょっとくすぐったいですよ。何、痛みは一瞬です」と承諾を得るのが決まりとなっている。またゲームも強いが、自分で勝手に手札や牌を改変してしまうイカサマで勝っている[注 6]
八坂 真尋(やさか まひろ)
声 - 喜多村英梨
地球に住む普通の高校生。宇宙犯罪組織とニャル子に狙われる本作のメインヒロイン(男性だが)兼被害者。
クトゥルー神話に一通り目を通しているため、神話と現実のギャップにツッコミを入れることも多い。ツッコミの際には、「いや、その理屈はおかしい」という口癖がでる。またニャル子の多用するアニメや漫画ネタにツー・カーで返すほどその方面の無駄知識に詳しい。両親が毎年旅行で長く家を空けることから、料理などの家事も一通りできる。
普段は温厚だが、ニャル子やクー子に対しては0フレーム発生でフォークを突き刺しツッコむ。巻を追うごとにその腕前は増していき、ダーツの代わりにフォークを使用して最高得点を取ったことも。また、その威力も凄まじく、クトゥグアの無人砲台相手にフォーク4本を突き刺し倒したり、フルフォースフォームのニャル子にダメージを与えたりしている。
ニャル子の好意については、「普通の人間だったら嬉しい」程度のもの。ニャル子の本当の姿は知れたものでない上に彼女をはじめ宇宙人達の個人的な事情に巻き込まれる生活にウンザリしており、平穏な生活を取り戻したいと願っている[注 7]。加えてニャル子ばかりかクー子やハス太までが同居するに至り、目下頭痛の種。しかし巻が進むにつれて、キスされたことを意識したり、彼らを準家族くらいには認めてもいいと考えたりするなど、次第にデレてきている(あるいはSAN値が下がってきている)。
クトゥグア / クー子(クーこ)
声 - 松来未祐
クトゥルー神話に登場するクトゥグアの元となったクトゥグア星人の一個体で、炎に身を包んでいる。通称「クー子」。抑揚のない小声で話すことが多く、器量良しだが無愛想・無表情。精神年齢の低い部分があるのか、素の挙動はしばしば幼児にたとえられる。真尋のことを「少年」と呼ぶ。
ニャル子の幼馴染みで、彼女ヤンデレ級に愛する。更にニャル子からの攻撃によるダメージの8割が快感に変換されるほどのドMで、いつもニャル子と※※検閲※※したいと思っている。
ニャル子の気を引くために幼稚園から絶えず喧嘩してきた間柄。小学校卒業後はニャル子と離れ離れになり連絡もとれず義務教育終了後ニートとなったが、ニャル子の地球来訪を知って犯罪組織のノーデンスを脅して用心棒に収まり、ニャル子を拉致監禁しようとする。が、真尋を恋敵とみなして殺そうとしたことがニャル子の逆鱗に触れ、本気を出したニャル子に半殺しにされた。その後、叔父のツテで惑星保護機構に就職し、エージェントとして八坂家にやってきた。学校では「八坂クトゥグア」となのり、ニャル子のを宣言して物議を醸す。
ニート時代のネトゲ仲間が豊富で、その幅広い人脈を使うこともしばしば。
八坂家居候後は真尋のことをLoveではなくLikeの意味で好き。しかし従姉妹のクー音が八坂家に査察に訪れた際、結婚を迫る彼女から逃れるために真尋を婚約者に仕立て上げ、大騒ぎになってしまった。
ニャル子と同じく宇宙CQCの使い手で、また瀕死状態から回復すると戦闘力が大きく上昇する某戦闘民族と同じ特性を持っている。
ハスター / ハス太(ハスた)
声 - 釘宮理恵
真尋の母を尋ねてきた第三の宇宙人。小柄な美少女のようにしか見えないが、性別は。宇宙ゲームハードメーカーカルコサ・コンピュータ・エンタテインメント(CCE)の御曹司。
真尋の母を捜索中、「曲がり角で真尋とぶつかる」というイベントを経てフラグが立ち真尋に(LikeでなくLoveの意味で)一目惚れし、真尋とがったいしたいと願っている[注 8]。その後「八坂ハス太」として真尋達の学校に編入し、八坂家第三の居候となる。その際真尋のことを「大切なひと」宣言し、クラスメイトの間で物議を醸した。
ニャル子やクー子と同級生。2人と違い邪気のないぽわっとした癒し系の性格で照れ屋。食べ物は両手で受け取り、リスのように食べる。
「名状しがたきもの」ハスターの元となったハスター星人の一個体。神話に記されるごとく全身黄色づくめの服装で、髪も金髪。ハスターの名は伊達ではなく風を操る能力を持っており、戦闘能力は見かけによらずかなり高い。風を操る=天候を操るということで本気モードでは雷や氷も操ることができる。本気モードである『黄衣の王形態(サイクロンエフェクト)』になると、ハス太が成長すればこうなるのではないかという青年の姿[注 9]になる。ただ、姿形が変わってしまう上に、宇宙小学校時代にいじめられたトラウマもあって、ハス太自身はこの状態が好きではない。またニャル子と同様に「邪神レーダー」をもち、邪神の存在を感知することができる。
シャンタッ君(シャンタッくん)
声 - 金田朋子 / 新井里美
ニャル子のもつカプセルペットの1匹でシャンタク鳥。真尋には懐いているだけではなく、恋愛感情らしきものも抱いている。
ナイトゴーント戦の際に召喚されるも、あっさり返り討ちに。この時の体力消耗で愛玩動物サイズに萎んでしまい、以後は八坂家のペット的存在となる。
ニャル子の意思とエネルギー状態によりバイク形態『マシンシャンタッカー』への変形も可能。作中ではの様に卵を産む描写が見られるが、性別は不明[注 10]。宇宙ではシャンタク鳥の卵は滋養豊かで貴重とされるとのこと。
ニンジンが好物。とくにニンジンのグラッセ。 
八坂頼子(やさか よりこ)[注 11]
声 - 井上喜久子 / 久川綾
八坂真尋の母親。乙女座。B型。年齢不詳。高校生の息子がいるとは思えないほど若く見える[注 12]。温和でおっとりとした性格だが、ニャル子たちには時として年長者らしく振る舞うことも(ニャル子らの実年齢はさておき)。
真尋を抱擁することによって生成される謎の元素「ムスコニウム」を摂取しないと生きていけないほど真尋を溺愛している。長時間離れていると「ムスコニウム」が欠乏して、意味不明なことを口走る「ムスコニウム欠乏症」にかかる。また、「ダンナ酸」も摂取しないと本調子になれない。
大学時代に入りたかったゼミに入れず、たまたま空いていた「実民俗学」に入ったため、主婦離れした戦闘力を身につけ、邪神ハンターのアルバイトまでしていた[注 13]
卒業後も教授から年に一回ほど狩りの誘いがあり、そのため毎年新婚旅行という名目で年一回夫婦で世界をモンスターハント旅行している。教授が編纂した攻略本を常に携えている。危険が伴うため報酬も法外らしく、子供が生まれた直後に良物件の一戸建てを現金一括で購入できるほど。ハンターランクは下位は楽勝。上位も敵によりけりだが、ソロでもいける程度のレベル。大物は無理だが、ザコは無限に狩れるため、教授らに重宝されている。またゲームハード蒐集癖があり、世界各地で見つけた古ハードを真尋のお土産にしている。
使用武器はいろいろと試してみた結果、フォークがしっくりきたため、愛用の武器としている。その技は息子に立派に引き継がれた模様。

