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アライグマ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アライグマ
生息年代: 鮮新世現世
アライグマ Procyon lotor
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 LC.svg
Status iucn3.1 LC.svg
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: 食肉目 Carnivora
: アライグマ科 Procyonidae
: アライグマ属 Procyon
: アライグマ P. lotor
学名
Procyon lotor
(Linnaeus, 1758)[1][2][3]
シノニム

Ursus lotor Linnaeus, 1758[1]

和名
アライグマ[2][3]
英名
Common raccoon[2]
Northern raccoon[1]
Raccoon[3]

アライグマ(洗熊、浣熊、Procyon lotor)は、哺乳綱食肉目アライグマ科アライグマ属に分類される哺乳類。アライグマ属に属する動物のうち最も広く分布している種である[4]

原産地はメキシコアメリカ合衆国カナダ[5]。これらの原産地では重要な狩猟獣となっている[5]

分布

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アメリカ合衆国エルサルバドルカナダグアテマラコスタリカニカラグアパナマ北部、ベリーズホンジュラスメキシコに自然分布[1]。分布の北限は18世紀にはアメリカ合衆国南部であったが、農地の拡大等によりカナダ南部まで北上している[5]

ヨーロッパには1930年代に毛皮獣として移入された[5]ドイツフランスなどのヨーロッパ諸国、旧ソ連ベラルーシアゼルバイジャン西インド諸島といった国々にも外来種として定着している[4][6]

日本では1962年に岐阜県で野生化が始まったとする説があり、その後1970年代に多く輸入・飼育されるようになり、それに伴って逃亡や放獣などによる野生化が各地で発生したとみられている[5]

形態

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頭胴長(体長)41.5 - 60センチメートル[2]。尾長20 - 40.5センチメートル[2]。体重2 - 22キログラム[2]。飼育下では体重が20 kgに達するものもいる[4]

灰褐色の体毛をもち、眼のまわりから頬にかけて黒い斑紋がある。タヌキと誤認されることが多いが、タヌキとの違いとして長いふさふさとした尾には黒い横縞があるのが大きな特徴である[7]。また、足が黒いタヌキやニホンアナグマと比べて、アライグマの足は白っぽく、耳には白い縁取りがある[8]。さらに、クマなどと同じく、かかとをつける蹠行性(しょこうせい)という歩き方をするため、足跡は人の子供の手のような長い5本の指がくっきりとつく[7]。この特徴は、本種と他の哺乳類とを識別する重要なポイントとなる。

乳頭数は、胸部腹部鼠蹊部にそれぞれ1対、計6つとなり、まれに8つの乳頭をもつ個体が確認される[9]

生態

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森林や湿地・農耕地、都市部などの、幅広い環境に生息する[3]。アメリカにおける都市部への生息範囲の拡大は顕著で、最初の都市部への定着報告は1920年代に始まり、ワシントンD.Cニューヨークシカゴトロントなど各地の都市に拡大している[10]夜行性[2][3]。自分で巣を掘ることはなく、他の動物が地中に掘った巣穴、木の洞、時には農家の納屋や物置などで休む[11]

四肢に水掻きはないが泳ぐことが可能で、後ろ足で立つこともでき、木登りもうまく立体的な行動をみせる[12]

行動圏は基本的に直径1-3キロメートルの範囲で、都市近郊に暮らす個体群は狭くなり、低い個体数密度では逆に拡大するといったように環境条件によって変化する[13][14]。オスの行動圏のほうが広く排他的で、その中に複数のメスの行動圏が共有している[15]

寒い地方に棲む個体は気温がマイナス4度以下になると冬ごもり(半冬眠)を行う[15]。これは真の冬眠とは異なるが、活動は大きく減退する[15]

木に登るアライグマ
シカの死骸を食べるアライグマ

雑食性で、両生類爬虫類魚類鳥類)、哺乳類(死骸を含む)、昆虫類甲殻類、その他の無脊椎動物植物(果実など)と非常に幅広い食性を示す。水生生物の中では、とくにザリガニ類を好む[10][13]。具体的に捕食対象となる生物は、両生類の場合はサンショウウオカエル、昆虫を含む無脊椎動物の場合は甲虫トンボ(幼虫・成虫とも)、バッタアリハチ水生カメムシ類ミミズカタツムリなどで、魚類の場合はブラックバスコイナマズウナギパイクマスなどが挙げられる[13]。爬虫類はあまり捕食しないが、まれにヘビトカゲを食べることがあり、変わったところではウミガメの卵を餌とする事例もある[13]。海岸沿いに生息するアライグマは、二枚貝カキイガイ)、エビカニウニなどを食べ、テキサス州メキシコ湾近辺ではシオマネキを主食としている[13]齧歯類を捕食することもあり、ときにはイノシシシカの死骸を食べる姿も観察されている[16]。また、人間の居住地近くでは、生ごみを利用するアライグマもいる[17]英語圏では、ゴミを漁る様子と、パンダに似た色模様から、trash panda(ゴミパンダ)の俗称がある。ちなみに、アライグマを罠で捕獲する際の誘引餌には、スナック菓子キャラメルコーン)やマヨネーズ揚げパンといった人間の食べ物を用いがま二本脚で歩き持っていくこともある[12]

和名は、視覚があまりよくなく、また掌の触覚が非常によく発達しており、前足を水中に突っ込んで獲物を探る姿が手を洗っているように見えることから[18][19]。種小名lotorは、ラテン語で「洗うもの」の意[2]よく知られているものを水につけて洗うような行動は、水辺で獲物を捕るという通常の行為が飼育下などの抑制された環境下で発現したものか、また水が無くとも乾燥した食物をこする行動が報告されていることから、「洗う」というよりは「手で物を感じる」ことに関連があるようである[要検証][20]

雌は1歳、雄は2歳で成熟し、2歳以上の妊娠率はほぼ100%といわれている[8][18]。繁殖期は広域分布するため地域変異が大きく、アメリカ合衆国では12月から8月で主に2 - 3月に交尾を行う[2]。妊娠期間は60 - 73日[2]。1 - 7頭(主に3 - 4頭)の幼獣を生む[2]。1度目の繁殖に失敗しても2度目の発情が存在し、その場合は夏に出産する[15]。それぞれ個別の縄張りを持つ複数の雄がその縄張りと交差する行動範囲(雄の縄張りとは不一致)を持つ複数の雌と交尾出産する多夫多妻制であり従来一夫多妻と言われていたのは雄の縄張りと交差することなくむしろレアケースとして雄の縄張り内に雌の行動範囲が限定された場合に限られている、雌が子育てをする[4]

