河添恵子

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かわそえ けいこ

河添 恵子
生誕 1963年(60 - 61歳)
日本の旗 日本 千葉県
出身校 名古屋市立女子短期大学
職業 ノンフィクション作家 宗教家
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河添 恵子(かわそえ けいこ、1963年昭和38年〉[1] - )は、日本ノンフィクション作家。株式会社ケイ・ユニバーサルプランニング(自営)代表取締役。元新しい歴史教科書をつくる会理事[2]

経歴[編集]

千葉県松戸市生まれ[3]。幼少期を福岡市東京都名古屋市愛知県春日井市等で過ごした[4]愛知県立千種高等学校を経て[4]名古屋市立女子短期大学を卒業。1986年(昭和61年)から中華人民共和国に留学[3]、同年秋からは北京外国語学院、翌1987年(昭和62年)からは大連遼寧師範大学で学んだ[3]。学生時代はハンドボール部で「15点中7 - 8点」という高得点を獲得するエース級の選手であった[4]

帰国後の1993年(平成5年)、リサーチや取材編集・制作業務を主業務とする「株式会社ケイ・ユニバーサルプランニング」を設立、代表取締役に就任した。翌1994年(平成6年)から作家活動を開始[3]。当時のテーマは女性の自立、性、人物、スポーツ、中華圏を中心としたアジア事情などであった。1997年(平成9年)には「華人ウォッチャー」として「朝まで生テレビ」に出演したこともある。1999年(平成11年)より、世界の学校・家族・地域を紹介する図鑑(学校図書・図書館図書のコード)の制作を開始した。世界の小中学校、家庭、地域を長年にわたり取材、執筆している。『朝日中学生ウイークリー』等で学校・子ども生活について連載。

2007年(平成19年)以降は、『産経新聞』『正論』『WiLL』『テーミス』といったメディアで中国問題を論じることも多い。また、日本における脱原発の動きに対し、原子力技術者の頭脳流出で中国・韓国を利する、核兵器開発の可能性を捨てることになるなど、日本の国益に反する行為に当たるとして反対の立場を取っている[5]2013年(平成25年)1月現在、『産経新聞』のコラム「40×40」のレギュラー寄稿者。旧統一教会系の世界日報社『ビューポイント』のWeb版でも寄稿しているほか[6]、『世界日報』の読者でつくる「世日クラブ」でも講演している[7]

主張[編集]

  • 沖縄県を中国領土であると主張する中華民族琉球特別自治区準備委員会に関して、「習近平政権の戦略としては、琉球をまず独立のような形に近づけ、その後、琉球省なのか沖縄省にしようって筋書」と述べている[8]
  • 中国のコロナ死者数「4636人」には疑問があり、統計隠蔽の可能性を主張している[9]
  • 「美しい日本の憲法をつくる福岡県民の会」で行われた憲法改正の必要性を訴える集会にて、「国民の生命を守ることを放置した憲法を改正し、戦える国軍を持つことこそ、憲法がうたう基本的人権を守る第一歩だ。令和の新憲法制定が非常に重要だ」と述べた[10]

著書[編集]

単著[編集]

