ちゅうバス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
ちゅうバスの車両 日野・リエッセ 屋根上CNG車 B20335 多磨町ルート 府中駅にて ※除籍済
ちゅうバスの車両 日野・リエッセ 室内CNG車 B20325 北山町循環 府中駅にて ※除籍済)

ちゅうバスは、東京都府中市コミュニティバスである。京王バス中央・府中営業所が運行受託している[1]2003年12月[2]1日に4路線で運行開始。現在は5路線7ルートが運行されている[1]

概要[編集]

「ちゅうバス」の名称は、府中市の「中(ちゅう)」と、ねずみのように機敏で小回りが利くイメージから命名された[3]。またシンボルマークとして、ピンク色のねずみのキャラクター「ちゅう太」が採用されている[3]

「ちゅう太」のイラストはバス車体にラッピングされるほか、専用カラーの中型車を使用する是政循環では、行先表示LEDでも表示される。京王バスカラーの中型車が代走する場合も「ちゅうバス是政循環」の行先表示とともにイラストが表示される。

府中市公式サイト内のちゅうバスのページにも「ちゅう太」のイラストが掲載されている[1]。「ちゅう太」の足は車輪で、体の側面には窓があり、ねずみ型のバスになっている。尻尾が葉の形をしているのは、府中市の掲げる「緑の府中」を意識して。

キャッチフレーズは「ちゅう」をアルファベットの"Chu"と置き換え、"Community bus in Heartful and Useful"(優しさと利便性をもつコミュニティバス)。

一部の車両では環境に配慮して、燃料に圧縮天然ガスを使用するCNG車両も使用されている。

沿革[編集]

府31系統の日野・リエッセ B29801 2006年撮影 競艇場前駅南口にて トップドア・車椅子用リフト無し 府中市より寄贈 ※除籍済

2003年(平成15年)12月1日、ちゅうバス開業。府中駅より北東方面の多磨町ルート、南東方面へ是政駅を経由する是政循環、南西方面へ中河原駅を経由する南町・四谷循環、北西方面の北山町循環の4路線が運行開始。

2008年(平成20年)3月25日、府中駅より武蔵野台駅方面への押立町・朝日町循環が新設。東南東方面の「押立町・朝日町循環 押立町ルート」(以下「押立町ルート」)、東方面の多磨駅へ至る「押立町・朝日町循環 朝日町ルート」(以下「朝日町ルート」)の2ルートが運行開始。

この押立町・朝日町循環は、京王バスの一般路線バスとして運行されていた府31系統(府中駅 - 武蔵野台駅南口 - 競艇場前駅南口)を再編したものである。

前身となった府31系統は、1997年(平成9年)に府中市が交通不便地域の解消を目的として、京王電鉄バス(当時)にミニバス(日野・リエッセ)2台を寄贈した上で運行開始した、コミュニティバス的性格の強い路線であった(「ちゅうバス#押立町・朝日町循環の項も参照」)。

府31系統時代のルートは、府中駅 - 東府中駅 - 白糸台一丁目 - 武蔵野台駅南口 - 車返団地 - 押立町三丁目 - 競艇場前駅南口の往復運行であった。

このルートをコミュニティバスの一部として取り込み、朝日町通り - 多磨駅東口(朝日町ルート)と、清水下通り - 府中駅(押立町ルート)の経路を新設した上で、武蔵野台駅で従来の経路を分断して乗り継ぎで対応することとしたものである[4]

ちゅうバスへの再編により、同日をもって府31系統は廃止された。この際の延伸・経路変更にともない、府31系統のルートは武蔵野台駅で分断されたが、利用者の便宜のため武蔵野台駅で無料乗継券が発行されている[5]。そのため「押立町・朝日町循環」として一つの路線として扱われている。

また押立町・朝日町循環の新設に合わせて、ちゅうバスのダイヤ改正が行われ終車時刻が延長された。同時に南町・四谷循環、北山町循環でも経路変更・路線延伸されている。

2010年(平成22年)3月29日、中河原駅より北西方面の「南町・四谷循環 四谷六丁目ルート」(以下「四谷六丁目ルート」)が運行開始。府中駅周辺を経由しない初の路線であるが、一部重複区間があるため「南町・四谷循環」に加えられる形となった。

四谷六丁目ルートの新設により、従来の南町・四谷循環は「南町・四谷循環 よつや苑西ルート」(以下「よつや苑西ルート」)に改められ、中河原駅において無料乗継券の扱いを始めた。中河原駅では発着時間が調整され乗り継ぎの便宜が図られている(駅以外での重複区間での無料乗継は非対応)。四谷六丁目ルートの開業により、ちゅうバスは5路線7ルートとなった。

