中河原駅
中河原駅 | |
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![]() 駅舎(2021年10月3日) | |
なかがわら Nakagawara | |
◄KO25 分倍河原 (1.6 km) (1.6 km) 聖蹟桜ヶ丘 KO27► | |
![]() | |
所在地 | 東京都府中市住吉町二丁目1-16 |
駅番号 | KO26 |
所属事業者 | 京王電鉄 |
所属路線 | ■京王線 |
キロ程 | 24.7 km(新宿駅起点) |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
21,536人/日 -2021年- |
開業年月日 | 1925年(大正14年)3月24日 |
中河原駅(なかがわらえき)は、東京都府中市住吉町二丁目にある、京王電鉄京王線の駅である。京王中央管区所属[1]。駅番号はKO26。
歴史[編集]
- 1925年(大正14年)3月24日 - 玉南電気鉄道の駅として開業[2]。
- 1926年(大正15年)12月1日 - 合併により京王電気軌道の駅となる[3]。
- 1944年(昭和19年)5月31日 - 陸上交通事業調整法による戦時合併により東京急行電鉄(大東急)の駅となる[3]。
- 1948年(昭和23年)6月1日 - 東急からの分離独立により京王帝都電鉄(現:京王電鉄)の駅となる[3]。
- 1974年(昭和49年)7月30日 - 高架駅となる[2][4]。
- 1984年(昭和59年)10月7日 - 中河原駅北口地区市街地再開発準備組合設立[5]。
- 1988年(昭和63年)1月14日 - 第一種市街地再開発事業の都市計画決定[5]。
- 1993年(平成5年)3月23日 - 再開発ビル工事着工[5]。
- 1994年(平成6年)- 駅前広場整備工事着工[5]。
- 1995年(平成7年)
- 1996年(平成8年)
- 2月 - 国と東京都・府中市が支援した、中河原駅北口地区市街地再開発事業が完了。
- 3月19日 - 中河原駅北口地区市街地再開発組合解散[5]。
- 2004年(平成16年)12月 - 駅舎リニューアル完了、バリアフリー設備としてエレベーター設置。
駅名の由来[編集]
駅所在地付近の古地名から。かつて多摩川は現在より北側の府中崖線付近(南武線の分倍河原駅付近はこれに沿って走る)を流れ、浅川が現在の多摩川付近を流れており、多摩川と浅川の中間の河原に集落があったためとされる[6]。また多摩川で砂利採取が広く行われていた時代には、駅北側に砂利の処理場があった。
駅構造[編集]
相対式ホーム2面2線を有する高架駅で、高架下を東京都道18号府中町田線(鎌倉街道)が通る。
駅事務室、自動券売機、改札とホームとの間に低い中2階が設けられる。この中2階と上下ホーム間にはエレベーターと上り専用エスカレーターが、改札と中2階間にはエレベーターが設置されている。トイレは中2階奥にあり、車椅子・オストメイト対応の多機能トイレ(京王電鉄では「だれでもトイレ」と呼称)も設置している[7]。
2番線の京王八王子寄りには、平日・土曜(年末年始を除く)の午前6時30分から午前9時のみ開く、入場専用の臨時改札が設置されている。
駅構内商業施設[編集]
駅構内(全て改札外)では、以下の店舗が営業している[8]。
- ミネドラッグ 中河原駅前店
- みずほ銀行 京王中河原駅出張所(ステーションATM)
- ちよだ鮨 中河原駅店(寿司テイクアウト)
- 新宿さぼてんデリカ 中河原駅店(揚げ物・サンドイッチテイクアウト)
- ドトールコーヒーショップ 中河原店
その他のサービスとして、駅ナカ保育所、歯科クリニック、美容室などが入居している[8]。
のりば[編集]
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ![]() |
下り | 京王八王子・高尾山口・多摩動物公園方面 |
2 | 上り | 調布・明大前・笹塚・新宿・![]() |
利用状況[編集]
2021年度の1日平均乗降人員は21,536人である[9]。
近年の1日平均乗降人員及び乗車人員の推移は下表の通りである。
年度 | 1日平均 乗降人員[11] |
1日平均 乗車人員[12] |
出典 |
---|---|---|---|
1955年(昭和30年) | 1,838 | ||
1960年(昭和35年) | 3,632 | ||
1965年(昭和40年) | 7,929 | ||
1970年(昭和45年) | 16,226 | ||
1975年(昭和50年) | 24,062 | ||
1980年(昭和55年) | 23,121 | ||
1985年(昭和60年) | 26,329 | ||
1990年(平成 | 2年)30,975 | 15,364 | [* 1] |
1991年(平成 | 3年)15,732 | [* 2] | |
