松来未祐

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まつき みゆ
松来 未祐
プロフィール
本名 松木 美愛子(まつき みえこ、旧芸名)
愛称 みゆみゆ、みゆゆ、まつらいさん、マツキス
性別 女性
出生地 日本の旗 日本広島県呉市
死没地 日本の旗 日本東京都
生年月日 1977年9月14日
没年月日 2015年10月27日(満38歳没)
血液型 A型
身長 151 cm
職業 声優
事務所 81プロデュース(最終所属)
声優活動
活動期間 1998年 - 2015年
ジャンル アニメゲームラジオ
デビュー作 檜垣千鶴(ゲーム『御神楽少女探偵団』)
音楽活動
活動期間 2013年 - 2015年
ジャンル J-POP
職種 歌手
レーベル HOBiRECORDS(2013年 - 2015年)
共同作業者 SD★Children(2004年)
絶望少女達(2007年 - 2015年)
(2010年 - 2011年)
声優テンプレート | プロジェクト | カテゴリ

松来 未祐(まつき みゆ、1977年[1]9月14日 - 2015年10月27日[2][3])は、日本女性声優歌手ラジオパーソナリティー。本名・旧芸名、松木 美愛子(まつき みえこ)。

広島県呉市出身[1]。最後は81プロデュースに所属していた。

来歴[編集]

広島女学院中学校・高等学校慶應義塾大学環境情報学部卒業[4]

声優の勉強をするために上京することを両親から猛反対されたが、大学進学を条件として上京を許されたため、慶應義塾大学環境情報学部に合格。大学に通う傍ら、日本ナレーション演技研究所アクセント付属養成所シャインに通い、演技の勉強をする。

本名のまま、1998年PlayStation用ゲーム『御神楽少女探偵団』の檜垣千鶴役で声優デビュー。同作以外にもしばらくは本名で活動するが、後に本名だと芸能人としては画数が良くないからとの理由で「松来未祐」へ改名する。

2000年ケイエスエスによる新人オーディション企画『あっぷ² MY GIRL 2000』に合格し、ユニット「あっぷ²(あっぷあっぷ)」として様々な活動を行う。また、同社のグループ「西五反田フォークキャンプ」のメンバーとして「ちいさな翼」などの楽曲を発表する(同曲は後に「Memories〜Miyu Matsuki Best Songs〜」に収録された)。

2002年、『七人のナナ』で初のアニメレギュラーを獲得。同年6月、アクセントから81プロデュースへ移籍する。同年10月より始まったラジオ番組『(有)櫻井工房』は『(有)チェリーベル』へ続き長期番組となっていたが、松来の急逝を受けて2015年11月6日をもって終了した[5]

2003年から2004年にかけては『D.C. 〜ダ・カーポ〜』『ダイバージェンス・イヴ』シリーズでアニメレギュラーを獲得し、2004年1月の『超変身コス∞プレイヤー』で初の主演を務める。この年、ラジオ番組『RADIOデコピンないと』で共演した金田朋子声優ユニットSD☆Children」を組み、CDリリースや各種イベントなどの活動を行った。その他にも多数のアニメに出演すると共に、最多で週4本のラジオ番組を持っていた。また、『さよなら絶望先生』シリーズ(藤吉晴美役)や『ひだまりスケッチ』シリーズ(吉野屋先生役)など、新房昭之が監督を務めるシャフト制作作品の常連声優の1人となっていた。

2010年より自主活動声優ユニットの「」を結成した。

2012年の『這いよれ! ニャル子さん』(クー子役)では、声優ユニット「後ろから這いより隊G」の一員としてオープニングテーマを歌唱。2013年3月1日、「後ろから這いより隊G」の一員として第7回声優アワード歌唱賞を受賞した[6]

2015年7月14日、「今年に入って熱が下がらず、病院で検査を繰り返していたのですが、急性の肺炎で検査を重ねたところで、少しでも早く治療に取り組まないといけない病気であることが分かりました」と語り、病気治療のために活動を休止することを発表した[7]。なお、活動休止の発表時点で放送されていた7月期のテレビアニメの役については、休養前にすべての収録を済ませていたため、そのまま放送されている。

その後、本格的な療養生活に入ったが治療の甲斐なく2015年10月27日午後10時18分、入院先の東京都内の病院で死去。38歳没。通夜、葬儀、告別式は、遺族の意向により家族と親族のみで執り行われた[2][8]。その後、四十九日が経過した同年12月15日に遺族から病名公表の要望があったことから、難病に近い非常に希少な病気である慢性活動性EBウイルス感染症に感染していたこと、9月4日に一旦退院したものの病状の悪化で9月18日に再入院していたこと、最終的な死因は悪性リンパ腫であったことが81プロデュースによって公表された。亡くなる直前まで意識があり、問いかけに応じて頷いていたという[9][10][11]

