朴普煕
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朴普煕(パク・ポヒ 박보희、1930年8月18日 - )は韓国人の宗教家。「世界基督教統一神霊協会」(統一教会)の古参幹部。「ニューズ・ワールド」、「ニューヨーク・シティー・トリビューン」元社長。
韓国日刊紙『 世界日報(セゲイルボ)』元発行人[1]・元社長、米紙『ワシントン・タイムズ』元社長・元会長。「韓米文化自由財団」総裁。「カウサ・インターナショナル」会長。「世界平和連合」議長。「韓国文化財団」理事長。「中南米統合機構」総裁。「世界平和頂上会議」議長。「世界言論人協会」元会長。
概要
統一教会の古参幹部。娘の文薫淑(ムン・フンスク、旧姓:朴薫淑)が文鮮明の亡くなった次男、文興進(ムン・フンジン)に嫁いでいる他、次男の、朴珍成(パク・チンソン)が文鮮明の次女、文仁進(ムン・インジン)と結婚している。
略歴
- 陸軍歩兵学校に再留学(連合軍将校班)。
- 国連軍司令部内の米軍事顧問団長専属副官。
- 世界基督教統一神霊協会(統一教会)に入教。
- 韓米文化自由財団を創設。
- 駐米韓国大使館の陸軍武官補佐官に任命され、米国に赴任。
- 統一教会の世界宣教師として渡米。
- 文鮮明のアメリカでの講演会で特別補佐役兼通訳を務める。
- 5月 統一教会系の日刊新聞を発行する「ワシントン・タイムズ」社の初代社長に就任。
- 2月20日 文鮮明の指名で娘、朴薫淑(パク・フンスク、当時21歳)が文鮮明の亡くなった次男、興進と霊界結婚する(アメリカの法律では死者との結婚は認められないので、文鮮明は朴薫淑を養女にした[2] )。
- 文鮮明らと共に韓国の「世界日報」の社長として北朝鮮の金日成を訪問。
- 1月末 古田元男と金剛山国際グループのマダム・パクこと朴敬允(パク・キョンユン)会長らと共に北朝鮮の姜成山(カン・ソンサン)首相と会談。
- 7月13日 文鮮明の指示で、金日成の死を悼むため北朝鮮を訪問(朴は米市民権を持っているので、韓国政府の渡航許可が不要であった)。金正日と会談。
- 8月17日 国際勝共連合の幹部の誘いで元首相の中曽根康弘と会談(金丸信が失脚した中、北朝鮮と日本を結ぶパイプ役をお願いしたとされる)[3]。
- 5月20日 前年の詐欺容疑の裁判について、ソウル東部地区検察から懲役5年の有罪判決を下され、ソウル地裁に控訴。
- 5月4日 韓国の統一教会の施設「天城旺臨宮殿」で行われた「天運相続つつじ浄火祭:天一国祝福家庭新しい出発特別修練会記念大役事」で講演[6]。
著書
- 『日本の未来はどこへ行くのか―「希望の日」全国縦断講演』(光言社 1995年9月)ISBN 978-4876560424
- 『青年よ行け、そして世界を救え―21世紀の青年運動への提言』(光言社 1996年3月) ISBN 978-4876560479
- 『霊界晴れ晴れ 天運到来』(光言社 1997年4月)ISBN 978-4876560585
- 『証言〈上巻〉―私は生ける神の目撃者』(世界日報社 1997年12月) ISBN 978-4882010647
- 『証言〈下巻〉―文鮮明師と二十世紀秘史』(世界日報社 1998年4月) ISBN 978-4882010654
- 『文鮮明師の電撃的な北朝鮮訪問―第2次朝鮮戦争を阻止せよ! (「証言」普及版シリーズ (3) 』(世界日報社 2003年9月) ISBN 978-4882010777
- 『文鮮明師が演出した「レーガン地滑り的大勝利」―1%の可能性に賭けた文鮮明師の戦略とは!? 「証言」普及版シリーズ(1)』(世界日報社 2004年2月) ISBN 978-4882010791
脚注
- ^ 1994年に韓国政府の許可なしに北朝鮮を訪問したことで発行人の資格を取り消された。
- ^ 洪蘭淑(著) 林四郎(訳) 『わが父 文鮮明の正体』(文藝春秋 1998年11月25日)ISBN 4163546103
- ^ a b 有田芳生 『「神の国」の崩壊―統一教会報道全記録』(教育史料出版会、1997年9月) ISBN 978-4876523177
- ^ 統一教会NO2が逮捕されていた(有田芳生の『酔醒漫録』)
- ^ 統一教会を監視する安倍政権(有田芳生の『酔醒漫録』)
- ^ 朴普煕総裁特別講演「つつじ浄火祭を通して祝福を」(「天宙清平修練院」公式ウェブサイト)