ハッピーワールド

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ハッピーワールドは、東京都渋谷区に本社を置く、日本の商社(以前の名称は「幸世商事」、「世界のしあわせ」)。

概略[編集]

株式会社ハッピーワールドは1971年に「幸世商事株式会社」として設立し、現在は旅行事業・食品輸入販売事業・不動産事業などを行う商社である。[1]設立当初は韓国一和高麗人参などの海外商品の輸入販売が事業の中心であったが、その後2003年に旅行事業へ参入すると同事業が急成長し現在では全売上の約7割を旅行事業で占める程になった。[2]また、一部の商品を大韓民国に本部を置く宗教、世界基督教統一神霊協会(統一教会、統一協会)の関連企業から輸入している([3]、P42)。

所在地は渋谷区神宮前の「ハッピービル」。

事業所[編集]

本社[編集]

  • 本社 - 東京都渋谷区神宮前6-19-14 神宮前ハッピービル10F

貿易部・不動産部[編集]

  • 本部 - 東京都渋谷区神宮前6-19-14 神宮前ハッピービル10F
  • 一都検査センター - 東京都墨田区本所 本所吾妻橋DJビル8F

石材事業部[編集]

  • 東京支店 - 東京都墨田区本所 本所吾妻橋DJビル8F
  • 大阪営業所 - 東大阪市小阪本町1-2-8 小阪ビル601
  • 中部営業所 - 滋賀県蒲生郡日野町

旅行事業部[編集]

  • 本部 - 東京都渋谷区神宮前6-19-14 神宮前ハッピービル3F

リテール部(個人・法人)[編集]

  • 東日本営業部 - 東京都渋谷区神宮前6-19-14 神宮前ハッピービル4F
  • 北関東営業部 - 群馬県高崎市連雀町132 ひあぽビル2F
  • 中部営業部 - 愛知県名古屋市中村区名駅3-9-13 MKビル7F
  • 関西営業部 - 大阪府大阪市西区西本町1-15-8 FUJIビル3F
  • 中四国営業部 - 広島県広島市中区広瀬北町3-11 和光広瀬ビル7F-2
  • 九州営業部 - 福岡県福岡市博多区博多駅前4-3-3 博多八百治ビル4F

ブルースカイ販売部[編集]

  • 東京支店 - 東京都渋谷区神宮前6-19-14 神宮前ハッピービル4F
  • 名古屋支店 - 愛知県名古屋市中村区名駅3-9-13 MKビル7F
  • 大阪支店 - 大阪府大阪市西区西本町1-15-8 FUJIビル3F
  • 福岡支店 - 福岡県福岡市博多区博多駅前4-3-3 博多八百治ビル4F
  • 南九州営業所 - 鹿児島県鹿児島市新栄町14-30 レジデンス新栄502号

メディア販売[編集]

  • メディアセンター - 大阪府大阪市西区西本町1-15-8 FUJIビル3F

インバウンド部[編集]

  • 韓国インバウンド - 東京都渋谷区神宮前6-19-14 神宮前ハッピービル4F
  • 中国インバウンド - 東京都渋谷区神宮前6-19-14 神宮前ハッピービル4F

国際事業部[編集]

  • 本社 - 東京都渋谷区神宮前6-19-14 神宮前ハッピービル10F

事業内容[編集]

  • 旅行事業 - リテール部(個人・法人販売)、ブルースカイ販売部(代理店販売)、メディア販売(個人・法人販売)、インバウント部(訪日旅行)
  • 貿易事業 - 高麗人参輸入、活ロブスター・活アワビ輸入
  • 不動産事業
  • 石材事業 - 玉砂利・建築石材
  • 国際事業 - スペシャルティコーヒー生豆の輸入販売、自社オリジナルブランド焙煎コーヒー商品の販売

沿革[編集]