ピューマコヨーテオオカミクマクズリワシミミズクアメリカワニミシシッピワニなどの天敵は一応存在するものの[20][21]、アライグマにとって最も脅威となる生物は人間である。アイオワ州における事例では、死因の判明しているアライグマのうち、78%が狩猟や駆除、10%が交通事故によって死亡していた[13]。寿命は最も長いもので野生下では13-16年、飼育下では22.5年という記録があり、幼獣の死亡率も低い[8]。ただし、北米など狩猟が行われている地域の野生個体群の平均年齢は2歳以下とされる[5]

人間との関わり

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毛皮

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アライグマ皮の帽子、通称「クロケット帽英語版

北米大陸では経済的に最も重要な狩猟対象となっており、毛皮はヨーロッパへも輸出されてきた[5]

アメリカの国民的英雄であるデイヴィッド・クロケットを題材にしたテレビドラマが1950年代に放映された際、彼の愛用していたアライグマの毛皮から作られたスキン・キャップ(皮の帽子)が、当時のアメリカの子どもたちのあいだで大ヒットした[13]。この流行によって、多くのアライグマが狩猟され、一時的に数を減らしてしまうまでに至った[13]

日本国内でもアライグマの毛皮を用いた製品は「ラクーン」と表示され、広く流通している(ただし、タヌキの毛皮が同じ名前で流通することがあり、問題視されている)[22]

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アライグマの味は鶏肉と子豚を合わせたような味とされる。アメリカでは、奴隷解放前の南部の奴隷の食料であったが、全米各地の貧困層に広まった。1870年代にヨーロッパを旅した作家のマーク・トウェインは、アメリカのアライグマを使った料理を懐かしんだ。20世紀初頭になると、ジビエ料理としてレストランのメニューにも広がったが、家畜の飼育法の発展で市場は縮小した[23]

アライグマの肉はジビエとして提供されることもある[24]

ドイツでは、アライグマのソーセージや肉だんごなどが食べられている[25]

飼育

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その可愛らしい風貌からペットとして人気が高かった。原産地であるアメリカでもペットとして飼育されており、例えば、アメリカ合衆国第30代大統領カルビン・クーリッジの妻であるグレース・クーリッジは、1926年11月の感謝祭に食べるために送られたレベッカ英語版という名のアライグマを可愛がっていたという逸話がある[10](幾度も脱走してゴミ漁りを行い。狂暴でかまれたりするため、最終的に動物園へ送られた)[23]。自宅の庭先に現れる野生個体に餌付けを行い、ペット同然に扱う人もいる[10]。ただし野生生物への餌付けは、個体数の増加のほかに、感染症や物理的傷害を受けるリスクがあるため好ましくないとされている[26]

幼少期においては人に懐くが、幼少期の時点で暴れる個体もあり、性格の差が激しい。特に空腹時などには幼少期でも個体にかかわらず狂暴になる。成獣(特に発情期)になると気性が荒くなり、一般人がペットとして飼育するのは難しい動物である[4][27]

2005年以降は、日本の気候に順応し、農作物に被害を与え、生態系を破壊する恐れがあるために、外来生物法により特定外来生物に指定された。したがって、日本では学術研究などの例外を除き、アライグマの飼育・譲渡・輸入は原則禁止されており、販売や野外に放つことは厳禁である[28]。餌と運動量が増えるため、木登り用の止まり木を含む、10平米以上の広さのケージを必要とする。日本国内では地方自治体が条例によってケージの規格を指定している場合がある[29]。手先が器用で、簡易的な飼育設備ではすぐに脱走してしまうため施錠が必要[27]。飼育環境としては、アライグマは比較的丈夫であるため、気温や湿度に神経質になる必要はないが、日当たりがあって風通しのよい環境に置くとされている[29]

文化

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アメリカでは国民的な動物として昔から広く愛され、さまざまな文化や作品にも関係している[13]

アライグマは、『あらいぐまラスカル』や『キャンディ・キャンディ』、『ポカホンタス』、『ぼのぼの』などのアニメーション作品にも登場する。アニメーション以外では「ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー (2008年のチーム)」のロケット・ラクーン、『のびのびノンちゃん』の主人公・ノンちゃんがいる。

アーサー・キットが歌った「証城寺の狸囃子」のカバー曲「Sho-Jo-Ji (The Hungry Raccoon) 」の歌詞では、原曲のタヌキがアライグマに変更されている。

問題

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本来生息していなかった地域への侵略

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住宅地にも平然と出没
(ドイツ・アルバーツハウゼン)

ヨーロッパでは、1930年代にドイツで毛皮目的に導入されたのが最初だが、定着が本格化し始めたのは1970年代になってからである[16]。現在ではドイツ周辺の国々(フランス、ベルギールクセンブルクオランダポーランドチェコなど)に定着が拡大している[16]。ドイツでは1934年にハンブルクで野生化が確認された[30]。ポーランドでは1990年代初めに野生個体群が確認され、今では西部の大部分でみられる[16]

北米原産であるアライグマは日本には生息していなかったが、日本国内で初めての野外繁殖が確認されたのは1960年代のことである。始まりは愛知県犬山市にある日本モンキーセンターが1961年に飼育し始めたアライグマのうち12頭が翌年に脱走し、ほとんどが回収されたが2頭のオス(一部ではメスとの報告もある)が未回収となったことで、その翌年の1963年には付近の農家から「尻尾に縞模様のあるタヌキ」の目撃情報があった[11]。その後、しばらく経過した1977年に犬山市と隣接する岐阜県可児市で住民がアライグマを捕獲し、野生化が正式に確認された[11]。そのアライグマを捕獲した住人は、アライグマの繁殖を試み始め、1982年には30-40頭を野外へ放している[11]。北海道でも1979年に恵庭市で飼育個体の約10頭が逃亡し、付近の酪農地帯に定着した[4]。関東では鎌倉市の豊かな自然に一定数の繁殖が見られ、この地域ではタイワンリスに並んで最も見かけることの多い野生化動物であるが、天敵のいない限定的な自然条件が棲息に適しているとも言われ、市の公報でも被害や注意喚起が掲載されることがたびたびある。

