近鉄バス松原営業所

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近鉄バス松原営業所(きんてつバスまつばらえいぎょうしょ)は大阪府松原市上田6-3-4[1]にある近鉄バスの営業所である。

最寄りの駅は河内松原駅で、バス停は松原車庫前[注 1]。近鉄バスで唯一和泉ナンバーがつく。

概要

松原市、羽曳野市藤井寺市南部、堺市美原区東区)、富田林市など、主に近鉄南大阪線近鉄長野線沿線をカバーする。戦前の大阪鉄道時代からの路線も一部存在するが、戦後のベッドタウン化により発展した路線が多い。羽曳野や美原などの新興住宅地は丘陵地にあり駅からも距離があるため、他の近鉄バスエリアよりも利用されている路線が多い。

路線

羽曳野線

藤井寺駅前および古市駅前から藤井寺市・羽曳野市内の住宅地・大学を結ぶ路線網である。鉄道空白地帯を通り、管内で一番利用客の多い路線である。

藤井寺駅南口にはロータリーが設置されておらず、野中・藤ケ丘方面から来たバスは御陵前・野々上方面へ、野々上・御陵前方面から来たバスは藤ケ丘・野中方面へそのまま運行し、時間帯によって運行系統が変わるなど複雑な運行形態となっている。

駅間輸送を除き、藤井寺駅前行きは野々上経由が60番、野中経由が70番に、古市駅前行きは8番に統一されている。

2021年3月1日のダイヤ改正で、藤井寺駅前から羽曳が丘方面行きは全て野々上経由に、学園前五丁目・古市駅前行きは全て藤ヶ丘経由に統一された。

四天王寺大学方面

  • 61・60番:藤井寺駅前 - 御陵前 - 野々上 - 羽曳山住宅前 - 府立医療センター - 羽曳が丘一丁目 - 四天王寺大学
  • 71・70番:藤井寺駅前 - 藤ヶ丘 - 野中 - 軽里三丁目 - 羽曳山住宅前 - 府立医療センター - 羽曳が丘一丁目 - 四天王寺大学
  • 78番:藤井寺駅前 → 藤ヶ丘 → 野々上 → 羽曳山住宅前 → 府立医療センター → 羽曳が丘一丁目 → 四天王寺大学
  • 82・8番:古市駅前 - 軽里三丁目 - 羽曳山住宅前 - 府立医療センター - 羽曳が丘一丁目 - 四天王寺大学

大阪府立大学羽曳野キャンパス方面

  • 67・60番:藤井寺駅前 - 御陵前 - 野々上 - 羽曳山住宅前 - 大阪府立大学羽曳野キャンパス
  • 87・8番:古市駅前 - 軽里三丁目 - 羽曳山住宅前 - 大阪府立大学羽曳野キャンパス

藤井寺駅前発着・古市駅前発着ともに平日1往復のみの運行。なお羽曳野キャンパスへは、四天王寺大学・羽曳が丘方面の系統に乗車し、府立医療センター下車でもアクセス可能。

羽曳が丘方面

  • 62→60番:藤井寺駅前 - 御陵前 - 野々上 - 羽曳山住宅前 - 府立医療センター - 羽曳が丘一丁目 - 羽曳が丘五丁目 - 《羽曳が丘八丁目→羽曳が丘西三丁目→羽曳が丘西二丁目》(循環)
  • 65→60番:藤井寺駅前 - 御陵前 - 野々上 - 羽曳山住宅前 - 府立医療センター - 羽曳が丘一丁目 - 羽曳が丘五丁目 - 《羽曳が丘西二丁目→羽曳が丘西三丁目→羽曳が丘八丁目》(循環)
  • 66番:藤井寺駅前 → 御陵前 → 野々上 → 羽曳山住宅前 → 府立医療センター → 羽曳が丘一丁目 → 羽曳が丘五丁目 → 羽曳が丘八丁目 → 羽曳が丘西三丁目 → 羽曳が丘西二丁目 → 羽曳が丘西二丁目東
  • 60番:羽曳が丘西五丁目 → 羽曳が丘西二丁目 → 羽曳が丘五丁目 → 羽曳が丘一丁目 → 府立医療センター → 羽曳山住宅前 → 野々上 → 御陵前 → 藤井寺駅前
  • 81・8番:古市駅前 - 軽里三丁目 - 羽曳山住宅前 - 府立医療センター - 羽曳が丘一丁目 - 羽曳が丘五丁目 - 羽曳が丘西二丁目 - 羽曳が丘西五丁目

