新井薬師前駅

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新井薬師前駅
南口
あらいやくしまえ
Araiyakushi-mae
SS04 中井 (1.3 km)
(0.9 km) 沼袋 SS06
地図
所在地 東京都中野区上高田五丁目43-20
北緯35度42分56.9秒 東経139度40分18.8秒 / 北緯35.715806度 東経139.671889度 / 35.715806; 139.671889座標: 北緯35度42分56.9秒 東経139度40分18.8秒 / 北緯35.715806度 東経139.671889度 / 35.715806; 139.671889
駅番号 SS05
所属事業者 西武鉄道
所属路線 新宿線
キロ程 5.2 km(西武新宿起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
[西武 1]18,321人/日
-2022年-
開業年月日 1927年昭和2年)4月16日
備考 地下化工事中
テンプレートを表示
仮設北口(2019年7月21日)
仮設北口(2019年7月21日)
北口旧駅舎(2012年7月16日)
北口旧駅舎(2012年7月16日)
ホーム(2008年3月13日)
ホーム(2008年3月13日)

新井薬師前駅(あらいやくしまええき)は、東京都中野区上高田五丁目にある、西武鉄道新宿線である。駅番号はSS05

歴史[編集]

駅構造[編集]

相対式ホーム2面2線を有する地上駅。ホーム有効長は8両編成分である。当初は島式ホーム1面2線だったが、後に相対式ホームに改修されている。ホームは急カーブ上に立地している。

下りホーム側に立地する駅舎に南口改札が、上りホーム側に直結して北口改札がある。北口は初電から上り終電までの営業である。各ホームは跨線橋により連絡している。トイレは駅舎の改札内に立地するが、多機能トイレは併設されていない。

急カーブが続いており、特に上り列車は1969年の跨線橋設置以降、ホームの乗客および運転士からの見通しが非常に悪くなったため、以後必ず列車進入時に手前の踏み切り通過後に警笛を鳴らす(当駅沼袋寄り位置にいるか、および上りの乗車で必ず確認することができる。以前は空気タイフォンのみだったが、2000年2月21日以降は、電子ホーン対応の車両では電子ホーンを鳴らす。)

しかし、40年以上続いたこの事例も、将来地下化されることで解消される見込みである[要出典](後述)。

連続立体交差事業[編集]

2011年8月に都市計画決定した中井 - 野方間の連続立体交差事業案では、島式ホーム1面2線を有する地下駅となる予定である[6][7]

これにより、当駅は、現在の位置よりも北側へ移動し、地上からの深さは約15 - 16m、トンネル幅約16 - 17mを有する構造となる見込みである[8]

2014年1月から工事を着手している。東京都が、2013年4月1日付で国土交通省から事業の認可を取得した時点では、完了予定日を2021年3月31日としていたが、事業に必要な用地の取得状況により、2027年3月31日に延期された[9]

のりば[編集]

ホーム 路線 方向 行先
1 SS 新宿線 下り 所沢本川越拝島方面
2 上り 高田馬場西武新宿方面

利用状況[編集]

2022年(令和4年)度の1日平均乗降人員18,321人であり、西武鉄道全92駅中48位[西武 1]

近年の1日平均乗降乗車人員の推移は下表の通り。

年度別1日平均乗降・乗車人員[10]
年度 1日平均
乗降人員[11]
1日平均
乗車人員[12]
出典
1990年(平成02年) 16,918 [* 1]
1991年(平成03年) 16,896 [* 2]
1992年(平成04年) 16,293 [* 3]
1993年(平成05年) 16,066 [* 4]
1994年(平成06年) 15,781 [* 5]
1995年(平成07年) 15,314 [* 6]
1996年(平成08年) 15,071 [* 7]
1997年(平成09年) 28,139 14,255 [* 8]
1998年(平成10年) 27,455 13,652 [* 9]
1999年(平成11年) 26,849 13,322 [* 10]
2000年(平成12年) 26,580 13,153 [* 11]
2001年(平成13年) 24,302 12,025 [* 12]
2002年(平成14年) 23,326 11,581 [* 13]
2003年(平成15年) 24,530 12,202 [* 14]
2004年(平成16年) 24,422 12,175 [* 15]
2005年(平成17年) 24,290 12,099 [* 16]
2006年(平成18年) 24,214 12,063 [* 17]
2007年(平成19年) 24,102 12,019 [* 18]
2008年(平成20年) 23,999 11,997 [* 19]
2009年(平成21年) 23,648 11,860 [* 20]
2010年(平成22年) 22,846 11,559 [* 21]
2011年(平成23年) 22,599 11,402 [* 22]
2012年(平成24年) 22,773 11,496 [* 23]
2013年(平成25年) 22,645 11,348 [* 24]
2014年(平成26年) 22,072 11,074 [* 25]
2015年(平成27年) 22,185 11,120 [* 26]
2016年(平成28年) 22,673 11,367 [* 27]
2017年(平成29年) 23,023 11,556 [* 28]
2018年(平成30年) 22,880 11,490 [* 29]
2019年(令和元年) 22,176 11,123 [* 30]
2020年(令和02年) [西武 2]16,423
2021年(令和03年) [西武 3]17,112
2022年(令和04年) [西武 1]18,321

