滝部駅
滝部駅 | |
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駅舎(2008年8月) | |
たきべ Takibe | |
◄特牛 (4.0 km) (4.8 km) 長門二見► | |
所在地 | 山口県下関市豊北町大字滝部字森友452 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■山陰本線 |
キロ程 | 635.1 km(京都起点) |
電報略号 | キヘ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
202人/日(降車客含まず) -2020年- |
開業年月日 | 1925年(大正14年)8月16日[1] |
備考 | 簡易委託駅 |
滝部駅(たきべえき)は、山口県下関市豊北町大字滝部字森友にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陰本線の駅である。事務管コードは▲800709[2]。
長門市駅 - 幡生駅間における、数少ない有人駅のひとつで、朝晩には両方向へ折返し列車が設定される。かつては特急「いそかぜ」号も停車していた。
歴史
大正期に山陰本線最後の連結区間として、この地域の鉄道敷設が行われた。当初、本線は日本海沿いに敷設される予定であったが、地域の要望や予算等により、当駅と特牛駅の2駅が内陸に置かれるような線形となった(鉄道と政治を参照)。
国鉄時代には、夜中の3時台に当駅始発で出発する下関行きの普通列車があった。この列車は全国でもっとも早い時刻の始発列車であった[3](※夜行列車を除く)。
年表
- 1925年(大正14年)8月16日:国有鉄道小串線(当時)が小串駅から延伸し、その終着として開業[1]。客貨取扱を開始[1]。
- 1928年(昭和3年)9月9日:小串線が阿川駅まで延伸し、途中駅となる。
- 1933年(昭和8年)2月24日:小串線が山陰本線に編入され、山陰本線所属駅となる。
- 1972年(昭和47年)3月1日:貨物取扱を廃止[1]。
- 1985年(昭和60年)3月14日:荷物扱い廃止[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道の駅となる[1]。
- 1991年(平成3年)4月1日:中国交通事業株式会社(現:JR西日本広島メンテック)による業務委託駅となる。
- 2004年(平成16年)10月:窓口営業時間を変更し、平日のみの営業となる。
- 2008年(平成20年)
駅構造
元々は単式・島式の複合型2面3線のホームを持ち、交換設備を備えた地上駅であったが、駅舎から一番遠い1線(3番線)の分岐器・信号機が撤去され、線路が本線から切り離されたため、現在は相対式2面2線となっている。そのため、当駅で系統分断される列車同士の乗り継ぎにはホームの移動を伴うようになった。駅舎は元々単式であった1番ホーム側にあり、2番ホームへは小串寄りの無蓋跨線橋で連絡している。ホーム上に待合室がある。かつては夜間滞泊も行われていたが、当該列車の運転区間が小串駅までに短縮され、無くなった。
長門鉄道部が管理[6]し、NPO法人「環境みらい下関 豊北支部」が駅業務を受託する簡易委託駅である[4]。月曜・木曜・土曜を除いて窓口営業を行っている。
のりば
のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
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1・2 | ■山陰本線 | 上り | 長門市・東萩方面 |
下り | 小串・下関方面 |
- 原則として長門市方面は1番のりば、下関方面は2番のりばを使用する。ただし、当駅始発の下関方面は1番のりば、長門市方面は2番のりばを使用する。
利用状況
1日の平均乗車人員は以下の通りである[7]。
乗車人員推移 | |
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年度 | 1日平均人数 |
1999 | 400 |
2000 | 393 |
2001 | 368 |
2002 | 351 |
2003 | 328 |
2004 | 310 |
2005 | 280 |
2006 | 304 |
2007 | 311 |
2008 | 304 |
2009 | 290 |
2010 | 266 |
2011 | 250 |
2012 | 239 |
2013 | 208 |
2014 | 185 |
2015 | 165 |
2016 | 166 |
2017 | 164 |
2018 | 182 |
2019 | 212 |
2020 | 202 |
駅周辺
下関市豊北町(旧豊北町域)の中心部に近く、当駅に並行する県道39号線を北東に約600メートル進んだところに下関市役所豊北総合支所があり、その周辺に商店・施設などがある。前述した経緯により、海岸からは遠く離れた内陸部に位置している。なお、角島は隣の特牛駅が最寄り駅となるが、当駅からもバスで行くことができる。
- 下関市豊北特産品センター
- たきべ診療所
- 滝部郵便局
- 下関市役所豊北総合支所
- 山口県立下関北高等学校
- 下関市立豊北中学校
- 下関市立滝部小学校
- 豊北総合運動公園
- 滝部温泉
- 下関市立豊北歴史民俗資料館
- 滝部八幡宮 - 烈婦登波の碑がある。
- 西楽寺 - 毛利秀包の墓所がある。
- 山口県道39号粟野二見線 - 当駅周辺で山陰本線に並行する。
- 山口県道272号滝部停車場線 - 当駅前と山口県道39号線を結ぶ約70メートルの道路。
バス路線
- ブルーライン交通 - 駅前に滝部駅バス停がある。特牛駅、角島大橋を経由して角島に向かう路線と、内陸部の一の俣温泉を経由して豊田町西市(旧豊田町中心部)に向かう路線を運行している。
- 豊北総合支所・豊北中学校・特牛港・肥中・島戸・角島方面
- 一の俣温泉・豊田町西市方面
隣の駅
脚注
- ^ a b c d e f 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、317頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
- ^ かつて京都 - 下関間に運転されていた長距離夜行普通列車が廃止される際に、末端区間で特に早朝の行商客の需要が高かった滝部 - 下関間を存続する形で運転されたのがこの列車であった。
- ^ a b “みんなでつくる滝部駅”. NPO法人 環境みらい下関. 2017年5月20日閲覧。
- ^ “特定非営利活動法人環境みらい下関”. 山口県NPO法人データベース. 2017年5月20日閲覧。
- ^ データで見るJR西日本2021 - 西日本旅客鉄道 p.94
- ^ 山口県統計年鑑 - 山口県
関連項目
外部リンク
- 滝部駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道