アライグマ科

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アライグマ科
アライグマ
アライグマ Procyon lotor
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: ネコ目 Carnivora
: アライグマ科 Procyonidae
学名
Procyonidae  Gray, 1825

アライグマ科(アライグマか、Procyonidae)は、動物界脊索動物門哺乳綱ネコ目(食肉目)に含まれる科。

分布[編集]

北アメリカ大陸南アメリカ大陸[1][2][3]

形態[編集]

キンカジューを除いて、尾に縞模様が入る[1][2]。歯列は門歯が上下6本ずつ、犬歯が上下2本ずつ、小臼歯が上下6-8本ずつ、大臼歯が上下4本ずつの計36-40本[1][2]。カコミスル属を除いて上顎第4小臼歯および下顎第1大臼歯(裂肉歯)は特殊化せず、大臼歯の歯冠も低く平坦[1][2]盲腸がない[2]。指趾の数は5本で[1]、第3指が最も長い[2]。カコミスル属を除いて爪を出し入れすることはできない[1][2]

分類[編集]

始新世後期もしくは漸新世前期のヨーロッパに出現し、漸新世前期に北アメリカ大陸に侵入した後に拡散したと考えられている[2]

オリンゴ属 Bassaricyon[4]

カコミスル属 Bassariscus

ハナグマ属 Nasua

ヤマハナグマ属 Nasuella

  • Nasuella olivacea ヤマハナグマ

キンカジュー属 Potos

アライグマ属 Procyon

分子系統による系統[5]





ハナグマ属 Nasua



オリンゴ属 Bassaricyon





カコミスル属 Bassariscus



アライグマ属 Procyon





キンカジュー属 Potos



とされている(ただしヤマハナグマ属は解析されていない)。

生態[編集]

ハナグマ属を除いて夜行性[1][2]。足裏全体(蹠行性)あるいは足裏の一部(半蹠行性)を接地して移動する[1][2]

食性は雑食[1][2]

人間との関係[編集]

開発や紛争による生息地の破壊、食用やペット用の乱獲、人為的に移入された本科の構成種との競合などにより生息数が減少している種もいる[3]

画像[編集]

参考文献[編集]

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  1. ^ a b c d e f g h i 今泉吉典監修 D.W.マクドナルド編 『動物大百科1 食肉類』、平凡社1986年、112-113頁。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m 今泉吉典監修 『世界の動物 分類と飼育2 (食肉目)』、東京動物園協会、1991年、14、58-66頁。
  3. ^ a b c 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ3 中央・南アメリカ』、講談社2001年、156-158頁。
  4. ^ Stromberg, Joseph (2013年8月15日). “For the First Time in 35 Years, A New Carnivorous Mammal Species is Discovered in the American Continents”. Smithsonian Magazine. 2013年8月15日閲覧。
  5. ^ Koepfli, K.P.; et al. (2007), “Phylogeny of the Procyonidae (Mammalia: Carnivora): molecules, morphology and the Great American Interchange.”, Molecular phylogenetics and evolution 43 (2): 1076–95 

関連項目[編集]