こうした飼育個体の逃亡や遺棄は他の地域でも起こっていた可能性が高い。1970年代当時は、テレビアニメ『あらいぐまラスカル』の人気などから、ペットとしてアメリカから多い年では年間1500頭もの個体が輸入されるようになり盛んに飼育されていた[11]。しかし、アライグマは手先が器用で脱走しやすい動物だったこともあり、多くの飼育個体が逃げ出したことが考えられる[21]。また、アニメの最終回と同様に、「動物は自然の中で暮らすのが一番良い」という名目で、意図的に自分勝手な飼い主によって自然へ帰された個体も少なくなかったと思われる[21]。とくに当時は一般人はもちろんのこと、学者も外来種問題に対して危機意識をあまり抱いていなかった[31]。こうして飼い切れなくなった成獣が身勝手な人間によって遺棄されたり、飼い主から逃亡して野生化した個体は各地へ自然分散し、2001年には36都道府県で確認され、2008年には47都道府県でみられるようになった[6][26]。現在の推定個体数は不明だが、東北地方を除く各地でまとまった個体群の存在が確認されている[8]。日本には天敵や競争種がおらず、繁殖力が高いため、容易に定着できたものと考えられている[8]

経済被害

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アライグマによって農作物(トウモロコシメロンイチゴスイカなど)や養殖魚(錦鯉)が食べられたり、乳牛の乳首が噛み切られたりする被害が発生している[27]。スイカでは前脚が入る程度の穴を開けて中身だけがくりぬかれたり、トウモロコシでは綺麗に皮が剥かされるなどアライグマの食害の痕は特徴的なものが多い[8]。2009年度の農業被害は全国で約2億8千万円となり、数年で倍増している[8]。市街地周辺に生息するアライグマは、家庭菜園にも被害を与える[4]

さらに、家屋や寺社の屋根裏への侵入、ねぐらとして利用することによる汚損が報告されており、歴史的建造物が被害を受ける例もある[17][32]

アメリカでもアライグマによる農作物への被害は、シカに次いで深刻な問題になっている[33]

生態系への影響

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さまざまな動植物を幅広く捕食する雑食性のうえに繁殖力が強いため、在来生態系に影響を与えている可能性が指摘されている。北海道の野幌森林公園では、アライグマが原因でアオサギのコロニーが営巣を放棄する事態が発生している[4][14]。また、フクロウ類やオオタカの巣の略奪も起きている[8][27]。こうした鳥類の繁殖への悪影響は、ヨーロッパでも問題視されている[16]。また、アライグマよりも小型なキツネタヌキなどの在来哺乳類との競争も問題である[4][27]。両生類や爬虫類への影響も報告されており、捕食の記録がある生物は、エゾアカガエルアズマヒキガエルエゾサンショウウオトウキョウサンショウウオアベサンショウウオと多種にわたる[34]。千葉県では2008年にアライグマが原因と見られる食害で、減少が危惧されているニホンイシガメを含む、100匹以上に及ぶ在来カメ類の死体が発見された[35]

アメリカの海岸では、砂浜に産卵されたウミガメの卵の16-87%が捕食され、ウミガメの生存が脅かされている[13]

感染症

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アライグマ回虫
Baylisascaris procyonis

アライグマはアライグマ回虫狂犬病レプトスピラ症などの人畜共通感染症のキャリア動物である[5][20][27]。家畜やペットなどとの共通感染症(イヌジステンパーなど)のキャリア動物でもある[5]。体表には、感染症を媒介するネコノミなどの外部寄生虫が見られる[36]

アライグマ回虫は、人体に感染すれば死亡リスクがあり、アメリカでは人間(幼児)の死亡例がある[37]。今のところ日本では感染例がなく、アライグマ回虫が寄生した野生アライグマは確認されていないが、日本国内の動物園で飼育されている個体の約40%に寄生していたという調査結果がでている[37]。狂犬病に関して北米ではアライグマが最も高い割合を占めている[8]。病原性レプトスピラは、日本では北海道や神奈川県などの野生のアライグマから報告されている[8][38]。他にもアライグマの消化管内部には多数の線虫吸虫鉤頭虫が寄生しているが、これら寄生生物はアライグマと同様に外来種であるとは必ずしも限らない[39]。また国立感染症研究所はエキノコックス症も今後発生を注意すべき疾病として挙げている[40]

こうした感染症の予防のためには、アライグマを扱う際は手袋を着用して肌をできる限り露出せず、病原体が含まれている可能性のある排泄物や血、もしくはそれらで汚染された土などを素手で触らないようにし、使用した衣類や道具は消毒することが必要である[8][41]

人やペットへの攻撃

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アライグマが人間を好んで襲うことはないが、突発的な遭遇による咬傷被害は報告されている[4]。アメリカでは、ペットのイヌネコが襲われる事例が報告されており、なかには狩猟犬がアライグマに殺されるという話もある[20]。アライグマへの餌付けは、こうした感染症や物理的傷害を誘発させる危険な行為となりうる[26]。日本でも2011年7-8月に兵庫県尼崎市で犬を散歩させていた住人が次々とアライグマに噛まれる事件が発生し、大きく報道された[42]。大型の個体はとくに気性が荒いため、不用意に近づいてはならない。

対策と防除

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欧米

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対策

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アメリカのイリノイ州やカナダのオンタリオ州などでは個体数管理が導入されている[5]

原産地のアメリカでもアライグマの引き起こす問題に対して、さまざまな対策手法が実行されており、電気柵によって農作物や野生生物をアライグマから保護したり、同時に個体数を削減するための駆除も進められている[13]

狩猟との関係

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北米ではアライグマは主要な狩猟対象になっているが、犬を使った猟が個体数密度を減少させるのに効果的という報告があるのに対し、地域個体群の半分を狩猟するほど高い捕獲圧にさらされても繁殖率が上昇するだけという報告もあり議論が分かれている[5]

デンマークでは外来種として通年の狩猟が許可されている[5]

防除

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イリノイ州では年間1.4万頭(1994年)、シカゴでは年間1.8万頭(1999年)が有害獣として処理された[5]