敵対者

ノーデンス
声 - 島田敏
ナイトゴーントを操り、真尋を狙った犯人。一般に人間に好意的とされる「ノーデンス」の一個体だが、ニャル子いわく「悪い個体」ではないかという。
地球の少女コミック(BLモノ)が宇宙放送業界最大手ウボ=サスラ・ネットワークでドラマ化されるにあたり、主演の男の子(受け専)を地球人でやりたいというプロデューサーの意向に合う人物を調べた結果、美少年の真尋に白羽の矢が立った。一大プロジェクトなので、真尋の所属プロダクションを決めるオーディションを主催し、そのための人身売買であった。
1巻に登場した彼は組織の幹部中でも弱い方だったようで、用心棒として雇っていたクー子がニャル子に倒された後は殆ど何もできないままニャル子の残虐ファイトでミンチにされてしまった[注 14]
2巻にも同種の別個体が登場しているが、ニャル夫によって瞬殺された。こちらは良い個体らしい。容貌や声には個体差がほとんど無いようで、ドラマCD2作目で彼(3人目)と鉢合わせした真尋は大いに慌てふためいていた。
声優は、ドラマCD化にさいし原作者が注文した唯一のキャストである[7]
ニャル夫(ニャルお)
声 - 平川大輔 / 草尾毅
ニャルラトホテプの一個体であり、ニャル子の実兄。
幼少の頃に宇宙ゲートボールに興じていた際、ニャル子に(故意に事故を装って)頭を強打されて第一ゲートを通過させられる破目に[注 15]。それ以降頭が悪くなり、エリートコースまっしぐらなニャル子に比べ低レベル私立高校にぎりぎりで入学し、大学も四流大学を一浪したあげく単位不足で中退。家庭内で身の置き場がなくなり家出した。
家出して旅先で重ねた修行の成果により、妹を上回るフルフォースフォームを身に付けている。天王星に居た際にニャル子が地球に赴任してきたことを知り、「兄より優れた妹なぞ存在しねぇ!」事を証明するためだけに幻夢境で事件を起こす。妹相手に善戦するもクー子に不意を衝かれ、肉親ですら平気で無かったことにする[注 16]ニャル子に半殺しの目に遭い逮捕された。
イス動(イスるぎ)
遠い未来から精神を現代人の余市と交換し潜伏していた、“イースの偉大なる種族”であり強硬派の工作員。
未来から見て地球産エンタテイメントがもっとも花開いていたとされる現代に巨大な精神交換装置を作り、地球人すべてをそっくりイース人に入れ替え、その知識とエンターテイメントを掌中に収めるべく暗躍。真尋の友人である余市の体を使い人質をとったつもりだったが、そんな事お構いなしに殺そうとしたニャル子に戦慄する[注 17]
現在は釈放され、穏健派イス香の部下として余市の精神アフターケアを目的とした幸せ電波を送信中。
大首領(だいしゅりょう)
知識の収集に手段を問わないイース強硬派を統括する影の支配者だが、実はイース人ではなく遠い未来の宇宙連合に業務委託された組織、チャイルドガードのお役人。
イス動ら強硬派を謀り地球人抹殺装置を作らせ、宇宙児ポ法[注 18]に則って児童の健全育成の名目で地球を消そうとしていた。
が、本当の目的は天下り先である自分たちの組織存続のために何か大きな実績が必要になったので、今回の地球抹消計画が立ち上げられただけであった。
ルーヒー・ジストーン
声 - 國府田マリ子
クトゥルーの眷属、クトゥルヒ[注 19]の一個体(女性)。蛸の足のように別れた緑の長い髪が特徴。クトゥルー神話同様、ハスター人を敵視している。
ルルイエランドを運営する株式会社クトゥルーのゲーム開発部門担当。ゲームハードシェアにおいて押され気味な自社の起死回生を図り「エックスオス」(Xoth)[注 20]の開発を指揮。エックスオスの開発にあたって、その意見を参考にするためゲームに詳しい八坂頼子[注 21]とエックスオスファンのクー子を本人の同意に基づき連れ去った。だが頼子からダメ出しされたばかりかCEOからも「テーマパーク事業に一本化する」と部門ごとリストラされたる憂き目に遭い、骨董品部門やルルイエランドに異動したものの扱いと仕事内容がひどかった[注 22]ために辞表を提出。辞表はすんなりと受理され、結局(料理はまったく出来ない中)たこ焼きだけは上手だったため真尋たちの通学路近くでたこ焼き屋本舗屋『プティ・クティ』という屋台を引いている[注 23]
種族の特徴としてハスターとは相容れないはず[注 24]なのだが、ハス太との仲はかなり良好。ハス太に幻夢境の雪合戦大会を誘われて同じチームになったり仕事を早めに切り上げてプールで遊んだり順調にフラグが立ち、更に真尋の学校にルーヒーが教育実習生として赴任して二人の仲は進展中の模様。
以前、クラッキング組織「ディジタル・ビーイング」でクラッカーキューワンダイバーとしてクラッキング行為で悪名を知らしめていたため、事件に巻き込まれたことがある。
ロイガー、ツァール
宇宙の邪神保護団体「スペースティンダロス」に属するロイガー星人・ツァール星人の一個体。ロイガー星人とツァール星人は個体としての差異があまり見られず(双子といわれるのもこのため・・・らしい)、戦闘によっては互いに合体することも可能(俗に言うツァールロイガーという形態)。
保護すべき邪神がいなくなりつつあることに危機感を抱いて、自らの手で邪神を創造して保護するという「非実在邪神計画」を発動。そのために必要な『邪神様のメモ帳[注 25]を奪おうとセラエノの古代図書館を襲撃、更にメモ帳と対になっているペンを奪取せんとアラオザルの廃墟を暴いた。しかし、自らが創造した邪神・アラオ猿を手違いで命令を理解できる知能を持たせなかったことから、暴れるアラオ猿の一撃で自滅した[注 26]
クラーク・アシュトン・スミス
クトゥグア星人の一個体で、通称「エージェント・スミス」。
元CCE社幹部のクトゥ良木の依頼で、売り出そうとしているトレーディングカードセールスプロモーションとして真尋たちの通う学校の生徒を洗脳した。非暴力空間発生装置なるものでニャル子達の攻撃も悉く無効化され一時は優勢になるものの、大富豪麻雀ではニャル子の(手札や牌を改変する)能力に翻弄され、ダーツでも真尋に敗北。挙句に非暴力空間発生装置もハス太に取られ、クー子の火炎攻撃で黒焦げにされた。
空鬼
クラッキング組織「ディジタル・ビーイング」のメンバーで、ルーヒーのかつての仲間。通称D・S[注 27]
ルーヒーのクラッカーとしての前歴を知っていて、その弱みに付け込んでルーヒーを巻き込んで宇宙の情報ネットワークを混乱に陥れようとした。が、その動機はスティギア・サセックスネトゲー這いニャル幻想記」がリリースを予定していた新バージョンがバグばかりで、デバッグ不可能なくらいに欠陥を抱えていたことからそれを誤魔化すためにサセックス社から依頼されたものだった。

