ヤマハ・パッソル

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ヤマハ・パッソル

ヤマハ・パッソルは、1977年に発売を開始したスクーター2002年に発売を開始した電動スクーターの名称であり、ヤマハ発動機原動機付自転車である。

スクーター[編集]

パッソル[編集]

1976年に本田技研工業ロードパルを発売。その対抗車種が、この『パッソル』である。

部品のユニット化、プラスティック素材の多用による製造工程の簡略化は、車重とコストの軽減にも大きく貢献するメカニズムやスタイルである。

動力性能は低かったが問題とはされず、女性がスカートを履いても乗れるというコンセプトの下、より親しみやすさに重点をおいた商品設計がなされており、平滑なステップ面を設け足を揃えて乗れるスルーステップを実現した。テレビコマーシャルには庶民的なイメージを持つ八千草薫を起用、「やさしいから好きです」というキャッチフレーズが[1]主婦などにも広がりヒット商品となった。1978年には上級車種としてパッソーラが、1981年にはパセッタが発売された。

主要諸元
  • エンジン:強制空冷単気筒2ストロークエンジン
  • 総排気量:49cc
  • 最高出力:2.3馬力/5,500rpm
  • 車両重量:45kg
  • 変速機:無変速オイルバスチェーン式
  • クラッチ:自動遠心クラッチ
  • ブレーキ:前後機械式ドラムブレーキ
  • 発売当時価格:69,800円

パッソルII[編集]

1982年10月、コンセプトはそのままにパッソルIIが発売された。この頃には、スクーターのラインナップが充実しており、最も安価なボトムライン的な車種として設定されることとなった。機械式2速オートマチックを採用しパッソルより動力性能向上を図ったが、高出力エンジンやVベルト式無段変速機などを採用した高性能スクーターに押され、上級車種と統合され消滅した。

電動スクーター[編集]

パッソル-L

2002年11月より発売を開始した電動スクーターにパッソルの名を用いたが、使用していたリチウムイオンバッテリーのリコール問題から2007年9月に発売が中止された。

パッソル
1充電走行距離32km(30km/h定地走行時)、最高速度30km/h、定格出力580W
パッソル-L(SY04J)
1充電走行距離43km(30km/h定地走行時)、最高速度30km/h、定格出力580W
同じバッテリ、モータ系を使用する「EC-02(SY02J)」も同時期に発売しそれも中止されたが、2010年に「EC-03(ZAD-SY06J)」として再び販売された。


脚注[編集]

  1. ^ 企業・業界,原付バイクの覇権を争ったホンダ・ヤマハ「HY戦争」血風録3 週刊新潮2016年8月23日号別冊「輝ける20世紀」(2017年5月14日閲覧)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]