狂犬病との関係も問題になっており、捕獲した個体の移動放獣が狂犬病の拡大につながったことがある[5]。アライグマの高密度化は狂犬病等の感染症の流行をもたらす危険性が高くなるため、オンタリオ州では狂犬病発生地点から5kmの範囲では駆除、州境付近では野生個体に狂犬病ワクチンを接種して放獣する管理プログラムを実施しているほか、経ロワクチンの空中散布なども実施している[5]

日本

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対策

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日本では1977年のテレビアニメ『あらいぐまラスカル』の放送をきっかけに、ペットとして飼う人が出た一方、飼いきれずに遺棄されてしまい、これらが野生化してしまうなど、アライグマによる問題が深刻になるにつれ、早急な対策を求める声が強くなってきた。そのなか、日本哺乳類学会では、アライグマ・ノヤギジャワマングースの3種の外来種の駆除を求める緊急の大会決議を1998年に採択した[43]。加えて日本生態学会日本の侵略的外来種ワースト100のひとつに本種を選定した[44]。そして、2005年に 外来生物法が施行されると同時に、特定外来生物に一次指定され、防除に向けた活動が本格化した。国内の現状ではアライグマは外来種であり、よって根絶が最終的な目標となるため、駆除が解決手法として選択されることが多い[8]。一方で、日本ではアライグマは1994年度に狩猟獣に指定されたものの、夜行性であるなどの条件から狩猟されることが少ない[43]。そのため、外来生物法に基づいた箱わなによる有害駆除の捕獲が主となっている[8]。近年は、錯誤捕獲を防ぐためにエッグトラップという新しい罠も開発されている[45]。捕獲された個体は、動物福祉に配慮して薬殺や二酸化炭素吸入によって殺処分しなければならないことになっている[8]。外来生物法による防除や有害駆除を含めたアライグマの捕獲数は2008年には14000頭を超えた(捕獲数が特に多いのは北海道と兵庫県で合わせて6000頭)[8]。やみくもな駆除を行わないためにも、科学的なモニタリングと効果の検証が求められている[27]

駆除をめぐる論争

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日本国内の各地で駆除が実行されるなか、駆除を進める地方自治体や研究機関と、一部の動物愛護団体との間で、アライグマの扱い方をめぐって意見の衝突が起きることがある[18]。場合によっては、駆除に取り組む自治体に対して愛護団体から抗議の電話が殺到することもある[46]

動物愛護の立場が主張する施策のひとつとして、別の地域へ放獣する、もしくは保護施設で預かるという案がある[46]。一方で、この手法はただ単に問題を別の場所に移動させただけであり、不適切であるとの指摘もある[47]。また、他地域へ病気を伝播させてしまう危険性もあり、実際にアメリカでは狂犬病を拡大させてしまっている[13]。同様に、これらの問題点に加えて遺伝子汚染の観点から、日本の外来種であるアライグマを原産地のアメリカに移送して帰すという方策も基本的に不可能である[4]。放獣以外の方法として、避妊によって繁殖を抑制する手段も主張されることがあるが、その有効性やコスト、リスクについて評価した研究は少ない[13][46]

分類

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名称

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英名 raccoon は、アルゴンキン諸語 Ah-ra-koon-em の「手でこするもの」という意味が語源となっている[4]。ちなみに、アライグマに姿が似た動物であるタヌキの英名は raccoon dog であるが、アライグマはアライグマ科、タヌキはイヌ科であり、系統的には大きく異なる。

学名の属名 Procyon は「イヌの前」、種小名 lotor は「洗うもの」を意味する[13]。属名の由来は、アライグマがイヌの祖先であると考えられていたためといわれる[13]

亜種

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アライグマの亜種については諸説あり、25の亜種に分けることがある[13]

学術論文(和文)

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1980年代

  • 鈴木立雄, 樋口周平, 山本博史, & 高橋貢. (1982). アライグマの塩酸ケタミン麻酔の 1 例. 獣医麻酔, 13, 41-42. https://doi.org/10.2327/jvas1970.13.41
  • 山河勝彦. (1984). アライグマ (Procyon lotor) の下顎骨, 歯列弓, 口蓋および歯についての形態学的研究. 九州歯科学会雑誌, 38(6), 1018-1041. https://doi.org/10.2504/kds.38.1018

