ASUKA (プロレスラー)
ASUKA 明日華 | |
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プロフィール | |
リングネーム |
ASUKA 華名 |
本名 | 浦井 佳奈子 |
ニックネーム |
女子プロ界の異端児 孤高の反乱女子 無派閥女王 |
身長 | 160cm |
体重 | 62kg |
誕生日 | 1981年9月26日(42歳) |
出身地 | 大阪府大阪市 |
所属 |
NXT オフィス華名 |
トレーナー |
石川雄規 田中康弘 |
デビュー | 2004年6月16日 |
華名(かな、本名:浦井 佳奈子(うらい かなこ)、1981年9月26日 - )は、日本の女子プロレスラー、イラストレーター、ウェブデザイナー、ゲームライター、落語家前座。身長160cm、体重62kg、血液型O型。大阪府大阪市出身。大阪国際滝井高等学校卒業。大阪芸術大学短期大学部卒業。株式会社オフィス華名代表取締役社長。プロレスラーとしては現在「ASUKA」(明日華)の名でNXT所属[1]。
経歴・戦歴
AtoZ
2003年
2004年
- 6月16日、東京・後楽園ホールにおいて、対玲央奈(現:Leon)戦でデビュー。
- 12月26日、全日本女子プロレスのザ・ベストタッグトーナメントで準優勝。パートナーは堀田祐美子。しかし、同日のつくば大会の西尾美香戦で左手首を骨折してしまう。
2005年
- 5月4日、ジャガー横田戦で復活し、ダンプ松本、豊田真奈美、前川久美子等と激戦を繰り広げた。「AtoZは最高です!!」がキーワードであるAtoZの看板選手だった。
- 10月10日の格闘美でタッグマッチで初来日のダーク・エンジェルにフォールを奪われる。
2006年
- 3月19日、慢性腎炎による体調不良で引退。その後は前職であるデザインの仕事を再開し、デザインオフィス華名を立ち上げ。以降、エンターブレインの発刊誌ファミ通Xbox360でゲーム記事を担当するライター業も行っている。
現役復帰 / フリー転向
2007年
- 8月4日、再びプロレスラーとして現役に復帰する意向を発表。
- 9月22日、プロレスリングSUNのリングで高橋奈苗とのシングルマッチで復帰。
2008年
- レギュラー参戦のNEO女子プロレスにおいて、高橋奈苗、夏樹☆たいよう、華名でトリオユニット『パッション・レッド』を結成。
- 10月27日、格闘探偵団バトラーツ主催による女子版UWFを掲げた興行『女王バチ』のメインで、バトラーツ女子第一号の及川千尋との激戦を制し女UWFの第一人者であるとアピール。
2009年
2010年
- 1月23日、『パッション・レッド』リーダー高橋奈苗との見解の相違を理由に、NEO新木場大会をもって『パッション・レッド』からの離脱を表明。その後、両者共シングル戦を希望していたが、NEO社長・甲田哲也は、「1%の信頼関係すらない状態では試合として成立しない」との判断から、試合を組まないとの決定を下した(代わりの相手には既にタッグ戦が決まってたさくらえみとなり、さくらは1興行2試合を戦う羽目に)。この影響で、高橋と共に出場予定だったセンダイガールズ主催「第2回戦場トーナメント」のエントリーも、「諸事情」を理由に取り消し、植松寿絵が代替出場。
- 4月29日に初の自主興行「カナプロ」を開催。特別試合として藤波辰爾も参戦するなど男女の枠を越えた面子が集まった。
- 6月19日、紫雷美央、紫雷イオとユニット「トリプルテイルズ」を結成。
- 週刊プロレス8月18日号にて「華名のマニフェスト」を発表。女子レスラーとしては異例とも言える表紙も飾った。
- パッション・レッドを離脱して以降はSMASH、プロレスリングWAVEを主戦場としている他、ローカルインディー団体などにも継続してスポット参戦を続けている。大分のプロレスリングFTOにはリングネーム「スカルリーパー嘩那」として参戦。また、不定期ながら全日本プロレスにも参戦。
2011年
- 1月10日、2度目の自主興行「カナプロ2」開催。
- 7月24日、WAVEのシングルリーグ戦「Catch the WAVE」決勝戦で大畠美咲を降し初優勝。
- 9月8日、SMASH.21にて元WWEディーヴァのセリーナを降し、自身初のシングルタイトルとなる初代SMASHディーバ王座を獲得。これ以降「世界の華名」を自称するようになる。
- 9月24日、3度目の自主興行「カナプロ3」を京都で開催。
- 10月1日 ~ 9日、アメリカ遠征。SHIMMER・チカラに参戦する。