藤井寺駅前・古市駅前と羽曳が丘を結ぶ羽曳野線の主力系統。羽曳が丘は駅から離れた丘陵地帯にある住宅地であるため、特に多くの利用がある。

桃山台・学園前方面

  • 84・70番:藤井寺駅前 - 藤ヶ丘 - 野中 - 軽里三丁目 - 羽曳山住宅前 - 桃山台二丁目 - 学園前五丁目
  • 60番:学園前五丁目 → 桃山台二丁目 → 羽曳山住宅前 → 野々上 → 御陵前 → 藤井寺駅前
  • 85・8番:古市駅前 - 軽里三丁目 - 羽曳山住宅前 - 桃山台二丁目 - 学園前五丁目

桃山台二丁目には霊友会の第8支部があるため、臨時便が運行されることもある。2014年6月2日より桃山台二丁目から学園前五丁目まで延伸された[2]

駅間輸送系統

  • 74番:藤井寺駅前 - 藤ヶ丘 - 野中 - 軽里三丁目 - 古市駅前
  • 77番:藤井寺駅前 - 藤ヶ丘 - 羽曳野市役所前 - 古市駅前

「千日まいり」時の運行について

毎年8月9日は、葛井寺の千日まいりが行われるため、昼間時以降、藤井寺一番街から藤井寺駅前交番付近が車両通行止めとなっていた。

このため、通常藤井寺駅(南口)発着の系統は運行不可能となり、この時間帯は藤井寺駅(北口)のロータリーが臨時発着場となる。この場合、府道12号を東に走り小山交差点を南下、近鉄南大阪線の踏切を越え、通常ルートを走ることになる(藤ヶ丘および野中経由の場合)。この時、堺大和高田線内にある2つの停留所(北岡、藤井寺市役所前)は通過する。

またこれにより、春日丘団地前を通るルートが確保できなくなるため、大阪女子短大前、御陵前、藤井寺南住宅前の3停留所は運休し、これに伴い、60番台、83番系統はこの時間帯には運休していた。

なお、2013年より規模が縮小されたため、一般車の乗り入れのみ規制され、バスの運行は通常通りとなった。

丹比線

丹比線(74番)の小型バス
  • 31番:恵我ノ荘駅前 → 西川 → 西大塚中 → 埴生 → 西多治井 → 平尾(朝のみ運行、中環経由)
  • 32番:平尾 → 西多治井 → 埴生 → 恵我ノ荘駅前(朝のみ運行。恵我ノ荘駅前から31番として運行)
  • 74番:河内松原駅前 - 西川 - 恵我ノ荘駅前 - 埴生 - 西多治井 - 平尾

恵我ノ荘駅付近をはじめ一部に極端な狭隘路があるため、車両は小型車を使用する(かつては中型車で運行)。路線名の丹比たんぴとはこの地域の古い地名(丹比村および丹比郡を参照)。

朝は31・32番の恵我ノ荘駅前発着となり(駅から中環経由の循環経路で平尾へ向かう)、それ以外は74番の河内松原駅発着となる。

2007年3月22日より、恵我ノ荘駅前停留所(上り方面のみ)が南へ約120mに移設された。これにより、近鉄南大阪線踏切を渡る事無く大阪阿部野橋方面ホームへ行くことが可能になり、利便性が向上した。

2022年2月1日より、下水道敷設工事のため平尾周辺で迂回を行っていたが、10月1日より正式なルートとなった[3][4]

松原線

さつき野系統

  • 46番:河内松原駅前 - 新堂町 - 岡町 - 今井 - 美原区役所前 - 平尾道 - さつき野東

美原区と松原市を最速で結ぶ路線。さつき野へ乗り入れた路線では最も歴史がある。現在は松原駅のほか喜志駅北野田駅からの路線(別項参照)も存在する。

さつき野行きは現在は往復とも国道309号経由で運行されているが、河内松原駅にロータリーが完成するまでは、高見ノ里寄り・府道堺大和高田線沿いに設けたられた『さつき野線』専用敷地から発着し、ターンテーブルが設置されていた。往路と復路では経路も異なっていた。さつき野線開業時は冷房車が同路線に優先的に運用され、河内松原駅前行きは中央環状線経由で運行されていた。