1990年代

2000年代

  • 前崎武人, 青柳正英, & 林文. (2001). 馬追・野幌丘陵における野生化アライグマの生息数 (密度) の推定とその生息環境. 森林野生動物研究会誌, 27, 5-16. https://doi.org/10.18987/jjwrs.27.0_5
  • 池田透. (2001). 移入アライグマの管理に向けて (< 特集> 国外外来種の管理法). 保全生態学研究, 5(2), 159-170. https://doi.org/10.18960/hozen.5.2_159
  • 村上興正. (2001). 日本における外来種の法的規制 (< 特集> 国外外来種の管理法). 保全生態学研究, 5(2), 119-130. https://doi.org/10.18960/hozen.5.2_119
  • 内田幸憲, 井村俊郎, & 竹嶋康弘. (2001). 神戸市および福岡市医師会会員への動物由来感染症 (ズーノージス) に関するアンケート調査. 感染症学雑誌, 75(4), 276-282. https://doi.org/10.11150/kansenshogakuzasshi1970.75.276
  • 前崎武人, 青柳正英, & 林文. (2002). 馬追・野幌丘陵における野生化アライグマの生息数 (密度) の推定とその生息環境 (III). 森林野生動物研究会誌, 28, 26-39. https://doi.org/10.18987/jjwrs.28.0_26
  • 横畑泰志. (2002). 日本における外来哺乳類の寄生蠕虫類について. 日本野生動物医学会誌, 7(2), 91-102. https://doi.org/10.5686/jjzwm.7.91
  • 的場洋平, 淺野玄, 増渕寿子, & 浅川満彦. (2002). 外来種アライグマ (Procyon lotor) からのコクシジウム類 Eimeria 属および Isospora 属の初確認とトキソプラズマ抗体の保有状況. 日本野生動物医学会誌, 7(1), 87-90. https://doi.org/10.5686/jjzwm.7.87
  • 池田透. (2002). 移入種問題は何が問題なのか. 日本野生動物医学会誌, 7(1), 13-16. https://doi.org/10.5686/jjzwm.7.13
  • 福江佑子, 金子弥生, 佐伯緑, 神崎伸夫, & 丸山直樹. (2002). 首都圏近郊都市住民が共存を望む野生哺乳類とその要因. 野生生物保護, 7(2), 83-97. https://doi.org/10.20798/wildlifeconsjp.7.2_83
  • 中嶋建介. (2002). 動物由来感染症対策において診療獣医師に求められること 動物由来感染症サーベイランスの充実のために. 日本獣医師会雑誌, 55(6), 380-386. https://doi.org/10.12935/jvma1951.55.380
  • 高山直秀. (2002). 狂犬病の現況. 日本救急医学会雑誌, 13(7), 351-360. https://doi.org/10.3893/jjaam.13.351
  • 前崎武人, 青柳正英, & 林文. (2003). 馬追・野幌丘陵における野生化アライグマの生息数 (密度) の推定とその生息環境 (III). 森林野生動物研究会誌, 29, 39-52. https://doi.org/10.18987/jjwrs.29.0_39
  • 柳井徳麿, 杉山誠, 平田暁大, 酒井洋樹, 柵木利昭, & 吉川泰弘. (2003). 動物園動物および野生動物の感染症. 日本野生動物医学会誌, 8(1), 1-10. https://doi.org/10.5686/jjzwm.8.1
  • 井上智. (2002). 狂犬病に関する世界の発生動向. 獣医疫学雑誌, 7(2), 117-118. https://doi.org/10.2743/jve.7.117
  • 園田陽一, & 倉本宣. (2004). 都市域における野生ほ乳類との共存と生息環境の創出に対する住民の意識. ランドスケープ研究, 67(5), 779-784. https://doi.org/10.5632/jila.67.779
  • 神山恒夫. (2004). 人獣共通感染症と外来動物. 環動昆, 15(1), 55-64. https://doi.org/10.11257/jjeez.15.55
  • 揚妻-柳原芳美. (2004). 愛知県におけるアライグマ野生化の過程と今後の対策のあり方について. 哺乳類科学, 44(2), 147-160. https://doi.org/10.11238/mammalianscience.44.147
  • 井上智. (2004). わが国の近隣諸国における狂犬病事情. 日本獣医師会雑誌, 57(3), 141-143. https://doi.org/10.12935/jvma1951.57.141
  • 加地祥文. (2004). 人と動物の共通感染症. 日本獣医師会雑誌, 57(4), 199-201. https://doi.org/10.12935/jvma1951.57.199
  • 水野敏明, 中井克樹, & 池田三郎. (2005). 外来生物リスク問題に関する市民の認知と社会的ガバナンスへの要件 早期警戒と事前対応型リスクマネジメントに向けて. 社会技術研究論文集, 3, 269-278. https://doi.org/10.3392/sociotechnica.3.269
  • 阿部豪, 青柳正英, 的場洋平, 佐鹿万里子, 車田利夫, 高野恭子, 池田 透, & 立澤史郎. (2006). 北海道におけるアライグマ捕獲のための EggTM Trap の有効性と混獲防止効果の検証. 哺乳類科学, 46(2), 169-175. https://doi.org/10.11238/mammalianscience.46.169
  • 池田透. (2006). アライグマ対策の課題. 哺乳類科学, 46(1), 95-97. https://doi.org/10.11238/mammalianscience.46.95
  • 田畑真悠, 河内紀浩, & 村田浩一. (2006). 神奈川県西部域における外来種アライグマの分布-2004 年. 神奈川自然誌資料, 2006(27), 21-26. https://doi.org/10.32225/nkpmnh.2006.27_21
  • 高田雄三, 的場洋平, & 浅川満彦. (2007). アライグマ MHC の地理的分布. 日本組織適合性学会誌, 14(2), 163-175. https://doi.org/10.12667/mhc.14.163
  • 金城芳典, & 谷地森秀二. (2007). 愛媛県松山市で捕獲されたアライグマ Procyon lotor. 四国自然史科学研究, 4, 27-29. https://doi.org/10.32250/sinh.4.0_27
  • 金城芳典, & 谷地森秀二. (2007). 四国における外来種アライグマ Procyon lotor の現状. 四国自然史科学研究, 4, 1-9. https://doi.org/10.32250/sinh.4.0_1
  • 矢部辰男, & 渋谷良文. (2007). 鎌倉市内の一寺院におけるアライグマの侵入防止工事と糞内容物分析. ペストロジー, 22(1), 13-14. https://doi.org/10.24486/pestology.22.1_13
  • 李謙一, 中臺文, 岩田剛敏, 加藤卓也, 羽山伸一, & 林谷秀樹. (2007). 野生化したアライグマにおける人獣共通感染症原因菌の保有状況. 獣医疫学雑誌, 11(1), 12-12. https://doi.org/10.2743/jve.11.12
  • 浅川満彦, & 池田透. (2007). 北海道で野生化したアライグマの病原体疫学調査: 外来種対策における感染症対策の一具体例として開始 12 年の総括. ワイルドライフ・フォーラム, 12(2), 25-29. https://doi.org/10.20798/wildlifeforum.12.2_25
  • 金井猛徳, 橘淳治, & 小山修平. (2008). 2 種類の土地利用データにもとづく一般化線形モデルと GIS による野生生物の生息可能域の推定―大阪府域におけるアライグマの分布を比較して―. 農業情報研究, 17(2), 77-85. https://doi.org/10.3173/air.17.77
  • 關義和, 六波羅聡, & 河内紀浩. (2008). 神奈川県北西部から山梨県へのアライグマの生息域拡大について. 野生生物保護, 11(2), 59-64. https://doi.org/10.20798/wildlifeconsjp.11.2_59
  • 金井猛徳, 橘淳治, & 小山修平. (2008). 大阪府域におけるアライグマ (Procyon lotor) の潜在的生息域の推定. 環境技術, 37(8), 579-585. https://doi.org/10.5956/jriet.37.579
  • 佐鹿万里子, 森田達志, 的場洋平, 岡本実, 谷山弘行, 猪熊壽, & 浅川満彦. (2009). 野生アライグマ Procyon lotor にみられた疥癬の 1 例. 日本野生動物医学会誌, 14(2), 125-128. https://doi.org/10.5686/jjzwm.14.125
  • 石原涼子, 畠間真一, 内田郁夫, 的場洋平, 浅川満彦, & 菅野徹. (2009). 北海道に生息するアライグマにおけるコロナウイルス感染. 日本野生動物医学会誌, 14(2), 107-109. https://doi.org/10.5686/jjzwm.14.107