駅周辺[編集]

新井薬師入口

バス路線[編集]

駅南側に新井薬師前駅停留所[13] があるが、系統によって停車する場所が異なる。また、中野駅行のみ停車する降車専用の新井薬師前駅北口降車場停留所が駅北側の東亜学園高等学校前に設置されている。

国際興業バス関東バスで共同運行を行う池11系統以外は全て関東バスのみによって運行されている。以下で示すのりば番号は関東バス公式サイト「関東バスナビ」で表示されている便宜上の番号であり[14]、実際の停留所には表記されていない[15]

北野神社経由[編集]

西武新宿線の南側を並行する東西の道路(五中つつじ通り)に設置されており、北野神社(中野通り)を経由する路線が発着する。

のりば1(りそな銀行 新井薬師出張所前)

のりば2(りそな銀行 新井薬師出張所向かい側)

中野五丁目経由[編集]

西武新宿線の踏切を渡る南北の道路に設置されており、中野五丁目(早稲田通り)を経由する路線が発着する。

のりば3三菱UFJ銀行ATMコーナー付近)

のりば4(miniピアゴ 新井5丁目店付近)

  • 中10:哲学堂経由 丸山営業所行
  • 池11:哲学堂・落合南長崎駅前経由 池袋駅西口行
  • 中12:哲学堂・江原中野通り経由 江古田駅
  • 中13:北野神社経由 中野駅行

中13は中野駅→中野五丁目→新井薬師前駅→北野神社→中野駅と循環する路線であるため、両方の停留所を経由する。

以前は東京駅北口代田橋新宿伊勢丹前(新宿三丁目駅)、豊島園(急行)、南田中車庫城北高校前、西武百貨店前(池袋駅東口)など多くの行先の路線が存在し、都営バス西武バスなども乗り入れていた交通の要であったが、順次廃止された。

隣の駅[編集]

西武鉄道
SS 新宿線
拝島ライナー・快速急行・通勤急行・急行・準急
通過
各駅停車
中井駅 (SS04) - 新井薬師前駅 (SS05) - 沼袋駅 (SS06)

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b 『写真で見る西武鉄道100年』(ネコ・パブリッシング)92ページ
  2. ^ 「新井薬師前北口駅舎が完成 西武新宿線」『読売新聞読売新聞東京本社、1975年6月13日、都民版、17面。
  3. ^ 『会社要覧』西武鉄道株式会社、1999年、100-103頁
  4. ^ 計画の変更の伴う予測・評価の見直しについて2 (PDF) - 東京都環境局総務部 環境政策課、2024年3月30日閲覧。
  5. ^ 計画の変更の伴う予測・評価の見直しについて3 (PDF) - 東京都環境局総務部 環境政策課、2024年3月30日閲覧。
  6. ^ 連続立体交差事業 - 中野区役所
  7. ^ 西武鉄道新宿線(中井駅〜野方駅間)連続立体交差事業の概要 (PDF) - 中野区役所
  8. ^ 工事の順序:新井薬師前駅:西武鉄道Webサイト - 西武鉄道
  9. ^ 連続立体交差事業 - 中野区まちづくり推進部 まちづくり事業課、2020年5月13日閲覧。
  10. ^ 中野区統計書 - 中野区
  11. ^ レポート - 関東交通広告協議会
  12. ^ 東京都統計年鑑 - 東京都
  13. ^ 従来は駅名の「新井薬師前」に対してバス停は「新井薬師駅」の名称であったが、2011年9月16日に名称変更された。
  14. ^ 「関東バスナビ」での表示例
  15. ^ 関東バス公式サイト「乗り場案内」 ではのりば番号は表記されていない。
東京都統計年鑑
西武鉄道の1日平均利用客数
  1. ^ a b c 駅別乗降人員(2022年度1日平均)” (pdf). 西武鉄道. 2023年7月22日閲覧。
  2. ^ 駅別乗降人員(2020年度1日平均) - ウェイバックマシン(2021年9月23日アーカイブ分)、2022年8月20日閲覧
  3. ^ 駅別乗降人員(2021年度1日平均) - ウェイバックマシン(2022年7月8日アーカイブ分)、2022年8月20日閲覧

関連項目[編集]

外部リンク[編集]