葛西潤
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選手情報 | ||||
フルネーム | 葛西 潤 | |||
ラテン文字 | Jun KASAI | |||
国籍 | 日本 | |||
競技 | 陸上競技 | |||
種目 | 長距離走 | |||
所属 | 旭化成 | |||
大学 | 創価大学文学部人間学科 | |||
生年月日 | 2000年10月24日(24歳) | |||
出身地 | ・愛知県名古屋市 | |||
身長 | 175cm | |||
体重 | 59kg | |||
オリンピック | 10000m:20位(2024年) | |||
自己ベスト | ||||
5000m | 13分54秒76 | |||
10000m | 27分17秒46 | |||
ハーフマラソン | 1時間05分03秒 | |||
編集 |
葛西 潤(かさい じゅん、2000年10月24日 - )は、日本の陸上競技選手。愛知県名古屋市出身。旭化成陸上部所属。専門種目は長距離走。
経歴
[編集]中学は名古屋市立東港中学校、高校は関西創価高等学校、大学は創価大学出身。
中学・高校時代
[編集]中学3年時の2016年には、第21回全国男子駅伝に愛知県チームとして出場し6区区間7位。愛知県チームは15年ぶり2回目の優勝を飾った[1]。
高校3年時の2018年12月には、男子第69回全国高校駅伝に出場し1区区間7位[2]。翌2019年2月には第34回U20日本選手権クロスカントリーに出場。4キロ付近で先頭に出ると、そのまま最後まで走り抜け、クロスカントリー初挑戦ながら優勝した[3]。3月にデンマークで行われた第43回世界クロスカントリー選手権ではU20男子の部で33位[4]。
大学時代
[編集]- 大学1年次
箱根駅伝予選会で個人56位となり、チームは総合5位で3年ぶりの本戦出場を果たす。第96回箱根駅伝では6区を走るも区間16位にとどまった。しかし、10区の嶋津雄大の力走などもあり、チームは総合9位で初シードを獲得した。
- 大学2年次
初出場となる筈だった出雲駅伝は中止となり、全日本大学駅伝も書類選考で落選したため、三大駅伝は今季も箱根駅伝のみの出場となったが、3区を走り区間3位の走りを見せ、チームの往路初優勝・過去最高の総合2位に貢献した[5]。
- 大学3年次
怪我に苦しみ、チームとして初出場の出雲駅伝は欠場。箱根駅伝では1区を走ったが、区間15位に沈んだ。なお、チームは総合7位で3年連続のシード権を獲得。
- 大学4年次
自身初出場となった出雲駅伝では2区区間5位。チーム初出場となった全日本大学駅伝は、2区で区間賞・区間新記録の走りでチームをトップに押し上げた[6]。箱根駅伝では3週間前に脛の疲労骨折が判明し、その後十分な練習が出来なかったが、7区区間賞の走りをみせ[7]、チームの4年連続シードに貢献した。
実業団時代
[編集]2023年4月に旭化成に入社。2024年1月の第68回ニューイヤー駅伝で5区区間2位と好走。同月の第29回全国男子駅伝には大阪府チームとして3区に出場し、上位の選手が見える位置で襷を受け取ると7人抜きの快走を見せ[8]、23分22秒の区間新記録で区間賞を獲得。19年ぶりに区間記録を4秒更新した[9]。5月に行われた第108回日本選手権の男子10000mでは、日本歴代4位の記録となる27分17秒46で優勝[10]。7月8日、他国の出場枠内の選手が辞退したことによる出場枠の再配分の結果、パリオリンピックへの出場が内定した[11]。
2024年パリオリンピックの陸上競技男子10000メートル決勝では27分53秒18のタイムで20位だった[12]。
戦績・記録
[編集]年 | 大会 | 種目(区間) | 順位 | 記録 | 備考 |
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2016 | 全国男子駅伝 | 6区 3.0km | 区間7位 | 8分58秒 | 愛知県優勝[1] |
2018 | 全国高校駅伝 | 1区 10.0km | 区間7位 | 29分42秒 | 関西創価高校35位[2] |
2019 | 日本選手権クロスカントリー | U20男子 8km | 優勝 | 23分48秒 | [13] |