- 10月19日、8代目ザ・クレイジーSKB襲名とともに666社長に就任。
- 11月5日、格闘探偵団バトラーツ解散興行に参戦。雫あき(現:雫有希)とシングル。
- 11月30日、栗原あゆみとのタッグで「DUAL SHOCK WAVE 2011」優勝。同時にWAVE認定タッグ王座獲得。
2012年
- 4月5日、TAJIRI以下元SMASH所属選手、レフェリー、練習生が立ち上げた新団体「WNC」に入団することが発表される。
- 4月12日、アイスリボン後楽園大会で志田光とシングルを戦うことが発表される。
- 4月25日、前哨戦として道場マッチ参戦。アイスリボンへの参戦は2009年6月24日以来約3年ぶり。
- 11月9日、真琴とともに「まこかなプロ」開催。
- 11月27日、WAVE・AAA合同後楽園大会で遺恨が勃発していた桜花由美をシングルで倒し「WAVEのエース」を宣言。
- 11月28日、WNC後楽園大会でのWNC女子王座決定トーナメントで野崎渚に敗れ、試合後、WNC退団を発表[3]。
2013年
- 8月18日、AtoZ時代の後輩、中島安里紗が持つJWP認定無差別級王座に挑戦し、奪取に成功。日本人エネミーの同王者は豊田真奈美、高橋奈苗、さくらえみに続き4人目。
- 10月30日、WAVE後楽園ホール大会にて同団体初の生え抜き新人卜部夏紀(現:夏すみれ)のデビュー戦の相手となり勝利[4]。
- 11月4日、ボディーメーカーコロシアム第二競技場で開催されたGAMILIBRE・6にてOSAKA女子プロレスの新人山下りなのデビュー戦の相手となり勝利[5]。
2014年
- 2月25日、後楽園ホールで自身の主催興行「カナプロマニア」を開催しメインで里村明衣子と対戦し金原弘光から教わったというノゲイラチョークでレフェリーストップ勝ちを収める。
- 4月7日記者会見にて落語家の立川志ら乃に一番弟子として弟子入り。なお弟弟子は声優の関智一。
- 8月10日、REINA新宿大会にてタッグマッチでWNC退団以来約1年9ヶ月ぶりに朱里と遭遇(パートナーはアレックス・リー、朱里のパートナーは真琴)、真琴から変形式ゾンビ固めでギブアップを奪い、試合後も朱里とやり合う[6]。
- 8月30日、REINA後楽園大会に来場し、エンディングでREINAコンサルタント就任を勝手に発表する[7]。
- 9月7日、WAVE新木場大会にて当時REINAに所属していた小林香萌からパートナーに指名され、「DUAL SHOCK WAVE 2014」にエントリー[8]。
- 11月20日、REINA新木場大会でREINA世界タッグ王座獲得(パートナーは中島安里紗)。
- 12月26日、REINA後楽園大会で朱里を降しREINA世界女子王座獲得。
2015年
- 2月25日、カナプロマニア:アドバンスにて一番弟子である小波のデビュー戦の相手となる。メインにも出場するが朱里と志田光のタッグに敗れREINA世界タッグ王座を失った。
- 9月15日、最後の自主興行となる「カナプロマニア:パルス」を開催。
- 7月、プロレス関連の活動を無期限休止を発表。プロレス以外の活動は継続。弟子の小波と師弟の関係を解除。なお、小波は2015年10月よりREINA所属になる。
WWE
2015年
- 9月8日、WWEの傘下団体であるNXTと契約したことを発表[1]。
- 9月12日、リングネームを「ASUKA」に変更[9]。
- 10月7日、Takeover Respectにてデビュー。デイナ・ブルックと対戦。キックを中心とした組み立てで攻める一方、デイナのセコンドであるエマの介入に邪魔されるが、苦戦する事なく最後にはアスカロックでギブアップを取った。試合後には試合内容に納得のいかないデイナに因縁をつけられるがスピンキックを喰らわせて観客にアピールした[10]。
- 12月16日、Takeover Londonにてエマと対戦。序盤からダーティーファイトを行うエマに苦戦しながらもヒップアタックなどで応戦。終盤にはアスカロックを決めタップを奪うがブルックの介入によりレフェリーが見ていない事で不成立となり試合が再開されるが最後にスピンキックを決めて勝利した[11]。
2016年
- 4月1日、NXT Takeover Dallasにてベイリーと対戦。序盤より関節技での極め合いとなるがエルボーで顎を捉えるベイリーが崩れ始めるとスタンディング式アンクルホールドで攻めて身体にダメージを蓄積させるが打撃戦へと発展。しかし、この打撃戦を制すと最後にはスピンキックからダブルアーム・スープレックス、腕ひしぎ十字固め、そしてフィニッシャーであるアスカロックを極めて勝利。日本人初となるNXTの王座を戴冠した[12]。
