カジノザウルス

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KINCHO SUPER PRESENT
カジノザウルス
ジャンル ゲームバラエティ番組
企画 藤原剛
演出 小柴優
出演者 島田紳助
馬場鉄志
オン・スイピン
製作
プロデューサー 野田利昌
五味喬
制作 関西テレビ
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1996年7月7日 - 1997年3月23日
放送時間日曜 22:00 - 22:30
放送分30分
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カジノザウルス』 (CASINO ZAURUS) は、1996年7月7日から1997年3月23日までフジテレビ系列で放送されていた関西テレビ制作のゲームバラエティ番組である。KINCHOの一社提供。放送時間は毎週日曜22:00 - 22:30 (日本標準時)。1996年11月10日からは『カジノザウルス NEW』(カジノザウルス ニュー)と題して放送。枠タイトルは『KINCHO おもしろ倶楽部』から『KINCHO SUPER PRESENT』へ改題された。1987年4月から開始した『スターご勝手対談』から続いた関西テレビ制作・KINCHO一社提供枠は本番組が最後となり、10年のスポンサーを終えた。

カジノザウルス[編集]

200人の一般視聴者を集め、ゲームを勝ち抜いた1名が賞金200万円を賭けたスペシャルステージ(ザウルスルーレット)に挑戦。

前期[編集]

前期ではまず予選「チョイス・ザ・カラー」を行い、7人が本戦に出場。7人が勝ち残り方式で「ワン・ツー・スリー」「レッドドッグ」「スリー・アロウ・ダーツ」の順に挑戦。7→4→2→1と絞っていき、最後まで残った1名がスペシャルステージに挑戦できる。スペシャルステージで成功すれば、賞金200万円獲得。

スペシャルステージでは、プロの女性ディーラーがルーレットを回していたが、彼女はプレッシャーに弱く、200万円獲得者が続出(一度だけ勝利したが、その日は紳助は休み、そのまんま東が代行)。その結果、後期への移行とともに降板させられた。後期および『カジノザウルス NEW』では、司会の紳助が毎回怪しげな外国人に扮してディーラー役を務めていた。

また、視聴者にも賞金100万円が当たるナンバーズゲーム(番組中に3回めくられるトランプの、各回の数字を予想するゲーム)が行われた。

後期[編集]

後期ではまず予選「ザウルスビンゴ」(回転式の抽選機)で本戦に進む4人を選出。4人はそれぞれ、サポート役の芸能人と組んで本戦を戦う。「チョイス・ザ・カラー」→「ワン・ツー・スリー」→「キング・オア・クイーン バカラ」or「アトランダムポーカー」→「ザウルスルーレット」の4ステージで構成。

ゲームは勝ち残りで、各ゲームで1名ずつが脱落していく方式。最後まで残った1組がスペシャルステージに挑戦できる。スペシャルステージで成功すれば、賞金200万円獲得。

カジノザウルス NEW[編集]

『カジノザウルス NEW』への改題リニューアル後には、毎週芸能人4名が出演し、各自手持ちの宝物を担保にしてゲームに挑む方式に改められた。「チョイス・ザ・カラー」→「ワン・ツー・スリー」→「アトランダムポーカー」→「ザウルスルーレット」の4ステージで構成。

ゲームは勝ち残りで、各ゲームで1名ずつが脱落していく方式。脱落者は宝物を没収される。最後まで残った1名が100万円を賭けたスペシャルステージ(ザウルスルーレット)に挑戦。成功なら賞金100万円獲得(当初は「小切手」、途中から「1万円を縦10×横10(計100枚)」の額縁)、失敗なら各ゲームの脱落者同様、宝物を没収される。没収された宝物は視聴者プレゼントとなる。

ゲームの種類[編集]