その他の人物

余市 健彦(よいち たけひこ)
声 - 川原慶久 / 羽多野渉
真尋のクラスメイトであり一番の親友。誰に対しても丁寧語で話すため、真尋のことも君付けで呼ぶ。
人当たりが良く、周囲への気遣いも忘れない好青年だが、真尋とニャル子の関係を自己解釈し真尋との昼食を遠慮する(もちろん悪意は一切無い)など、その気遣いが真尋にとって裏目に出ることも。
「イースの偉大なる種族」のイス動に精神交換させられた。
暮井 珠緒(くれい たまお)
声 - 日笠陽子 / 大坪由佳
真尋のクラスメイトである女子生徒。どこからか噂話を入手してはあちらこちらに広めるため、つけられた通称が「歩くスピーカー」。その情報量は底知れず、妖しい媚薬の入手方法まであったりする。親友となったニャル子の恋を応援しており、短編ではニャル子と組んで真尋を籠絡するべく奮闘したが、いい加減な作戦が多い。
ニャル子の恋を応援しているが、実は初恋の相手は真尋。距離感が掴めず、踏み出せないでいたときにニャル子が現れたため、身を引いた。しかしそれは諦めとは違い「異性として好きな男の子」と「友達として好きな女の子」の恋路を誰よりも応援している。
「イースの偉大なる種族」のイス香に精神交換させられた。
イス香(イスか)
現代に潜む強硬派の計画を阻止するため、超未来から派遣された、“イースの偉大なる種族”穏健派の1人。
が、やることなすこと計画性がなく、自分の目的よりも現代への興味を優先する傾向にある。
語尾に「〜ョ」がつく独特な喋り方で、真尋はおろかニャル子やクー子すら疲れさせるほどの話力の持ち主。
いきあたりばったりな上に間違えて真尋とニャル子の精神を交換してしまったが、特に悪いとは思っていない。
未来に帰った現在、精神交換のアフターケアとして珠緒に幸せ電波を送信中。
地球の神々
実は地球全人類の集合的無意識の深層保護のため、精神世界に縞瑪瑙の城という砦を築いて管理していた惑星保護機構から派遣された宇宙人たちである[注 28]
ただし実に貧弱な肉体で、自分の身長と同じくらいの高さから落ちても死亡する
担任
真尋のクラスの担任教師。基本的に事なかれ主義のため、ニャル子に対する真尋の過激なツッコミもあっさりスルーする。
田中(たなか)
真尋のクラスメイト。次々に編入してくる宇宙人たちと真尋との関係を問う突っ込み役。
それしか出番がないのに役柄のせいで、真尋に恨まれたり、クー子に英和辞典を投げつけられたりと散々な目に遭う。
アト子(アトこ)
声 - 片岡あづさ
アトラク=ナクア星人の1人で、ニャル子の友人。
宇宙アパレルメーカーの会長令嬢でセーラー服の似合う黒髪ロングの和服美人だという。
ニャル子の口の端にでるだけで原作には未登場。ニャル子の依頼を受け、ニャル子の卑猥で怪しげな姿がプリントされた抱き枕カバーを大量に作るくらいにはニャル子と親しい。
また、試作品の武器や音声が鬱陶しいが、スペックがダンチのPCをニャル子に提供したりしている。
また、アトラク=ナクア星人の別個体が製造したと思われる「アトラック=ナ茶」というものもある。
アニメでは第2期1話より登場。蜘蛛の巣柄の黒い和服姿。真尋やクー子に度々セクハラ発言をかます。
課長
惑星保護機構の職員でニャル子とクー子直接の上司。
今のところ正体ははっきりしていないものの、ニャルラトホテプより上位の存在であることや、ニャル子の台詞の端々から出てくる「死人が出るフルートの演奏[注 29]」「普段は寝ている[注 30]くせに怒ると宇宙が吹っ飛ぶくらい怒る」という特徴からアザトースと推測される。ニャル子の有給を取り消しておきながら、自分はバカンスに行くというフリーダムな邪神だとか。
彼のほかに課長代理補佐も居るらしいがどの程度の立場なのかは不明。
ヨグ=ソトース先生
ニャル子、クー子、ハス太の恩師。ノーデンス空間からクー子を助けたりと、なんやかんやで教え子には甘いところもある。
シュブニグラス先生
産婦人科医。また、同一の邪神ではないが、ニャル子の同僚のシュブニグラスの実家では畜産農家をやっており、芸が細かい種族。
ニャル恵
声 - 原紗友里
アニメ第2期3話にて登場した、新キャラクター[7]でニャルラトホテプ星人。バットを携帯する。貧乏らしく、継ぎを当てた服を着ている。暴走するとモザイク処理のされた、真尋曰く、燃えない(萌えない?)ゴミになる。
熱海の男
声 - 伊等則彦