途中乗降が少ないことから一時期は観光バスを転用した車両が使われたこともある[5] 。現在は、中型車による運用も数多く存在する。

なお、広国神社前 - 美原区役所前間は南海バス147系統・美原区役所 - 初芝駅前)と並行するが、運賃は同調しておらず、この区間においては南海バスのほうが安い[注 2]

余部系統

  • 10番:河内松原駅前 - 岡北口 - 岡 - 大保 - 下黒山
  • 12番:河内松原駅前 - 新堂町 - 岡町 - 岡 - 大保 - 下黒山 - 平尾道 - 余部
  • 13番:河内松原駅前 - 岡北口 - 岡 - 大保 - 下黒山 - 平尾道 - 余部
  • 14番:河内松原駅前 - 岡北口 - 岡 - 大保 - 下黒山 - 平尾道

さつき野系統よりやや東にある道を通って(終点付近で交差)、美原区と松原市を結ぶ路線。美原区内の終点はいくつかあるが、基本は余部あまべまで行く系統である。余部バス停は農芸高校前のガソリンスタンドを転用した方転地となっており、以前はもう少し初芝寄りの細長い土地で方向転換していた。南海バス中もず・平尾線と一部並行する。

河内松原駅付近では、国道309号を通る岡町経由と駅付近の狭隘な道を通る岡北口経由の2つがあり、朝の余部行きと夕方以降の河内松原駅前行きが岡町経由、それ以外が岡北口経由で運行される。

かつては松原市内の短距離系統、中環経由の循環系統、堺市の八下町方面を循環する系統も存在した。

現在は、中型車・小型車による運用である。かつては、04番を除き大型運用が存在した。

北野田線

富田林発着系統

  • 44番:富田林駅前 - PL病院南 - 木材団地 - 平尾 - 菅生 - 北野田駅
  • 43・40番:富田林駅前 - PL病院南 - 木材団地 - 平尾 - 平尾西 - 菅生 - 北野田駅前
  • 41番:富田林駅前 - PL病院南 - 木材団地 - 平尾 - 平尾西 - 美原区役所前 - 今井 - 東高見の里 - 河内松原駅前

南海高野線の北野田駅へ乗り入れる路線。現在、近鉄バスの一般路線で南海の駅前へ発着するのは北野田駅のみである(かつては堺東駅にも乗り入れていた。#堺線を参照)。北野田駅ロータリー完成前は北野田駅を通り抜けて、駅西側の大美野(噴水前)まで運行していた。

古くからあるのは、40・43・44番で、かつてはほかにも枝系統があった。41番は出入庫系統として早朝の松原発富田林行、夜の富田林発松原行のみが運行される(平尾西以北は松原線さつき野系統46番と同経路)。

さつき野発着系統

  • 47番:北野田駅前 - 平尾 - 平尾西 - さつき野東
  • 48番:北野田駅前 - 平尾 - 平尾西 - 美原区役所前 - 平尾西 - さつき野東

47番と48番は、旧美原町が堺市へ編入されたのを機に堺市からの要望で開設されたものである。区役所へ立ち寄る48番は平日のみ運行で平尾西と美原区役所前間を往復する。

多治井系統

北野田駅前で発車を待つ北野田線多治井系統
  • 39番:北野田駅前 - 東区役所前 - <循環:多治井北→西多治井→大保>(南海バスと共同運行)
  • 37番:多治井北→大保→東区役所前→北野田駅前
  • 38番:北野田駅前→東区役所前→多治井北→大保