  • 1968年
    • 1月16日 「幸世物産」(後の「ハッピーワールド」)が空気散弾銃2500丁の輸入許可を受ける。さらに1万5千丁輸入の申請が出ていたが、この空気散弾銃は狩猟用としても、また競技用としても不適切であるとして猟具としての所持が認められなくなり、その申請は不許可となった[4]
  • 1971年
    • 3月26日 上述の空気銃の輸入が国会で問題となる[4]
  • 1971年
    • 5月 高麗人参茶及び高麗大理石壺の販売等を業とする「幸世商事株式会社」を設立。統一教会の第二事業部が独立した会社になった[5]
  • 1971年
    • 5月25日 公式ウェブサイトによれば高麗人参茶輸入販売目的に会社設立[6]
    • 12月 古田元男が代表取締役に就任。
    • 12月8日 外国為替及び外国貿易管理法違反により、石井光治、幸世商事株式会社の取締役藤本三雄及び代表取締役である増田勝らが起訴される。「額面2億5千万円の小切手を不法に持ち出したとされる相当の嫌疑が有することは否定できないが、有罪とするのに十分な証拠を欠く」として無罪になった。
  • 1972年 
    • 11月22日 幸世商事株式会社の営業部長でキャラバン隊のボス的存在であった曹又億万(ソウマタオクマン、日本名は大山高誉)に1971年8月27日から1972年5月27日にかけて、教団の幹部三名と共謀し、円表示自己あて小切手2億3千万円を韓国へ法定の除外事由なく携帯輸出したという外為法違反容疑で逮捕状が出る。海外逃亡したため国際指名手配となる。兵庫県警が捜査の対象にしたのは総額で6億9414万円であった。
  • 1973年
    • 12月 「幸世商事株式会社」を「世界のしあわせ株式会社」に商号変更。
  • 1975年
    • 5月 医薬品の高麗人参製品を輸入[6]
    • 7月 統一教会(統一協会)から経済一本化方針が出され、地方教会の経済活動従事者が「世界のしあわせ株式会社」に吸収される。[7]
  • 1978年
    • 11月 「世界のしあわせ株式会社」を「株式会社ハッピーワールド」に商号変更。 韓国の株式会社一和から輸入する、高麗人参(茶、後に濃縮茶)をはじめ、様々な商品(水産物、酸化チタニウム、食品、医薬品等)を輸入し、これら商品は、各販社から特約店を通して委託販売員によって販売された。 
  • 1979年
  • 1984年
    • 11月 渋谷区神宮前に自社ビル(地上10階地下1階)を建設[6]
  • 1985年 
  • 1986年
    • 4月30日 社団法人日本訪問販売協会」を自主的に退会。
    • 「株式会社ハッピーワールド」等に対し、霊感商法による損害の賠償を求める訴訟が提起される(東京地方裁判所)。
    • 5月15日 国会で警察庁が「霊感商法」というのは各種の悪質商法の中でも最も悪質なものだ厳正な取り締まりを行っていく」と答弁[8]
  • 1987年
    • 3月12日 東京都総務局行政部指導課から霊感商法問題につき信者に対して指導するよう指示を受けた統一教会から委託販売についての自粛を要請される。
    • 3月19日 通産省(現経済産業省)が「日本訪問販売協会」の幹部に対し、同協会の会員になっている霊感商法に係る株式会社ハッピーワールドと株式会社「世界のしあわせ」に対し、倫理綱領違反がある場合には同協会として処分を行うように指示[9]
    • 4月6日 通産省が霊感商法に関わる「株式会社ハッピーワールド」'と株式会社「世界のしあわせ」に対し事情聴取及び訪問販売法の遵守について指導。この日を含め3回指導[9]
    • 5月1日 同年三月末で「霊感商法」と誤解されるような販売は止めるよう関連業者に厳重注意した。以後、壺、多宝塔の取扱いを以後止める。また、厚生省、通産省、国民生活センター にも以後自粛するという旨を報告した。
  • 1989年 
  • 1999年
    • 12月1日 福岡地裁は2人の婦人に印鑑・大理石壺・多宝塔・釈迦塔、高麗人参濃縮液を売りつけた行為が信者による不法行為であり、「統一教会」及び「株式会社ハッピーワールド」に使用者責任があるとした。被害未回復であった計590万円を認容[11]
  • 2004年
    • 11月 イラク戦争SARS騒動で経営難にあった「世一観光」を旅行事業本部に吸収する。2013年現在、ホールセールのブルースカイツアーとリテールの世一トラベル(たびのわ)がある。たびのわの会員登録項目には所属教会と祝福双がある。
  • 2007年
    • 3月1日 公式ウェブサイトを開設。

脚注[編集]

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  1. ^ 事業概要|株式会社ハッピーワールド
  2. ^ 旅行事業|株式会社ハッピーワールド
  3. ^ 山口広 (著), 紀藤正樹 (著), 滝本太郎 (著) 『Q&A 宗教トラブル110番―しのびよるカルト』(民事法研究会; 全訂増補版版 2004年2月) ISBN 978-4896281866
  4. ^ a b 第71回国会 衆議院 内閣委員会 第12号 昭和48年(1973年)4月5日(差分
  5. ^ 1971年(昭和43年)の統一教会(統一協会)の機関誌『成約の鐘』
  6. ^ a b c d 沿革ハッピーワールド公式ウェブサイト
  7. ^ 副島嘉和の手記(『文藝春秋1984年7月号
  8. ^ 第108回国会 衆議院 法務委員会 第3号 昭和62年(1987年)5月15日(差分
  9. ^ a b 第112回国会 衆議院 商工委員会 9号 昭和63年(1988年)4月19日(差分
  10. ^ 第143回国会 参議院 法務委員会 第3号 平成10年(1998年)9月22日(差分
  11. ^ 『判例時報1717号』(判例時報社) P128

関連項目[編集]

外部リンク[編集]