クー音
クトゥグア星人の一個体で、クー子の従姉妹。
惑星保護機構の人事部からやってきた調査官で、ついでにクー子への見合い写真を持ってきている・・・のだが、その本音はクー子自身であり、どぎついシスターコンプレックスを披露している、同性愛小児性愛とで合わせ技一本な変態。物心もろくに付いていなかった幼児時代のクー子に「意味なんて解らなくていいから」と「愛してる」「結婚する」などと言わせて録音したものを「小さい時に交わした約束だ」と強弁、過剰で異常なスキンシップを迫るための[注 31]ネタにし、彼女に自分への苦手意識を散々に植え付けて来た[注 32]。しかしニャル子に対しては、クトゥグア星人の例に漏れず「SAN業廃棄物」と嫌っている。従姉妹同士のためセンスが似ているのか、真尋に対する呼び名は少年君
地球にはクー子の仕事ぶりを調査するという名目で来たのだが、実はクー子に会うことと携帯ゲーム『ダゴモン』のレアモンスターをゲットするためというダメ邪神で、最終的にはそのしょうもない真相に激怒したクー子の制裁を受け宇宙に送還。父親にこってりと絞られ1週間の停職処分となり、社史編纂室みたいなところに異動させられたとのこと。
ルーヒーとは学生時代からの親友で、今でも時たま電話したりする。

世界観

作中のクトゥルー神話
本作の世界では、クトゥルー神話を「地球を訪れた宇宙人がハワード・フィリップス・ラヴクラフトオーガスト・ダーレスと接触した結果生まれたもの」という設定を採用している。それ故に、本作に登場する宇宙人は皆クトゥルー神話に登場する神性と同じ名を有するのだが、原著に登場するものと同一の存在とはいえない[注 33]
惑星保護機構
ニャル子や(2巻以降の)クー子が所属している、宇宙連合に参加するだけの文明レベルに達していない惑星を宇宙人の介入による急激な変化から守るための組織。
しかし、組織の人間ではないニャル夫が参謀として身分もチェックされず幻夢境に潜り込めたり、内部の作戦行動が筒抜けだったり、保護対象の惑星は侵入を監視されているはずなのに簡単に侵入されすぎだったりと、組織としてはいい加減過ぎるところがある。
宇宙の民間企業である「ヤマンソ・ドットコム」は限りある地球の資源を考慮した惑星保護機構により例外的に地球に出入りでき、配達の際は荷物を受け取るまで玄関で待ち続ける。ちなみにヤマンソとはクトゥグァの召喚に失敗したときに呼び出される存在である。
地球
科学技術の水準は銀河内でも下位であるが、 宇宙中で唯一素晴らしいエンタテイメントを生み出す事が可能な惑星として、全宇宙人憬れの星とされる。
地球産エンタテイメントはすべて宇宙人にとって注目と垂涎の的であり、その入国(星)や地球の商品の持ち出しは、惑星保護機構によって厳しく管理されている。
宇宙にも一応ゲームや漫画その他は存在するが、地球産に比べると大きく劣るという。また宇宙人にはそもそも脳の構造が違うせいか娯楽を生み出すような力がないという。それ故、彼らを楽しませる地球はとてもとても人気がある。
ルルイエランド
星辰が正しい位置についたときに海底から浮上する『死せる都』なのだが、作中では「全宇宙に無数に存在する巨大テーマパーク」。ちなみに地球にあるそれはその中でも一番人気らしい。第1巻では、闇オークションの会場が存在していた。
人気マスコットはインスマウス。ミッ○ーマウスではない。
幻夢境(ドリームランド
2巻に登場した、人間の集合的無意識の世界。宇宙人による精神攻撃から地球人と地球産エンタテイメントを守るために惑星保護機構が管理していた…はずなのだが、ニャル夫によってあっさりと破られたためにニャル子とクー子(と真尋)が向かうことになる。
宇宙CQC
ニャル子やクー子が習得している格闘術。本来CQCとは近接格闘を表す言葉だが、教本によると「あなたが宇宙CQCだと思うものが宇宙CQC」らしく、ニャル子の手榴弾やクー子のオールレンジ攻撃も、本人がそう主張してしまえば宇宙CQCに含まれてしまうらしい。
フルフォースフォーム
分かりやすく言えば「ニャルラトホテプの『本気』」。それぞれにとって最強と思う形態へと変身する。当然、個体毎にその姿は異なり、ニャル子の場合は漆黒のボディスーツを纏った特撮ヒーローのような形態をとる。
類似のものに、周囲の環境をフォーマルハウトのそれへと強制置換するクー子のクロスファイアシークエンスがある。