2017年(平成29年)4月17日、北山町循環・是政循環・四谷六丁目ルート・朝日町ルートで、ダイヤ改正と経路変更が行われた[6]

運行内容[編集]

運賃・割引制度[編集]

市内を走る一般路線バスのほとんどは対キロ多区間運賃で後払いだが、ちゅうバスは均一運賃のため、前乗り後降り方式で乗車時に運賃を支払う。

運賃は全線均一、1乗車につき全線100円。大人・子供同額、未就学児は無料。

運行開始当初より長らく交通系ICカードの使用ができなかったが、2018年(平成30年)4月1日より、PASMOSuicaなど交通系ICカードが利用できるようになった[7][8]。かつてはバス共通カードも使用できなかった。

交通系ICカードで支払った場合も、一般路線バスで導入されているバス利用特典サービスの対象外で、運賃は現金同様に1乗車100円である。京王バスの金額式IC定期券「モットクパス」、京王バス一日フリー乗車券なども利用できない。また、東京都シルバーパスは利用できず、各種障害者手帳提示による割引制度も存在しない。

ちゅうバス専用回数券が発売されており、ちゅうバス車内または府中営業所で購入可能。21枚つづり2000円で100円分割引となっている。緑色の券面にねずみのマスコットが描かれている。専用定期券の発売はない[1]

無料乗継制度[編集]

以下の路線は、接続駅の指定停留所に限り無料乗継ができる。

  • 武蔵野台駅南口:押立町・朝日町循環「押立町ルート」「朝日町ルート」[5]
  • 中河原駅:南町・四谷循環「四谷六丁目ルート」「よつや苑西ルート」(府中駅方面のみ乗継可)[5]

その際は、降車するちゅうバスの乗務員から乗継券を受け取る必要がある。この乗継券は、乗り継いだちゅうバスの乗務員によって乗車時に回収される。乗継券による無料乗継精度については、バス車内の自動放送でも案内がある。

両路線が乗り入れる停留所であっても、指定停留所(接続駅)以外での無料乗継には対応していない。また各ルートで発行される乗継券は、それぞれ外見が異なるため誤用できないようになっており、乗務員によって日付が記入されるため当日中しか使用できない。

現行路線[編集]

5路線7ルート[1]のうち、6ルートが京王線府中駅を起点としている(一部始発を除く)。最も新しい「南町・四谷循環 四谷六丁目ルート」では初めて中河原駅が起点となった[9]

ちゅうバスでは各ルートごとにラインカラーがあり、バス乗り場や車体の行先表示がわかりやすいように色分けされている。以下ルート名の前にラインカラーを示す。

多磨町ルート[編集]

府中駅の北東方面、府中駅 - 多磨町間を片道運行。多磨町、多磨霊園府中の森芸術劇場府中の森公園、ルミエール府中などの近辺を走行する。

  • 多磨町ルート : 府中駅 - (中央文化センター→ / ←ルミエール府中) - 富士見通り東 - 府中市美術館 - 府中の森公園 - 芸術劇場 - 東府中駅 - 府中工業高校 - 人見街道入口 - 多磨霊園表門 - 多磨町
    • 2003年12月1日運行開始。
    • 所要時間約30分(片道)、運転間隔30分(府中駅発 8:00 - 19:30、多磨町発 7:50 - 18:50)。

是政循環[編集]

府中駅の南東方面、府中駅 - 是政駅間を循環。是政、東京競馬場多摩川競艇場、是政文化センターなどの近辺を走行する。

2012年より2015年1月まで、中央道府中バスストップ府中スマートIC併設工事のため、一部区間を迂回して運行された。

2017年4月17日のダイヤ改正時に経路を一部変更。是政五丁目 - 是政駅で是政橋高架下を経由し、府中街道西側へ延伸。これにともない是政停留所を府中街道東側から府中街道西側に移設[6]

この路線のみ専用カラーの中型車(レインボーII)で運行される。

  • 是政循環 : 府中駅 - (→ / ←府中町二丁目) - 競馬場正門通り - 競馬博物館 - 清水が丘二丁目 - 是政一丁目 - (中央道府中バス停下→ / ←) - 鶴巻公園 - (是政五丁目→ / ←) - 是政駅
    • 2003年(平成15年)12月1日運行開始。
    • 所要時間約35分(循環)、運転間隔30分(府中駅発 8:05 - 19:35、最終便は是政駅止まり)。