なお、病名の公表は遺族だけでなく本人の意向でもあったという。遺族によると、松来は2013年頃より夜中に39℃の熱を出すなどして両親に体調不良を訴え始め、2015年に広島の実家に帰省した際には首のリンパ節が腫れ、疲労も訴えた。その後も体調が回復せずに深刻な体調不良が続いたため、複数の大きな病院で何度も検査を受け、その際にガン検診も複数回受けたが異常は見当たらず原因不明であった。EBウイルス感染症の疑いが浮上したのは同年6月に入ってからで、7月2日に診察を受ける予定であったが、6月30日に呼吸困難に陥りそのまま入院となったという。その後も抗がん剤投与などの治療を行い一時的に回復して退院したが、病状の悪化で再入院し容態が急変して帰らぬ人となった。EBウイルス感染症は早期発見と早期治療を行えば9割が助かる病気だが、発症が非常に希な病気で、かつ専門の医師でも見分けが非常に難しい病気であり、また松来の場合は発見が1年以上も遅れたことが死亡の大きな原因の1つであるため、遺族はEBウイルス感染症の周知と難病指定を訴えている。このことは2016年2月4日TBSで放送された『NEWS23』でも大きく取り上げられ、松来の親友であった儀武ゆう子が出演して当時の壮絶な闘病生活の様子と松来を失った悲しみを涙ながらに語っている[12][13]。また松来自身も原因がはっきりせず、一向に良くならない自身の体調に不安を覚え、後藤邑子(後藤もまた、過去に自己免疫疾患で入退院を繰り返していた)に病状の件で相談していたという[14]

2015年11月2日に公表された訃報を受け、声優仲間をはじめとして親交の深かった関係者たちがTwitterやブログなどを通じて松来への哀惜の言葉を綴り[15][16][17]、ファンからも急逝を悼む書き込みが見られたほか、Yahoo! JAPANのリアルタイム検索も一時的に上位20ワードが松来やその出演作に関するもので占められた[18][19]。同年11月19日には、超A&G+で特別番組『松来未祐〜メモリーズ〜』が配信された[20]

人物[編集]

広島県出身ということもあり、『たまゆら』シリーズの八色ちもや『咲-Saki-』の佐々野いちごなどのように広島弁を使うキャラクターに採用されることがあった。また、白石涼子が『咲-Saki-』で広島弁を使う染谷まこ役を演じた際には個人的に方言指導を行った[21]

食べることが好きで、ブログではその日食べたものの写真を掲載することが多かった。「ポン太」と「チー」という2匹の猫を飼っている愛猫家で、この2匹の様子や写真を掲載することも多く、死の直前までつづられていた。なお、病気療養に入ってから死去するまでは友人の家で暮らしていたという。

非常にファン想いで、ファンレターを送るファンに対しては、毎年、年賀状という形で返事をしていた。

後任[編集]

松来の療養に伴う活動休止または死去後に持ち役を引き継いだ声優は以下の通り。

出演[編集]

太字はメインキャラクター。

テレビアニメ[編集]

1999年

  • 下級生(真歩子の女友達、女子生徒)

2000年

2001年

2002年

2003年

2004年

2005年

2006年

2007年

2008年

2009年

2010年

2011年

2012年

2013年

2014年

2015年

OVA[編集]

2002年

2003年

2004年

2005年

2008年

2009年

2010年

2011年

2012年

2014年

2015年

劇場アニメ[編集]

2004年

2006年

2007年

2008年

2009年

2010年

2011年

2012年

Webアニメ[編集]

2008年

2009年

ゲーム[編集]

1998年

1999年

  • 続・御神楽少女探偵団 〜完結編〜(檜垣千鶴

2000年

  • 竜機伝承3 〜黄昏に導いた者たち〜(エリス、みーにゃ)

2001年

2002年

2003年

2004年

2005年

2006年

2007年

2008年

2009年

2010年

2011年

2012年

2013年

2014年

2015年

吹き替え[編集]

テレビ番組[編集]

ラジオ[編集]

ラジオドラマ[編集]

CD[編集]

ドラマCD[編集]

ラジオCD[編集]