以上で這いよれ! ニャル子さんに関する核心部分の記述は終わりです。


アニメ

略称『ニャルアニ』。第1期『這いよる! ニャルアニ』が2009年10月から2010年3月に配信・頒布、第2期『這いよる! ニャルアニ リメンバー・マイ・ラブ (クラフト先生)』が2010年12月に放送。

いずれも長くて数分の短編で、本編はFLASHアニメである。ただし第2期のエンディングのみ通常のアニメである。

主要スタッフ・声優は共通。声優はドラマCDとも同じ。

這いよる! ニャルアニ

這いよる! ニャルアニ』は、全9話のFLASHアニメ。タイトルコールでは「いつもニコニコあなたの隣に這いよるアニメ」(原作のニャル子の台詞「いつもニコニコあなたの隣に這いよる混沌」のもじり)という前口上が付いている。

2009年10月23日発売のドラマCD初回製造版にはシリアルID入りキャラクターカードが同梱され第1話が先行ケータイ配信された。2009年12月19日発売の「GAマガジン Vol.3」付録DVDに2本収録。2010年3月15日発売のアニメDVD付第4巻スペシャルボックスに新作含む全9話を収録。第2期開始直前の2010年12月3日よりニコニコ動画ニコニコチャンネル “「這いよる! ニャルアニ」チャンネル” で配信されている(全話同時配信開始、第1話無料、第2話からは期間限定無料)。

第8話までは1話あたり1〜2分、最終話の第9話は約6分。オープニング曲はなく。阿澄佳奈が「いつもニコニコあなたの隣に這いよるアニメ ニャルアニ」とタイトルコールするのみ。登場人物はニャル子・真尋・クー子・シャンタッ君(シャンタッ君は台詞がないので出演者は阿澄佳奈・喜多村英梨・松来未祐のみ)。原作者逢空万太が全脚本を書いた。

スタッフ(第1期)

  • 原作・脚本 - 逢空万太(「這いよれ! ニャル子さん」GA文庫 / ソフトバンク クリエイティブ刊)
  • キャラクター原案 - 狐印
  • 企画 - ソフトバンク クリエイティブ / DLE
  • プロデューサー - 宮崎誠司(ソフトバンク クリエイティブ)、大橋隆昭 (DLE)
  • アシスタントプロデューサー - 岩崎裕子(ソフトバンク クリエイティブ)、おんだかずのり (DLE)
  • 協力 - 松本真弓(ソフトバンク クリエイティブ)
  • FLASHアニメーション - 鈴木隆輔 (DLE)
  • 特別協力 - 土橋康成、早坂昌彦
  • 音響監督 - はたしょう二(サウンドチーム・ドンファン)
  • スタジオ - スタジオごんぐ、タパック
  • 総指揮 - 北村州識(ソフトバンク クリエイティブ)
  • 監督 - 谷東 (DLE)
  • 音楽 - すどうゆうき (DLE)
  • 制作 - DLE
  • 製作 - ソフトバンク クリエイティブ

主題歌(第1期)

EDテーマ「好き、好き、大好き。」
歌 - 阿澄佳奈 / 作詞・作曲 - すどうゆうき
2010年3月16日配信限定リリース、2011年3月15日発売『這いよる! ニャルアニ1&2パーフェクトボックス』初回分に非売品CD同梱。

各話リスト(第1期)

話数 サブタイトル
1 けんてい
2 忠誠心
3 抱きまくら
4 ギャルゲー
5 RPG
6 つづく?
7 クッキング
8 触れ得ざる聖域
9 初恋

這いよる! ニャルアニ リメンバー・マイ・ラブ (クラフト先生)

這いよる! ニャルアニ Haiyoru! Nyaruani リメンバー・マイ・ラブ (クラフト先生)』は、2010年12月10日よりBS11のエンタテインメント番組『DLE HOUR』枠内で放送されたテレビアニメ。1話約4分、全11話。ニコニコ動画ニコニコチャンネル “「這いよる! ニャルアニ」チャンネル” で配信されている(第1話と最新話のみ無料)。2011年3月15日には後日談的な未公開エピソード収録の『這いよる!ニャルアニ1&2パーフェクトボックス 特別限定版』が発売されている。

