ニシ浜
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ニシ浜(ニシはま、北浜[1])は、沖縄県八重山郡竹富町の波照間島北部にある海岸である。
概要
[編集]「ニシ浜」の「ニシ」とは八重山方言で「北」の意味であり、島の北部にあることから名付けられた。しかし、「ニシ」が「西」と混同されて西浜と表記されることもある[2]。なお、ニシ浜の南側に隣接してペー浜があるが、「ペー」は「南」を意味し、漢字では南浜と書く[3]。
竹富町の指定海水浴場ではなく[4]、監視員も配置されていない[5]。2019年5月11日には、公益社団法人琉球水難救済会の波照間救難所が開所している[6]。
シャワー、トイレ、ベンチはあるが、売店はない[7]。
評価
[編集]トリップアドバイザーによる2020年の「日本人に人気の水辺ランキング」ビーチ編で7位に選ばれている[8]。また、同社による「日本のベストビーチ トップ10」では、2019年には6位[9]、2018年には3位[10]、2017年には1位であった[11]。2016年の「日本のベストビーチランキング」、2015年の「世界のベストビーチ」国内ランキングではそれぞれ2位[12][13]、2014年の「世界のベストビーチ」国内ランキングでは4位に選ばれている[14]。
事故・事件
[編集]観光客の増加等に伴い、水難事故が増加している[6]。主なものは以下のとおり。
- 2006年5月17日 - 横浜市の修学旅行生2名が離岸流とみられる潮流で沖に流され死亡[15][16][17]。
- 2014年7月19日 - 観光客とみられる男性が死亡[4]。
- 2015年 - 9歳の女児が溺れる事故が発生[5]。
- 2016年6月 - 5歳の男児がシュノーケリング中に溺れたが、心肺蘇生で助かる[18]。
- 2018年8月30日 - ニシ浜でシュノーケリング中に行方不明になった観光客の女性が、波照間港の北約1.5km沖合で意識不明の状態で発見され、死亡が確認される[19][20]。
- 2019年4月28日 - 沖合でシュノーケリングをしていた女性観光客が溺れ、カヌーで救助されたものの死亡[6][21]。
また、2000年には旅行者の女性が島外出身の男性にニシ浜の更衣室で殺害される事件が発生している[22][23][24]。
アクセス
[編集]脚注
[編集]- ^ “観光地に駐車場整備 幅員5メートルの道路も”. 八重山毎日新聞. (2015年5月27日)
- ^ “ニシ浜ビーチ”. ぐるたび. 2019年5月14日閲覧。
- ^ 「国土の姿を見る 人工衛星WorldView-2がとらえた「波照間島の北浜・南浜周辺」(1)」『JACIC情報』第99号、日本建設情報総合センター、2010年10月6日、 オリジナルの2021年5月23日時点におけるアーカイブ。
- ^ a b “イメージダウン懸念 ニシ浜で死亡事故の波照間”. 八重山毎日新聞. (2014年7月27日). オリジナルの2015年4月13日時点におけるアーカイブ。
- ^ a b “監視員を配置してと訴え”. 八重山毎日新聞. (2015年8月6日). オリジナルの2017年4月22日時点におけるアーカイブ。
- ^ a b c “ニシ浜に波照間救難所 救命活動に取り組む”. 八重山毎日新聞. (2019年5月12日). オリジナルの2019年5月12日時点におけるアーカイブ。
- ^ a b “ビーチ特集 ニシ浜”. 美ら島物語. 日本トランスオーシャン航空 (2015年4月27日). 2017年10月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月23日閲覧。
- ^ 『トリップアドバイザー「旅好きが選ぶ!日本人に人気の水辺ランキング2020」を発表』(プレスリリース)トリップアドバイザー株式会社、2020年7月30日。オリジナルの2021年5月21日時点におけるアーカイブ 。
- ^ “全部行きたい! 日本のベストビーチに沖縄から8カ所 美しさ・アクセス・インスタ映え高評価 トリップアドバイザーがランキング”. 沖縄タイムス. (2019年6月12日). オリジナルの2019年6月23日時点におけるアーカイブ。
- ^ “古座間味ビーチが1位に 国内ビーチトップ10 沖縄から7ビーチ、上位7位を独占”. 琉球新報. (2018年8月16日). オリジナルの2018年8月15日時点におけるアーカイブ。
- ^ “波照間ニシ浜1位 国内ビーチトップ10”. 琉球新報. (2017年2月24日). オリジナルの2017年4月22日時点におけるアーカイブ。
- ^ “沖縄のビーチ、2~10位独占 旅行サイトのランキング”. 琉球新報. (2016年2月21日). オリジナルの2016年2月22日時点におけるアーカイブ。
- ^ “世界のベストビーチ 宮古・与那覇前浜3年連続日本一”. 琉球新報. (2015年2月20日). オリジナルの2016年4月7日時点におけるアーカイブ。
- ^ “コンドイ浜が国内2位 世界の口コミで評価”. 八重山毎日新聞. (2014年4月5日). オリジナルの2014年8月19日時点におけるアーカイブ。
- ^ 横浜市立鶴見工業高等学校修学旅行水難事故報告書 (PDF) 横浜市立鶴見工業高等学校修学旅行水難事故調査委員会、2006年11月16日
- ^ “修学旅行生水難事故・念入りな注意を欠いたか”. 琉球新報. (2006年5月19日). オリジナルの2017年2月23日時点におけるアーカイブ。
- ^ [1] 琉球新報、2006年5月19日
- ^ “水難事故防止対策を協議 地区水難事故防止推進協”. 八重山毎日新聞. (2016年7月6日). オリジナルの2016年7月7日時点におけるアーカイブ。
- ^ “波照間島 遊泳中の女性死亡”. 琉球放送. (2018年8月31日). オリジナルの2018年9月2日時点におけるアーカイブ。
- ^ “波照間で女性死亡 シュノーケリング中”. 琉球朝日放送 報道制作部 Qプラス. (2018年8月31日). オリジナルの2018年8月31日時点におけるアーカイブ。
- ^ “沖縄の海で水難事故 6歳と観光客の2人死亡”. 沖縄タイムス. (2019年4月29日). オリジナルの2019年4月30日時点におけるアーカイブ。
- ^ “更衣室に女性の変死体/波照間島”. 琉球新報. (2000年10月31日). オリジナルの2001年5月26日時点におけるアーカイブ。
- ^ “島外の無職男を逮捕/波照間島女性殺人”. 琉球新報. (2000年11月5日). オリジナルの2001年5月31日時点におけるアーカイブ。
- ^ “中田被告に無期懲役/波照間女性殺人事件で地裁判決”. 琉球新報. (2001年10月23日). オリジナルの2002年11月19日時点におけるアーカイブ。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- ニシハマ 竹富町観光協会
- ニシ浜 沖縄観光情報WEBサイト おきなわ物語(一般財団法人沖縄観光コンベンションビューロー)
- ニシ浜 DOR39(沖縄39離島情報サイト)
- ビーチ特集 ニシ浜 美ら島物語(日本トランスオーシャン航空)
座標: 北緯24度3分51.9秒 東経123度45分43.7秒 / 北緯24.064417度 東経123.762139度