2010年代

  • 金井猛徳, 岡山毅, & 小山修平. (2010). 広範な地域における一般化線形モデル・一般化線形混合モデルと GIS を用いたアライグマ (Procyon lotor) の個体数の推定. 農業情報研究, 19(2), 43-51. https://doi.org/10.3173/air.19.43
  • 三根恵, 松本淳, 加藤卓也, 羽山伸一, & 野上貞雄. (2010). 神奈川県三浦半島に生息するアライグマの消化管内寄生蠕虫相に関する研究. 日本野生動物医学会誌, 15(2), 101-104. https://doi.org/10.5686/jjzwm.15.101
  • 和田優子, 藤﨑由香, 前田健, 佐藤宏, 横山真弓, 宇仁茂彦, 水野 拓也, & 奥田優. (2010). 大阪府および兵庫県の 2 地域における野生アライグマと犬のレプトスピラ抗体保有状況調査. 日本獣医師会雑誌, 63(9), 707-710. https://doi.org/10.12935/jvma.63.707
  • 阿部豪, 三好英勝, 佐鹿万里子, 中井真理子, 島田健一郎, 上田一徳, 富樫崇, 池田透, 立澤史郎, & 室山泰之. (2011). Egg™ Trap で捕獲されたアライグマを回収するための誘導型捕獲箱の開発. 哺乳類科学, 51(2), 257-263. https://doi.org/10.11238/mammalianscience.51.257
  • 小林朋子, 金井祐太, 奥祐三郎, 的場洋平, 片倉賢, & 浅川満彦. (2011). 北海道で野生化したアライグマ (Procyon lotor) から検出された旋毛虫 Trichinella T9 の形態学的および分子生物学的解析. 日本線虫学会誌, 41(1), 27-29. https://doi.org/10.3725/jjn.41.27
  • 吉識綾子, 的場洋平, 浅川満彦, 高橋樹史, 中野良宣, & 菊池直哉. (2011). 北海道のアライグマからのレプトスピラの分離と抗体調査. 獣医疫学雑誌, 15(2), 100-105. https://doi.org/10.2743/jve.15.100
  • 山﨑晃司, & 佐伯緑. (2012). 携帯電話 GPS 端末を利用したアライグマの行動追跡の実用性について. 哺乳類科学, 52(1), 47-54. https://doi.org/10.11238/mammalianscience.52.47
  • 浅田正彦. (2013). ニホンジカとアライグマにおける低密度管理手法 「遅滞相管理」 の提案. 哺乳類科学, 53(2), 243-255. https://doi.org/10.11238/mammalianscience.53.243
  • 三村春奈, 伊藤里恵, 岡田あゆみ, 瀬戸静恵, 進藤順治, & 杉浦俊弘. (2013). 北海道千歳市内でみられたアライグマ (Procyon lotor) のう蝕様病変について. 日本野生動物医学会誌, 18(4), 125-128. https://doi.org/10.5686/jjzwm.18.125
  • 浅田正彦. (2014). 階層ベイズモデルを使った除去法によるアライグマ (Procyon lotor) の個体数推定. 哺乳類科学, 54(2), 207-218. https://doi.org/10.11238/mammalianscience.54.207
  • 高槻成紀, 久保薗昌彦, & 南正人. (2014). 横浜市で捕獲されたアライグマの食性分析例. 保全生態学研究, 19(1), 87-93. https://doi.org/10.18960/hozen.19.1_87
  • 金井猛徳. (2015). コスト距離法を用いた大阪府におけるアライグマ (Procyon lotor) の生息域の拡大の予測. 農業情報研究, 24(2), 46-55. https://doi.org/10.3173/air.24.46
  • 近藤慧. (2015). 那須塩原市で回収されたアライグマについて. 那須野が原博物館紀要, 11(1), 41-42. https://doi.org/10.34372/nasunogahara.11.1_41
  • 山口英美, 高田まゆ, 藤井啓, 小林恒平, 今井邦俊, & 門平睦代. (2015). 北海道十勝地域におけるアライグマの Toxoplasma gondii 抗体陽性率に関連する環境要因. 獣医疫学雑誌, 19(2), 108-113. https://doi.org/10.2743/jve.19.108
  • 幸田良介, 辻野智之, 三輪由佳, & 上森真広. (2016). 自動撮影カメラで確認された大阪府立環境農林水産総合研究所内の哺乳類相. 大阪府立環境農林水産総合研究所研究報告, 3, 9-11. https://doi.org/10.34453/knsk.3.0_9
  • 岩下明生, 坂口裕佳, 鉄谷龍之, 關義和, & 安藤元一. (2016). 神奈川県における外来種アライグマ Procyon lotor の分布―2014―. 神奈川自然誌資料, 2016(37), 53-58. https://doi.org/10.32225/nkpmnh.2016.37_53
  • 前田健. (2016). 重症熱性血小板減少症候群 (SFTS) をはじめとするマダニ媒介性感染症の現状. 学術の動向, 21(3), 3_67-3_71. https://doi.org/10.5363/tits.21.3_67
  • 加藤卓也, 掛下尚一郎, 山﨑文晶, & 杉浦奈都子. (2016). 横浜市の野生化アライグマ Procyon lotor の胃内容におけるトラツグミ Zoothera dauma の検出. BINOS, 23, 77-79. https://doi.org/10.14929/binos.23.77
  • 金井猛徳, & 小山修平. (2017). システムダイナミクスを用いた大阪府におけるアライグマの個体数変動予測. 農業情報研究, 26(3), 56-64. https://doi.org/10.3173/air.26.56
  • 佐々木翼, & 鈴木聡士. (2017). アライグマによる社会的損失価値の推計と地域特性分析. 地域学研究, 47(2), 241-254. https://doi.org/10.2457/srs.47.241
  • 初田慎弥, 大野真史, 泉知論, & 孟林. (2017). 監視カメラ向けアライグマの自動検出手法の検討. In 映像情報メディア学会技術報告 41.27, 25-28.
  • 佐伯いく代, 丹羽慈, & 長田典之. (2017). 外来生物アライグマによる樹上でのサッポロマイマイの捕食行動. Venus, 75(1-4), 83-87. https://www.jstage.jst.go.jp/browse/venus/-char/ja
  • 栗山武夫, 小井土美香, 長田穣, 浅田正彦, 横溝裕行, & 宮下直. (2018). 密度推定に基づいたタヌキに対する外来哺乳類 (アライグマ・ハクビシン) の影響. 保全生態学研究, 23(1), 9-17. https://doi.org/10.18960/hozen.23.1_9
  • 大迫英夫, 戸田純子, & 原田誠也. (2018). 熊本県産マダニ類からの重症熱性血小板減少症候群ウイルスの遺伝子検出と分離. 衛生動物, 69(3), 165-168. https://doi.org/10.7601/mez.69.165
  • 岡部貴美子, 亘悠哉, 矢野泰弘, 前田健, & 五箇公一. (2019). マダニが媒介する動物由来新興感染症対策のための野生動物管理. 保全生態学研究, 24(1), 109-124. https://doi.org/10.18960/hozen.24.1_109
  • 曽根啓子, 藤谷武史, 子安和弘, & 織田銑一. (2019). 愛知県産および埼玉県産の野生化アライグマ Procyon lotor に認められた歯根の変異. 哺乳類科学, 59(1), 61-66. https://doi.org/10.11238/mammalianscience.59.61
  • 佐野千尋, 大川智也, 鹿島惇平, 米地梨紗子, 糟屋奈津実, 黒澤亮, & 松林尚志. (2019). 神奈川県東丹沢地域における中大型哺乳類のヌタ場利用. 哺乳類科学, 59(1), 37-48. https://doi.org/10.11238/mammalianscience.59.37
  • 鈴木光. (2019). 北海道における野生生物管理行政. 法政論叢, 55(2), 167. https://doi.org/10.20816/jalps.55.2_167
  • 初田慎弥, 大野真史, & 孟林. (2019). 獣害対策のための監視カメラ向けアライグマ検出器の構築と評価. 画像電子学会誌, 48(2), 237-247. https://doi.org/10.11371/iieej.48.237
  • 日本学術会議. 日本紅斑熱・SFTS などのダニ媒介感染症対策に関する緊急提言. https://doi.org/10.5363/tits.24.12_58