堺市からの要望により、東区および美原区の路線空白地を結ぶ新路線として2006年9月25日に開設された。

南海バスと共同運行で、両社共通の当路線用定期券・回数券も発売されている。

なお、交通系ICカードは利用できるが、上記の共通回数券以外の各社専用の回数券・カード類はそれぞれの会社でのみ使用可能(例:なっちは南海バス便のみ使用可能)。

セブンパーク天美線

  • 7番:河内天美駅前→セブンパーク天美(東中央口)→セブンパーク天美
  • 7番:河内天美駅前→セブンパーク天美(東中央口)
  • 7番:河内天美駅前→セブンパーク天美(東口)→セブンパーク天美
    • 朝9時台のみ運行
  • 7番:河内天美駅前→セブンパーク天美(東口)
    • 朝9時台まで運行
  • 7番:セブンパーク天美→河内天美駅前

大型商業施設・セブンパーク天美2021年11月17日に松原市内に開業するのに伴い[8]、同年11月11日より運行開始[9]。河内天美駅と施設を無停車で結ぶ。2022年3月27日より経路を変更し[10]、往路(セブンパーク天美行)の所要時間を短縮した。

運行頻度は1時間に3 - 5便程度。運賃は施設側が一部負担する形を取ることで大人・小児とも100円となっている(定期券・各種割引はない)[9]

河内天美駅には2017年3月まで大堀線が発着していたが運行をとりやめていたため[11]、4年7ヶ月ぶりに同駅発着の路線が復活することになった。

玉手山学園スクール

関西福祉科学大学(学校法人玉手山学園)の特定輸送[12]

  • 高井田駅 - 国分駅西口 - 玉出山学園
  • 古市駅 - 玉出山学園
  • 玉出山学園 → 高井田駅 → 古市駅

現在は、白をベースにした同学園専用カラーの路線タイプのバスが松原営業所に大型・中型ともに複数存在する。専用車両不足時は一般カラーの路線車が代走する。

休廃止および過去の運行路線

堺線

  • 50番:堺東駅前 - (ノンストップ) - 布忍 - 河内松原駅前 - 藤井寺駅 - 土師ノ里 - 国分駅前
  • 51番:河内松原駅前 - 藤井寺駅 - 土師ノ里 - 国分駅前

堺市の中心部から柏原市の国分駅まで運行していた。しかし、近鉄南大阪線と並行しており、かつ道路渋滞に巻き込まれやすかったため、1990年代に運行を取りやめた。

なお、堺東駅〜河内松原駅間には南海バス布忍線(23系統:堺駅 - 堺東駅前 - 河内松原駅前)があるため、堺東駅 - 布忍間はノンストップかつクローズドドアシステムが採用されていた。

51番は、松原営業所への出入庫系統、上記のほかに52番:国分駅前 - 藤井寺駅の区間便(八尾営業所担当)も存在した。

晩年まで松原担当便は大型運用が多く、区間便はほぼ八尾営業所の中型車を使用した。

羽曳野線

  • 72→70番:藤井寺駅前 → 藤ヶ丘 → 野中 → 羽曳山住宅前 → 羽曳が丘五丁目 → 羽曳が丘八丁目 → 羽曳が丘西三丁目 → 羽曳が丘西二丁目 → 羽曳が丘五丁目 → 羽曳山住宅前 → 野中 → 藤ヶ丘 → 藤井寺駅前(循環)
  • 75→60番:藤井寺駅前 → 藤ヶ丘 → 野中 → 羽曳山住宅前 → 羽曳が丘五丁目 → 羽曳が丘西二丁目 → 羽曳が丘西三丁目 → 羽曳が丘八丁目 → 羽曳が丘五丁目 → 羽曳山住宅前 → 野々上 → 藤井寺駅前(循環)
  • 64番:藤井寺駅前 - 野々上 - 羽曳山住宅前 - 軽里三丁目 - 古市駅前

高鷲系統

  • 91番:高鷲駅前 - 二度ヶ池 - 河原城/羽曳山住宅前 - 桃山台二丁目(循環、土曜1便のみ)

高鷲駅の整備完成に伴い昼間時を中心に開設されたが、利用が少なかったため土曜1便のみの運行となった。2017年4月1日をもって運行を取りやめた[11]。運行当時は、小型車・中型車が使用された。

丹比線

  • 73番:平尾 → 西多治井 → 埴生 → 西大塚中 → 河内松原駅前

恵我ノ荘駅前を経由せず、中環を経由する系統。廃止直前は休日に4便のみの運行であった[13]。2022年7月21日廃止[14]

