菅浩江
菅浩江 | |
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ペンネーム | 菅浩江 |
誕生 |
1963年4月21日(61歳) 京都府京都市 |
職業 | SF作家、日本舞踊名取、作曲家 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 追手門学院大学中退。 |
活動期間 | 1981年4月 〜 |
ジャンル | SF小説、推理小説 |
主な受賞歴 |
第23回星雲賞日本長編部門 第24回星雲賞日本短編部門 第54回日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門 第32回星雲賞日本長編部門 |
デビュー作 | 「ブルー・フライト」 |
配偶者 | 武田康廣 |
公式サイト | 電脳版PLEIADES |
ウィキポータル 文学 |
菅 浩江(すが ひろえ、1963年4月21日 - )は日本のSF作家。京都府京都市生まれ。女性。菅原道真や菅原孝標女の血を引いていると自称しているが[1]、詳細は不明。 追手門学院大学中退。
概要
夫はガイナックス統括本部長の武田康廣。菅は京都在住で、東京在住の武田とは別居結婚。
日本舞踊の名取で、電子オルガン講師の資格も持ち、ガイナックスのPC用ゲーム『電脳学園』『サイレントメビウス』の作曲を担当するなど、多芸である。
日本推理作家協会会員。本格ミステリ作家クラブ会員。宇宙作家クラブ会員。日本SF作家クラブ会員だったが、2014年に退会。
2013年よりサンライズ制作による日本のテレビアニメ作品であるTIGER & BUNNY、それを題材とした3Dキャラクターモデルを自由に動かして動画を制作できるフリーの3DCGソフトウェアであるMikuMikuDanceに興味を抱き積極的にニコニコ動画に関わっている[2]。
また、上記と関連して、2014年2月にニコニコ動画上でのMikuMikuDanceを用いた動画投稿イベントのひとつであるMMD杯では森永ダース、KADOKAWA、2009年より高岡市長現職である高橋正樹らと共に投稿作品選考委員を務めた[3]。
なお、これに先駆けて2013年8月16日にニコニコ動画上に前述の「TIGER & BUNNY」をモチーフとした「バニかわ音頭」なる自作曲を投稿している[4]。
略歴
- 1980年 - 京都府立桂高等学校在学中に第4回日本SFショー開催に参画。当時の事務局長が岡田斗司夫で、この時に岡田及びゼネラルプロダクツとの繋がりが生まれる。
- 1981年 - やはり高校在学中、当時所属し、日本SFショーにも協力していた(上述第4回限りで手を引いた)同人誌『星群』(菅は小学生時代から参加)に発表した短編「ブルー・フライト」が、矢野徹の推薦によって『SF宝石』(光文社刊)1981年4月号に転載されデビュー。「ブルー・フライト」はその後、短編集『雨の檻』に収録された。
- 1989年 -第1長編『ゆらぎの森のシエラ』(ソノラマ文庫)を発表し、再デビュー。
- 1992年 -『メルサスの少年』で第23回星雲賞日本長編部門受賞。
- 1993年 - 短編『そばかすのフィギュア』で第24回星雲賞日本短編部門受賞。
- 2001年 -『永遠の森 博物館惑星』で第54回日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門、第32回星雲賞日本長編部門を受賞。
- 2013年 - 文部科学省教科用図書検定調査審議会臨時委員[5]。
作品リスト
- 『ゆらぎの森のシエラ』(1989年ソノラマ文庫、のち創元SF文庫 2007年)。ISBN 978-4488724016
- 『〈柊の僧兵〉記』(1990年ソノラマ文庫、のち徳間デュアル文庫2000年) ISBN 978-4199050206
- 『歌の降る星』(センチメンタル・センシティブ・シリーズ、1990年、角川スニーカー文庫)。ISBN 978-4044120016
- 『うたかたの楽園』(センチメンタル・センシティブ・シリーズ、1991年、角川スニーカー文庫)。ISBN 978-4044120023
- 『鷺娘-京の闇舞-』(1991年、ソノラマ文庫)。ISBN 978-4257765646
- 『メルサスの少年 螺旋の街の物語』(1991年、新潮文庫)。ISBN 4101216118 のち徳間デュアル文庫
- 『オルディコスの三使徒』(3部作)
- 「妖魔の爪」(1992年、角川スニーカー文庫)。ISBN 978-4044120030
- 「紅蓮の絆」(1994年、角川スニーカー文庫)。ISBN 978-4044120047
- 「巨神の春」(1995年、角川書店スニーカー文庫)。ISBN 978-4044120054
- 『雨の檻』(1993年、ハヤカワ文庫、のちそばかすのフィギュアに改題のうえ再刊)。ISBN 978-4150303891
- 『暁のビザンティラ』(上、1993年、ログアウト冒険文庫)。ISBN 978-4893661395
- 『暁のビザンティラ』(下、1993年、ログアウト冒険文庫)。ISBN 978-4893661470
- 『氷結の魂』(上、1994年、トクマ・ノベルズ)。ISBN 978-4198500924
- 『氷結の魂』(下、1994年、トクマ・ノベルズ)。ISBN 978-4198500931
- 『不屈の女神 ゲッツェンディーナー』(1995年、角川スニーカー文庫)。ISBN 978-4044120061
- 『アンパン的革命』(1995年)。ISBN 978-4893664457
- 『鬼女の都』(1996年祥伝社、のち祥伝社文庫2005年)。ISBN 978-4396332457
- 『末枯れの花守り』(2002年角川書店、のち角川文庫)ISBN 978-4044120078
- 『永遠の森 博物館惑星』(2000年早川書房、のちハヤカワ文庫JA 2004年)。ISBN 978-4150307530
- 『夜陰譚』(2001年光文社、のち光文社文庫2004年)。ISBN 978-4334737474
- 『アイ・アム I am.』(2001年、祥伝社文庫) ISBN 978-4396328856
- 『五人姉妹』(2002年早川書房、のちハヤカワ文庫JA 2005年)。ISBN 978-4150307776
- 『歌の翼に ピアノ教室は謎だらけ』(2003年祥伝社NON NOVEL)。ISBN 978-4396207649
- 『プレシャス・ライアー』(2006年カッパ・ノベルス、のち光文社文庫)。ISBN 978-4334740924
- 『おまかせハウスの人々』(2006年、講談社)。ISBN 978-4062131490
- 『そばかすのフィギュア』(雨の檻を改題し初期ファンタジーを追加したハヤカワ文庫JA 2007年)。ISBN 978-4150309022
- 『プリズムの瞳』(2007年東京創元社、のち創元SF文庫)。ISBN 978-4488018115
- 『カフェ・コッペリア』(2008年、早川書房)。ISBN 978-4152089748
- 『誰に見しょとて』(2013年、早川書房)。ISBN 978-4152094124
- 『放課後のプレアデス みなとの星宙』(2015年、一迅社)。ISBN 978-4758014601
脚注
- ^ 2013年8月28日13:28 本人のツイート
- ^ “SF小説家が突如タイバニとMMDにハマったあげくこうなった ~スガのMMD七転八倒”. 2014年3月20日閲覧。
- ^ MMD杯運営委員会. “第12回MMD杯 閉会式#菅浩江賞”. 2014年3月20日閲覧。
- ^ 菅浩江 (2013年8月16日). “バニかわ音頭-ロウエ版(配布あり)”. 2014年3月20日閲覧。
- ^ “教科用図書検定調査審議会 委員名簿”. 文部科学省 (2014年4月1日). 2014年3月21日閲覧。
外部リンク
- 電脳版PLEIADES (公式サイト)
- https://twitter.com/Hiroe_Suga/ (本人公式Twitter)