安比高原スキー場

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安比高原スキー場
Appigondola.jpg
安比ゴンドラからハヤブサコース
所在地 岩手県八幡平市安比高原
標高 1,328 m / 500 m
(標高差) (828m)
コース面積 282ha
コース数 21本
最長滑走距離 5,500m
最大傾斜 34
索道数 16 本
ウェブサイト www.appi.jp

安比高原スキー場(あっぴこうげんスキーじょう)は、岩手県八幡平市安比高原にあるスキー場。運営会社は株式会社岩手ホテルアンドリゾート。例年12月上旬から5月上旬まで滑走が可能。

概要[編集]

日本有数の規模を誇り、山形蔵王温泉スキー場と共に東北を代表するスキー場である。ゲレンデは標高1305m前森山と1328mの西森山に広がる。ナイター設備あり。スキー場のほかに安比高原ゴルフクラブや安比高原牧場などもあり、滞在型のオールシーズンリゾートである。

開業当時は規模はそれほど大きなスキー場ではなかったが、リゾートブームが始まった1980年代半ばから拡張を開始し、1990年代初頭に現在の形になった。バブル景気四駆ブームの頃、首都圏ナンバー自動車ウサギのマークと「APPI」と切り抜かれたステッカーを貼るのがお洒落であり、流行していた[1]

スキーブームの終息後は有名歌手の屋外コンサートを実施したり、ゲレンデに財布を持たずにレストラン等が利用できるよう携帯電話クレジットiD)を導入したり、夜間のライトアップをはかったりと、様々な集客の工夫を行っている。

沿革[編集]

  • 1980年昭和55年) - リクルートを筆頭株主とする第三セクター、安比総合開発株式会社設立。
  • 1981年(昭和56年) - 安比高原スキー場開業。ペアリフト6基。
  • 1982年(昭和57年) - ペアリフト5基新設。合計11基。
  • 1983年(昭和58年) - ペアリフト1基新設。合計12基。
  • 1984年(昭和59年) - スキーセンター新設。西森ゲレンデ新設。ペアリフト4基新設。合計16基。
  • 1985年(昭和60年) - ホテル安比グランド開業、スキースクール棟オープン、ナイター営業開始。リフト2基新設。合計18基。
  • 1986年(昭和61年) - ザイラーゲレンデを新設。ナイターを山頂まで延長(現在は第3リフトまで)。クワッドリフト1基,ペアリフト4基を新設。合計23基。
  • 1987年(昭和62年) - 8人乗りゴンドラを新設。ペアリフト2基を新設。合計25基。
  • 1988年(昭和63年) - 安比グランドヴィラ1開業、前森山東斜面にセカンド安比を新設。フード付きクワッド1基、ペアリフト2基新設。合計28基。前森山頂にレストラン、セカンド安比にスキーセンターがオープン。
  • 1989年平成元年) - ホテル安比グランドタワー開業。
  • 1990年(平成2年) - 安比グランドヴィラ2開業、ザイラーゲレンデを拡張。ペアリフト1基新設。合計29基。
  • 1991年(平成3年) - 安比グランドヴィラ3開業、ザイラーゴンドラを新設、ザイラースキーセンターがオープン。この年、スノーボードが一部のコースで解禁となる。合計30基。これ以降はリフトは減少する方向へ。
  • 1995年(平成7年) - ブナ林ゲレンデを除く全てのゲレンデをスノーボードに開放。セカンドスキーセンター,まきばゲレンデ(ペアリフト2基)を廃止。
  • 1996年(平成8年) - APPI温泉パティオ開業、安比グランドアネックス1開業、セントラルゲレンデにフード付きクワッドを新設(ペアリフト1基とシュレップリフト1基をリプレース)。
  • 1997年(平成9年) - 安比グランドアネックス2開業。
  • 1998年(平成10年) - 安比グランドアネックス3開業。
  • 2000年(平成12年) - 岩手観光ホテルと安比総合開発を統合して株式会社岩手ホテルアンドリゾート誕生。
  • 2002年(平成14年) - 安比高原雪牧場がオープン。
  • 2003年(平成15年) - リクルートより加森観光が株式会社岩手ホテルアンドリゾート関連施設の運営を譲渡される。
  • 2005年(平成17年)9月1日 - 合併により安代町八幡平市の一部となった。
  • 2006年(平成18年)10月1日 - 住居表示を実施[2]
  • 2016年(平成28年) - 株式会社アジアゲートホールディングスが海外投資家と組み加森観光から岩手ホテルアンドリゾートの全株式を取得[3]。この年の2本のペアリフトへのリプレースに伴い、滑走式リフトが姿を消す。西森ゲレンデにツリーランゾーンを新設。
  • 2017年(平成29年) - 2017-2018シーズンより、人工降雪機を14基導入・ザイラーゲレンデにツリーランゾーン新設[4]。ザイラーゴンドラ・ビスタクワッドが平日は運休となった。施設の改称・リニューアルを実施(APPI温泉パティオ→2017年7月から安比温泉白樺の湯に改称、安比グランドヴィラ→2017年12月から安比ヒルズ白樺の森に改称、安比グランドアネックス→2017年12月から安比高原温泉ホテルに改称)。
  • 2018年(平成30年) - 2018-2019シーズンより、ザイラーゴンドラが運休となり、常用リフト10基の体制となった。常用リフト中、セントラル第4・第6リフトは平日は運休となる。ザイラー第1、セントラル第3Bリフトがゲレンデマップから消えた。ツリーランゾーンをさらに拡大。キツツキコース・カッコウコースがスノーボード解禁となった[5]