2020年代

  • 曽根啓子, & 野呂達哉. (2020). 名古屋市守山区竜泉寺のアライグマ下顎骨に認められた穿通性外傷. なごやの生物多様性, 7, 81-82. https://doi.org/10.57363/biodiversity.7.0_81
  • 畑瀬淳, & 上野吉雄. (2020). 広島市近郊域におけるアライグマの確認例. 安佐動物公園飼育記録集, 43, 27-29. https://doi.org/10.69229/asazoo.43.0_27
  • 永井広野. (2020). 神奈川県アライグマ防除実施計画における防除の取り組みと現状. 森林野生動物研究会誌, 45, 35-41. https://doi.org/10.18987/jjwrs.45.0_35
  • 浅川満彦. (2020). 感染症制御における野生動物医学—新たな衛生動物を標的にした視点. 衛生動物, 71(3), 171-176. https://doi.org/10.7601/mez.71.171
  • 五箇公一. (2020). 人獣共通感染症の生態学的アプローチ~ 生物多様性の観点から感染症リスクを考える. 衛生動物, 71(3), 161-170. https://doi.org/10.7601/mez.71.161
  • 岡部貴美子, 亘悠哉, 飯島勇人, & 古川拓哉. (2020). 人獣共通感染症と関連野生動物の “今” について考える. 衛生動物, 71(3), 157-160. https://doi.org/10.7601/mez.71.157
  • 谷川力, 真岩智美, 吉川新, 茂手木眞司, & 山口健次郎. (2020). (公社) 日本ペストコントロール協会に寄せられた害虫獣の相談件数―特に相談件数の多い種類と急増している種類について―. ペストロジー, 35(2), 81-87. https://doi.org/10.24486/pestology.35.2_81
  • 五箇公一. (2020). 人獣共通感染症の生態学的アプローチ~ 生物多様性の観点から感染症リスクを考える. 衛生動物, 71(3), 161-170. https://doi.org/10.32313/jahes.36.2_125
  • 長尾圭祐, 安田雅俊, 吉田洸貴, 田島裕也, 梅林文哉, 城要, & 安田樹生. (2020). 熊本市南部の雁回山におけるアライグマの生息状況と自動撮影カメラで記録された野生動物. 熊本野生生物研究会誌, 10, 1-8. https://doi.org/10.57558/kumayaken.10.0_1
  • 岩崎貴也, 奥田真未, 渡部凌我, 斎藤昌幸, 土田彩加, 志村映実, & 泉進. (2021). カメラトラップで確認された神奈川大学湘南ひらつかキャンパスにおける哺乳類相とキャンパス建設前後の変化. 神奈川自然誌資料, 2021(42), 71-75. https://doi.org/10.32225/nkpmnh.2021.42_71
  • 栗山武夫, 浅妻祐一郎, & 高木俊. (2021). アライグマの分布拡大と在来生態系へ影響. 環動昆, 32(3), 131-136. https://doi.org/10.11257/jjeez.32.131
  • 曽根啓子, & 野呂達哉. (2021). 名古屋市におけるアライグマ (Procyon lotor) の出産時期と一腹産仔数の推定. なごやの生物多様性, 8, 53-56. https://doi.org/10.57363/biodiversity.8.0_53
  • 曽根啓子, & 野呂達哉. (2021). 2011 年度から 2019 年度になごや生物多様性センターに収蔵されたアライグマ (Procyon lotor) の標本カタログ. なごやの生物多様性, 8, 141-149. https://doi.org/10.57363/biodiversity.8.0_141
  • 三條場千寿, 亘悠哉, 松本芳嗣, & 宮下直. (2021). トキソプラズマ症—身近な人獣共通感染症の伝播サイクルとワンヘルスに基づいた対策の道筋. 衛生動物, 72(1), 1-8. https://doi.org/10.7601/mez.72.1
  • 小林孝行, 芦塚由紀, 中村麻子, 上田紗織, 吉冨秀亮, & 錦谷まりこ. (2021). 福岡県内のマダニ分布調査と SFTS 患者発生要因の検討. 衛生動物, 72(2), 75-79. https://doi.org/10.7601/mez.72.75
  • 岩澤遥, 斎藤昌幸, & 佐伯いく代. (2021). 都市化が筑波山周辺域の中・大型哺乳類に与える影響. 保全生態学研究, 26(2), 2040. https://doi.org/10.18960/hozen.2040
  • 鈴木聡. (2022). 自動撮影カメラで確認された神奈川県小田原市入生田地区の哺乳類相. 神奈川県立博物館研究報告 (自然科学), 2022(51), 81-88. https://doi.org/10.32225/bkpmnh.2022.51_81
  • 伊藤(高山)睦代. (2022). 2020 年の輸入狂犬病の発生について. NEUROINFECTION, 27(1), 124. https://doi.org/10.34397/jsnd.27.1_124
  • 金城芳典, & 谷地森秀二. (2022). 高知県産哺乳類リスト. 四国自然史科学研究, 15, 70-73. https://doi.org/10.32250/sinh.15.0_70
  • 伊藤隼, 佐藤真, & 山崎裕治. (2022). 痕跡調査とカメラトラップ調査に基づく富山県における特定外来生物アライグマ (Procyon lotor) の生息状況. 哺乳類科学, 62(2), 247-255. https://doi.org/10.11238/mammalianscience.62.247
  • 矢竹一穂. (2022). 千葉県我孫子市および周辺における哺乳類のロードキル記録. 森林野生動物研究会誌, 47, 15-24. https://doi.org/10.18987/jjwrs.47.0_15
