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監視

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
監視員から転送)
監視カメラ

監視(かんし)とは、

  1. サーベイランス英語: surveillance)の訳語
  2. 英語: inspectionの訳語。(食品衛生監視員参照)
  3. モニタ (monitorの訳語)

監視とは相手の状態や状況の変化を逐次に知るために見張りなどの手段を用いた受動的な情報収集の活動を言う。

軍事用語としては積極的に情報を収集する偵察の対義語であるが、警察捜査セキュリティーにおいて定位置から長期間にわたり対象を観察する、という意味でも用いられる。過激な監視により自由が失われた社会を特に監視社会という。

軍事用語としての監視

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監視は偵察と並ぶ基本的な情報活動の一部であり、敵情及び状況を常に把握するために人間五感センサなどを用いた受動的な情報活動である。監視の基盤となる感覚はまず視覚であり、双眼鏡眼鏡照準器はこの感覚を強化して監視能力を高めることができる。また聴覚も監視を行う上で必要となる感覚であり、これは基本的に人間のに依存することとなるが、閃光・発射音測定器(対象の火砲が発する閃光と発射音の時差から対象までの距離を割り出す機械)などの機械を用いることも非常に有効である。もし仮に作戦行動において敵がこのような監視装備を有していれば行動を秘匿することは極めて困難となる。

軍事以外での「監視」

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ドイツの法執行機関

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法執行機関が行う個人宅に対する違法盗聴監視をドイツ語でGroßer Lauschangriffドイツ語版と呼ぶが、この行動には賛否がある。原子力産業トップだったが、反原子力活動に転身した原子力専門家クラウス・トラウベ英語版への違法盗聴監視事件トラウベ事件英語版が、1977年2月28日の週刊誌デア・シュピーゲルに暴露された[1]。これを契機に、1978年連邦の情報機関の活動の議会統制に関する法律ドイツ語版が制定され、常設の議会統制委員会ドイツ語版が設置された[2]

脚注

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  1. Der Minister und die „Wanze“. In: Der Spiegel 10/1977
  2. 基本情報シリーズ(17) 欧米主要国の議会による情報機関の監視”. dl.ndl.go.jp. 国立国会図書館. 2025年12月30日閲覧。 p29

関連項目

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外部リンク

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