  • みゆ☆ラジ研究所onCD 〜メモリアル・バースディ〜(2003年)
  • チェリーベル残業手当シリーズ(2003年、2004年)
  • チェリーベル休日出勤シリーズ(2005年、2006年)
  • チェリーベルサイドビジネスシリーズ(2006年)
  • チェリーベルマーケティングシリーズ(2009年)
  • ひだまりラジオ特別編 〜いぇすっ!アスミス!!〜(2007年)
  • ラジオCD ロミジュリ×レイディオ(2007年)
  • DJCD WEBラジオ おとぼく聖應女学院放送局 Vol.1,Vol.2,vol3,vol.4(2007年、2008年)
  • さよなら絶望放送 DJCD Vol.2(2008年)

映像作品[編集]

  • あっぷプライベートビデオ Vol.2 松来未祐(2000年5月26日 KSXO-23844)
  • D.C. 〜ダ・カーポ〜 シークレットライブ in 川崎 CLUB CITTA'(2004年5月26日)
  • 松来未祐・阿澄佳奈「はりきり★ラビリンス」(2010年7月16日 BOFL1002)
  • 宝探し〜至高のペルソナ〜 in マザー牧場(2012年9月12日 MESV-0018)

舞台[編集]

  • 蒼穹のファフナー FACT AND RECOLLECTION 2010年12月16日 - 21日 - 主演・羽佐間翔子 役
  • 再演・蒼穹のファフナー FACT AND RECOLLECTION 2011年12月7日(水)- 12月11日(日)
  • 『げき☆えん』〜激・エンターテインメント〜2013年12月12日(木) - 16日(月) ‐ 夢前自由役・告知動画[1]

その他[編集]

ディスコグラフィ[編集]

参加ユニットでの音楽活動は、SD★Children絶望少女達の項も参照。

アルバム[編集]

発売日 タイトル 規格品番 最高位
1st 2013年9月27日 White Sincerely HBDC-141 128位

企画盤[編集]

発売日 タイトル 規格品番 最高位
1st 2008年9月26日 Memories〜Miyu Matsuki Best Songs〜 LACA-5815 ?位

参加作品[編集]

2000年

  • ちいさな翼()
  • Girls be UP!(あっぷ2、4月28日)
  • D.C. 〜ダ・カーポ〜 キャラクターイメージソング Vol.1(8月7日)

2004年

  • あなたのハートにはきゅん!どきゅん!(パイ/3月26日 ESCS-0406)
  • D.C.P.S. 〜ダ・カーポ〜 プラスシチュエーション キャラクターイメージソング Vol.1(鷺澤頼子/2004年4月7日 LACA-5263)
  • D.C.P.S. 〜ダ・カーポ〜 プラスシチュエーション キャラクターイメージソング Vol.2(鷺澤頼子/7月7日 LACA-5284)

2005年

  • D.C. 〜ダ・カーポ〜 Vocal Selection Vol.3 "Happy Days"(鷺澤頼子/7月6日 LACA-5401)

2006年

2007年

2008年

2009年

2010年

2012年

2013年

企画イベント[編集]

2008年[編集]

  • ライブ「M3」(「丸顔まん丸祭り」。2008年2月11日)
  • ライブ「M4」(「水沢史絵」「まだ食べられないよぉ」「未婚」祭」。2008年6月15日、三部公演)
  • バースデーライブ「M5」(「みんな大好き」「三十路バンド」松来未祐祭。2008年9月15日、渋谷O-WEST、二部公演)

2009年[編集]

  • ライブ「松来未祐LIVE 2009 〜なっとく、いっとく!?みゆサマー〜」(2009年7月19日、渋谷club asia、二部公演)

2010年[編集]

  • ライブ「松来未祐LIVE 2010 〜33歳祭(みみどしまつり)〜」(2010年9月25日、下北沢GARDEN、二部公演)

2011年[編集]

  • ライブ「松来未祐BIRTHDAYLIVE2011〜ハロー!34!!〜」(2011年9月11日、吉祥寺CLUB SEATA、二部公演)

その他[編集]

作詞[編集]

2000年

  • ちいさな翼

2003年

  • ゆびきり(作詞)

2013年

  • アルバム『White Sincerely』収録曲
    • Dream in Dream
    • おやすみなさい
    • HOME

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ ゲーム用音声の収録前に亡くなったため、アニメ版『這いよれ! ニャル子さんF』の音声を流用している。このため、タイトルコールや一部のメッセージが未収録となっている[55]

出典[編集]