南町・四谷循環[編集]

市内南西部の南町・四谷地区を循環する2つの系統。府中駅から中河原駅を経由するよつや苑西ルートと、2010年に新設された中河原駅発着の四谷六丁目ルートが、「南町・四谷循環」という一体の系統として扱われている。

中河原駅では乗り継ぎダイヤが組まれており、よつや苑西ルート府中駅方面・よつや苑西方面、四谷六丁目ルートが、30分ごとに3台そろうダイヤとなっている。また中河原駅では、よつや苑西ルート - 四谷六丁目ルート間の無料相互乗り継ぎ制度があり、車内で乗務員から乗継券を受け取る(#無料乗継制度を参照)。

よつや苑西ルートは、府中駅発着で中河原駅を経由し、よつや苑西方面を循環する。府中本町駅分倍河原駅府中市郷土の森博物館、中河原駅、住吉町四谷などの近辺を経由する。分倍河原駅の停留所はバスロータリー内で、同じのりばから一般路線バスの郷土の森総合体育館方面(分52・府52)も発着する。ちゅうバス北山町循環の停留所とは場所が異なる。

四谷六丁目ルートは、ちゅうバスでは最も新しく開業した路線である。ちゅうバスで唯一府中駅を通らないルートで、中河原駅から発着し四谷六丁目地区を循環する。住吉町、四谷、日新町、三屋通りなどを経由する。経路の一部は京王バスの一般路線バス都営泉二丁目線(中02系統など)と重複している。

日新町・四谷北西部は、かつて京王バスの分53系統が、分倍河原駅 - 日野駅間を約20分間隔で運行していたが、沿線のNEC府中事業所の通勤利用に左右され本数が激減して朝夕数本の運行となった。この減便を補完する役割もある。

分53系統は、南町・四谷循環の開設に前後して毎日上下1本にまで削減。2009年3月14日にJR南武線西府駅が開業し、NEC府中事業所の最寄り駅が中河原駅から西府駅へ移った影響もあり、2012年4月からはさらに削減され、日野駅発が平日朝に1本運行されるのみとなった。

2010年3月29日には四谷六丁目ルートが新設され、中河原駅と駅から離れた四谷地区を結ぶバス需要を、京王バスの一般路線に代わり、ちゅうバス南町・四谷循環の2路線が担っている。

2011年8月15日より、一部ルートの再編・延伸が行われている。

2017年4月17日のダイヤ改正時に、四谷六丁目ルートの経路を一部変更。三屋通り中停留所から四谷通り経由に変更し、四谷通りに四谷四丁目停留所を新設。これにともない、三屋通り南・四谷駐在所西の両停留所は経由しなくなった。なお三屋通り南は京王バスの一般路線(中02系統など)、四谷駐在所西はよつや苑西ルートが引き続き停車する[6]

2018年10月1日始発より、よつや苑西ルートの経路を一部変更。往復ともに旧甲州街道大國魂神社前)- 市役所方面の経路となり、府中駅手前の第一小学校停留所(府中駅方向のみ停車)が廃止され、国道20号甲州街道)を経由しなくなった。北山町循環でも同様に経路変更。なお一般路線バスは引き続き第一小学校停留所に停車する[10]

  • よつや苑西ルート : 府中駅 - 府中市役所 - 本町二丁目(府中本町駅入口)- (分倍河原駅→いきいきプラザ東→) - 武蔵府中税務署 - 中央道下 - 郷土の森西 - 中河原駅 - 稲荷神社 - 四谷駐在所西 - 四谷三丁目西 -(→ / ←四谷三丁目) -よつや苑西(→中河原駅・府中駅方面へ戻る)
    • 2003年(平成15年)12月1日運行開始。
    • 所要時間約96分(循環)、運転間隔30分(府中駅発 7:59 - 19:29)。
    • 分倍河原駅に入る経路は往復とも同一順序。
    • 朝に中河原駅→よつや苑西循環→府中駅行きの便が1本と、中河原駅→分倍河原駅→府中駅行きの便が1本ある。
    • 夜の18:29・18:59発の2本は府中駅→よつや苑西循環→中河原駅まで、19:29発の最終便は府中駅→分倍河原駅→中河原駅止まり。
  • 四谷六丁目ルート : 中河原駅 - 稲荷神社 - (日新小学校→ / ←三屋通り中) - 四谷六丁目(→中河原駅へ戻る)
    • 2010年(平成22年)3月29日運行開始。
    • 所要時間約27分(循環)、運転間隔30分(中河原駅発 8:02 - 19:32)