  • 『セクシャルトリープ ―性欲動 30歳の女たち―』(1994年、恒友出版ISBN 9784765240741
  • 『貴女も社長になりましょう ―自分サイズで起業するAtoZ―』(1995年、PHP研究所ISBN 9784569549170
  • 『アジア企業 in JAPAN ―日本市場に続々参入する―』(1997年、PHP研究所、ISBN 9784569554549
  • 『性の誤解 性転換-男の体を持った女』(1997年、恒友出版、ISBN 9784765271196
  • 『尾崎豊15の夜』(2001年、フリーハンド、ISBN 9784921044282
  • 『台湾新潮流 ―ナショナリズムの現状と行方―』(2004年、双風舎、ISBN 9784902465013
  • 『アジア英語教育最前線 ―遅れる日本? 進むアジア!―』(2005年、三修社ISBN 9784384040661
  • 『通じる!中国語速習ドリル』(2007年、実務教育出版ISBN 9784788907478、胡逸飛監修)
  • 『中国人とは愛を語れない! ―モノマネとニセモノの拝金主義者たち―』(2007年、並木書房、ISBN 9784890632220
  • 『エリートの条件 ―世界の学校・教育最新事情―』(2009年、学研新書ISBN 9784054041592
  • 『中国人の世界乗っ取り計画』(2010年、産経新聞出版ISBN 9784819110976
  • 『豹変した中国人がアメリカをボロボロにした』(2011年、産経新聞出版、ISBN 9784819111461
  • 『中国崩壊カウントダウン ―世界と日本のこれから―』(2013年、明成社ISBN 9784905410232
  • 『だから中国は日本の農地を買いにやって来る ―TPPのためのレポートー』(2013年、産経新聞出版、ISBN 9784819112345
  • 『世界はこれほど日本が好き ―No.1親日国・ポーランドが教えてくれた「美しい日本人」―』(2015年、祥伝社ISBN 9784396615413
  • 『トランプが中国の夢を終わらせる ―プーチンとの最強タッグが創生する新世界秩序―』(2017年、ワニブックス ISBN 978-4847095566
  • 『習近平が隠蔽したコロナの正体 ―それは生物兵器だった!?―』(2020年、ワック ISBN 978-4898318225

共著[編集]

  • 潮匡人西村幸祐、河添恵子、いしゐのぞむイリハム・マハムティオルホノド・ダイチンペマ・ギャルポ黄文雄石平『日本の国益―野蛮・中国に勝つための10の論点』幸福の科学出版、2012年12月1日。ISBN 978-4863952898 
  • 河添恵子、葛城奈海赤尾由美兼次映利加『国防女子が行く なでしこが国を思うて何が悪い』ビジネス社、2014年12月10日。ISBN 978-4828417875 
  • 河添恵子、杉田水脈『「歴史戦」はオンナの戦い』PHP研究所、2016年6月22日。ISBN 978-4569827988 
  • 宮崎正弘『中国・中国人の品性』(2017年、ワック)
  • 馬渕睦夫、河添恵子『米中新冷戦の正体 - 脱中国で日本再生 -』ワニブックス、2019年7月8日。ISBN 9784847098208 

編著[編集]

  • 『台湾それいけ探偵団』 トラベルジャーナル 1994 アジア・カルチャーガイド
  • 『アジアで働く法 就職ホット情報 シンガポール・香港・台湾・北京』 学習研究社 1995
  • 『ふりむけば父の愛 娘から父へ-有名女性14人が贈る心の手紙』 日本文芸社 1998
  • 『警察に頼らないストーカー対策』 全日法規 2001
  • 『海外自由旅行にチャレンジ!!(熟年の本)』 学習研究社 2002
  • 『わたしたち海外で働いてます』 学習研究社 2002

子ども図鑑[編集]