「リメンバー・マイ・ラブ(クラフト先生)」は「リメンバー・マイ・ラブ」と「ラブクラフト先生」のポートマントーになっている。

本編は第1期と同じFLASHアニメである。EDは通常のアニメーションであるため、本編よりEDの方がキャラクターが動く。放送時間の約半分をEDが占める。サブタイトルと放送内容はほぼ一致しない。

新キャラクターのアト子とニャル恵(ニャル恵はアニメオリジナル)が登場し、声優には、2010年に阿澄佳奈ら3人で結成された声優ユニットLISPの他の2人がキャスティングされた。LISPはエンディングテーマソングも歌った。

第1期と異なり、原作者逢空は1話分のみの脚本を書く[7]

スタッフ(第2期)

  • 企画 - 土橋康成、ソフトバンク クリエイティブDLE
  • 原作 - 逢空万太『這いよれ! ニャル子さん』(GA文庫 / ソフトバンク クリエイティブ刊)
  • キャラクター原案 - 狐印
  • 監督 - 谷東
  • 脚本 - 小早川すすむ(1–8、10–12話)、中野守(1–8、10–12話)、谷東(1–12話)、逢空万太(9、12話)
  • 製作総指揮 - 北村州識
  • グラフィックデザイン - RFV design
  • 作画 - 鈴木隆輔、西山司
  • アクションスクリプト - 福間晋一
  • 音響監督 - はたしょう二(サウンドチーム・ドンファン)
  • 録音助手 - 八巻大樹
  • 音楽 - SLF!!
  • プロデューサー - 宮崎誠司、大橋隆昭、祝悠介
  • アシスタントプロデューサー - 岩崎裕子、谷洋一郎
  • 協力 - 松本真弓、児池好弘、GA文庫編集部、BS11、DIVEIIentertainment、サウンドチーム・ドンファン、音響ハウス
  • アニメーション制作 - DLE
  • 製作 - ソフトバンク クリエイティブ

主題歌(第2期)

エンディングテーマ「恋する乙女のカタルシス」
作詞 - 池畑伸人、船迫桃代 / 作曲・編曲 - 大谷靖夫 / 歌 - LISP
2010年12月10日配信限定リリース

各話リスト(第2期)

話数 サブタイトル
1 人じゃありませんから
2 エンドレス クリスマス
3 いざ 即売会へ
4 真尋、はじめての裸エプロン
5 ニャル子と真尋のラブラブ湯けむり温泉旅行
6 生き埋め
7 きのこマスター
8 内容未定
9 銀河系を滅ぼし兼ねない危機が迫り来たとて、それを虫の知らせ程に感じとることも適わない一介の高校生である真尋にとって明日の太陽が必ずしもいつもと同じ方角から同じ速度で同じ軌跡を辿って昇り同じ輝度で輝くなんて保証は何処にもないのだという漠然とした不安を感じることさえ時は感情を押し流し少年は如何にして心配することをやめて少女を愛するようになったか
10 内容未定
11 リメンバー・マイ・ラブ
12 後日談的な※TV未放送

放送局

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送系列
日本全域 BS11 2010年12月10日 - 金曜 24時30分 - 25時00分
『DLE HOUR』内
BSデジタル放送
- ニコニコチャンネル 2010年12月11日 - 土曜 01時00分 配信開始 ニコニコ動画

這いよれ! ニャル子さん

2011年10月にテレビアニメ化が発表された。2012年4月より、テレビ東京AT-Xほかにて放送予定。

スタッフ

  • 原作 - 逢空万太GA文庫 / ソフトバンク クリエイティブ刊)
  • キャラクター原案 - 狐印
  • 監督 - 長澤剛
  • シリーズ構成 - 木村暢
  • キャラクターデザイン・総作画監督 - 滝山真哲
  • 美術監督 - わたなべけいと
  • 色彩設定 - 谷口ゆり子
  • 撮影監督 - 堀野大輔
  • 編集 - 松村正宏
  • 音響監督 - 本山哲
  • 音響効果 - 和田俊也
  • 音響制作 - スタジオマウス
  • 音楽 - MONACA
  • 音楽制作 - DIVE II entertainment
  • アニメーション制作 - XEBEC

DVD付き書籍

DVD付き書籍『這いよる! ニャルアニ1&2パーフェクトボックス』が2011年3月15日ソフトバンク クリエイティブより発売。

DVDは第1期20分と第2期50分を収録(未公開エピソードあり)。阿澄佳奈(ニャル子役)・喜多村英梨(真尋役)・松来未祐(クー子役)によるオーディオコメンタリーを全編に収録。

逢空万太ほかによる書き下ろし短編集アンソロジー文庫『這いよる! ニャルアニさん』を同梱。

初回分のみ、第1期エンディングテーマ「好き、好き、大好き。」フルバージョン収録の非売品CDが付属。

ドラマCD

HOBiRECORDSから発売。

  • 2009年10月23日 第1弾『ドラマCD 這いよれ! ニャル子さん』
  • 2010年06月25日 第2弾『ドラマCD 這いよれ! ニャル子さんEXエクストラ 〜ドリーミー・ドリーマー〜』
  • 2010年12月24日 第3弾『ドラマCD 這いよれ! ニャル子さんDXデラックス 〜ウィンターウォーズ〜』
  • 2011年5月25日 第4弾『ドラマCD 這いよれ! ニャル子さんGXジェネックス 〜フェイタルアトラクション〜』

