旭化成陸上部

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旭化成陸上部
競技種目 陸上競技(長距離種目)
創設 1946年
本拠地 宮崎県延岡市
監督 西政幸
ウェブサイト 公式サイト

旭化成陸上部(あさひかせいりくじょうぶ)は、宮崎県延岡市に本拠地を置く、旭化成の実業団陸上競技部である。

全日本実業団対抗駅伝競走大会で歴代最多23回の優勝を誇る[1](2018年現在)。

概要[編集]

監督はOBでモスクワロサンゼルス五輪マラソン日本代表の宗猛が2008年4月から2014年3月まで務めていた。後任はOBでコーチを務めていた西政幸が昇格し、宗猛は総監督に就任。なお猛の双子の兄・も嘗ては監督を務め、2017年時点では顧問として弟や後輩らをサポートする。

1992年バルセロナ五輪で銀メダルを獲得した森下広一の他、宗兄弟、谷口浩美川嶋伸次など数々のオリンピック・世界選手権代表を輩出した社会人の名門チームである。

全日本実業団対抗駅伝競走大会(通称:ニューイヤー駅伝)では第9回大会に初優勝を飾ったのをきっかけに、3連覇を2回、6連覇を2回達成するなど他の実業団を引き離し、23回の優勝を飾っている。

特に90年代は圧倒的な強さを誇り、1996年の第40回大会で鐘紡(現・カネボウ)に僅か1秒差で優勝を逃したのを除けば、全ての大会で優勝を飾っている。ちなみに、この時優勝していれば、前人未到の10連覇を達成していた。

しかし2000年代以降は、富士通コニカミノルタ日清食品グループトヨタ自動車といった新たな実業団が台頭し、中々優勝出来ずにいた(特に2009年の第53回大会では、富士通や日清食品グループとゴール直前までデッドヒートを演じたが、僅か1秒差の3位に終わり、10年振りの優勝を逃した。)が、2017年の第61回大会で、18年振り22回目の優勝を飾り、2018年の第62回大会でも、2年連続23回目の優勝を飾った。

なお、多くの実業団にアフリカからの強力な外国人選手が所属している中、あえて外国人選手を擁することなく、日本人選手だけで戦っていたが、2017年に2名の外国人選手が加入した。(以前は中国電力も同様だったが、2016年に外国人選手が加入した)。

2015年に双子の村山兄弟(村山謙太村山紘太)をはじめとする、大学駅伝で名を馳せた有力選手7人が一同に入部するという大型補強を行った。

設立・沿革[編集]

1946年創部。当初は長距離種目のみならず、トラック・フィールド種目も行っていたが、1983年4月に長距離種目に一本化された。

1990年より延岡市で行われているゴールデンゲームズinのべおかの運営にも深く関わっている(創設当初は主催、現在は協賛)。

実績[編集]

部内最高記録[編集]

種目 記録保持者 記録 大会 年月日
1500m 村山紘太 3分40秒26 全日本実業団対抗陸上競技選手権大会 2016年9月24日
5000m 鎧坂哲哉 13分12秒63 KBC Night of Athletics 2015年7月18日
10000m 村山紘太 27分29秒69 八王子ロングディスタンス 2015年11月28日
3000mSC 市田孝 8分40秒29 Juntendo Distance 2016年7月7日
ハーフマラソン 茂木圭次郎 1時間00分54秒 香川丸亀国際ハーフマラソン 2016年2月7日
マラソン 児玉泰介 2時間07分35秒 北京国際マラソン 1986年10月19日

輩出した五輪・世界選手権メダリスト[編集]

男子

女子

全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝)成績[編集]