河添が代表取締役を務める株式会社ケイ・ユニバーサルプランニングが学習研究社より請け負い、学校・図書館向けの図鑑「子ども図鑑」をプロデュース&取材・編集・執筆。

  • 『世界の子どもたちはいま』(24ヵ国24巻)2000 - 2002
    • 「中国の子どもたち」
    • 「フランスの子どもたち」
    • 「インドの子どもたち」
    • 「韓国の子どもたち」
    • 「アメリカの子どもたち」
    • 「ケニアの子どもたち」
    • 「タイの子どもたち」
    • 「ブラジルの子どもたち」
    • 「マレーシアの子どもたち」
    • 「ノルウェーの子どもたち」
    • 「ペルーの子どもたち」
    • 「オーストラリアの子どもたち」
    • 「スペインの子どもたち」
    • 「オマーンの子どもたち」
    • 「ロシアの子どもたち」
    • 「ベトナムの子どもたち」
    • 「モンゴルの子どもたち」
    • 「ドイツの子どもたち」
    • 「エジプトの子どもたち」
    • 「パラオの子どもたち」
    • 「キューバの子どもたち」
    • 「カンボジアの子どもたち」
    • 「ハンガリーの子どもたち」
    • 「イタリアの子どもたち」
  • 『世界の中学生』(16ヵ国16巻)2003・2006
    • 「中国の中学生」
    • 「エジプトの中学生」
    • 「フランスの中学生」
    • 「マレーシアの中学生」
    • 「オーストラリアの中学生」
    • 「ペルーの中学生」
    • 「ロシアの中学生」
    • 「韓国の中学生」
    • 「モンゴルの中学生」
    • 「トルコの中学生」
    • 「ドイツの中学生」
    • 「スペインの中学生」
    • 「ニュージーランドの中学生」
    • 「インドの中学生」
    • 「カナダの中学生」
    • 「台湾の中学生」
  • 『世界がわかる子ども図鑑』 2004
  • 『アジアの小学生』(6ヵ国6巻)2011
    • 「中国の小学生」
    • 「韓国の小学生」
    • 「インドの小学生」
    • 「ベトナムの小学生」
    • 「ブータンの小学生」
    • 「インドネシアの小学生」

翻訳[編集]

  • 西爾梟『中国マフィア伝 「上海のゴッドファザー」と呼ばれた男』 イースト・プレス 1999
  • 中国古鎮遊編集部編『中国・江南 日本人の知らない秘密の街幻影の村34(地球の歩き方books)』 監訳 ダイヤモンド・ビッグ社 2006

出演[編集]

テレビ[編集]

ラジオ[編集]

インターネット放送[編集]

  • 『ノンフィクション作家 河添恵子』- レギュラー(未来ネット、2018年3月 - )
  • チャンネルAJER - レギュラー
  • 『月刊河添恵子』(レギュラー、チャンネルくらら

連載[編集]

メールマガジン[編集]

  • 「林原チャンネル・メールマガジン」 - 月曜レギュラー執筆者(林原チャンネル、2020年3月 - )

統一協会系メディアviewpoint[編集]

  • 2016年9月3日以降 連載[11]

脚注[編集]

  1. ^ 役員構成(令和元年6月19日現在)”. 新しい歴史教科書をつくる会. 2020年7月29日閲覧。
  2. ^ <令和2年度定時社員総会>を開催!”. 新しい歴史教科書をつくる会 (2020年7月18日). 2020年7月29日閲覧。
  3. ^ a b c d ※訂正リリース 保守言論史上初の女性言論ユニット「国防女子会」による国防談義 『国防女子が行く-なでしこが国を思うて何が悪い』 2月20日(金)八重洲ブックセンター本店にて出版記念トークショー開催 - ドリームニュース プレスリリース企業リリース - 朝日新聞デジタル&M
  4. ^ a b c 正論 2013年10月号 p.23-29「私の写真館 アルバムの中に(220)ノンフィクション作家 河添恵子」
  5. ^ 【40×40】河添恵子 日本脱原発なら中韓が狂喜乱舞 (1/2ページ)”. 産経新聞 (2012年12月6日). 2013年10月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年7月10日閲覧。
  6. ^ オピニオンの「ビューポイント」|河添恵子
  7. ^ 世界を欺いた中国の嘘 河添恵子氏 | オピニオンの「ビューポイント」”. 2024年1月9日閲覧。
  8. ^ 「歴史戦」はオンナの闘い 河添恵子, 杉田水脈 2016年 第一章 国連の闇 沖縄が人権侵害に逢っている?
  9. ^ 中国のコロナ死者数「4636人」に疑問 AI・ビッグデータ分析では“367倍”隠蔽の可能性 米研究者は60万人超と主張も 河添恵子氏緊急寄稿(1/5ページ) - zakzak:夕刊フジ公式サイト
  10. ^ 「令和の新憲法制定を」 作家・河添恵子氏が訴え 福岡 - 産経ニュース
  11. ^ オピニオンの「ビューポイント」 | 河添 恵子”. 2024年1月9日閲覧。

外部リンク[編集]