1992年(平成 | 4年)[13]32,724 | 16,268 | [* 3] |
1993年(平成 | 5年)16,121 | [* 4] | |
1994年(平成 | 6年)15,838 | [* 5] | |
1995年(平成 | 7年)31,794 | 15,689 | [* 6] |
1996年(平成 | 8年)15,822 | [* 7] | |
1997年(平成 | 9年)15,890 | [* 8] | |
1998年(平成10年) | 16,151 | [* 9] | |
1999年(平成11年) | 14,904 | [* 10] | |
2000年(平成12年) | 30,180 | 14,732 | [* 11] |
2001年(平成13年) | [14]29,294 | 14,249 | [* 12] |
2002年(平成14年) | 27,478 | 13,474 | [* 13] |
2003年(平成15年) | 26,736 | 12,945 | [* 14] |
2004年(平成16年) | 26,308 | 12,770 | [* 15] |
2005年(平成17年) | 26,024 | 12,674 | [* 16] |
2006年(平成18年) | 26,141 | 12,797 | [* 17] |
2007年(平成19年) | 26,352 | 13,016 | [* 18] |
2008年(平成20年) | 26,303 | 13,041 | [* 19] |
2009年(平成21年) | 25,401 | 12,605 | [* 20] |
2010年(平成22年) | 24,952 | 12,395 | [* 21] |
2011年(平成23年) | 24,724 | 12,254 | [* 22] |
2012年(平成24年) | 25,186 | 12,493 | [* 23] |
2013年(平成25年) | [14]25,183 | 12,488 | [* 24] |
2014年(平成26年) | 24,694 | 12,222 | [* 25] |
2015年(平成27年) | 25,539 | 12,626 | [* 26] |
2016年(平成28年) | 25,461 | 12,595 | [* 27] |
2017年(平成29年) | 25,961 | 12,833 | [* 28] |
2018年(平成30年) | 26,088 | 12,918 | [* 29] |
2019年(令和元年) | 25,845 | 12,776 | [* 30] |
2020年(令和 | 2年)19,987 | 9,912 | [* 31] |
2021年(令和 | 3年)21,536 |
駅周辺[編集]
- ステーザ府中中河原ビル(中河原駅北口再開発ビル)
- 府中市立住吉文化センター
- 西友中河原店
- 西友四谷店(2012年開店[5])
- りそな銀行 府中中河原支店
- きらぼし銀行 中河原支店
- 多摩信用金庫 中河原支店
- キユーピー 中河原工場
- 日本電気 (NEC) 中河原技術センター
- 読売新聞東京本社府中支局・印刷工場
- 府中多摩スタジオ(旧・大映テレビ府中スタジオ)
- 府中恵仁会病院
- 366リハビリテーション病院
- 府中中河原郵便局
- 東京多摩郵便局(かつての地域区分局)
- 小野神社
- 八幡神社(南町4-29)
バス路線[編集]
再開発事業により駅北口にバスロータリーが整備され、全路線が北口バスのりば「中河原駅」停留所から発着する。
一般路線バス[編集]
京王電鉄バスにより運行。中河原駅と国立市泉二丁目の都営泉二丁目アパート方面を結ぶバス路線がある。メインは中02系統で、平日朝夕の通勤時間帯はNEC府中事業場を経由する便(中03系統)もある。一般路線バスは平日・土休日ともに、昼間の10時 - 15時台は運行されない。運行されない時間帯は、聖蹟桜ヶ丘駅からの桜18・桜19・国18系統、及び、後述のコミュニティバスでアクセスが可能である。
なお終点の「都営泉二丁目」停留所には、立川バス(上水営業所)も乗り入れているが、立川バスの停留所名は「国立泉団地」となっている。
2022年4月1日より、永山駅からの永80系統、総合医療センターへアクセスが可能となった。
2023年4月3日より、西国分寺駅からの永81系統、永山駅へアクセスが可能となる。
- 中02 中河原駅 - 稲荷神社 - 都営泉二丁目 ※朝夕のみ
- 中03 中河原駅 - NEC正門 - 都営泉二丁目 ※平日朝夕のみ(朝方は、都営泉二丁目方向のみ、夕方は、中河原駅方向のみ)
- 桜08 都営泉二丁目 - 稲荷神社 - 中河原駅 - 聖蹟桜ヶ丘駅 ※土曜、日曜・祝日1本の聖蹟桜ヶ丘駅行きのみで、中河原駅方向の設定はされていない
- 永80 中河原駅→西府駅→総合医療センター行 ※平日朝1本のみ(片道のみ運行)
- 永81 永山駅行 ※平日夕1本のみ(片道のみ運行)