松原線

  • 10番:平野駅前 - 喜連 - 地下鉄喜連瓜破 - 高野大橋 - 松原市役所前 - 河内松原駅前 - 岡北口 - 丹南 - 下黒山 - 余部
  • 13番:平野駅前 - 喜連 - 地下鉄喜連瓜破 - 高野大橋 - 松原市役所前 - 河内松原駅前
  • 15番:地下鉄喜連瓜破 - 高野大橋 - 松原市役所前 - 河内松原駅前

大阪市内から河内松原まで運行していたが古くは松原を越えて余部へ直通していた。喜連・瓜破付近には狭隘区間もあった。

近鉄バスの瓜破(北行)バス停は、大阪市営バス(現:大阪シティバス)での高野大橋バス停の位置、近鉄バスの高野大橋バス停は、同・瓜破南バス停の位置であった。

15番は、地下鉄谷町線開業時に新設されたもので同時に10・13番も地下鉄喜連瓜破経由に改められた。その後に、10番は河内松原駅を境に系統分割され、平野 - 河内松原駅と河内松原駅 - 余部の2つに分けられた。

15番は、瓜破神社付近の狭隘区間が存在するために先に中型運用と改められた。晩年は、13番も中型運用となる。

松原線(余部系統)

  • 01・02番:河内松原駅前 - 岡北口 - 岡(2016年10月7日廃止)
  • 04番:河内松原駅前 → 岡北口 → 岡 → 西大塚中 → 河内松原駅前(2022年11月4日廃止)

01・02番は日中に運行されていたが、2016年10月7日のダイヤ変更で廃止。代替措置として、余部発着便が岡町経由から岡北口経由に変更された。元は循環系統だった。

04番は夕方以降に運行されていたが、2016年10月7日のダイヤ変更で土曜1便のみとなり、2022年11月4日のダイヤ変更で廃止された[15]

かつては上記以外にも堺市の八下町方面を循環する系統も存在した。

大堀線

  • 20番:平野駅前 - 平野元町六丁目 - 亀井 - 地下鉄出戸 - 大堀 - 三宅 - 松原市役所前 - 河内松原駅前 - 松原車庫前
  • 23番:河内天美駅前 - 三宅 - 大堀(2017年3月31日休止)
  • 24番:河内天美駅前 - 松原市役所前 - 河内松原駅前 - 松原車庫前(2008年12月20日休止)
  • 26番:地下鉄出戸 - 大堀 - 三宅 - 松原市役所前 - 河内松原駅前 - 松原車庫前
  • 28番:河内天美駅前 - 三宅 - 大堀 - 地下鉄出戸(2008年12月20日休止)
  • 29番:地下鉄出戸 → 大堀東[注 3] → 河内天美駅前

平野駅(国鉄→JR西日本)から大阪市八尾市境の亀井を経由し、出戸からは南下して大和川を越え松原市内を結ぶ路線として運行していたが、のちに地下鉄出戸以南の運行となり、さらに松原市内の河内松原駅と大堀を結ぶ系統のみとなったものの、2017年に運行をとりやめた[11]

空白地となった地域では松原市ぐるりん号が一部区間をカバーするほか、大和川を渡る出戸(バスターミナル)と恵我小学校付近の間は大阪シティバス33号系統が2021年現在も運行している。

富田林線

  • 85・86番:喜志駅東口 - 古市駅筋(2008年12月20日休止)

もとは八尾営業所の担当で、八尾市内(志紀車庫)と富田林駅を結んでいた。末期は喜志駅と古市駅の1駅間を国道170号旧道経由で運行するのみとなっていた。

富田林線(さつき野系統)

  • 96番:喜志駅前 - 梅の里住宅西 - さつき野センター北

もともと八尾営業所の担当であった。2014年時点では八尾営業所の担当に戻っている。

セブンパーク天美線

  • 7番:河内天美駅前→セブンパーク天美
  • 7番:河内天美駅前→セブンパーク天美(東口)※朝9時台まで運行

往路(セブンパーク天美行)は府道187号大堀堺線府道26号大阪狭山線を経て、府道179号住吉八尾線を一旦東へ向かった後、三宅西料金所付近でUターンしてから施設に到着していた。復路(河内天美駅前行)は施設から直接府道26号に出る[16]。また、河内天美駅発朝9時台の便までは敷地東側のセブンパーク天美(東口)停留所に到着していた[9]。2022年3月27日より経路が変更となった。

