ヤマハ・TY50

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ヤマハ・TY50
1975年製 354
基本情報
排気量クラス 原動機付自転車
メーカー 日本の旗ヤマハ発動機
車体型式 538
エンジン 49 cm3 
空冷2ストロークピストンリードバルブ単気筒
内径×行程 / 圧縮比 __ × __ / __
最高出力 4.0PS / 8500rpm
最大トルク 0.38kg.m / 6000rpm
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TY50(ティーワイごじゅう)とは、ヤマハ発動機が製造していたオートバイの車種名である。

概要[編集]

TY50はトライアル車両のTY250J1973年12月発売)のスタイルを踏襲したモデル。GT50と同形式のエンジンを採用し、トライアル向けに出力を下げ低速よりの特性にデチューンされハンドルの切れ角も大きく出来ている。ライバルはホンダのバイアルスTL50のみであった。当時の本格的なトライアル競技車のようなデザインを持つが、エンジンが4馬力と非力で重量も特に軽量化されているわけではないため、急坂を上るなどトライアル的な走行は同年代のハイパワー50ccトレール車よりかなり劣ってしまう。そのためトライアルの練習用と言うより、トライアル車風のデザインを持つデュアルパーパス系のミニバイクとしての性質が強い。(ホンダのバイアルスTL50もこの点は同様で、4サイクルエンジンで最高出力では4.2psとほとんど差はなかった)また当時、デビューして間もない小堺一機がイメージキャラクターを務めていた。

1977年製 TY50