マニフェスト
2010年、SMASHにおける朱里との抗争で「マニフェスト」を度々口にしていたが、「週刊プロレス」8月18日号にて女子プロレス改革を謳った「華名のマニフェスト」として発表した。
その内容は以下の五箇条からなる。
- 「無きに等しい女子レスラーの存在価値」の見直し
- 個性の確立できぬ者は去れ
- 女子プロレスファンにだけ通用するプロレスは即刻やめるべし
- レスラー同士の慰め合い、傷の舐め合いはするな
- 嗚呼、無情。偽物の技の救出
このマニフェスト発表後、某大物女子レスラーからTAJIRI経由で抗議電話が来たり、JWPのレスラー陣がSMASHに乱入して抗争に発展するなど、物議を醸した。
得意技
- カナロック
- チキンウィング胴締めスリーパー
- NXTでは「アスカロック」の技名で使用。主なフィニッシャー。
- 各種打撃技
- ローキック、ミドルキック、ハイキック、スピンキック、バズソーキック、張り手連打、ロシアンフック、バックハンドブローを組み合わせて使う。スピンキックはNXTにおいてフィニッシャーとして使用される。
- 各種関節技
- 腕固め、腋固め、腕ひしぎ十字固め(膝十字固めと複合させて決める時も)、膝十字固め、足首固め、クロスヒールホールド、オモプラッタ、ノゲイラチョークなど
- ジャンピングヒップアタック
- リバース式DDT
- ジャーマン・スープレックス・ホールド
入場テーマ曲
- The Future - 現在使用中。
- 華ノ路 - オリナジナル楽曲。(トリプルテイルズ.S「Sadism」収録)
- 太陽は昇る - ゲームミュージック大神より
- 情熱浪漫乙女 - オリジナル楽曲。復帰後のテーマ曲として使用。
- 檄!帝国華撃団 - ゲームミュージックサクラ大戦より。
獲得タイトル
- 第5代NXT女子王座
- 第11代NEO認定タッグ王座(パートナーは高橋奈苗)
- 初代SMASHディーバ王座
- 初代WAVE認定タッグ王座(パートナーは栗原あゆみ)
- 第896、898、900、902、904代アイアンマンヘビーメタル級王座
- 第22代JWP認定無差別級王座
- 第3代REINA世界女子王座
- 第16代REINA世界タッグ王座(パートナーは中島安里紗)
カナプロ
- 「華名のプロフェッショナルレスリング」と題した自主興行。
- 2014年2月25日、「カナプロマニア」と題し後楽園ホール初進出。
映像作品
- マニュフェスト(2011年12月23日、グラッソ)
- Sadistic Tails(2012年10月31日、グラッソ)
- マニュフェストⅡ(2012年12月28日、グラッソ)
その他
- リングシューズは履かず、素足にレガースを着用してファイトする。
脚注
- ^ a b “WWEに10年ぶり日本人ディーバ誕生 華名との契約締結を発表”. ORICON (2015年9月8日). 2015年9月8日閲覧。
- ^ “アルシオン同窓会マッチ開催へ/WAVE”. 日刊スポーツ. (2012年2月6日)
- ^ “華名がWNC退団を発表”. RINGSTARS. (2012年11月28日) 2012年11月29日閲覧。
- ^ 卜部夏紀「顔と名前覚えて」/WAVE nikkansports.com 2013年10月30日
- ^ GAMILIBRE・6 株式会社ZABUN・プロレスリングWAVE
- ^ 2014年8月10日@新宿FACE レイナ・コーポレーション 2014年8月23日閲覧
- ^ 【REINA】マルセラvs朱里のCMLL世界女子戦、成宮vsシルエタのインタージュニア戦 バトル・ニュース 2014年9月1日
- ^ Sunday WAVE vol.21 2014年9月8日閲覧
- ^ “WWE入りの華名、ASUKAに改名”. デイリースポーツ (2015年9月12日). 2015年9月14日閲覧。
- ^ “NXT TakeOver: Respect Results - 10/7/15 (Bayley vs. Banks)”. Wrestleview.com. 2015年10月8日閲覧。
- ^ “NXT TakeOver London Results - 12/16/15 (Balor vs. Joe)”. Wrestleview.com. 2015年12月16日閲覧。
- ^ “NXT TakeOver Dallas Results - 4/1/16 (Balor vs. Joe)”. Wrestleview.com. 2016年4月1日閲覧。