ゲレンデ[編集]

白樺ゲレンデ
安比リゾートセンター及び安比プラザから出て目の前に位置する広大なゲレンデ。初心者から初級者まで楽しめる。クワッドリフト1本、ペアリフト1本。安比ゴンドラ山麓駅がある。
セントラルゲレンデ
白樺ゲレンデの上に位置するこのスキー場における定番のゲレンデ。初級者から上級者まで楽しめるコースが揃っている。ペアリフト4本。安比ゴンドラ山頂駅がある。
ブナ林ゲレンデ
セントラルゲレンデとヤマバトコースの中間に位置する。ヤマバトコースから直接滑走することができない。スキー競技・大会が開催される場合は、このゲレンデが優先的に使用され、一般客の利用ができなくなる。キツツキコースとカッコウコースがあり、いずれも中級者コース。スキー専用コースだったが、2018-2019シーズンからスノーボード解禁となった。ペアリフト1本。
ザイラーゲレンデ
セントラルゲレンデとは異なり、一直線に長い距離を滑走できる。トニー・ザイラーが設計したことでも知られている。ゴンドラ1本、クワッドリフト1本、ペアリフト1本。
セカンドゲレンデ
一番東にあるゲレンデ。初級者コースから上級者コースまで全て揃っている。以前はセカンド第1~第4コースまであり、下部のまきばゲレンデ、セカンドスキーセンターに直結していたが、現在はビスタクワッドの1本のみ。セカンドスキーセンターは松尾八幡平インターより最も近い位置にあった。
西森ゲレンデ
このスキー場の中で一番高いゲレンデ。安比高原全景を見渡せる。よく雪が積もっている。ヤマバトコースの途中にある。月1回しか圧雪しないイヌワシコースと圧雪を一切行わないヤマガラコースがあり、いずれも上級者コース。ペアリフト1本。
ヤマバトコース
このスキー場で一番長いコース(5500m)。初心者でもゴンドラを利用して長く滑走を楽しめる。また、よく吹雪くコースでもある。
セキレイコース
セントラルゲレンデとザイラーゲレンデの間を結ぶ連絡コース。初級者コースである。
カルガモコース
白樺ゲレンデ上部から、安比ヒルズ白樺の森・ザイラー連絡リフト乗り場へのアクセスコース。白樺ゲレンデに戻ることもできる。

これらのほか、白樺ゲレンデとザイラーゲレンデの間に長い連絡コースがあり、リフトも1本走っている。

設備[編集]