世界クロスカントリー選手権大会 | U20男子 8km | 33位 | 14分17秒26 | [4] | |
2022 | 日本選手権クロスカントリー | 10km | 2位 | 28分51秒 | [14] |
日本学生個人選手権 | 10000m | 優勝 | 28分30秒65 | [15] | |
2024 | ニューイヤー駅伝 | 5区 15.8km | 区間2位 | 47分04秒 | 旭化成3位[16] |
全国男子駅伝 | 3区 8.5km | 区間賞 | 23分22秒 | 大阪府10位[17] 区間新記録 | |
日本選手権10000m | 10000m | 優勝 | 27分17秒46 | [18] |
大学三大駅伝戦績
[編集]学年 | 出雲駅伝 | 全日本大学駅伝 | 箱根駅伝 |
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1年生 (2019年度) |
第31回 不出場 |
第51回 不出場 |
第96回 6区-区間16位 1時間00分25秒 |
2年生 (2020年度) |
(開催中止) |
第52回 不出場 |
第97回 3区-区間3位 1時間02分41秒 |
3年生 (2021年度) |
第33回 ー - ー 出走なし |
第53回 不出場 |
第98回 1区-区間15位 1時間02分21秒 |
4年生 (2022年度) |
第34回 2区-区間5位 15分45秒 |
第54回 2区-区間賞 31分12秒 区間新記録 |
第99回 7区-区間賞 1時間02分43秒 |
自己ベスト
[編集]関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ a b “第21回全国都道府県対抗男子駅伝 成績一覧表”. 2024年7月8日閲覧。
- ^ a b “第69回男子大会記録”. 2024年7月8日閲覧。
- ^ “U20男子 葛西がクロカン初挑戦初V「驚きです。うれしい」”. 2024年7月8日閲覧。
- ^ a b “FINAL U20 Race Results Århus 2019 World Athletics Cross Country Championship” (英語). 2024年7月8日閲覧。
- ^ “創価大、アンカー失速で初の総合V逃す 箱根駅伝”. 2023年2月10日閲覧。
- ^ “創価大・葛西潤が2区区間新!伊藤達彦の区間記録塗り替える「タイム狙っていた」/全日本大学駅伝”. 2023年2月10日閲覧。
- ^ “創価大・葛西潤が最後の大舞台で7区区間賞!「役割果たせた」法大をかわして5位へ浮上/箱根駅伝”. 2023年2月10日閲覧。
- ^ “【全記録】全国男子駅伝 長野が3連覇 10回目優勝 大会新記録で”. 2024年7月8日閲覧。
- ^ “都道府県対抗男子駅伝3区は葛西潤が19年ぶりに区間新記録 社会人、学生の好選手が集まった激戦を制す”. 2024年7月8日閲覧。
- ^ “葛西潤が27分17秒46で初優勝!残り1000mの圧巻スパートで日本歴代4位/日本選手権10000m”. 2024年7月8日閲覧。
- ^ “【パリオリンピック】葛西・後藤・樺沢・高島の4名が新たに日本代表に内定!計55名の日本代表選手が #まだ見ぬステージへ挑む”. 2024年7月8日閲覧。
- ^ “陸上 男子10000m 決勝 葛西潤20位 太田智樹24位 パリ五輪”. NHK 2024年8月4日閲覧。
- ^ “第34回U20日本陸上競技選手権大会クロスカントリー競走リザルト”. 2024年7月8日閲覧。
- ^ “第105回⽇本陸上競技選⼿権⼤会クロスカントリー競⾛ リザルト”. 2024年7月8日閲覧。
- ^ “2022日本学生陸上競技個人選手権大会 男子 10000m 決勝 結果”. 2024年7月8日閲覧。
- ^ “第68回 全日本実業団対抗駅伝競走大会 記録集”. 2024年7月8日閲覧。
- ^ “天皇盃 第29回全国都道府県対抗男子駅伝競走大会 総合成績”. 2024年7月8日閲覧。
- ^ “第108回日本陸上競技選手権大会10000mリザルト”. 2024年7月8日閲覧。