北山町循環[編集]

市内北西部の北山町西原町などを経由する循環系統。分倍河原駅、美好町本宿町武蔵台文化センターなどの近辺を走行する。分倍河原駅の停留所はよつや苑西ルートとは異なりバスロータリーではなく、MINANO裏手の旧甲州街道付近にある。

経路は異なるが、京王バス中央の一般路線バス七小循環(府46・府42)と同様に府中駅から北上し、東芝南門・JAマインズ北山支店前停留所を経由して、北山町地区を循環するラケット状循環路線となっている(七小循環は隣町の西原町地区を循環)。

ちゅうバスのみが走行する本宿町三丁目停留所付近は、小型バスでもすれ違いが困難な狭隘路線のため、交通警備員が常駐して誘導しており、北山町方向・府中駅方向の往復のバス乗務員が、警備員と無線で連絡し合った上で交互に通行している。

2017年4月17日のダイヤ改正時に経路を一部変更。武蔵台文化センター西 - 西原町北でJR武蔵野線手前まで東八道路を往復する経路に延伸し、延伸区間に4ヶ所の停留所を新設[6]

2018年10月1日始発より、よつや苑西ルートとともに経路を一部変更。往復ともに旧甲州街道大國魂神社前)- 市役所方面の経路となり、府中駅手前の第一小学校停留所(府中駅方向のみ停車)が廃止され、国道20号甲州街道)を経由しなくなった[10]

  • 北山町循環 : 府中駅 - 市役所西 - 分倍河原駅 - 美好町二丁目 - 東芝南門 - 本宿小学校 - 西原町北 - (第七小学校正門→ / ←武蔵台文化センター西) - 北山町四丁目
    • 2003年(平成15年)12月1日運行開始。
    • 所要時間約56分(循環)、運転間隔30分(府中駅発 8:15 - 19:45、最終便は武蔵台文化センター西止まり)

押立町・朝日町循環[編集]

市内東部と府中駅を結ぶ2つの路線で、それぞれ単体では片方向運行で循環路線ではないが、元は同じ府31系統を母体とする路線であるため(#沿革を参照)、両路線を一体として循環系統として扱っている。接続する武蔵野台駅で押立町ルート - 朝日町ルートの相互乗継が可能で、車内で無料乗継券を発行している(#無料乗継制度を参照)。

武蔵野台駅での押立町ルート - 朝日町ルート(朝日町・多磨駅方面)乗り継ぎに配慮したダイヤ設定となっているが、押立町ルート - 朝日町ルート(若松町・府中駅方面)乗り継ぎの場合は20分ほど待ち時間が必要となる。

押立町ルートは循環区間の南側を通る系統で、東京競馬場を経由して小柳町、押立町などを通る。朝日町ルートは循環区間の北側を通る系統で、東府中駅、若松町、白糸台、朝日町、榊原記念病院を通る。

上述のとおり、1997年より京王バスが運行していた府31系統をコミュニティバスとして再編した路線で、各ルートとも一部区間が重複している。

府31系統からちゅうバスへの移行当初は60分間隔の運行であったが、当初より他の路線同様の30分間隔の運行が目指されていた[4]。その後利用者からの要望も多かったことから、2011年11月1日から2012年3月31日までの実験運行を経て、2012年4月1日より正式に30分間隔での運行が開始された。

2017年4月17日のダイヤ改正時に、朝日町ルートの経路を一部変更。府中駅方向のみ、榊原記念病院の東側から旧甲州街道を経由する経路に変更し、旧甲州街道に白糸台六丁目・白糸台三丁目東停留所を新設。また白糸台三丁目 - 武蔵野台駅南口間では京王線の高架をくぐる経路に変更し、押立町ルートが停車していた車返団地内郵便局に朝日町ルートも停車するようになった[6]

  • 押立町ルート : 府中駅 - (→ / ←府中町二丁目) - 競馬場正門通り - 競馬博物館 - 清水が丘二丁目 - 小柳町二丁目 - 小柳公園 - 競艇場前駅南口 - 小柳公園 - 押立町西公園 - 府中東高校 - 車返団地 - 武蔵野台駅南口
    • 2008年(平成20年)3月25日運行開始。
    • 所要時間約36分(片道)、運転間隔30分(府中駅発 7:50 - 19:20、武蔵野台駅南口発 8:00 - 19:00)
  • 朝日町ルート : 府中駅 - (→ / ←府中町二丁目) - 八幡宿東 - 八幡町二丁目 - 東府中駅 - 若松町一丁目西 - 多磨霊園駅入口 - 白糸台三丁目 - 武蔵野台駅南口 - 白糸台三丁目 - 榊原記念病院 - 白糸台 - (→ / ←警察学校) - 朝日町 - 警察大学校 - 東京外国語大学前 - 多磨駅東口
    • 2008年(平成20年)3月25日運行開始。
    • 所要時間約30分(片道)、運転間隔30分(府中駅発 7:49 - 19:19、多磨駅発 8:31 - 19:01)