声優はアニメと同じ。キャラクターのキャストのほか、ナレーションとして古谷徹が出演している。

いずれも原作者逢空書下ろし。第1弾は原作1巻に沿ったストーリーだが、第2弾(『EX』)からはオリジナルストーリーで、第2弾は原作4巻の後日談に当たる[8]

第1弾初回版には、1分の携帯電話向けFLASHアニメ(第1期第1話)が視聴できる「シリアルID入りキャラクターカード」が同梱された。

第3弾(『DX』)初回版には、PCゲーム『這いよる!ニャル子さん大富豪Mini』(企画・開発 キャラメルBOX)がダウンロードできるシリアル入りダウンロードカードが同梱された。

第4弾(『GX』)初回版には、ニャル子と真尋が唄うオリジナルデュエットソングがダウンロードできるシリアルカードが同梱。

各巻のCLUBHOBi予約特典として、ウェブラジオ『にゃるラジ』の非売品DJCD『にゃるラジCD』が頒布された。

Webラジオ

HOBiRECORDSのドラマCD公式サイトより、各巻リリース前にそれぞれ『にゃるラジ』『這いよるにゃるラジ-OMEGA-』『這いよるにゃるラジ だっしゅ!』『這いよる!にゃるラジ THE MOVIE』が配信された。

正式タイトルは4シーズンとも『ドラマCD「這いよれニャル子さん」を10倍楽しく聴く方法!?[9]で、番組内では「ドラマCD「這いよれニャル子さん」を10倍楽しく聴く方法!? 略して、[シリーズごとのタイトル]」とタイトルコールされる。ドラマCDのページからのメニューでは2nd・3rdシーズンも『にゃるラジ』で統一されている。1stシーズンの配信ページには『ドラマCD ニャル子さんを10倍楽しく聴くラジオ?』と書かれている。パーソナリティは阿澄佳奈(ニャル子役)と松来未祐(クー子役)。

ダウンロード方式。全話バックナンバーがダウンロード可能。番組専用のメールアドレスを持たず、ふつおたtwitterのみで募集しており、「ふついったー」[10]と称している。

にゃるラジ
2009年(平成21年)8月20日更新の全1回。ドラマCD第1弾(10月23日)の販促。
全1回。
這いよるにゃるラジ-OMEGA-
2010年(平成22年)4月6日4月20日5月7日5月24日6月8日6月24日更新の全6回。ドラマCD第2弾(『EX』、6月25日)の販促。第5回と第6回には喜多村英梨(真尋役)がゲスト出演。
這いよるにゃるラジ だっしゅ![11]
2010年9月24日10月19日11月2日11月29日12月13日更新の全5回。より配信。ドラマCD第3弾(『DX』、12月24日予定)の販促。第4回と第5回には喜多村英梨がゲスト出演。第1回で『ぱにぽにだっしゅ!』とのコラボレーションを一方的に宣言したのち、『ぱにぽに』漫画作者の氷川へきるから事後承諾を得た。
這いよる!にゃるラジ THE MOVIE
2011年(平成23年)3月18日4月19日5月2日5月19日5月25日更新の全5回。ドラマCD第4弾(『GX』5月25日発売)の販促。
にゃるラジCD(這いよるにゃるラジ おかわり)
非売品DJCD。ドラマCD各巻のCLUBHOBi予約特典。『にゃるラジCD』・『にゃるラジCD VOL.2』・『にゃるラジCD VOL.3』・『にゃるラジCD VOL.4』が頒布済み。
新録。1枚目に金田朋子(シャンタッ君役)、VOL.2に古谷徹(ナレーション)、VOL.3に國府田マリ子(ルーヒー役)、VOL.4に井上喜久子(八坂頼子役)がゲスト出演。
にゃるラジ featuring帯刀帯
2011年6月13日 - 2011年7月25日の全4回。
ドラマCD「かんなぎ家へようこそ! featuring帯刀帯」[12]の販促ラジオとなっている。

出版物

既刊一覧

巻数 タイトル 初版発行日付
(初版発売日付)
ISBN
1 這いよれ! ニャル子さん 2009年4月30日
(2009年4月15日[13][14]
ISBN 978-4-7973-5414-0
2 這いよれ! ニャル子さん2 2009年7月31日
(2009年7月15日[14]
ISBN 978-4-7973-5540-6
3 這いよれ! ニャル子さん3 2009年10月31日
(2009年10月15日[14]
ISBN 978-4-7973-5635-9
4 這いよれ! ニャル子さん4 2010年3月31日
(2010年3月15日[14]
ISBN 978-4-7973-5782-0
5 這いよれ! ニャル子さん5 2010年8月30日
(2010年8月15日[14]
ISBN 978-4-7973-6148-3
6 這いよれ! ニャル子さん6 2010年12月31日
(2010年12月15日[14]
ISBN 978-4-7973-6292-3
7 這いよれ! ニャル子さん7 2011年4月30日
(2011年4月15日[14]
ISBN 978-4-7973-6407-1
8 這いよれ! ニャル子さん8 2011年10月31日
(2011年10月15日[14]
ISBN 978-4-7973-6644-0
  • 短編類
    • 「世界の合言葉は萌え」 - 『GAマガジン』Vol.2(2009年5月21日発売[15]ISBN 978-4797353136、pp.114-123)掲載、単行本第7巻に収録。
    • 「幻夢境の一存」 - 『GAマガジン』Vol.3(2009年12月19日発売[16]ISBN 978-4797357691、pp.40-50)掲載、単行本第7巻に収録。
    • 「ちいさな恋のうた」 - 『GAマガジン』Vol.4(2010年8月10日発売[17]ISBN 978-47973-6038-7、pp.34-44)掲載、単行本第7巻に収録。
    • 「シャンタックエスト」 - 『這いよる! ニャルアニ1&2パーフェクトボックス』同梱のアンソロジー小説『這いよる! ニャルアニさん』掲載。