コミュニティバス[編集]
府中市コミュニティバス「ちゅうバス」。京王バス・府中営業所により運行。「南町・四谷循環」として、2路線3方向の循環路線が乗り入れている。どの路線も30分に1本の運行で、ちゅうバス同士で相互に乗り継ぎできるよう中河原駅での発着時間を揃えており、車内で無料乗継券を発行する制度もある[17]。詳しくはちゅうバスの記事を参照。
- 南町・四谷循環 よつや苑西ルート 稲荷神社・四谷三丁目経由 よつや苑西・中河原駅行(循環路線)
- 南町・四谷循環 よつや苑西ルート 分倍河原駅・府中市役所経由 府中駅行(循環路線)
- 南町・四谷循環 四谷六丁目ルート 四谷六丁目・三屋通り経由 中河原駅行(循環路線)
隣の駅[編集]
2010年までは、多摩川河川敷の多摩市側の聖蹟桜ヶ丘駅付近で開催されていた「せいせき多摩川花火大会」の際に、特急・準特急・急行が臨時停車していた。2011年は東日本大震災の影響で中止され、2012年以降は予算不足などを理由に開催休止となっていたが、2015年より「せいせきみらいフェスティバル」として花火大会が復活した[18][19]。ただし、当駅での臨時停車は現時点では行われていない。
脚注[編集]
- ^ 京王電鉄鉄道営業部管理課「駅管区・乗務区のあらまし」『鉄道ピクトリアル』第64巻第8号(通巻893号)、電気車研究会、2014年8月10日、43頁、ISSN 0040-4047。
- ^ a b “京王ハンドブック2020” (PDF). 京王電鉄広報部. p. 102 (2020年8月). 2020年12月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月3日閲覧。
- ^ a b c 京王電鉄広報部「総説:京王電鉄」『鉄道ピクトリアル』第64巻第8号(通巻893号)、電気車研究会、2014年8月10日、10頁、ISSN 0040-4047。
- ^ 「中河原駅付近の高架化完成」『交通新聞』交通協力会、1974年8月7日、1面。
- ^ a b c d e f g h i 沿革(当社に関連する出来事)・中河原駅北口地区市街地再開発事業概要 中河原都市開発株式会社
- ^ 中河原の紹介 中河原都市開発株式会社
- ^ 駅構内マップ 中河原 京王電鉄公式サイト
- ^ a b 中河原駅 店舗案内 京王えきSHOPガイド
- ^ 1日の駅別乗降人員 - 京王電鉄
- ^ 府中市統計書 - 府中市
- ^ レポート - 関東交通広告協議会
- ^ 東京都統計年鑑 - 東京都
- ^ 当駅の乗降人員最高値年度
- ^ a b 京王電鉄鉄道営業部運転課「輸送と運転 近年の動向」『鉄道ピクトリアル』第64巻第8号(通巻893号)、電気車研究会、2014年8月10日、27頁、ISSN 0040-4047。
- ^ 男女共同参画センター「フチュール」 府中市公式サイト
- ^ テナント紹介 中河原都市開発株式会社
- ^ ちゅうバスについて 府中市公式サイト
- ^ せいせきみらいフェス 今年の目標は「300発」花火打ち上げ、出資募る 神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙『タウンニュース』2016年7月7日号、2019年7月30日閲覧。
- ^ せいせきみらいフェスティバル 多摩市経済観光課
出典[編集]
- 東京都統計年鑑
- ^ 東京都統計年鑑(平成2年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成3年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成24年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成25年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成26年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成27年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成28年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成29年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成30年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成31年・令和元年)
- ^ 東京都統計年鑑(令和2年)
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 京王電鉄 中河原駅
- 中河原都市開発株式会社 - 中河原駅再開発ビルの管理会社。駅や地域の歴史に関する資料がある。