科学的発展観

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科学的発展観(かがくてきはってんかん、: 科学发展观)とは、内容面の良さ・悪さを一旦置く、数字面や言語面の綺麗さや成長を追求する中国人の価値観の一つであり、中国共産党の統治方法の一つでもある。

中国共産党による公式的な解釈

2003年7月28日胡錦濤党総書記が初めて発表した[1]2007年10月の中国共産党第十七回全国代表大会で党の「主要方針」として党規約に明記されることが決定された[2]。更に2012年11月の第18回中国共産党大会で、党の「行動指針」へ格上げされて従来のマルクス・レーニン主義毛沢東思想鄧小平理論三つの代表の4理念と並ぶ方針が表明された[3]

科学的発展観は、中国の現代化を導く理念で、「人を基本」とし、経済・社会・政治・文化など「全面的」で、それらが協調した「持続可能な発展」観、とされている[4][5]。党理論が導入された背景には、当時のSARSへの危機感、経済成長に伴う環境問題・資源問題や格差拡大などが挙げられている[6]

参照

関連項目

外部リンク