車両[編集]

「緑の府中」を表現したグリーンの、ちゅうバス専用カラーの車両で運行される。現行車種は以下のとおり。

小型車、ステップリフトバス
CNG車(室内CNG・屋根上CNG)、ディーゼル車(1台のみ)
小型車、ノンステップバス
2ドアロングボディ、ディーゼル車
中型車、ノンステップバス、ディーゼル車(是政循環専用)

2003年の運行開始時に日野自動車の小型路線バス、リエッセが新車導入された(リエッセは2011年の生産終了まで、ポンチョと並行して追加導入)。

リエッセは、環境に配慮して燃料に圧縮天然ガスを使用するCNG車となっている。リエッセは増備車もCNG車で導入されたが(最後期の1台を除く)、ポンチョとレインボーIIは通常のディーゼル車で導入されており、CNG車の数は減っている。

リエッセのCNG車は、ガスボンベを屋根の上に積んだ車両と、車内後部に積んだ室内CNGタイプの車両がある。室内CNG車は外見からはわかりにくいが、後部座席が狭くなっている。中央自動車道の低いガードをくぐる南町・四谷循環は室内CNGタイプの車両が使用されていたが、その後は区別なく各ルートで運用されている。

リエッセはツーステップバスであるが、降車口に車椅子用リフトを装備したステップリフトバスが使用されており、車内には車椅子優先スペースも設けられている。その後さらなるバリアフリー対応のためノンステップバスが採用され、同じく日野自動車の小型車・ポンチョが導入された。これにより経年車のリエッセが順次代替されている。

是政循環では、運行開始当初はリエッセが投入されていたが、他の区間に比べ経路の道路に余裕があり利用者も多いため、当時から中型の一般路線車両が代走することがあった。2012年からは是政循環専用者として、日野自動車の中型路線バス・レインボーII(ノンステップバス)がちゅうバスカラーで導入されている。

車両整備などで専用車両が使用できないときは、京王バス中央の一般路線用の車両が代用されることがある。この場合もちゅうバス専用車両と同様に、前乗り後降り運賃先払いとなる。是政循環専用車が検査などの場合もちゅうバス専用の小型車ではなく、一般路線用の中型車(または大型車)が代走に入る。

2017年8月より府中市郷土の森公園交通遊園内に、ちゅうバスに使用されていたリエッセ(B20803号車・室内CNGタイプ)が展示車として保存されている[11]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e ちゅうバスについて 府中市公式Webサイト
  2. ^ 土屋正忠 『ムーバスの思想 武蔵野市の実践』 東洋経済新報社2004年、66頁。ISBN 4-492-22252-9
  3. ^ a b 『関東エリア一都六県 コミュニティバス図鑑』 スタジオタッククリエイティブ、2018年、32頁。ISBN 978-4-88393-803-2。「府中市の『中(ちゅう)』と、ねずみのように機敏で小回りがきくというイメージからその名前が付けられ、かわいいキャラクターの『ちゅう太』がラッピングされています」
  4. ^ a b 府中市コミュニティバス運行改善計画 平成19(2007)年8月 府中市公式Webサイト
  5. ^ a b c ちゅうバス運行路線図 (PDF) 府中市公式サイト、2018年7月20日更新、2018年7月24日閲覧。武蔵野台駅、中河原駅での無料乗継についても記載あり。
  6. ^ a b c d e ちゅうバスの路線変更について 府中市公式サイト、2017年4月17日。
  7. ^ ちゅうバスでの交通系ICカード利用開始について 府中市公式Webサイト
  8. ^ ちゅうバスIC導入のお知らせ 京王バスWebサイト
  9. ^ 路線詳細 がいどまっぷ府中 府中市地理情報システム
  10. ^ a b ちゅうバス北山町循環・よつや苑西ルート経路変更のお知らせ (PDF)
  11. ^ 交通遊園でちゅうバスの展示を開始! 府中市マスコットキャラクター「ふちゅこま」(公式) (@fuchukoma) - Twitter 2017年8月31日のツイート、2018年7月24日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]