関連書籍

関連CD

  • ドラマCD 這いよれ! ニャル子さん(HOBiRECORDS、2009年10月23日発売)
  • ドラマCD 這いよれ! ニャル子さんEXエクストラ 〜ドリーミー・ドリーマー〜(HOBiRECORDS、2010年6月25日発売)
  • ドラマCD 這いよれ! ニャル子さんDXデラックス 〜ウィンターウォーズ〜(HOBiRECORDS、2010年12月24日発売)
  • ドラマCD 這いよれ! ニャル子さんGXジェネックス 〜フェイタルアトラクション〜 (HOBiRECORDS、2011年5月25日発売)

脚注

注釈

  1. ^ とくに電王ディケイドなどの「平成仮面ライダーシリーズ」の類や漫画「ジョジョの奇妙な冒険」のネタが多い。
  2. ^ ただし本作では「ニャルラトホテプ」とは種族名であり(つまり宇宙人)、小説という形で人類に記録されたニャルラトホテプとは別人である(ニャル子曰く「自分はあれほど性格悪くない」)。
  3. ^ もともとは別の邪神が担当するはずだったのを、真尋がニャル子の好みであったことからわざわざ頼み込んで代わって貰っている。
  4. ^ 地球からの持ち出しは違法だがニャル子曰く「ばれなければ問題ではない」。
  5. ^ 大半は直訳であるが、既存作品の必殺技や主題歌といった用語になることが多い。
  6. ^ ただ、ニャル子自身はイカサマではないと強弁し、クー子も指摘した側が証拠を示せない以上イカサマとは言えないと言っている。但し、「偶然」ゲームの後で友人が減っているとのこと。
  7. ^ ニャル子曰く「デレのないツン」とのこと。
  8. ^ ちなみに宇宙の「なまらすげー技術」によると同性であろうと非生産的ではない、とハス太は言っている。
  9. ^ ニャル子とクー子が喧嘩になった際には、この形態で止めていた。
  10. ^ 「小さな恋のうた。」(GAマガジンvol.4掲載・文庫本第7巻所収)ではクー子のドロップで幼女に変身したが、それがドロップの効果なのかシャンタッ君自身がメスなのかは不明。
  11. ^ 名前こそ明記されていないが、同作者の別シリーズ「深山さんちのベルテイン」にも彼女らしき女性(呼び名は『よりより先輩』)が登場している。
  12. ^ 当人曰く「永遠の17歳」。そこに突っ込む者には、地球圏最強クラスの邪神をさえも恐怖させるほどの殺気を漲らせる。
  13. ^ 但し、どちらかといえば地球原産の土着のモンスターが多いらしい。
  14. ^ ただし組織で彼より上位に位置する大幹部たちも、直後にニャル子が放った光線で蒸発させられている。
  15. ^ ちなみに原作では怒り狂うニャル夫を眼前にニャル子が認めているが、CDドラマではニャル夫が一方的に主張していることになっている。
  16. ^ この一件以降、ニャル子はニャル夫を「野良ニャルラトホテプ」と言って兄の存在を無かったことにしている。
  17. ^ 無論ニャル子は真尋に突っ込まれた。
  18. ^ ただし何が害悪がそうでないかはガイドラインなどなく、彼らの「良識」で決定される。
  19. ^ クトゥルヒの属性は「水」のため、もし八坂家に入り浸るようになればダーレス的に「土(ニャルラトホテプ)」、「火(クトゥグァ)」、「風(ハスター)」の四属性をコンプすることになる。
  20. ^ ちなみにクトゥルー神話では、通常Xothは「ゾス」と読む。
  21. ^ 宇宙でも、基本的には地球産のハードの方が人気だという理由。
  22. ^ なおドラマCDでは、ルルイエランドの仕事振りについて客のウケは良かったようで、会社に戻って続けて欲しいと頼まれた上に、かつての部下たちにまで泣き付かれ、やむなく嘱託の顧問として職場復帰したことになっている。
  23. ^ 価格はたこ焼き8個で300円とお手頃。ただし、具がタコかどうかは不明。
  24. ^ なおエックスオスも、宇宙のゲームハードシェアからいけばハス太の父親の会社・CCE社のハードである「HS3」と人気を二分するとのことで、当初彼女もハス太のことをCCE社の一員と思い敵視していた。
  25. ^ 但し書物というより、自らの空想をメモすると実体化するノートみたいなもの。
  26. ^ なお、真尋がメモ帳のアラオ猿の記述を(ペンについていた)消しゴムで消したため、アラオ猿は消滅した。
  27. ^ 空鬼の原語、ディメンショナル=シャンブラー(Dimensional Shambler)から。
  28. ^ ときどき夢やお告げで地球人の前に現れる神の姿は、「地球人ならこう思うに違いない」という心を投影したものだとか。
  29. ^ ちなみに生演奏はジャ○アンリサイタル同様恐怖の的で、尚且つチケットが有料だったりする。
  30. ^ 寝ながら複数の電話に対応できる能力を持っているとのこと。
  31. ^ クー子に会えない時には寂しい自分を慰めるためのオカズにしている。
  32. ^ 真尋からも「清々しいくらいえげつない」とまでダメ出しされたが、無論彼女本人にそんな自覚は全然無い。
  33. ^ 本作の場合、原著における神性の名は種族名と考えて差し支えない。

出典

関連項目

外部リンク