コミュニティバス

みはらふれあい号

  • 北ルート:総合福祉会館→美原区役所→真福寺→太井→農芸高校前→美原区役所→総合福祉会館
  • 東ルート:総合福祉会館→美原区役所→東多治井→さつき野センター北→美原区役所→総合福祉会館

2000年に運行を開始した無料運行のコミュニティバス。

美原町時代の開設だが、堺市への編入後も他区のコミュニティバスとは異なる運行形態が継続されていた。

他に、西と南の2ルートがあるが、これらは南海バスが運行していた。2013年6月末廃止。

松原ぐるりん号

  • 東ルート

松原市役所→田井城2丁目→明治橋病院前→三宅土地改良区前→別所公民館前→別所8丁目→恵我小学校前→大堀5丁目→深居神社前→小川5丁目→一津屋橋→一津屋運動広場→府営一津屋住宅前→一津屋郵便局前→西大塚1丁目→ゆめニティプラザ東→ふるさとぴぁプラザ前→府営上田住宅前→柴垣神社南→柴垣2丁目西→柴垣2丁目東→立部5丁目→丹南3丁目→寺下病院前→市民運動広場→総合福祉会館前→松原市役所

  • 西ルート

松原市役所→高見の里3丁目→東新町5丁目→青少年会館→阪南大グラウンド前→新町南公園前→阪南中央病院西→新町郵便局前→天美我堂1丁目→天美我堂3丁目→天美我堂5丁目→天美南6丁目→天美西2丁目→天美西3丁目→大和川西運動広場→城蓮寺雇用促進住宅前→阪南大学前→デイサービスセンター前→松原徳洲会病院前→三宅新池西→三宅新池交差点→阿保2丁目交差点東→松ヶ丘2丁目→松原市役所

  • 南北ルート
    • 丹南・西大塚方面

松原市役所→総合福祉会館→市民運動広場前→丹南5丁目→丹南3丁目南→府営立部住宅前→中環立部2丁目→大塚青少年運動広場→西大塚2丁目→大塚古墳前→西大塚1丁目→ゆめニティプラザ東→ふるさとぴぁプラザ前→府営上田住宅前→柴垣神社南→岡3丁目→府営岡住宅北→河合公園前→阪南大学高校東→高見の里駅前→松原市役所

    • 天美・布忍方面

松原市役所→田井城2丁目→明治橋病院前→三宅中→天美北2丁目→城連寺雇用促進住宅前→天美北3丁目→大和川西運動広場西→老人センター天美荘北→天美南5丁目→天美南4丁目→向井公民館→高見自転車置場西→高見の里駅前→松原市役所

    • 恵我・三宅方面

松原市役所→田井城2丁目→阿保2丁目交差点東→阿保5丁目→松ヶ丘3丁目→別所西→別所2丁目→老人センター恵寿苑→大堀5丁目→若林→恵我小学校→別所公民館→三宅公民館→三宅新池→三宅中→三宅新池交差点→松原市役所

松原市の自家用バスを使用した循環バス。松原営業所が運行を受託していた。運賃は無料である。 官庁による循環バスでは珍しく声優による放送テープによる旅客案内が行われている。 委託先がエムケイ観光バス(大阪営業所)に変わったことにより撤退。エムケイ移管後も、声優による旅客案内テープ放送は継続。

その他

車両

分社化以降、近鉄バスは日野製に加えていすゞ製バスも導入するようになった。現在はいすゞ製OEM車やジェイ・バスの統合車種も導入されている。

大型車は近鉄バスでは以前は11m級(P、Q、R尺)を多く入れていたが、現在このクラスを新車で入れるのは羽曳が丘の住宅地・学生輸送を抱える松原営業所だけになり、他の営業所は10m級(L尺)の車両を主力としている。一方で狭隘路が多いため、羽曳野線とさつき野系統を除く路線では中型車か小型車が用いられる。