1988年以降のみ掲載。 走者 は区間賞。

総合順位 1区走者 2区走者 3区走者 4区走者 5区走者 6区走者 7区走者
1988年 3位 亀鷹律良 前田直樹 西政幸 宗猛 久保田晃弘 谷口浩美 米重修一
1989年 2位 米重修一 大崎栄 亀鷹律良 児玉泰介 橋口良登 谷口浩美 西政幸
1990年 優勝 谷口浩美 前田直樹 米重修一 亀鷹律良 熊谷哲哉 森下広一 西政幸
1991年 優勝 米重修一 西村功 谷口浩美 久保田晃弘 石本孝幸 森下広一 西政幸
1992年 優勝 大崎栄 米重修一 西政幸 秋吉慎一 石本孝幸 森下広一 谷口浩美
1993年 優勝 佐保希 石本孝幸 熊谷哲哉 田中敏大 米重修一 秋吉慎一 谷口浩美
1994年 優勝 西政幸 高尾憲司 大崎栄 森下広一 石本孝幸 佐保希 谷口浩美
1995年 優勝 高尾憲司 立花和紀 佐保希 谷口浩美 大崎栄 川嶋伸次 西政幸
1996年 2位 大崎栄 高尾憲司 佐藤信之 小島宗幸 立花和紀 川嶋伸次 佐保希
1997年 優勝 小島忠幸 小島宗幸 三木弘 秋吉慎一 佐保希 川嶋伸次 佐藤信之
1998年 優勝 小島忠幸 小島宗幸 佐藤信之 佐保希 高尾憲司 川嶋伸次 秋吉慎一
1999年 優勝 木庭啓 小島忠幸 川越衛 高尾憲司 三木弘 佐藤信之 川嶋伸次
2000年 2位 川越衛 森下由輝 渡辺共則 三木弘 瀬戸口賢一郎 小島忠幸 佐藤信之
2001年 8位 渡辺共則 小島忠幸 瀬戸口賢一郎 三木弘 佐藤信之 佐藤智之 秋吉慎一
2002年 10位 渡辺共則 永田宏一郎 山本佑樹 井出慶 小島忠幸 元田幸祐 堀川佳成
2003年 6位 佐藤信之 永田宏一郎 元田幸祐 佐藤智之 小島忠幸 高尾憲司 渡辺共則
2004年 4位 井出慶 小島忠幸 瀬戸口賢一郎 小島宗幸 佐藤智之 白石賢一 佐藤信之
2005年 15位 大野龍二 小島忠幸 白石賢一 高尾憲司 永田宏一郎 小島宗幸 佐藤智之
2006年 8位 大野龍二 佐藤智之 小島宗幸 久保田満 山本佑樹 白石賢一 瀬戸口賢一郎
2007年 2位 大野龍二 佐藤智之 岩井勇輝 白石賢一 小島忠幸 足立知弥 渡辺共則
2008年 27位 大野龍二 佐藤智之 堀端宏行 久保田満 河添俊司 瀬戸口賢一郎 幸田高明
2009年 3位 大野龍二 瀬戸口賢一郎 岩井勇輝 佐藤智之 佐々木悟 小島忠幸 足立知弥
2010年 8位 大野龍二 荒川丈弘 大西智也 佐藤智之 佐々木悟 足立知弥 幸田高明
2011年 5位 大西智也 白石賢一 深津卓也 佐々木悟 佐藤智之 森賢大 足立知弥
2012年 3位 深津卓也 白石賢一 岩井勇輝 堀端宏行 佐々木悟 荒川丈弘 出口和也
2013年 10位 大西智也 鎧坂哲哉 深津卓也 堀端宏行 佐々木悟 大野龍二 出口和也
2014年 4位 大西智也 八木勇樹 鎧坂哲哉 岩井勇輝 深津卓也 佐々木悟 出口和也
2015年 10位 大西智也 八木勇樹 鎧坂哲哉 佐々木悟 茂木圭次郎 深津卓也 出口和也
2016年 7位 鎧坂哲哉 村山紘太 大六野秀畝 村山謙太 茂木圭次郎 丸山文裕 佐々木悟
2017年 優勝 村山紘太 鎧坂哲哉 大六野秀畝 市田孝 村山謙太 市田宏 佐々木悟
2018年 優勝 茂木圭次郎 アブラハム・キャプシス 市田孝 大六野秀畝 村山謙太 市田宏 鎧坂哲哉

所属選手・スタッフ[編集]

男子[編集]

※( )内は所属期間

女子[編集]

  • 2010年3月末をもって2人いた部員が退部した以降、女子の部員は2018年1月現在いない[2]

過去の主な所属選手[編集]

脚注[編集]

  1. ^ “陸王”旭化成がニューイヤー駅伝2連覇 大会最多の23度目のV”. サンケイスポーツ (2018年1月1日). 2018年1月2日閲覧。
  2. ^ 名門・旭化成陸上部、女子選手不在に…”. スポーツニッポン新聞社 (2010年4月1日). 2014年3月28日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2017年1月1日閲覧。

参考文献[編集]

  • 「激走」旭化成陸上競技部50年史(1996年

外部リンク[編集]