チョイス・ザ・カラー
吉本興業所属のマジシャン・ジョニー広瀬が、赤・青・黄色の各エリアに置かれたカップやカードの位置を入れ替えていくので、最終的に当たり(カップならボールが入っているカップ、カードなら指定された絵柄のカード)はどのエリアにあるのかを予想する。前期ではサドンデス方式。不正解の時点で脱落し、最後まで勝ち残った7人が本戦出場。後期では勝ち抜け方式。正解したペアから勝ち抜け、最後まで残った1組が脱落。
ワン・ツー・スリー
ゲストディーラーが登場。トランプのA・2・3のうち1枚を伏せて出すので、ディーラーの心理を読み、何を出したのかを予想する。5回戦行い、正解数の上位から勝ち抜け。
レッド・ドッグ
まずトランプを2枚引いた後、手持ちのチップを賭ける。チップを賭けた後に3枚目を引き、そのカードの数字が先に引かれた2枚の数字の間に入る数字であれば、賭けたチップが倍になって戻ってくる。入らなかった場合にはチップは戻らない。2枚の間に入る数字が1種類しかなかった場合(「3」「5」と引かれて、3枚目が「4」の場合)には、的中すれば3倍返し。全員が10枚のチップを持ってスタート。3回戦行い、手持ちのチップが多い人から勝ち抜け。
スリー・アロウ・ダーツ
ダーツ勝負。3投の合計点が多かった人の勝利。得点は通常のダーツの点数に準じていたが、番組独自のルールとして、的を外した場合には10点減点された。
アトランダムポーカー
5種類の職業の人間が各6名、計30名(『カジノザウルス NEW』では各5名×5=25名)登場。プレイヤーは交互に、人物の職業を推理しながら5人を選択。選んだ5人の職業が公開された後、1回だけ交換をして、最終的な役を決定。相手より役が強ければ勝利(5カード>4カード>ストレート(5人の職業がバラバラ)>フルハウス>3カード>2ペア>1ペア>ノーペア)。両者の役が同じだった場合には延長戦に突入。交互に1人ずつ選択し、最初に紳助が指定した職業の人を選んだ方の勝利。
キング・オア・クイーン バカラ
登場した人物や動物の性別が、キング(男性・雄)かクイーン(女性・雌)かを当てる。1問につき代表者1名が解答。正解ならそのまま、不正解なら背もたれが倒れて失格。先に2人とも失格になった方の負け。
ザウルスルーレット
まず挑戦者がルーレットのデッドゾーン(玉が入ったら「失敗」となる範囲)を決定。前期では6面体のサイコロを3回投げた合計値、後期および『カジノザウルス NEW』ではトランプを2枚引いた合計値で決める。そしてディーラーがルーレットを回して玉を回し入れ、落ちた玉がデッドゾーンに入ったら失敗。デッドゾーンの外に入ったら賞金200万円(「NEW」では100万円)獲得。

出演者[編集]

スタッフ[編集]

  • 企画:藤原剛(KTV)
  • 構成:詩村博史水野しげゆき
  • 技術:タワーテレビ(現・テクノマックス) 高木敏文
  • カメラ:栄倉正美
  • VE:鈴木隆
  • VTR:佐藤満
  • 音声:高橋裕
  • 照明:永瀬政行
  • 美術プロデューサー:稲木大
  • 美術制作:岡嶋正浩
  • 美術デザイン:坂根洋子
  • スタイリスト:堀口健一
  • 編集:本間貢
  • MA:長谷川健次(IMAGICA
  • 音効:有馬克己(ジャイロ 現 スカイウォーカー)→ 長内勇治(佳夢音
  • TK:伊藤篤美
  • AP:豊福陽子(KTV)
  • 演出補:川本良樹
  • リサーチ協力:フルタイム
  • 美術協力:アックス
  • 制作協力:NCV吉本興業
  • 企画協力:原川大(吉本興業)
  • 広報:松本光正(KTV)
  • ディレクター:中嶋勉、長田清純
  • 演出:小柴優
  • プロデューサー:野田利昌(KTV)、寺本俊司、五味喬
  • 制作著作:関西テレビ
フジテレビ 日曜22時台前半枠
【本番組まで関西テレビ単独製作・KINCHO一社提供枠】
前番組 番組名 次番組
新伍&紳助のあぶない話
(1992年10月 - 1996年6月30日)
カジノザウルス

カジノザウルス NEW
(1996年7月7日 - 1997年3月23日)
Grade-A
(1997年4月6日 - 1997年9月28日)
※22:00 - 23:00