運賃箱はサクサ(旧・田村電機)製を使用していたが、ICカード導入により小田原機器製となった。なお、冒頭に記載の通り、唯一和泉ナンバーを付けるため、他の営業所との転属があると必ずナンバープレートが付け替えられることになる(なお、1992年までは大阪ナンバーを付けていたため、京都営業所・奈良営業所との転属でない限り起きなかった)。また、2017年12月には日野ブルーリボンハイブリッド車(2SG-HL2ANBP)が1台導入された。

大型バスの新車は羽曳が丘系統へ優先的に回され、一つ前の型はさつき野系統へ回されていたが(羽曳が丘系統は現在ブルーリボンIIでの運行だが、さつき野系統はブルーリボンシティ)、2018年1月時点では、2017年12月に導入されたブルーリボンハイブリッド車を含め、さつき野系統でも新型車が運用されている。

脚注

注釈

  1. ^ 松原車庫前と駅前バス停の間は1停留所で近鉄南大阪線の線路に並行する堺大和高田線沿いに営業所がある。
  2. ^ 2019年10月1日現在、南海バスは対キロ制初乗り区間170円[6]、近鉄バスは特殊区間制2区250円[7]
  3. ^ 大堀東停留所は、中央環状線上にあった。

出典

  1. ^ 営業所のご案内”. 近鉄バス. 2021年10月6日閲覧。
  2. ^ 【6月2日】『学園前五丁目』バス停留所新設について”. 近鉄バス (2014年5月22日). 2019年1月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月6日閲覧。
  3. ^ 河内松原駅前・恵我ノ荘駅前~平尾 間(丹比線)のバス停休止および迂回運行について|トピックス|近鉄バス株式会社”. 2022年9月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月4日閲覧。
  4. ^ 丹比線(河内松原駅前・恵我ノ荘駅前~平尾)のダイヤの変更等について|トピックス|近鉄バス株式会社”. 2022年9月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月4日閲覧。
  5. ^ 「ユーザー訪問34 近畿日本鉄道」『バスラマ・インターナショナル』第38巻、ぽると出版、1996年10月、pp. 43、ISBN 4-938677-38-5 
  6. ^ 南海バス東山営業所運賃表・南海ウイングバス金岡運賃表2019年10月1日現在” (PDF). 南海バス. 2021年10月6日閲覧。
  7. ^ 運賃表(松原営業所担当)2019年10月1日現在” (PDF). 近鉄バス. 2021年10月6日閲覧。
  8. ^ 大阪府松原市・「セブンパーク天美」2021年11月17日(水)グランドオープン決定” (PDF). セブン&アイ・ホールディングス (2021年10月13日). 2021年11月11日閲覧。
  9. ^ a b c 【2021年11月11日~】河内天美駅前~セブンパーク天美間の一般乗合バスの運行開始について”. 近鉄バス (2021年10月13日). 2021年10月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月11日閲覧。別紙も参照
  10. ^ 2022年3月27日(日)からのダイヤ変更および停留所の新設について(セブンパーク天美線)|トピックス|近鉄バス株式会社”. 2022年5月29日閲覧。
  11. ^ a b c 【平成29年4月1日~】路線バス取り止めのお知らせ”. 近鉄バス (2016年10月18日). 2016年10月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月6日閲覧。
  12. ^ 関西福祉科学大学 HOME > 大学紹介 > キャンパスガイド > スクールバスについて”. 玉手山学園 関西福祉科学大学. 2021年10月6日閲覧。
  13. ^ 恵我ノ荘・河内松原駅前行 (2022年7月20日まで)”. 近鉄バス. 2022年7月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月29日閲覧。
  14. ^ 平尾・河内松原駅前行 (2022年7月21日より)”. 近鉄バス. 2022年7月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月29日閲覧。
  15. ^ 松原線(河内松原駅前~富田林駅前・さつき野東、河内松原駅前~余部)のダイヤの変更等について|トピックス|近鉄バス株式会社”. 2022年10月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月4日閲覧。
  16. ^ 乗りものニュース編集部 (2021年10月22日). “河内天美駅から新ショッピングモールへ「直行バス」運行開始へ 近鉄バス”. 乗りものニュース (メディア・ヴァーグ). https://trafficnews.jp/post/111856 2021年11月11日閲覧。 

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