  • 前田史和. (2022). 阿蘇市におけるアライグマ Procyon lotor の初確認. 熊本野生生物研究会誌, 11, 15-18. https://doi.org/10.57558/kumayaken.11.0_15
  • 木島求己, 橋本琢磨, 澤邊佳彦, 浅野真輝, 川本朋慶, & 古谷益朗. (2023). 捕獲データとセンサーカメラ調査から見えてきた アライグマの冬季の活動状況. 埼玉県立自然の博物館研究報告, 17, 95-100. https://doi.org/10.24715/smnh.17.0_95
  • 渡邉英之. (2023). 爪痕調査と捕獲記録の分析に基づく狭山丘陵のアライグマ生息状況の評価. 野生生物と社会, 11, 73-78. https://doi.org/10.20798/awhswhs.11.0_73
  • 藤田達也. (2023). 大町市内の寺社仏閣におけるアライグマの侵入状況. 市立大町山岳博物館研究紀要, 8, 31-34. https://doi.org/10.34529/oam.8.0_31
  • 土井寛大. (2023). 森林総合研究所構内で採取されたタカサゴキララマダニ Amblyomma testudinarium の報告. 森林総合研究所研究報告, 21(4), 261-265. https://doi.org/10.20756/ffpri.21.4_261
  • 早川雅晴. (2023). 2019-2022 年に植草学園大学構内で確認された哺乳類. 植草学園大学研究紀要, 15, 45-54. https://doi.org/10.24683/uekusad.15.0_45
  • 竹内健悟, & 金二城. (2023). 津軽地方におけるアライグマの分布について. 青森大学付属総合研究所紀要, 25(1), 14-22. https://doi.org/10.57509/aomoriuniv.25.1_14
  • 園田陽一, & 塚田英晴. (2023). 野生動物のロードキル研究の日本の現状と課題~ 道路生態学の発展に向けて~. 環境共生, 39(2), 129-138. https://doi.org/10.32313/jahes.39.2_129
  • 田村里, & 立木靖之. (2024). 北海道厚岸町別寒辺牛湿原におけるアライグマの初記録についての報告. 哺乳類科学, 64(1), 65-71. https://doi.org/10.11238/mammalianscience.64.65
  • 鈴木優美, 中村謙之, 横井一葉, 相澤さく, 木村桃子, 伊藤花織, & 明和高校SSH部生物班. (2024). 明和高校 SSH 部生物班における活動紹介. なごやの生物多様性, 11, 129-135. https://doi.org/10.57363/biodiversity.11.0_129
  • 伊藤直人, & 西園晃. (2024). 狂犬病を取り巻く国内外の現状と今後の課題. ウイルス, 74(1), 1-8. https://doi.org/10.2222/jsv.74.1
  • 山口沙耶, 角谷栄政, & 上野真由美. (2024). 市町村ができる特定外来生物アライグマの捕獲強化対策-北海道新十津川町の事例. 保全生態学研究, 29(1), 5-13. https://doi.org/10.18960/hozen.2310
  • 石塚譲, 幸田良介, & 岡亜紀. (2024). 自動撮影カメラで確認された大阪府立環境農林水産総合研究所 生物多様性センター内の哺乳類相. 大阪府立環境農林水産総合研究所研究報告, 9, 1-5. https://doi.org/10.34453/knsk.9.0_1
  • 長野文乃, 貫名涼, & 柴田昌三. (2024). 京都府長岡京市の竹林における野生動物管理の課題と対策. 日本緑化工学会誌, 50(1), 111-114. https://doi.org/10.7211/jjsrt.50.111
  • 土井寛大, 亘悠哉, & 永田純子. (2024). 森林総合研究所付近でロードキルによって斃死したアライグマ (Procyon lotor) から採取した外部寄生虫. 森林総合研究所研究報告, 23(4), 121-126. https://doi.org/10.20756/ffpri.23.4_121
  • 渡邉英之, & 赤石旺之. (2025). アライグマ餌トラップ法の有効性検証. 哺乳類科学, 65(1), 37-44. https://doi.org/10.11238/mammalianscience.65.37
  • 渡邉英之, 古賀達也, 木村開人, 稲穗太一, 石黒佑紀, 石山遥香, 佐々木翔哉, 赤石旺之, 小河淳寛, 大坂桃子,& 浅妻祐一郎. (2025). 防除実施計画にみる全国のアライグマ防除の現状 (2022 年). 野生生物と社会, 13, 33-42. https://doi.org/10.20798/awhswhs.13.0_33
  • 石井秀空, & 栗山武夫. (2025). 自動撮影カメラに記録されたアライグマによる淡水二枚貝の捕食. 人と自然, 35, 56-59. https://doi.org/10.24713/hitotoshizen.35.0_56
  • 明尾亮佑, 石井秀空, 千葉駿, 栗山武夫, & 山﨑健史. (2025). 兵庫県南部のアライグマから採集されたノミ類. 人と自然, 35, 52-55. https://doi.org/10.24713/hitotoshizen.35.0_52
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出典

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外部リンク

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