安比ゴンドラ
索道
名称 定員 路線長 毎時輸送能力 備考
安比ゴンドラ 8名2820m 2400人  
セントラルクワッド 4名954m 2400人 フード付き
第1リフト 2名1037m 1200人 非・常用リフト
第2リフト 2名969m   第2リフトA・シュレップリフトからのリプレース
第3リフトA 2名773m 1090人  
第3リフトB 2名773m 1200人 非・常用リフト 2018-2019シーズンはゲレンデマップから消滅
第4リフト 2名664m 1200人 2018-2019シーズンは平日運休
第5リフト 2名1185m   Tバーリフトからのリプレース
第6リフト 2名901m 1200人 第3リフトCからの改称・2018-2019シーズンは平日運休
西森リフト 2名652m    
ザイラーゴンドラ 8名3494m 1800人 2018-2019シーズンは全面運休
ザイラークワッド 4名2143m 1108人 フード付き
ザイラー第1リフト 2名1351m 1200人 非・常用リフト 2018-2019シーズンはゲレンデマップから消滅
ザイラー第2リフト 2名1511m 1200人 非・常用リフト
ビスタクワッド 4名1988m 1200人 フード付き
ザイラー連絡リフト 2名1288m   非・常用リフト

※非・常用リフトは通常運休/混雑時・強風時・イベント開催時などに不定期に運行される

安比プラザ
レンタル、ロッカー、宅配便カウンター、フードコート
安比リゾートセンター
チケット売り場、インフォメーション、スクール、ホテル安比グランド連絡通路

宿泊施設等[編集]

ホテル安比グランド本館・タワー、安比ヒルズ白樺の森1・2・3、安比高原温泉ホテル1・2・3と様々なタイプの8つのホテルがある。一際高い建物は1989年完成の安比グランドタワー(地上19階建、高さ78m)で、安比高原のランドマーク的な存在となっている。

これらのホテルは客室単位で分譲された物件(オーナーズルーム)もあり、客室オーナーは自身で客室を利用するほか、ホテル運営会社に対して賃貸したり(ホテルが通常の客室として第三者を宿泊させる)、紹介者に宿泊させる場合もある(この場合も通常のホテル宿泊者としてのサービスが受けられる)。

これらのホテルは、以前は日本のリゾートホテルとしては比較的フォーマル志向であり、客室備え付けの室内着では館内移動不可(大浴場・レストラン等へ行くにも着替える必要がある)であったが、2017年以降方針転換して客室に浴衣が備え付けられるようになり、浴衣での館内移動・食事も容認された(メインダイニングにはドレスコードが残り、浴衣や過度にカジュアルな服装での入場は断られる)。また2017年9月より全客室が禁煙化された。

安比高原温泉ホテルに併設された温泉施設・安比温泉白樺の湯があり、日帰り利用も可能。

その他ペンション村がスキー場のすぐ近くにある。

番組[編集]

テレビ番組[編集]

  • APPIスキー王国(テレビ岩手、 - 2001年) - ネット局:東日本放送チバテレビテレビ神奈川テレビ愛知(最後の半年間のみ放送)
  • APPI SKI HOT SESSION(テレビ岩手)
  • ちぇきらAPPI(テレビ岩手)
  • APPI SNOW GRAPHY 9/STORIES(テレビ岩手、2007年1月 - 2007年3月)
  • ゴエティーニョ!岩手朝日テレビ、2012年10月6日 - ) - 番組一部コーナー(「ふしぎ森モリ安比高原自然学校」・「連続ことわざ劇場”ごえてぃ家の夫婦”」・「ゴエティーソング“くるりんちょ”PV」)のロケにも使われている。

ラジオ番組[編集]

コンサート[編集]

屋外[編集]

屋内[編集]

アクセス[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 4つの三角形で四季を表したマークは、リクルート系列当時に当スキー場のアートディレクターを務めた亀倉雄策の手によるもの。
  2. ^ 八幡平市の住所表示変更(安比高原)(八幡平市)
  3. ^ アジアゲートホールディングスが海外投資家と共同投資で「APPI高原スキーリゾート」を100億円で取得(財経新聞 2016年6月23日)
  4. ^ 今年の安比はいつもと違う。2017-18 Winter Season”. 2017年11月1日閲覧。
  5. ^ APPI 2018-2019 ウインター情報 安比高原”. 2018年10月10日閲覧。
  6. ^ アクセス(ウインターシーズン) 安比高原スキー場 2018年12月14日閲覧。

外部リンク[編集]