  1. ^ a b 松来未祐”. TSUTAYA. TSUTAYA.com. 2014年7月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年11月3日閲覧。
  2. ^ a b 声優の松来未祐さんが死去 38歳”. ORICON STYLE. オリコン (2015年11月2日). 2015年11月2日閲覧。
  3. ^ 訃報 環境情報学部卒で声優の松来未祐さんが逝去”. SOS SFC(学生によるニュースサイト). 慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス (2015年11月6日). 2015年11月11日閲覧。
  4. ^ 松来未祐 (2008年9月11日). “学園祭出演☆”. 松来未祐日記. 2015年11月3日閲覧。
    松来未祐トークイベント〜みゆみゆ先生の特別授業 in SFC〜”. SFC CLIP(学生によるサイト). 慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス. 2010年10月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年12月13日閲覧。
    秋祭での松来未祐トークイベントについて”. SOS@SFC(学生によるニュースサイト). 慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス (2008年10月3日). 2015年11月3日閲覧。
  5. ^ 松来未祐さん出演ラジオ12年の歴史に幕「3人だからこそチェリーベル」”. 2015年11月7日閲覧。
  6. ^ 第七回声優アワード受賞者”. 声優アワード. 2015年11月3日閲覧。
  7. ^ “声優の松来未祐 病気治療のため活動休止…肺炎の検査から判明”. スポニチ Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2015年7月14日). http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2015/07/14/kiji/K20150714010733950.html 2015年7月14日閲覧。 
  8. ^ 81プロデュース スタッフ一同 (2015年11月2日). “皆様へ”. 松来未祐日記. 2015年11月2日閲覧。
  9. ^ 81プロデュース スタッフ一同 (2015年12月15日). “松来未祐を応援してくださった皆様へ”. 松来未祐日記. 2015年12月15日閲覧。
  10. ^ “声優の松来未祐さん 難病だった…遺族が同じ病気の早期発見願い公表”. スポニチアネックス Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2015年12月15日). http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2015/12/15/kiji/K20151215011690890.html 2015年12月15日閲覧。 
  11. ^ “松来未祐さん、家族の意向で病名公表 死因は「悪性リンパ腫」”. オリコンスタイル ORICON STYLE (オリコン). (2015年12月15日). http://www.oricon.co.jp/news/2063888/full/ 2015年12月15日閲覧。 
  12. ^ “人気声優の死 異常なしがEBV感染症…難病指定訴え”. 毎日新聞 (毎日新聞). (2016年2月7日). http://mainichi.jp/articles/20160203/k00/00e/040/136000c 2016年2月7日閲覧。 
  13. ^ “「大きな病院をいくつも回ったというのに、なんでわからなかったのか」 松来未祐さんの病名をご両親が公表した理由”. おたぽる (おたぽる). (2016年2月7日). http://otapol.jp/2016/02/post-5583.html 2016年2月7日閲覧。 
  14. ^ 君が好きだと叫びたい!てゆうか何度も叫んだ!”. 後藤邑子オフィシャルブログ. アメーバ (2015年11月4日). 2016年2月9日閲覧。
  15. ^ “松来未祐さん死去に植田佳奈、緒方恵美ら声優仲間が悲しみ”. 東スポWeb (東京スポーツ新聞社). (2015年11月2日). http://www.tokyo-sports.co.jp/entame/anime/467169/ 2015年11月3日閲覧。 
  16. ^ “本名陽子 松来未祐さん訃報に沈痛「信じたくない」声優仲間が追悼”. スポニチ Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2015年11月2日). http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2015/11/02/kiji/K20151102011435550.html 2015年11月3日閲覧。 
  17. ^ 声優・松来未祐さん死去 吉田尚記アナ、植田佳奈ほか早すぎる死に悲しみの声”. クランクイン!. ハリウッドチャンネル (2015年11月2日). 2015年11月3日閲覧。
  18. ^ 声優・松来未祐さん死去「若すぎるよ」 追悼の声続々”. ORICON STYLE. オリコン (2015年11月2日). 2015年11月3日閲覧。
  19. ^ “松来未祐さん死去 最後のブログで「この病気が治ったら本気で婚活するんだ…!」”. 東スポWeb (東京スポーツ新聞社). (2015年11月2日). http://www.tokyo-sports.co.jp/entame/anime/467236/ 2015年11月3日閲覧。 
  20. ^ 阿澄さん、神田さんも出演「松来未祐〜メモリーズ」”. 超!A&G+ (2015年11月13日). 2015年11月21日閲覧。
  21. ^ RyokoShiraishi_のツイート (661068826272862208)
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外部リンク[編集]