ディック (ファイナンス)

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CFJ合同会社
CFJ G.K.
種類 合同会社
本社所在地 日本の旗 日本
140-8639
東京都中央区晴海1-8-10 トリトンスクエアX棟
設立 1995年6月1日
業種 その他金融業
事業内容 消費者金融
外部リンク http://dicf.jp/
特記事項:2003年1月1日、3社合併によりCFJに(法人格は存続)。
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ディック(DIC)は、アメリカシティグループ傘下の消費者金融会社であるCFJ合同会社が展開している消費者金融ブランドの一つ。2008年11月28日をもって全ての新規受付を停止し、事実上の事業撤退となった。

歴史[編集]

成り立ち[編集]

他の消費者金融と競合するように出店していた頃の店舗。左端のオレンジ色看板北海道

ディックファイナンス株式会社は、1974年(会社設立は1975年)にダイエーグループ入りした消費者金融会社であり、大阪市に本社を置き、店舗網も大阪府を中心としていた。

1998年、ダイエーグループ再建の一環として同社の株式がフォード・モーターの金融子会社、アソシエーツ・ファースト・キャピタル(AFCC)へ売却されるが、その後2000年にAFCC がフォードからシティグループへ売却されたため、同社もシティ傘下となる。2002年には、電話担保金融業者の株式会社マルフクから店舗、債権等を譲受する。

2003年1月、同社を含むシティグループの消費者金融3社が経営統合され、新たに「CFJ株式会社」が発足(存続会社はディックファイナンス)、「ディック」は新会社のブランドの1つとなった。

なお「CFJ」の社名は、シティグループの1社で、アメリカや香港など複数の国で不動産担保融資などの消費者向け金融事業を行っている「シティファイナンシャル(Citifinancial)」の頭文字に「ジャパン」の「J」を合わせたものであり、実際に一部の幹部社員の名刺には「Citifinancial」のロゴが入っていた。また、全てのマーケティング活動において、シティグループもしくはシティファイナンシャルのロゴや社名が明記されることはなかった。

ブランド統一・周知[編集]

2006年上半期から、同社のサービスの充実を図るため、「ディックが大きくなって生まれ変わります」のキャッチフレーズの元、同社のもう一つの消費者金融ブランドである「アイク」(旧フォード・モーター系)を「ディック」に統一することになった。これにあわせてテレビラジオCMも、「アイク」から「ディック」へと変わった(それ以前は、アイクとディックで地域により流すCMが異なる場合があり〔CMソングや出演者は同じ〕、関東・北海道でアイク、その他の地域ではディックのCMが流れることが多かった)。

オンライン強化[編集]

またこの頃よりインターネット携帯電話を使った各種サービスの提供に力を入れ始め、併せてインターネットや携帯電話を通じた新規顧客の獲得に力を入れ始めたこともあり、バイラルCMワクワクウォッチング」やセカンドライフなどを使った各種広告キャンペーンを展開していた。

事業縮小[編集]

しかし、消費者金融事業の環境変化やシティグループの経営状況の悪化を受けて、2007年1月には他の大手消費者金融会社に先駆け、有人店舗を大幅に削減し、全体の約8割にあたる270店舗(最盛期には500店舗以上が運営されていた)の閉鎖が発表され、さらに2007年末には無人店舗の削減も発表した。

2008年6月6日には「シティの消費者金融事業における更なる見直しについて」と題する報道発表にて、消費者金融事業を大幅に縮小し全店舗を閉鎖することを表明。今後も経営は継続するもののインターネットと電話による貸付というスタイルとなると発表された [1]

事業撤退[編集]

さらに同年11月28日をもって全ての新規受付を停止している(同日CFJは合同会社に改組)。事実上の事業撤退となった。この決定には、親会社のシティが、サブプライム関連で6兆円を超す巨額損失を計上して経営が悪化している影響も大きかった[2]。新規の融資希望者については同年9月に業務提携した三洋信販への誘導を行っている。2009年3月28日ユニマットレディスを統合し、ディックに一本化された。2010年10月1日、三洋信販がプロミスに吸収合併されたため、新規の貸付申込はプロミスを紹介したが、現在はアイフルを紹介している。

サービス概要[編集]

インターネット・携帯[編集]

インターネット携帯サイトでのディック会員専用サービスを利用した残高照会・振込予約、利用可能額増額申込みが可能であった。また、インターネット上での新規申込者の仮審査結果の回答は60秒以内となっていた。なお、すでに大日本インキ化学(現DIC)が「dic」のドメイン名を取得していることにより[要出典]ウェブサイトドメインは「dicf.jp」となっている。

「ケイタイプ」[編集]

店舗や無人契約機への来店の必要がなく、申し込みのプロセスにおいて自宅などへの郵送物の送付がなされない、携帯電話を使ったローン申し込みアプリケーションである「ケイタイプ」サービスの提供を2007年6月に開始したが、2008年11月にサービスの提供を中止した。

キャッシングプラン[編集]

無担保ローン50、スーパー300、ホームバリュー400、不動産担保ローン2400など、目的に合わせた数種類のキャッシングプランが提供されていた。

その他のサービス[編集]

などが用意されていた。

使用可能ATM/CD[編集]

2007年11月以降、提携先が急速に減っている。

現在はプロミスセブン銀行イオン銀行のATMでの返済、Loppi・Famiポートでの返済受付のみ行っている。

兄弟ブランド[編集]

女性専用キャッシングユニマットレディスを展開していた。詳細は同項を参照のこと。

脚注[編集]

  1. ^ 報道発表:シティの消費者金融事業における更なる見直しについて ディック・お知らせ
  2. ^ サブプライムで損失、累計6.2兆円 欧米金融で最大規模 毎日.jp・2008年7月19日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]